本当はどうしたい?|「ちゃんとする」をやめたときに、本音が見えてくる
「本当は、どうしたい?」と聞かれて、
あなたは、すぐに答えられますか?
“正しい答え”を探していませんか?
私たちは気づかないうちに、
「ねば」「べき」という言葉に囲まれています。
こうあるべき。
こうしなければならない。
大人として。
ちゃんとしなくちゃ。
と、無意識のうちに口にしていたり、
また、こころの中で自分自身に言い聞かせていたりします。
それは、ある種の社会の常識かもしれませんし、
過去のあなたを守ってきた、
価値観のひとつでもあるかもしれません。
けれど、「ねば」「べき」を含む言葉や想いは、
“あなたの本音”とは少し違っているかもしれません。
1|なぜ私たちは「本音がわからなくなる」のか
多くの人が「本当はどうしたい?」
と聞かれたとき、すぐに答えられません。
それは意思が弱いからではなく、
長い時間、日常的に、
「自分」ではなく「外側」を基準にしていることが多いためです。
こうあるべき。
こうしなければならない。
大人として。
ちゃんとしなくちゃ。
これらは、社会を生きるうえで必要な視点です。
しかし問題は、それが自分自身の“基準”になってしまうことです。
あなたの中にある本音と
外に出す時の表現
本来は、
あなたの本音が基準にあって、
それを伝える方法として、
一定の「こうあるべき」「こうしなければならない」
といった“ラッピング”をして「表現」をします。
一方で、
「こうあるべき」「こうしなければならない」
が基準になると、
本音そのものを、基準に合わせて変更しようとします。
無意識のうちに、
本音を歪曲してしまうことになるのです。
これを何度も繰り返していると、
自分が本当に何を望んでいるのか?
本当はどうしたいのか?
自分の気持ちが見えづらくなり、
「わからない」と感じるようになっていきます。
「ねば」「べき」だけでなく、
空気を読みすぎたり、
人に合わせすぎたりしても、
同様のしくみが働きます。
結果的に、
自分の本当の気持ちがわからない。
何が好きなのか、何が楽しいのか、
よくわからなくなってしまった。
そんなご相談をいただくことも、少なくありません。
2|「べき思考」は悪者ではない
「ねば」「べき」という思考が
間違っているとお伝えしているのではありません。
それらは多くの場合、
幼い頃に身につけた防衛
愛されるための戦略
安全に生きるための適応
つまり、あなたを守ってきたしくみです。
こうした「ねば」「べき」がどのように作られ、
どのように私たちの行動を止めているのか。
その構造と外し方については、こちらで詳しく解説しています。
あなたを守っているだからこそ、
無理に消そうとする必要はありません。
大切なのは、
それを“基準”を自分に戻すことです。
3|本音がわからなくなる構造
本音が見えなくなるプロセスは以下のとおりです。
外側の期待(空気)を優先する
自分の中の違和感を無視する
我慢が習慣化する
1.(外側)が当たり前になり、
2.(自分)の存在が薄れていく
(無意識で2.を飛ばして1.を感じたり考えたりするため)結果、何が好きか、何がやりたいかがわからなくなる
これは能力の問題ではなく、思考の順番の問題です。
4|基準を自分に戻す
大切にしたい思考の順番は、
まず自分の感情感覚や望みをキャッチする
好き、楽しい、あれしたい、これやりたい、など1.を叶えるために現実との擦り合わせをする
この順番です。
多くの人は逆をしています。
現実や正解を探す
後から感情を納得させる
これでは、
あなたの気持ちのどこかに、ズレが残ります。
「外側の期待(空気)を優先」して自己完結するのではなく、
できることはなにかを考える。
人に伝える際に伝わる表現をする、
場合によっては、話し合いや歩み寄りをする。
そんな、擦り合わせの意識や時間を大切にしてください。
5|自分の一番の味方になるということ
もし、大切な友人が迷っていたら?
あなたはどんな風に接しますか?
「本当はどうしたい?」
責めずに、
急かさずに、
正解を押しつけずに、
友人の声を聴こうとする人は多いのではないでしょうか。
その姿勢を、あなた自身にも向けてあげてください。
あなたの声を、想いを基準にするということ。
それは、誰でもない、
あなたの人生を、自分の人生を生きることです。
今、私は何を感じてるかな?
楽しい?
嬉しい?
疲れてる?
その問いに、正しい答えを出そうとせず、
浮かんできたものを、そのまま受け取ってみてください。
あなたは、
「本当は、どうしたい?」
本音に触れるためには、
「ちゃんとする」という前提を少し緩める必要があります。
その奥にある望みや違和感に気づいたとき、
選択は自然と変わっていきます。
止まる理由や先延ばしの構造ともあわせて見てみてください。
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