好きなことは仕事にできるのか
『好きなことを仕事にする』
誰でも一度は憧れることなのかもしれない。
これは実現可能なのか。それとも幻想なのか。
結論としては、実現可能。
ただし、条件付きではある。
その条件とは、
情熱があること
愛していること
この二つが不可欠なのだと考える。
そもそもなぜ『好きなことを仕事にする』ということが難しいことなのか。
好きなことをしているとき、というのは“心地良さ”がある。
ただ、仕事となると、“心地良さ”があることだけすればいい、とはならなくなる。人への価値提供が目的だから。
それゆえ好きじゃないこと・やりたくないこと・苦しいこと・難しいこと、というのもセットになる。
もちろんそれは好きなことを仕事にしていなくても起こることではあるが、好きなことを仕事にしているときのほうがそのギャップは大きく、好きなこと以外に対するアレルギー反応のようなものが出やすい。
また、好きなことが“趣味”であるうちは、好きなことというのは“やってもやらなくてもいいこと”。
でも、好きなことを“仕事”にした場合、それは“やらなきゃいけないこと”になる。
そうなったとき、好きで居続けられるかどうか。
続けていくうちにもっと好きなものに出会ってしまったとき、今やっていることをやり続けられるかどうか。
本来仕事に向くのは“好きなこと”より“得意なこと”。
“好きなこと”とは
⇒自分の“興味”のこと
⇒自分の“本能や心”が根源となる
⇒大きく変わる可能性がある
“得意なこと”とは
⇒自分の“才能”のこと
⇒自分の“個性や性格”が根源となる
⇒大きく変わる可能性がない
“好きなこと”はどちらかといえば“趣味”に向く。
自分の心を豊かにするものであり、“自分のため”になるものだから。
“得意なこと”はどちらかといえば“仕事”に向く。
新しい価値を生み出すものであり、“人のため”になるものだから。
自分の“得意なこと”を磨くことによって、相手に高い価値を提供することができて、かつ、自分もその対価を得られる。ともにハッピーになれる。
だからこそ、自分の得意なことそのものを好きになってしまうことができればそれが理想なのだろう。
とはいえ、「自分はどうしても好きなことで食っていきたいんだ!」という人も世の中には少なくないのだと思う。
“好きこそものの上手なれ”という言葉のとおりなら、好きなことだからこそ上達しやすい。
一方で、“下手の横好き”という言葉もあり、この場合好きだけど全然上手くならない。
この違いは何か。
それが冒頭に述べた、
情熱があること
愛していること
があるか・ないかの違い。
情熱を持って志高く日夜自己研鑽し続けていること。
そして、いかなる苦難や困難に直面しても諦めない覚悟を持ち愛し続けること。
この二つさえあれば“好きなこと”を仕事にしても必ず上手くいく。そう言い切れる。
やりたいことがあるならやりなさい。問題は、本気でやりたいと思っているかどうかよ。
― ネリー・ブライ
If you want to do it, you can do it. The question is, do you want to do it?
― Nellie Bly
