化粧品業界におけるサステナビリティへの取り組みが加速する中、生活者と接点を持つ売り場でそれをどのように価値に変え、伝えるかが問われている。4者に共通するのは、環境配慮や社会性を正しさとして訴求するのではなく、空間や接客、対話を通して“心地よい体験”へと変換している点だ。(この記事は「WWDJAPAN」2026年5月25日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
フィールドワークで作る、
“唯一無二”の空間
オープン:2025年4月、立地:韓国・聖水
元靴工場を活用した店舗。空間に残されていたミシンの脚を什器にリユースするなどの取り組みで街へのリスペクトを示した
オープン:2025年4月、立地:韓国・聖水
元靴工場を活用した店舗。空間に残されていたミシンの脚を什器にリユースするなどの取り組みで街へのリスペクトを示した
オープン:2026年3月、立地:韓国・明洞
韓国の風呂敷と言われる“ポジャギ”に着想を得て、廃棄される予定だったファブリックコルトンを什器の側面に張り込んでいる
POINT
自分たちで知り、入り、生かす
「シロ(SHIRO)」は2025年4月、韓国初となる店舗を聖水に路面店としてオープンして以降、出店地域でのフィールドワークを起点にした店作りを進めている。背景には、22年9月に台湾の新光三越に出店した際の反省がある。野木村美里コーポレート部門 部門長は「日本にある『シロ』をそのまま持っていってしまった。その土地に店を置く意味や、現地における『シロ』らしさを十分に考えきれていなかった」と振り返る。
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