毎日暇だけど退屈ではない日々
毎日、だいたい十二時間くらいヒマ。
何もないと言えばないし、あると言えばある。
犬の散歩に行くか、部屋を掃除するか、読みかけの本を開くか、AIをいじって新しい仕事を妄想するか。
妻とおやつを食べたり、YouTubeをぼんやり眺めたりしてたら、一日が意外とあっさり終わってる。
以前は仕事に追われて、忙しすぎて休みの日すら寝てるばかりだった気がする。
いまは逆で、毎日が正月休みみたいな感じ。
それでもいちおう法人経営してるから、お金はなんとかなるし、儲かる商売のネタを考えるのはわりと得意だと思ってる。
たぶん、大丈夫。いざとなれば。
昔、ストレッチ整体をしてた頃に、年金暮らしのお客さんが「ヒマだけど忙しいよ」と言っていた。
あのときは不思議で仕方なかった。
一日中仕事がなければどう過ごすの?
でも、いまの自分がまさにそんな「定年後」っぽい日々を送ってる。
たいして何もしてないのに、いつの間にか一日が終わってるのが驚く。
仕事していたころは「何もしてないと時間が止まる」と思ってたけど、実際はただ流れてるんだなあ、としみじみ。
その流れは、どんなに犬と遊んでいても止まらない。
ぼくはゴロゴロとドラクエをするか、犬のペロペロ攻撃に邪魔されながら本を読んでいるか、そんな感じでも一日は勝手に過ぎるらしい。
もったいないと言われればそうかもしれないが、本人が退屈を感じないならいいじゃないかと開き直ってる。
仕事も、べつにやらなきゃいけないわけじゃないし、クライアントとの約束がない限り、やりたいときだけやるペースでもどうにかなる。
それにお金は社会に役立つかもしれないけど、たとえばゲームの通貨や仮想通貨のよくわからない草コインを大量に集めても、当人が幸せならそれで価値になるんじゃないか。
そこまで極端に割り切るのもどうかと思うけど、結局は自分が面白がるかどうかが大きいのかもしれない。
そんなことを考えているうちに、今日も夜になる。
何もしなくても日が暮れるのは当然なのに、不思議な感覚だ。
でも不思議なままでいい気がしてる。
犬の散歩に出るとき以外は、基本的にだらだら過ごし、気が向けば仕事のネタをAIと考え、妻とお菓子をつまんで笑ってる。
これが正しい生き方かはわからないし、人によってはもどかしいかもしれない。
けど、ぼくにはちょうどいい。
毎日が十二時間くらいヒマでも、退屈しない。
暇は暇で、意外と満ち足りてる気がするのが面白い。退屈なときはときどきあるけど、そういう時はスタバに行って「何かした気」になればいい。
そんな感じで、今日も何気なく終わっていく。
明日もきっと同じように、気づけば夜だ。
でも今は、それでいい。
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