自信は“持つもの”ではなく“育つもの”
「自信がない」
「自信がついたら行動する」
そんな風に、
「今は無理」
「今じゃない」と立ち止まりながら、
悶々としている人、
なんで自分は自信がないのか、
行動できないのかと悩み、
ご相談にいらっしゃる方は多くいらっしゃいます。
多くの人が持っている感覚であり、
ある種、正常な感覚とも言えるのかもしれません。
ただ、最初にお伝えしておくと、
「自信がないから動けない」と感じている人は今、
「自分を信じる」気持ちを養うプロセスを歩んでいて、
「自分を信じられるかどうか?」試されているんだと知っていてほしいのです。
もちろん、善い悪いじゃない。
ただ、そういうテーマ(科目)のテストが回ってきているのだとイメージしてもらうとわかりやすいんじゃないかなと思います。
自信は「ある」・「ない」ではない
本来、自信とは、
「ある」か「ない」かで語るものではありません。
字の通り、
自信とは、「自分を信じること」です。
そしてそれは、
生まれつき備わっている性質ではなく、
経験によって育まれていくもの。
つまり、自信は「状態」ではなくて、
行動した先にある「結果」です。
自信はどう育つのか
自信は、行動と経験の積み重ねによって育ちます。
やってみる
↓
うまくいく
うまくいかない
↓
修正する
↓
もう一度やってみる
この繰り返しの中で、
「できた」
「わかった」
「乗り越えた」
「耐えられた」
「理解した」
といった様々な感覚が生じ、
「怖かったけど動けた」
「思ったより大丈夫だった」
「失敗もしたけど意外と平気だった」
と、経験として蓄積されます。
そしてこれらの感覚が、
「これはできる」
「ここまではなんとかなりそう」
「あの経験を思い出せばできそうな気がする」
といった次の経験への布石となり、
自分への信頼へと変わっていきます。
ビジネスで言う、PDCAを回すことにも似ていますね。
つまりね。
行動なくして、自信が育つことはありません。
そんなことを気にしなくても
最初からできている人もいるじゃんって、思いますよね。
誰しも得手不得手があるように、
テストでいい点が取れたり取れなかったりする科目があるように、
そういう人は、自信を育てることが得意な科目で、
無意識のうちに理解できたり、
コツをつかみやすい人と言えます。
ただ、得意な科目や苦手な科目が違うだけ。
比べる必要も、
悲観する必要もありません。
なぜ自信が育たないのか
多くの人が自信を持てないと感じる理由はシンプルです。
安心・安全 > 冒険・挑戦
という公式を持っているから。
子どものころ、親が心配や不安を語る人だった。
(良くないということじゃなくてね、それも愛です)
学生時代、間違いや失敗に厳しい先生がいた。
という幼少期の経験や記憶が関連している人も多くいます。
安心を優先し、
失敗しない道を選び、
正解の用意されたレールに乗ることを選び続けると、
経験の幅は広がりません。
もちろん、安全を選ぶことが悪いわけではありません。
しかし、「傷つかない選択」ばかりを続けていると
自分を信じる材料が増えていきません。
言い換えれば、
経験を避けることは、
自信を育てる場を失うことでもあります。
自信は成長の別名
自信を育てることは、
「成長」と言い換えると、
理解しやすいかもしれません。
できなかったことが、できるようになった。
怖かったことに、挑戦できた。
結果よりも、「向き合えた」という事実が残った。
その一つひとつが、
自分への信頼を積み上げていきます。
「自信」が先ではない
多くの人は、
「自信がついたら、やる」
「自信がある人だから、できる」
と、自信を先に置こうとします。
けれど、実際は「逆」。
踏み出すから、自信が生まれる。
挑戦するから、自身が育まれる。
行動の先にしか、自信はありません。
自信があるから行動できるのではなくて、
行動するから、自信を感じられるようになっていきます。
自信は、
静的な所有物ではなく、動的なプロセスです。
育てるもの。
積み重ねるもの。
行動の結果として生まれるもの。
もしも今、自信がないと感じているなら、
自信がなくて動けないと感じているのなら、
それは欠けているのではなく
「これから育てられる状態」にあるということ。
決して、何かが欠けているのでもなく、
劣っているのでもなくて、
まだ、経験を重ねていないだけ。
間違いも失敗も、いけないことじゃない。
過去を恐れて立ち止まる必要もないし、
間違いを恐れて避ける必要もありません。
小さくていいし、
楽しそうと興味を惹かれることでいい。
まずは、踏み出してみること。
踏み出せば、自信は後からついてきます。
今のあなたの一歩が、
未来のあなたの“自信”になっていきます。
自信の有無に見えているものが、
実は思い込みや構造の問題であることも少なくありません。
やる気や不安、怖れとの関係も含めて見ていくと、
“自信”の捉え方が変わってくるかもしれません。
いいなと思ったら応援しよう!
応援、ありがとうございます。いただいたチップは、執筆や対話・探究を続けるための活動費に使わせていただきます。