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現実を“敵”にしていませんか?


セッションをしていると、
ご相談の内容は違っていても、


「ああ、ここが根っこだよね」


と感じるタイミングが重なることがあります。


表面的な問題は違っていても、
根本原因が同じ。


少し前に多く感じていたのは、

目の前の現実を、受け容れていない。

もしくは、

現実を、自分を困らせる“敵”のように扱っている。

というご状況でした。


望まない現実と、どう向き合うか


望まない現実。
受け入れがたい状況。
悩みの種。


それらを、
何とか変えよう。
望みに沿わせよう。

それがあたかも間違っている
エラーのように捉え、

力んだり、焦ったり、
「なんとかしなきゃ」と、

現実を動かすことに
躍起になっていませんか?


でも、大切なのはそこではありません。


最初にやることは、「受け止める」こと


「現状把握」と言ってもいいかもしれません。


まずは、

今、目の前で起こっていることを、感情を抜きにして認識すること。

決して、心地好く受け取る必要はありませんが、

許す・許さない。
善い・悪い。
これが嫌、それが間違っている。

といった、感情やジャッジは横に置いておきましょう。

今は、必要ありません。


ただ淡々と、

「いま、こういう状況なんだね」

と事実を見る。


事実と感情は、別のもの


たとえば、

子どもが靴下を脱いで床に置いたままにしておくと、
「置きっぱなしにして~」と、伝えていませんか?

間違っているということではありません。

ただ、感情を抜きにして、事実だけを見るならば、

「子どもが靴下を脱いだ」
「脱いだ靴下が床に置いてある」

です。

「おきっぱなし」
「やりっぱなし」

という言葉には、
“そうでない状態が正しい”という基準があり、
その基準と比べた善い・悪いのジャッジが含まれています。

また、床に置いてある靴下を見て嫌な気持ちになるならば、
それは「感情」ですよね。


事実と感情は別物です。

事実があり、
それに対して感情が生じます。


繰り返しになりますが、
感情や善し悪しを介することががいけない、
間違っていると言っているのではありません。

ただここでは、
純粋に「事実」を区別にして見てみる
という視点を持ってもらいたいのです。


目の前はいま、どんな状態か。


淡々と、
「事実」を認識すること。


現実と手を取り合うという視点


目の前の現実を事実として受け止めたうえで、

望みと違うならば、なぜ違ったのか。
どうすれば、すり合わせられるのか。
どうなったら、心地好いのか。

「これが嫌だ」
「あれが問題だ」
と現実に善し悪しをつけるのではなく、

望みに向かうために、今、何ができるか?

という視点に切り替えていくこと。


不安を覚える人や、
難しく感じる人もいるかもしれませんが、
「事実を捉える」ことができたならば、大丈夫です。
難しくありませんよ。


現実を、ひとりの“人”として見てみる


ここまできたら、

自分の想いと現実が、
対立するのではなく、
手を取り合って歩み寄り、
協力しながら望みに向かう。

そんなイメージを持ってみてほしいのです。


少し視点を変えて。


現実をひとりの“人”だと想像してみてください。


自分を拒絶し、問題視し、
疎んでいる人の望み通りに動きたいと思いますか?


難しく感じませんか?

現実も同じです。


敵として扱えば、
相手もまた、自分を敵のように感じ続けます。


引き寄せの構造


引き寄せや投影と言われるように、

目の前で起きている出来事は、
どんなものであれ、
何らかの形で
自分が望み、必要とした経験です。

であるならば、

現実を否定することは、
自分を否定すること。

現実を受け容れないことは、
自分を受け容れないこと。

現実を敵とみなすことは、
自分に敵意を向けること。

と同義と言えます。


否定からは何も生まれない


あれダメ、これダメ。
間違っている。

といった否定は、視野を狭め、
可能性を制限します。

消去法で絞り込みたいときはいいんですけどね。


だからもし、
行き詰まりを感じているなら。

なぜ、この経験を必要としたのか?
この経験から何を得ようとしているのか?

と、問いかけてみてください。


あなたは今、現実を敵にしていませんか?

もしかして…と感じることがあったなら、
仲直りをするように、自分から手を差し伸べてみませんか?


対立を手放したとき、
きっと、新しい道や可能性が見えてきますよ。



現実とぶつかるとき、
その背景には正解への執着や、見えない怖れが隠れていることがあります。それは本当に敵なのか、それともまだ見えていないだけなのか。
少し角度を変えて捉えてみてください。


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美結(みゆ)|“目に見えない関係性”を読み解く人 応援、ありがとうございます。いただいたチップは、執筆や対話・探究を続けるための活動費に使わせていただきます。