失速を防ぐためのビジネス見極め術
商売が苦手な人は、余裕がないのに見込みないビジネスに腰据える時間がやたら長い。
— なぁさん|しょぼい起業家 (@nst_nakata) January 7, 2025
旨みがあるフェーズが過ぎても無駄にリソースを投入する。リターンは目減りしてるのに、思考停止で今までと同じ行動を繰り返してジリ貧になってる。どんなビジネスもピークアウトは必ずある。
はじめに
ぼくはこれまでいろんなビジネスを見てきましたが、「そろそろ潮時かな」と感じても、なかなか撤退できずにズルズルと続けてしまう人を数多く見てきました。
実は、ビジネスがピークアウトしてからも執着してしまい、結果的にリソースを浪費してしまうケースは非常に多いです。そして厄介なのは、そういう人ほど「忙しそう」なのに「稼げていない」という状況に陥りがち。
今回のポストでは、その根本原因と対処法について、ぼく自身が考えていることをまとめてみます。
なぜこのポストをしたのか
背景・動機
何事も一度始めると、「続けていれば報われるはずだ」と考える人は少なくありません。もちろんビジネスは継続によって成果が生まれる面もありますが、ピークを迎えたあと、明らかに落ち目になっているのに思考停止で同じ行動を繰り返している人が多いのも事実です。
ぼく自身、治療院や個人ジム経営のコンサルをするなかで、「この事業、そろそろ撤退かリニューアルを考えたほうがいいのでは?」と感じるケースによく出くわしました。
でも当の本人は「ここまでやってきたし、続ければまた上がるかも…」と漠然とした期待を抱いて行動を変えようとしない。結果的に、次第に売上は減り続けてジリ貧になっていく――そういう流れを何度も目の当たりにしてます。
※僕が起業してからの生活が気になる人はこちらもどうぞ。
ポストが解決する課題
1. ピークアウトを見極められない問題
商売が苦手な人は、ビジネスの勢いがいつ落ち始めたのか、どこまで落ちていくのかを客観的に見るのが苦手。思い入れが強ければ強いほど「いけるはず」と思い込んでしまいがちです。
2. リソースの無駄遣い
時間もお金も限りある貴重なリソースなのに、回収できる見込みの薄いビジネスに注ぎ続けてしまう。その結果、新しいチャンスを見逃してしまうことが多い。
3. “忙しいのに稼げない”状態から抜け出せない
売上が下がっているのに、同じやり方を続けても効果は薄い。にもかかわらず頑張ればなんとかなると思い込むと、実際は稼げずにただ体力と精神力を消耗してしまいます。
※忙しくない仕事風景はこんな感じです。
メリット・恩恵
1. 撤退ラインの明確化
ピークアウトを自覚して撤退ラインを決めておけば、無駄なリソース投入を防げます。これによって「忙しいのに稼げない」状態を長引かせずに済む。
2. 新しいチャレンジに時間を使える
需要が落ち込んでいる市場に執着するより、別の有望なビジネスや手法にシフトしたほうが、結果的に収益が上がる可能性は高いです。
3. メンタルの安定
いったん「もうこのフェーズは終わった」と割り切ることで、気持ちを切り替えられる。これが精神的な余裕に直結します。
具体的な行動プラン
1. 数字で現状を把握する
• 売上の推移や顧客数、リピート率などを定期的にチェックする。
• 過去半年や1年のデータと比較して、明らかに右肩下がりなら注意信号。
• 「主観」ではなく「客観的な数字」を見ることで、ピークアウトのサインを見逃しにくくなります。
2. 撤退基準をあらかじめ設定する
• 「売上が〇%減少したら再検討」「利益率が×%を下回ったら撤退」といった基準を、できるだけ数値化しておく。
• これを“感覚”ではなく“事前に決めたルール”として運用すれば、思い入れがあってもラインを超えた段階でスッパリ判断できる。
3. リニューアル or 新規参入の検討
• 需要が下がってきたビジネスでも、ターゲットを変更したり、商品をアップデートしたりすることで再ブレイクするケースはあります。
• それが難しいと判断したら、新規ビジネスにシフトするか他分野へ参入するのも一つの手。過去に培ったノウハウを別のビジネスで活用できるかもしれません。
4. リソースの再配分
• 人・お金・時間を「今も成果の出ている領域」や「これから伸びそうな領域」に優先的に配分する。
• 無駄だと感じる部分はどんどん切り捨てる勇気が大切です。
5. 定期的なチェック&フィードバック
• 年に数回でもいいので、自分が今やっているビジネス全体を見渡す時間を設ける。
• ビジネスパートナーや外部のコンサル、信頼できる仲間に意見を聞くのもおすすめ。自分では見えないところを指摘してくれるかもしれません。
※さらに大枠での行動指針はこちらで知れます。
ぼく自身の体験談・思考プロセス
ぼくも過去に、小さく成功していたビジネスを「もっと伸ばそう」と頑張り続けた結果、需要が落ち始めているのに気づかずに膨大な時間を使ってしまった経験があります。最初は好調だったので、過去の成功体験を基準に「きっとまた復活するはず」と信じ込んでしまったんです。
でも、実際に数字を細かくチェックしてみると、顧客のリピート率がじわじわ低下していることが判明。そこでようやく「もうピークは過ぎていたんだ」と理解して、撤退を決めました。
客観的に見ればもう泥沼状態で継続するのは危険な状態でした。結局は就職して、また起業するときにとになるのですが、この時の経験が今に生きてます。どんなに愛着のあるビジネスでもピークアウトは避けられないし、それを認めて早めに動ける人のほうが結果的に生き残るということを痛感しました。
※頑張らないマインドはこちらから。
まとめ
どんなビジネスでも、需要のピークがきたらいずれ下り坂に向かいます。大切なのは、ピークアウトのサインを見逃さず、あらかじめ撤退ラインやリニューアルの基準を決めておくこと。
• 数字で客観視する
• 撤退基準を明確化する
• 新規ビジネスやリニューアルを検討する
• リソースを再配分する
この一連の流れをしっかり回せる人ほど、ジリ貧になる前に次の手を打てている印象があります。長くビジネスを続けるうえでは、「終わりどき」を見極めることもまた、成功のための重要なスキルなんだとぼくは考えています。
やたら長く見込みの薄いビジネスにしがみついても、時間とお金をドブに捨てているようなもの。「まだイケるかも」という気持ちはわかりますが、そこを冷静に判断してこそ、次につながります。
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