GAS・Make・n8n、ひとり総務ならどれを使う?実務での選び方を比較【2026年版】
「このExcel作業を自動化したい」
「GASを覚えた方がいいのか、Makeを使った方がいいのか分からない」
「最近n8nをよく見るけど、総務の仕事にも使える?」
業務自動化を調べ始めると、高い確率でこの3つに行き着きます。
Google Apps Script(GAS)
Make
n8n
どれも業務自動化に使えますが、得意な仕事がかなり違います。
僕自身、中小製造業の総務・管理業務でGoogleスプレッドシートやGASを使いながら、小さな社内アプリや自動化を作っています。AIでコードを書けるようになって、GASのハードルも下がりました。
一方で、「これはGASで作るよりMakeの方が早い」「外部サービスやAIをたくさんつなぐならn8nが分かりやすい」と感じる場面もあります。
だから今は、どれが一番優れているかではなく、業務によって使い分けるのが一番いいと思っています。
この記事では、ひとり総務・中小企業のバックオフィス業務という前提で、GAS・Make・n8nを比較します。
30秒でわかる早見表
Googleだけで完結 → GAS / コードなしでつなぐ → Make / AI・API・高度な自動化 → n8n
覚える順番のおすすめは GAS → Make → n8n。ただし「コードは触りたくない」なら最初からMakeでOKです。
3ツールを先に比較
比較項目GASMaken8n初心者の始めやすさ△◎△コード不要△◎○Google連携◎◎◎外部サービス連携○◎◎AI連携○◎◎自由度◎○◎小さな社内アプリ◎△○画面を作る◎×△デバッグの分かりやすさ△◎○保守のしやすさ△◎○費用を抑えやすい◎○○複雑なワークフロー○○◎自社専用の細かい処理◎△◎非エンジニア向け△◎△〜○
イメージはこうです。
GASは「作る道具」
Makeは「つなぐ道具」
n8nは「つないで、自由に作る道具」
GASとは?
Google Apps Scriptは、Googleが提供するJavaScriptベースの開発環境です。スプレッドシート、Gmail、Drive、フォーム、カレンダーなどのGoogle Workspaceと連携できます。ブラウザ上でコードを書け、サーバーを用意せずGoogle側で実行できます。
例えば、
フォーム送信後にメールを送る
スプレッドシートから未提出者を抽出する
Gmailの添付ファイルをDriveへ保存する
毎朝決まった時間に通知する
社員向けWebアプリを作る
Google自身も、Apps ScriptをWorkspace連携の業務アプリを素早く作るプラットフォームと位置づけています。
GASが向いている仕事
① スプレッドシート中心の業務 社員名簿 → 提出管理 → 未提出者抽出 → Gmailで催促。データの中心がスプレッドシートなら、GASは扱いやすいです。
② フォームの後処理 フォーム送信 → 受付メール → 管理者通知 → 一覧更新 → ステータス変更。Googleサービス同士で相性が良い。
③ 小さな社内Webアプリ GASの大きな強み。HTMLと組み合わせれば、入力画面・申請画面・管理画面・掲示確認画面まで作れます。僕の「社内お知らせ確認システム」もこの形です。
④ 細かい自社ルールが多い業務 「この条件の人だけ表示」「締切が土日なら翌営業日」「この部署だけ別処理」。コードを書けるGASなら柔軟に対応できます。
GASの弱いところ
一番は コードを書く必要がある こと。AIに助けてもらえますが、エラー・権限・トリガー・二重実行・例外処理・引き継ぎは理解が要ります。
利用上限もあります。1回の実行は原則6分。メール送信は 無料Gmailで1日500件、Google Workspaceで1日1,500件 などの上限があります。数十人規模の総務業務なら問題になりにくいですが、大量処理や基幹用途は注意です。
「作りたいけど自分では書けない」場合 — GASで代わりに作ることもできます。自社専用の仕組みが必要なら気軽にどうぞ 👉 【ココナラ/依頼リンク】
Makeとは?
Makeは、複数のWebサービスを視覚的につなぐ自動化ツールです。画面上で Gmail → Google Sheets → OpenAI → Slack のようにブロックを並べます。この自動化フローを「Scenario(シナリオ)」と呼びます。
最大の魅力は コードを書かなくても処理の流れが見えること です。
Makeが向いている仕事
① 複数サービスをつなぐ Gmail → 添付取得 → Driveへ保存 → Sheetsへ記録 → Slack通知。「サービスA → B → C」の連携が分かりやすい。
② ノーコードで始めたい GASだと「コードのどこを直せば?」となりがち。Makeは処理がブロックで見えるので、自動化初心者が仕組みを理解しやすい。
③ AIを途中に入れる 問い合わせメール → AIが分類 → 営業/総務/採用へ振り分け → 担当へ通知。Makeは多数のAIアプリ連携を特徴にしています。
💡 この「AIで振り分け」はMakeが一番作りやすい処理です。無料枠で1つ試せます 👉 【Makeアフィリエイトリンク】 ※アフィリエイトリンクを含みます。利用者側の料金が増えることはありません。
Makeの料金
2026年8月時点で、MakeにはFreeプランがあります。現在はcredits(クレジット)制です。通常の非AI処理では、1回のモジュール実行につき基本1 creditを消費します。
Free:月1,000 credits
Core:10,000 credits/月
Pro:10,000 credits/月から
Teams:10,000 credits/月から
例えば「Google Sheetsからデータ取得 → Gmail送信」のようなフローでは、各モジュールの実行ごとにcreditsを消費します。処理回数やステップ数が増えるほど消費量も増えるため、頻繁に実行する自動化では使用量を確認する必要があります。
料金は地域・請求条件などで表示が変わる可能性があるため、契約前に公式サイトで最新料金を確認してください。
Makeの弱いところ
複雑になると Scenarioが巨大化 します(条件分岐が大量、Routerが大量、同じ処理が何個も)。自社独自の細かい処理はコードの方が早い場合も。だから 外部サービス連携中心ならMake/独自ロジック中心ならGAS が分かりやすい線引きです。
n8nとは?
n8nも、複数サービスをつないでワークフローを作る自動化ツールです。見た目はMakeに似ていますが、より開発者寄りで自由度が高いのが特徴。API・Webhook・JavaScript・Python・AIエージェント・独自処理・自前ホスティングまで扱えます。「ノーコードだけ」というより ノーコード+コードの中間 です。
n8nが向いている仕事
① AIを使った複雑な自動化 Gmail受信 → AIで分類 → 情報抽出 → 社内DB登録 → 内容で分岐 → 返信案生成 → 担当へ確認依頼。AIを部品としてワークフローに入れやすい。
② API連携 対応アプリだけでなく、HTTP APIを直接使う連携に強い。
③ JavaScriptやPythonも使いたい 標準ノードで足りないとき、途中でコードを書けます。「Makeでは少し窮屈」な人向け。
④ 将来的に高度化したい 最初は簡単な自動化 → AIエージェント → 社内データ → 複数システム連携まで広げたい場合に有力。
💡 「Makeより自由に作りたい/AIエージェントをやりたい」ならn8n。無料トライアルがあります 👉 【n8nアフィリエイトリンク】 ※アフィリエイトリンクを含みます。利用者側の料金が増えることはありません。
n8nの料金
CloudとSelf-hosted版があります。Cloud版は2026年8月時点で、
Starter:€20/月(年払い) 2,500 executions/月
Pro:€50/月(年払い) 10,000 executions/月
Makeとの違いは課金の考え方です。n8n Cloudは ワークフロー全体が1回動けば1 execution。ステップが多くても基本は1実行として数えます。複雑なフローほどこの差が効きます。料金・仕様は変更されるため、公式(n8n.io)で最新確認を。
n8nの弱いところ
Makeより学習コストが高い こと。Webhook・API・JSON・認証・データ構造に触れる機会が増えます。AIに助けてもらえますが、「パソコンが苦手だけど今日から自動化したい」人にはMakeの方が入りやすいです。
具体的な総務業務で比較
「結局、自分の仕事ならどれ?」を6ケースで。
ケース1|毎月5人から届くExcelを集計
5人からExcel → 集計表へ統合 → 月報。
GAS ◎(Sheets統一なら得意)/ Make ○(添付保存や連携向け、複雑集計は不向き)/ n8n ○(外部・AIまで含むなら、単純集計はオーバースペック)。 結論:GAS
ケース2|Gmailの添付を自動保存
毎月届くExcel → 決まったフォルダへ。
GAS ◎(Gmail+Driveで相性抜群)/ Make ◎(画面でつなぐだけ、コード不要)/ n8n ○(できるが選ぶ必要性は低め)。 結論:コードOK→GAS / コードなし→Make
ケース3|問い合わせメールをAIで自動分類
メール → AI判定 → 営業/採用/総務へ振り分け。
GAS ○(Gemini API等でできるがコード増)/ Make ◎(AI+Gmail+Slackを視覚的に)/ n8n ◎(複雑な分岐・API・AIまで広げるなら)。 結論:初心者→Make / 高度化→n8n
ケース4|社内申請・承認システム
申請 → 上司承認 → 総務確認 → 完了。
GAS ◎(専用の入力・管理画面まで作れる)/ Make ○(既存フォーム連携向け、独自画面は不向き)/ n8n ○〜◎(複数システムをまたぐ承認なら)。 結論:小さな中小企業→GAS / 複数システム→n8n
ケース5|未提出者へ自動リマインド
フォーム → 提出一覧 → 未提出抽出 → メール。
GAS ◎ / Make ◎(ノーコードなら)/ n8n ○(この用途だけなら必要性低め)。 結論:GASまたはMake
ケース6|AIで社内FAQを作る
社内規程 → AI → 社員の質問に回答。
GAS △〜○(複雑化しやすい)/ Make ○(外部AI連携なら)/ n8n ◎(AI・ベクトルDB・APIの組み合わせに強い)。 結論:n8n
「無料だからGAS」が正解とは限らない
GAS自体は月額無料でも、開発に10時間かかれば 時間というコスト が発生します。Makeで30分で作れるなら、月数千円払った方が会社として安いことも。逆に、毎月大量のoperationsを使う処理をGASならシンプルに実装できる場合もあります。
ツールの料金だけで比較しない。 見るべきは、作る時間・月額費用・保守時間・担当者変更・エラー対応・将来の拡張まで、です。
僕なら、ひとり総務はこの順番で覚える
STEP1 スプレッドシート:まず関数やフォームで解決できないか。そもそも自動化しなくていい仕事もあります。
STEP2 GAS:スプレッドシート・Gmail・フォーム・Driveを自動化。ここまででかなりの総務業務を改善できます。
STEP3 Make:Slack・Notion・CRM・SaaS・AIなど外部サービスを使い始めたら。
STEP4 n8n:AI・API・複雑処理・複数システム・AIエージェントまでやりたくなったら。
「GASのコードを見るだけで嫌になる」なら Make → GAS → n8n でもOK。大事なのは技術の勉強ではなく、仕事を減らすこと です。
タイプ別・試すならどれ?
Makeが向く人:コードを書きたくない/Gmailと複数サービスをつなぎたい/AIを業務フローに入れたい/流れを画面で見たい/初めてのノーコード自動化。
→ Freeプランで1つScenarioを作ってみるのがおすすめ
👉https://www.make.com/en/register?pc=yutasoumu
※アフィリエイトリンクを含みます。利用者側の料金が増えることはありません。
👉 このMakeでの作り方、実際に全手順を公開しました
【ノーコード15分】MakeでGmail添付をGoogle Driveへ自動保存する方法
https://note.com/yuta_ai_chatgpt/n/nba2432847fb9
n8nが向く人:Makeより自由に作りたい/AIエージェントに興味/APIを使いたい/複雑な条件分岐/JS・Pythonも/将来本格化したい。
→ Cloudに無料トライアルあり
👉
※アフィリエイトリンクを含みます。利用者側の料金が増えることはありません。
GASで自社専用を作りたい人:Google中心でいい/大きな仕組みは要らない/でも自社専用に。僕も社内お知らせ確認・申請承認・提出管理などをGASで作っています。
→ 例:「聞いてない」を減らす社内お知らせ確認システム 【記事リンク】 → 作りたいけど書けないなら、GASで代わりに作ります
👉 https://coconala.com/services/4335988
自動化すべき業務か迷っている場合
ツールを選ぶ前に、そもそもその仕事を自動化すべきか を考える方が先です。
👉 そのExcel作業、自動化すべき?ひとり総務が使っている「自動化する仕事・しない仕事」の判断基準
最終結論
GAS:Google中心で、自社専用の仕組みを作りたい
Make:コードなしで、複数サービスを簡単につなぎたい
n8n:AI・APIまで含めて、高度で柔軟な自動化を作りたい
一番大事なのは、どのツールを覚えるかではありません。毎月2時間の集計、毎週30分の催促、毎日10分のファイル保存——繰り返している仕事を一つ減らすこと です。自社の仕事に対して、一番簡単・安全・長く運用できる方法を選ぶ。それがひとり総務の自動化で一番大事だと思っています。
迷ったらこの基準
Googleだけ → GAS / 外部サービスを簡単に → Make / AI・API・高度なワークフロー → n8n
今後このnoteでは、同じ総務業務を「GASなら/Makeなら/n8nなら どう作るか」を実際に試しながら比較していきます。
👉 このMakeでの作り方、実際に全手順を公開しました
【ノーコード15分】MakeでGmail添付をGoogle Driveへ自動保存する方法
https://note.com/yuta_ai_chatgpt/n/nba2432847fb9
ユウタ|ひとり総務×AI業務改善 中小製造業で総務・管理業務に携わりながら、ChatGPT・Claude Code・スプレッドシート・GASで実際の業務改善を試しています。ツールを紹介するだけでなく、「この仕事なら何を使うのが一番ラクか」 を総務目線で検証します。
※料金・プラン・仕様は2026年8月時点の公式情報に基づきます。変更される可能性があるため、利用前に各公式サイトの最新情報をご確認ください。
【この記事を読んで「試したい」と思ったら】
・Makeを無料で試す(ノーコード自動化)
https://www.make.com/en/register?pc=yutasoumu
※アフィリンク。あなたの料金は増えません。
・n8nで本格的に組むなら → n8n×Dify実践パッケージ【¥4,980】
https://note.com/yuta_ai_chatgpt/n/n594558cc604a
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📌「うちの作業も自動化できる?」
→ まず¥3,000で診断します
https://coconala.com/services/4338219
📊 GAS・Make・n8n、結局どれ?
→ 比較記事はこちら
https://note.com/yuta_ai_chatgpt/n/n17d81b50a260
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