LINE公式アカウント|迷わせないリッチメニューの作り方
「公式LINEって何?今さら聞けないLINE公式アカウント」というシリーズでお届けしています。
この記事は、その第6話です。
前回の記事「LINE公式アカウントの開設後に整えたい初期設定」では、アカウント名やプロフィール、あいさつメッセージなど、公開前に整えておきたい設定を整理しました。
今回は、その中でも特に迷いやすい「リッチメニュー」を、もう少し深く掘り下げていきます。
リッチメニューは、トーク画面の下に固定で表示される、いわばお店の「メニュー表」のような存在です。
実はこのリッチメニュー、なんとなくデザインだけ整えて終わっている方も多いんです。
「とりあえずボタンを並べてみたけど、これで合っているのか分からない」
「他のお店を真似して作ってみたけど、いまいち反応がない」
という声も、よく耳にします。
今回は、見た目だけでなく、登録してくれた方が迷わず行動できるリッチメニューの作り方を、一緒に整理していきます。
こんな方に読んでいただきたい記事です。
リッチメニューを、なんとなくの見た目だけで作ってしまった方
ボタンの数や配置に、迷っている方
作ったリッチメニューが、あまり押されていない気がする方
【この記事を読むとわかること】
この記事では、次の内容をご紹介します。
・リッチメニューの役割
・ボタンの数の考え方
・何を優先して載せるか
・分かりやすいボタン名のつけ方
・リンク先の決め方
・デザインより先に決めておきたいこと
・スマートフォンでの見やすさ
・業種別の構成例
・作成時の注意点
・リッチメニュー設計シート
この記事では、実際にボタンの内容やリンク先を決めていけるよう、設計シートと業種別の構成例もご用意しました。
読み終える頃には、自分のリッチメニューに何を載せればいいか、判断できる状態を目指します。
リッチメニューは「メニュー表」であって「看板」ではない
リッチメニューを作るとき、多くの方がまず考えるのは「デザイン」じゃないでしょうか。
もちろん見た目も大切ですが、その前に意識してほしいことがあります。
それは、リッチメニューの役割は「見てもらうこと」ではなく「行動してもらうこと」だということです。

お店の看板は「知ってもらう」ためのものですが、メニュー表は「選んでもらう」ためのものですよね。
リッチメニューも同じで、登録してくれた方が「次に何をすればいいか」を、迷わず選べるようにする道具です。
この視点があるかないかで、ボタンの数も、載せる内容も、大きく変わってきます。
リッチメニューの役割
あらためて整理すると、リッチメニューには主に次のような役割があります。
見てほしいページ(予約、作品一覧、よくある質問など)へ、すぐに案内する
お店の雰囲気や世界観を、画像で伝える
配信数にカウントされずに、いつでも情報を届けられる場所として使う
「公式LINEを始める前に決めたい設計の基本」で整理した「登録後にどのような行動をしてほしいか」を、思い出してみてください。
その行動につながるボタンを置くことが、リッチメニューの基本的な役割になります。
ボタンの数は、多ければいいわけではない
LINE公式アカウントの標準機能では、リッチメニューのボタンは最大6つまでです。
Lステップなどの外部ツールを使えば、タブ切り替えでボタンをさらに増やすこともできますが、
ここでは、多くの方が使っている標準機能を前提にお話しします。
ただ、仮にもっと増やせるとしても、「使えるから全部埋める」というのは、あまりおすすめしません。
選択肢が多すぎると、かえって「どれを押せばいいんだろう」と迷わせてしまうことがあります。
まずは、「公式LINEを始める前に決めたい設計の基本」で整理した「登録後にしてほしい行動」を軸に、本当に必要なボタンだけに絞ってみましょう。
3〜4個程度から始めて、運用しながら調整していくくらいで十分です。

何を優先して載せるか
限られたボタンの数の中で、何を載せるかを考えるときは、次の順番で考えてみてください。
今、一番来てほしい行動につながるボタン(予約、購入、相談など)
よく聞かれる質問への案内(よくある質問、料金など)
お店や自分自身を知ってもらうためのボタン(自己紹介、実績など)
すべてを同じ優先度で並べるのではなく、「一番押してほしいボタン」を、目立つ位置(多くの場合、中央や左上)に配置すると、行動につながりやすくなります。
分かりやすいボタン名のつけ方
ボタンの中に入れる文字は、短く、具体的にすることを意識してみてください。
例えば、「詳しくはこちら」よりも「料金を見る」、
「お問い合わせ」よりも「LINEで相談する」というように、
押した先に何があるかが想像できる言葉にすると、押してもらいやすくなります。
見た目のかっこよさよりも、「初めて見た人が、パッと意味が分かるか」を基準にしてみてください。
リンク先の決め方
ボタンを押した先には、主に次のようなリンク先が考えられます。
ホームページやブログの特定のページ
予約フォームや申し込みフォーム
LINEのトーク画面(個別相談につなげたいとき)
クーポンやショップカード
リンク先がまだ整っていない場合は、無理にボタンを作らず、「今あるページで案内できる内容」から始めるのも一つの方法です。
デザインより先に決めておきたいこと
リッチメニューを作るとき、つい画像のデザインから考えてしまいがちですが、順番としては、次のように進めるのがおすすめです。
誰に、何をしてほしいか(「公式LINEを始める前に決めたい設計の基本」の内容)
ボタンの数と、載せる内容
ボタン名
リンク先
ここまで決まってから、デザイン
デザインを先に決めてしまうと、あとから「このボタン、載せる場所がない」と、内容の方を無理やり合わせることになりがちです。
中身を先に決めておくと、デザインもスムーズに進みます。

スマートフォンでの見やすさ
登録者の多くは、スマートフォンでリッチメニューを見ています。
パソコンの画面で見るときれいに見えても、スマートフォンの小さい画面では、文字が読みにくかったり、ボタンの境目が分かりにくかったりすることがあります。
作成後は、実際に自分のスマートフォンで表示を確認し、文字の大きさや、ボタンとボタンの境目が分かるかを、チェックしてみてください。
業種別の構成例
イメージしやすいように、業種別の構成例をいくつか挙げてみます。
ハンドメイド作家さんの場合
「作品一覧」「オーダーの相談」「よくある質問」など、作品を見てもらう・相談してもらう導線を中心に構成します。
セラピスト・占い師さんの場合
「メニュー・料金」「予約する」「LINEで相談」など、予約と個別相談への導線を優先します。
教室・サロンを運営されている方の場合
「体験レッスン申し込み」「レッスンスケジュール」「アクセス」など、初めての方が申し込みまで迷わないような構成にします。
どの例も、ボタンをすべて埋めることが目的ではなく、「今、一番案内したい行動」から逆算して考えている点は共通しています。
作成時の注意点
最後に、作成するときに気をつけたい点をまとめておきます。
ボタンをすべて「詳細はこちら」のような曖昧な名前にしない
リンク切れや、古い情報のままのページにつながっていないか確認する
一度作って終わりにせず、反応を見ながら定期的に見直す
画像だけに情報を詰め込みすぎず、ボタン名でも内容が伝わるようにする
リッチメニュー設計シート
ここからは、実際に手を動かすワークです。
次の項目に沿って、自分のリッチメニューを設計してみましょう。
⚫︎ 登録者に、一番してほしい行動は何ですか?
⚫︎ その行動につながるボタンは、いくつ必要そうですか?(3〜4個が目安)
⚫︎ それぞれのボタンには、どんな名前をつけますか?
⚫︎ それぞれのボタンは、どこにリンクしますか?
⚫︎ 一番目立たせたいボタンは、どれですか?
書き出してみて、ボタンが多すぎると感じたら、優先順位の低いものから減らしてみてください。
まとめ|ボタンは、行動してほしいことから逆算する
今回は、迷わせないリッチメニューの作り方を紹介しました。
リッチメニューの役割は「見てもらうこと」ではなく「行動してもらうこと」
ボタンは多く並べるより、本当に必要な3〜4個に絞る方が迷わせない
ボタン名は、押した先が想像できる具体的な言葉にする
デザインより先に、内容とリンク先を決めておく
業種によって、優先すべき導線は変わる

次回は、公式LINEで何を配信すればいいか、内容と頻度の決め方について、一緒に整理していきます。
自分のリッチメニューを見直してみて、構成に迷うところが出てきた方は、私の公式LINEからお気軽にご連絡ください。

今のあなたのリッチメニュー、一番よく押されているボタンはどれですか?よかったらコメントで教えてください。
参考
※情報は記事執筆時点(2026年7月)のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
