B 0126:2018

ページ

1 適用範囲························································································································· 1

2 引用規格························································································································· 1

3 用語の分類 ······················································································································ 1

4 用語及び定義 ··················································································································· 3

(1)

B 0126:2018

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人火力

原子力発電技術協会(TENPES)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本

工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本

工業規格である。

これによって,JIS B 0126:2005は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(2)

日本工業規格

JIS

B 0126:2018

火力発電用語−ボイラ及び附属装置

Glossary of terms for thermal power plants-Boilers and auxiliary equipment

1

適用範囲

この規格は,火力発電で用いられるボイラ及び附属装置に関する主な用語,及びその定義について規定

する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 0127 火力発電用語−蒸気タービン及び附属装置並びに地熱発電設備

JIS B 0130 火力発電用語−一般

JIS B 0132 送風機・圧縮機用語

JIS B 0140 コンベヤ用語−種類

JIS B 8040 ガスタービン及び附属装置−用語

JIS B 8222 陸用ボイラ−熱勘定方式

JIS B 8223 ボイラの給水及びボイラ水の水質

JIS B 9909 集じん装置の仕様の表し方

JIS M 8801 石炭類−試験方法

JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語

JIS Z 3001-1 溶接用語−第1部:一般

3

用語の分類

用語の分類は,次による。

a) ボイラ

1) 種類及び形式

2) 構造

3) 附帯設備

4) ボイラ一般

5) 性能及び試験

b) 燃焼装置

1) 種類及び形式

2) 構造

3) 附帯設備

2

B 0126:2018

4) 燃焼一般

5) 性能及び試験

c) 配管

1) 種類及び形式

2) 構造

3) 附帯設備

4) 配管一般

d) 運炭及び灰処理装置

1) 種類及び形式

2) 構造

3) 附帯設備

4) 運炭及び灰処理一般

5) 性能及び試験

e) 通風装置

1) 種類及び形式

2) 構造

3) 附帯設備

4) 通風一般

5) 性能及び試験

f)

集じん装置

1) 種類及び形式

2) 構造

3) 附帯設備

4) 集じん一般

5) 性能及び試験

g) 排煙脱硫装置

1) 種類及び形式

2) 構造

3) 附帯設備

4) 排煙脱硫一般

5) 性能及び試験

h) 排煙脱硝装置

1) 種類及び形式

2) 構造

3) 附帯設備

4) 排煙脱硝一般

5) 性能及び試験

i)

二酸化炭素分離回収装置

1) 種類及び形式

2) 附帯設備

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3

B 0126:2018

j)

石炭ガス化装置

1) 種類及び形式

2) 構造

3) 石炭ガス化一般

4) 性能及び試験

k) 廃棄物ガス化装置

1) 種類及び形式

2) 構造

3) 附帯設備

4) 廃棄物ガス化一般

4

用語及び定義

用語及び定義は,次による。また,参考として慣用語及び対応英語を示す。

注記1 用語の一部に丸括弧( )を付けてあるものは,紛らわしくない場合には,丸括弧内を省略

してもよい。

注記2 用語の下の丸括弧( )内の仮名書きは,読み方を示す。

注記3 一つの用語欄に二つ以上の用語が併記してある場合は,記載されている順位に従って優先的

に使用する。

注記4 慣用語欄で,角括弧[ ]を付けてあるものは,分野を示す。

a) ボイラ

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

水管ボイラ

伝熱面が水管で構成されているボイラ。

自然循環ボイラ

ボイラ内の気水の密度差によって自然にボイラ

水を循環させるボイラ。

強制循環ボイラ

ポンプによって強制的にボイラ水を循環させる

ボイラ。

貫流ボイラ

給水を管の一端からポンプで押し込み,管の他

端から蒸気を取り出すボイラ。

廃熱ボイラ

炉,その他の排ガスの余熱を利用するボイラ。 余熱ボイラ

排熱回収ボイラ

ガスタービンの排気の熱を回収して蒸気を発生

させるボイラ。

排気再燃ボイラ

ガスタービンの排気を燃焼用空気として利用す

るボイラ。

過給ボイラ

石炭燃焼ボイラ

排ガスで駆動されるガスタービンによって,圧

縮機をまわして空気を加圧し,過給して火炉圧

を高めたボイラ。

石炭を燃料とするボイラa)。

慣用語

排ガスボイラ

石炭だきボイ

ラ,

石炭だ(焚)き

ボイラ,

石炭ボイラ

対応英語

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4

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

重油燃焼ボイラ

重油を燃料とするボイラb)。

重油だきボイ

ラ,

重油だ(焚)き

ボイラ,

重油ボイラ

ガス燃焼ボイラ

ガスを燃料とするボイラ。

ガスだきボイ

ラ,

ガスだ(焚)き

ボイラ,

ガスボイラ

回収ボイラ

クラフトパルプなどの製造の際に生じる廃液を

濃縮燃焼して,再度使用できる薬品を回収する

ボイラ(JIS P 0001参照)。

注記 この際に燃焼熱も利用する。

ソーダ回収ボ

イラ

専焼ボイラ

1種類の燃料だけを使用するボイラ。

混焼ボイラ

2種類以上の燃料を同時に使用するボイラ。

CWM燃焼ボイ

微粉炭と水とを混合し,流体化したものをCWM

といい,これを燃料とするボイラ。

超臨界圧ボイラ

蒸気圧力が臨界圧力(22.1 MPa)を超えるボイ

ラ。

超々臨界圧ボイ

超臨界圧ボイラの中で蒸気圧力及び蒸気温度が

高いボイラ。

注記 一般的には蒸気温度が593 ℃以上のもの

をいう。

USCボイラ

先進超々臨界圧

ボイラ

超々臨界圧ボイラの中で蒸気圧力及び蒸気温度

が更に高く,高温部主要材料にNi基合金を使用

するボイラ。

注記 蒸気温度700 ℃級を目標に開発が進めら

れている。

A-USCボイラ

亜臨界圧ボイラ

蒸気圧力が,臨界圧力以下かつ比較的これに近

い圧力のボイラ。

ドラムボイラ

自然循環,強制循環ボイラなどのように,蒸気

ドラムのあるボイラ。

定圧運転ボイラ

全ての負荷において,タービン入口の蒸気圧力

を一定にして運転するボイラ。

変圧運転ボイラ

部分負荷における熱効率の向上を図るために,

タービン入口の蒸気圧力を負荷に応じて変化さ

せて運転するボイラ。

所内ボイラ

発電所において,発電用ボイラの起動時におけ

る,燃料油加熱用などの蒸気を供給するために

設ける補助用のボイラ。

補助ボイラ

流動層燃焼ボイ

流動層燃焼が行われるボイラ。

流動床燃焼ボ

イラ

常圧流動層ボイ

通常の炉内圧力で流動層燃焼が行われるボイ

ラ。

注記 一般に,加圧流動層ボイラと記載されな

い限り,常圧流動層ボイラを指す。

常圧流動床ボ

イラ

慣用語

対応英語

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5

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

加圧流動層ボイ

流動層燃焼ボイラの燃焼炉を容器内に入れ,燃

焼炉内の圧力を高めたボイラ。

加圧流動床ボ

イラ

気泡流動層ボイ

気泡流動層燃焼が行われるボイラ。

気泡流動床ボ

イラ,

循環流動層ボイ

循環流動層燃焼が行われるボイラ。

循環流動床ボ

イラ,

バイオマス燃焼

ボイラ

バイオマス(動植物に由来する有機物で,エネ

ルギー源として利用することができるもの)を

燃料とするボイラ。

RDF燃焼ボイラ 可燃性一般ゴミを粉砕・乾燥し,石灰と混ぜ合

わせ固めて作った燃料をRDFといい,これを燃

料とするボイラ。

RPF燃焼ボイラ 廃棄物由来の紙,プラスチックなどを固形化し

た燃料をRPFといい,これを燃料とするボイラ。

ストーカ燃焼ボ

イラ

酸素燃焼ボイラ

ストーカ燃焼を行うボイラ。

CO2回収を目的として空気から分離した酸素

で,燃料を燃焼させるボイラ。

注a) 石炭を“微粉炭”として使用する場合,又は固体燃料として“バガス”,“バーク”などを使用する場合は,用

語及び定義の“石炭”をこれらに読み替える。

b) 液体燃料として,“原油”,“軽油”,“ナフサ”,“アスファルト”,“黒液”などを使用する場合は,用語及び定義

の“重油”をこれらに読み替える。

2) 構造

番号

用語

定義

参考

慣用語

燃焼室

対応英語

火炉

燃料を燃焼させるボイラの部分。

単一炉

一つのボイラで一つの火炉をもつ形式の火炉。 単炉

双炉

一つのボイラで二つの火炉をもつ形式の火炉。

分割炉

火炉分割壁によって,ほぼ完全に分割されてい

る火炉。

乾式炉

石炭燃焼ボイラで,灰を溶融しない状態で取り

出す火炉。

湿式炉

石炭燃焼ボイラで,灰を溶融状態で取り出す火

炉。

注記 火炉の形式として二段燃焼炉,サイクロ

ン燃焼炉などがある。

主燃焼炉

流動層燃焼ボイラの一部で,燃料を主に燃焼さ

せる炉。

再燃焼炉

流動層燃焼ボイラの一部で,集じん装置で捕集

した未燃カーボンを燃焼させる炉。

炉壁

火炉を形成する壁。

水冷壁

放射熱を吸収し,かつ,炉壁温度を低下させる

ために,炉壁に並べた水管の壁。

隔壁炉

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B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

蒸冷壁

炉壁温度を低下させるために,炉壁又は後部煙

道を構成する蒸気管の壁。

耐火れんが壁

耐火れんがで形成する炉壁。

裸水管壁

裸のままの水管を並べた炉壁。

スペースドチュ

ーブ壁

水管又は過熱器管を一定の間隔を設けて並べた

炉壁。

タンゼントチュ

ーブ壁

水管又は過熱器管が密接した構造の炉壁。

垂直管火炉壁

垂直管で構成された構造の炉壁。

スパイラルチュ

ーブ壁

水管又は過熱器管が,密接又は一定の間隔で並

ぶ,ら旋状構造の炉壁。

ヘリカルチュ

ーブ壁,

スパイラリワ

ウンド壁

メンブレン壁

気密を保つために,平鋼及び管を交互に溶接し

て一体とした構造の管壁。

メンブレンウ

ォール

火炉分割壁

火炉内の底部から頂部まで連続した水管又は過

熱器管で構成された垂直板状の隔壁。

火炉隔壁

ノーズ

燃焼ガスをう(迂)回させるために,火炉上部

に設けた突起壁。

デフレクショ

ンアーチ

アーチ

ストーカ燃焼ボイラの火炉に用い,燃料の点

火・燃焼を促進する作用をするアーチ構造。

炉底

火炉の底面。

蒸気ドラム

ボイラの上部に設け,水と分離して蒸気を取り

出すドラム。

気水胴,

気水ドラム

水ドラム

ボイラの下部に設け,水を分配するためのドラ

ム。

水胴

管板

多数の管を,溶接,ころ広げなどによって取り

(かんばん),

付ける板。

(くだいた)

胴板

ドラムなどの円筒部を形成する板。

鏡板

ドラムなどの両端を形成する,皿形などの板。

ドラム内部装置

蒸気ドラムの内部に設置されている装置の総

称。

給水内管

蒸気ドラムの内部に設けられた給水管。

ドラム水面計

蒸気ドラムの水位を監視するもの。

注記 偏光2色水面計,磁気形2色水面計など

がある。

気水分離器

気水混合物を蒸気と水とに分離する装置。

気水分離器ドレ

ンタンク

貫流ボイラにおいて,気水分離器によって分離

した,水(ドレン)をた(溜)める容器。

遠心式気水分離

気水混合物を旋回運動させて遠心力によって水

分を分離する分離器。

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B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

反転式気水分離

気水混合物の進む方向をじゃま板などによって

急激に変えることによって水分を分離する分離

器。

スクラバ

波板を重ねたもので,その間に蒸気を通して蒸

気中の水分を除く装置。

デミスタ

網目を重ねたもので,それに蒸気を通して蒸気

中の水分を除く装置。

管寄せ

管を1か所に集め又は分配する容器。

(かんよせ),

(くだよせ)

混合管寄せ

給水,ボイラ水又は蒸気の混合を目的とする管

寄せ。

分配管寄せ

給水,ボイラ水又は蒸気の分配を目的とする管

寄せ。

マニホールド

比較的小径の連絡管又は管寄せを集合又は分岐

する容器。

アンチクリンカ

ボックス

石炭燃焼ボイラなどで,ストーカ両側壁にクリ

ンカが付着しないように設けた冷却用管寄せ。

管台

ドラム,管寄せ又は配管に,弁又は分岐管を取

り付けるために設けられた短い管。

点検ニップル

ドラム又は管寄せに,点検のために設けられた

短い管。

検査穴

管寄せなどの内部を検査するための穴。

蒸発器

水を蒸発させる装置。

注記 火炉蒸発器又は煙道に設置される煙道蒸

発器がある。

火炉再循環管

貫流ボイラで,起動及び低負荷時に蒸発部の水

の再循環に用いる管。

スラグスクリー

火炉出口ガスを適当な温度に下げ,溶融灰を凝

固させる目的のために取り付けられた管間隔の

広い管群。

上昇管

気水混合物が上昇する管。

下降管

ボイラ水が下降する管。

支持管

管群を支えるために利用する管。

飽和蒸気管

蒸気ドラムから飽和蒸気を取り出す管。

連絡管

各部を連絡する管。

フィンチューブ

ひれ付きの管。

注記 ひれの形状としては板形,つば形,ら旋

形などのものがある。

スタッドチュー

スタッド付きの管。

リブドチューブ

管の内面にら旋状又はつば形の溝がある管。

ライフルチュ

ーブ

コンポジットチ

ューブ

2種類の異なる金属を冶金学的に接合し,完全

に密着させた管。

密着二重管

後部伝熱面

火炉後に配置された伝熱面。

過熱器

蒸気を過熱する装置。

慣用語

対応英語

ドライヤ

ヘッダ

降水管

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番号

用語

定義

参考

接触過熱器

主として対流伝熱によって加熱する過熱器。

放射過熱器

主として放射伝熱によって加熱する過熱器。

横置き過熱器

水平ループ管で形成された過熱器。

つ(吊)り下げ

過熱器

ボイラ天井部からつ(吊)り下げられた過熱器。

板形過熱器

管を板形に配列して火炉などに設けられる過熱

器。

再熱器

タービンの高圧又は中圧排気を再び過熱する装

置。

注記 一段再熱方式と二段再熱方式とがあり,

形式及び構造は,過熱器と同様である。

スペーサ

水管などの隙間を一定に保つために用いた間隔

片。

ディスタンス

ピース

プロテクタ

アッシュカッティングによる管の摩耗防止,炉

底管の海水飛まつによる腐食の防止などのため

に設置される,保護板又は保護管。

過熱低減器

過熱蒸気の温度を低減調整する装置。

スプレー式過熱

低減器

給水などを噴射して過熱蒸気の温度を低減調整

する装置。

表面冷却式過熱

低減器

冷却管を介して過熱蒸気と給水などとの間に熱

交換を行い,過熱蒸気の温度を低減調整する装

置。

スプレーノズル

蒸気温度を低減調整するために,過熱蒸気中に

給水を噴射するノズル。

ボイラ鉄骨

ボイラを支える鉄骨。

(ボイラ)ケー

シング

ボイラ壁を囲む鋼板。

アウターケーシ

ング

ボイラ壁の一番外側に張るケーシング。

インナーケーシ

ング

ボイラ壁の内側に張るケーシング。

スキンケーシン

気密を保つために,炉壁管などの背後に密着し

て張るケーシング。

バックステー

炉圧を支えるなど炉壁に必要な強度を確保する

とともに,地震力などの水平力をボイラ鉄骨に

伝える役目をするはり(梁)。

テンションプレ

ート

炉内圧を支えるなど炉壁に必要な強度を確保す

るため,水冷壁の周囲に設置されている板。

テンションメ

ンバ,

タイプレート

振れ止め装置

地震などによるボイラの横揺れを防ぐための装

置。

地震受け金具

安全弁

ドラム,過熱器,再熱器などに設け,規定圧力

以上に上昇した場合に危険を防ぐために,蒸気

を放出し,圧力が所定の値に降下すれば再び閉

じる機能をもつ弁。

慣用語

対流過熱器

対応英語

減温器,

デスーパヒー

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B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

電気式逃し弁

ボイラ圧力の過度上昇を防ぐため,電磁式パイ

ロット弁の作用によって自動的に蒸気を噴き出

す逃し弁。

ボイラ循環弁

ボイラ水の再循環系に用いる弁。

のぞ(覗)き窓

燃焼状態の監視又は内部点検のために,ボイラ

外壁に設けられた窓。

ピープホール

爆発戸

炉内爆発が起こったとき,内部ガス圧力を逃が

す安全戸。

爆発扉

後部煙道

火炉を出た後の燃焼ガスが通過する通路。

セル

流動層ボイラにおいて仕切りなどによって分割

され,独立して流動可能な流動層の小部屋。

散気管

流動層ボイラにおいて,流動層内に空気を吹き

込む管。

フリーボード

流動層燃焼ボイラの一部で,流動層の上部空間

部。

層内伝熱面

流動層内に設けた伝熱面。

空気分散板

流動層燃焼ボイラにおいて,流動層空気を層内

へ均一に吹き込むために,空気ノズルを多数取

り付けた平板。

流動媒体抜出し

流動層ボイラにおいて,流動層内から流動媒体

を抜き出す管。

ベッド材抜出

し管

流動媒体供給管

流動層ボイラにおいて,流動層内に流動媒体を

入れる管。

ベッド材供給

流動媒体貯蔵バ

ンカ

流動層ボイラにおいて,流動媒体をた(溜)め

ておくバンカ形式の容器。

ベッド材貯蔵

バンカ

流動媒体貯蔵タ

ンク

流動層ボイラにおいて,流動媒体をた(溜)め

ておくタンク形式の容器。

ベッド材貯蔵

タンク

断熱ケーシング

ボイラケーシングの内側又は外側に断熱材を張

り,薄板で表面をライニングしたケーシング構

造。

ケーシング

伝熱管パネル

複数の伝熱管で構成される面(構造体)。

伝熱管ブロック

複数の伝熱管パネル,又は管寄せと複数の伝熱

管パネルとで構成された構造単位。

(排熱回収ボイ

ラ)モジュー

ケーシングと伝熱管ブロックとで構成された構

造単位。

低圧ボイラ直結

脱気器

低圧ボイラのドラムに直結された脱気器。

慣用語

対応英語

チューブブロ

ック,

伝熱管ユニッ

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3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

エコノマイザ,

節炭器

ボイラの燃焼ガスを利用する給水加熱器。

蒸発式エコノマ

イザ,

蒸発式節炭器

給水の一部が蒸発を起こすエコノマイザ。

ひれ付エコノマ

イザ,

ひれ付節炭器

つば形又は板形ひれが付いた管によって構成さ

れたエコノマイザ。

鋼管形エコノマ

イザ,

鋼管形節炭器

連続ループ管,連続管など鋼管によって構成さ

れたエコノマイザ。

アディショナル

ヒータ

起動時及び低負荷時に熱回収を行う熱交換器。

空気予熱器

燃焼用などの空気を加熱する装置。

鋼管式空気予熱

管の壁を介して,燃焼ガスと空気との間で熱交

換を行う空気予熱器。

板形空気予熱器

多数の平板を一定の間隔に並べ,燃焼ガスと空

気とを板を隔てて層状に流して熱交換を行う空

気予熱器。

再生式空気予熱

伝熱体に熱ガスと空気とを交互に接触させるこ

とによって,熱交換を行う空気予熱器。

蒸気式空気予熱

蒸気によって空気を加熱する空気予熱器。

ガス式給水加熱

ボイラ排ガスで,エコノマイザ入口給水を加熱

する熱交換器。

加熱エレメント

再生式空気予熱器で,伝熱が行われる波状の板

などの部品。

バスケット

再生式空気予熱器で,一群の加熱エレメントを

入れるケース。

起動用熱風炉

流動層燃焼ボイラを起動するために使用する,

高温気体発生炉。

スートブロワ

伝熱面に付着した,すす,スラグなどを蒸気又

は空気を噴射して除去する装置。

すす吹き器

(機),

スーツブロワ

デスラッガ

火炉壁に付着した,すす,スラグなどを除去す

るスートブロワ。

短抜き差しス

ートブロワ

ガンタイプスー

トブロワ

短い噴射管を用い,伝熱面に付着した灰などを

除去するスートブロワ。

注記 使用しないときは,高温ガスから保護す

るため,噴射管を壁外に引き出すものが

多い。

ロータリスート

ブロワ

長い噴射管を回転することによって,すすを除

去するスートブロワ。

定置回転式ス

ートブロワ

レトラクタブル

スートブロワ

高温ガスから噴射管を保護するため,抜き差し

可能となっているスートブロワ。

長抜き差しス

ートブロワ

スートブロワ盤

スートブロワを遠隔作動させるために設けた操

作盤。

慣用語

対応英語

フィン付Eco

エアヒータ

スチームエア

ヒータ

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B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

火炉出口ガス温

度計

火炉出口ガス温度を計測する装置。

ボイラ循環ポン

ボイラ水を循環させるために使用するポンプ。 缶水循環ポン boiler circulation pump,

ボイラ自動制御

装置

ボイラを自動的に制御する装置。

燃焼制御装置

ボイラに供給される燃料量及び空気量を制御

し,かつ,空気比を最適に保つ装置。

給水制御装置

ボイラに送る給水量を制御する装置。

蒸気温度制御装

ボイラの過熱及び再熱蒸気温度を制御する装

置。

炉内圧力制御装

ボイラの炉内圧力を一定に制御する装置。

空気予熱器低温

端メタル温度

制御装置

空気予熱器の低温部の伝熱部金属温度を,所定

の温度に制御する装置。

ボイラ保護イン

タロック装置

ボイラの重大な損傷を防止する目的で,自動で

炉内への燃料を遮断する装置。

ボイラ制御盤

ボイラ関係の諸装置の制御,操作及び監視を総

括的に行う盤。

計器盤

主に,計器が取り付けてある盤。

現場盤

現場に設置し,制御,操作及び監視を行う盤。 現地盤

薬液注入装置

水質を適正な状態に保持するために,化学薬品

を溶解した薬液を復水,給水,ボイラ水などに

注入する装置。

試料採取装置

給水,ボイラ水,蒸気などの中に含まれる不純

物測定のため,試料を採取する装置。

水噴射式スート

ブロワ

高圧水を炉壁に設置した首振り式のノズルから

噴射し,対向する炉壁に付着したクリンカなど

を熱衝撃によって除去する装置。

水スートブロ

高圧ガス燃焼式

スートブロワ

高圧ガスを容器に貯め,燃焼させたときに発生

する圧力波によって,すす,スラグなどを除去

する装置。

ショックパル

ススートブロ

音波式スートブ

ロワ

高音圧の気柱共振周波数を発生させ,伝熱面な ソニックホー

どに付着したすす,スラグなどを除去する装置。

ンスートブロ

空気分離装置

空気から酸素と窒素とを分離する装置。

慣用語

対応英語

ボイラ盤

薬注装置

4) ボイラ一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

最高使用圧力

設計上,許容できる最高の使用圧力。

最高使用温度

設計上,許容できる最高の使用温度。

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12

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

伝熱面

一方の側が水,蒸気などの被加熱流体に触れ,

他の側が燃焼ガスなどの加熱流体に触れる面。

蒸発伝熱面

蒸発が行われる伝熱面。

過熱伝熱面

蒸気の過熱が行われる伝熱面。

放射伝熱面

火炎,火床などの放射熱による伝熱を主とする

伝熱面。

接触伝熱面

燃焼ガスの接触による伝熱を主とする伝熱面。 対流伝熱面

伝熱面積

伝熱面の燃焼ガスなどの加熱流体側で測った面

積。

火炉容積

火炉の内容積。

火炉有効投影放

射面積

火炉を構成する各面において,放射伝熱上有効

と評価される投影面積。

ボイラ水循環

ボイラ内の気水の密度差又は循環ポンプによっ

て,ボイラ内を水が循環すること。

自然循環

ボイラ内の気水の密度差によって,自然にボイ

ラ内を水が循環すること。

強制循環

ボイラ内の水を循環ポンプによって,強制的に

循環させること。

循環比

蒸発管出口の発生蒸気量に対する入口流入量の

質量割合。

循環速度

ボイラ水が循環する速さ。

注記 通常,蒸発管入口における速さで示す。

蒸気体積率

蒸発管中に存在する蒸気と気水混合物との体積

比率。

ボイド率

蒸気質量率

蒸発管中に存在する蒸気と気水混合物との質量

比率。

クォリティ

自己蒸発

ボイラなどの圧力が低下した場合に,保有水の

一部が蒸発する現象。

ボイラ水ブロー

ボイラ水濃度の調節又は補修のため,ボイラ水

の一部又は全部を排出すること。

連続ブロー

ボイラ水濃度を調節するため,蒸気ドラム内の

ボイラ水を連続してブローすること。

間欠ブロー

ボイラ水濃度を調節するため,時間をおいてボ

イラ水をブローすること。

ドレン

蒸気管系などで,温度低下によって蒸気が復水

したもの。

満水保缶

ボイラを停止する場合,腐食防止のため,微ア

ルカリ性の脱気した水を満たして,ボイラを保

存する方法。

満水保存

乾燥保缶

ボイラを空にして,腐食防止のため窒素を封入

してボイラを保存する方法。

注記 シリカゲルなどの乾燥剤を入れることも

ある。

乾燥保存

ホットバンキン

次の起動に備えて,煙風道の各ダンパを閉止す

るなどして,ボイラをできるだけ冷やさないよ

うにすること。

加熱面

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13

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

強制冷却

強制的にボイラを冷却して停止すること。

クリーンアップ

貫流ボイラにおいて,ボイラ起動時に給水及び

復水系を含んだ系統内の水を系統外に排出又は

脱塩装置を通じて循環させて,鉄分などの不純

物を除去し,水質の向上を図ること。

注記 コールドクリーンアップ(点火前)と,

ホットクリーンアップ(点火後)とがあ

る。

炉内パージ

残留未燃ガス及び漏れ燃料による火炉の爆発防

止のため,点火直前又は消火直後に炉内を掃気

すること。

乾燥だ(焚)き

ボイラの建設又は補修後,炉材に亀裂が入らな

いよう徐々に加熱乾燥すること。

アッシュカッテ

ィング

微粉炭燃焼ボイラなどで,燃焼ガスがある速度

以上になると,接触伝熱管などが灰分によって

摩耗を起こす現象。

スチームカッテ

ィング

蒸気式スートブロワの噴射蒸気,ドレン又は破

損管からの噴出蒸気によって,伝熱管などが摩

耗する現象。

スラッギング

放射熱を受けるボイラ伝熱面の表面に,燃焼生

成物が付着すること。

ファウリング

ボイラの対流伝熱管の外部が,燃焼生成物によ

って汚れる現象。

デポジット

伝熱面の内外面に,不純物又は燃焼生成物が付

着成長したもの。

バードネスト

ストーカ又は微粉炭燃焼によって生じた灰が,

溶融状態となり伝熱面に付着し,鳥の巣のよう

になる現象。

ボイラ水濃度

ボイラ水の濃縮の割合を表す値(JIS B 8223参

照)。

蒸気純度

発生蒸気中に含まれる不純物の濃度。

注記 通常,単位は“mg/L”又は“μg/L”で表

すが,運転監視の場合は,測定の都合か

ら電気伝導率で推定することが多い。

キャリオーバ

ボイラ水中に溶解している塩類,水分などが,

発生蒸気に伴われて運び出される現象。

気水共発,

飛まつ同伴

プライミング

ボイラ負荷の急増,ドラム水位の異常な上昇な

どによって,水分が蒸気と分離されないままに

ドラムから送り出される現象。

水けだち

フォーミング

ボイラ水中の油脂類,溶解塩類,浮遊物などに

よって,ドラム水面に多量の泡を生じる現象。

泡立ち

ハイドアウト

りん酸ナトリウムなどをボイラ水処理に使用す

る場合,高圧ボイラではボイラ水のりん酸塩な

どの濃度が負荷を増すと減少し,負荷を減じる

と急激に増大する現象。

スケール

ボイラ水中の不純物がドラム,管内壁などに析

出し,固着したもの。

慣用語

急速冷却

アッシュエロ

ージョン

缶水濃度

対応英語

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14

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

スラッジ

ボイラ水中の不純物がドラム,管寄せなどの底

部に沈殿したもの。

化学洗浄

ボイラ及びその給水・復水の系統に対して化学

薬品を適温で循環させて,内部に付着したスケ

ール,シリカ,油脂などを除去する作業(JIS B

0130参照)。

注記 無機酸及び有機酸洗浄,アルカリ洗浄,

キレート洗浄などがある。

化洗

アルカリ洗浄

化学洗浄の一種でアルカリ性薬品及び界面活性

剤をボイラ又は配管系統に入れ,適温で循環さ

せて内部に付着した油脂,シリカなどを除去す

ること。

ソーダ煮

酸洗い

化学洗浄の一種でボイラに酸化抑制剤を添加し

た酸性溶液を適温で循環させて,内部のスケー

ルなどを除去すること。

酸洗

孔食,

ピッチング

金属局部腐食の一種。

注記 小孔状に点在して発生する。

点食

苛性ぜい(脆)

高濃度のアルカリによる応力腐食割れ。

水素ぜい(脆)

高温,高圧において,蒸気は鋼管と接触すると,

水素を生じ,この水素と鋼管材の炭素とが反応

して,メタンとなり,逐次粒界を縫って侵入し,

アルカリ腐食又は苛性ぜい(脆)化と同じよう

な腐食(粒界腐食又は応力腐食割れ)を生じる

こと。

応力腐食割れ

金属材料が引張応力の下で,腐食環境の影響を

受け,著しくぜい(脆)化して破壊する現象。

メタルダスティ

ング

CO及びH2を多く含有する浸炭性ガスにおいて

金属が炭化物生成に伴い局部的に著しく減肉す

る現象。

アルカリ腐食

高濃度のアルカリによって起こる腐食現象。

水蒸気酸化腐食

ステンレス鋼,低合金鋼の過熱器管,再熱器管

の内面に,過熱水蒸気による酸化スケールが生

成する現象。

高温腐食

高温場で金属が,燃焼ガス又は溶融塩中で反応

する現象の総称。

注記 この中に,高温酸化,溶融塩腐食,高温

硫化腐食,高温塩化腐食,浸炭などが含

まれる。

高温酸化

高温場で金属が酸素と反応して酸化物を生成す

る現象。

溶融塩腐食

油中のバナジウム,石炭中のナトリウム,カリ

ウムなどが燃焼の際に,比較的低溶融点の化合

物を形成し,過熱器管壁,再熱器管壁などの高

温伝熱面に付着,堆積し,保護スケールを溶解

して金属を腐食する現象。

[油]バナジウ

ムアタック,

[石炭]鉄アル

カリ硫酸塩腐

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15

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

高温硫化腐食

高温場で金属が亜硫酸ガス,硫化水素ガスなど

と反応して硫化物を生成する現象。

硫化腐食

高温塩化腐食

高温場で金属が塩素ガス,塩化水素ガスなどと

反応して塩化物を生成する現象。

注記 一般的には酸化物と塩化物とが混在して

生成され,金属塩化物の揮発,保護皮膜

剝離などによって著しい腐食減肉が生じ

る。

塩化腐食

浸炭

炭化水素及び/又はCOガスから解離した原子

状炭素が金属中に侵入し炭化物を生成する現

象。

注記 ステンレス鋼では浸炭によってCr炭化物

が析出すると,その近傍はCr欠乏層とな

り異常酸化の原因となる。

溝状腐食

高温硫化腐食と疲労との相互作用によって,管

の周方向に多数の溝状の亀裂が生じる現象。

ファイアーク

ラック,

エレファント

スキン

低温腐食

排ガス中の三酸化硫黄(SO3)が水蒸気と反応し

て硫酸(蒸気)となり,露点以下の金属表面に

凝結して腐食を起こす現象。

酸露点腐食

硫酸水素アンモ

ニウム閉塞

低温腐食対策の中和剤及び脱硝反応還元剤とし

て,アンモニアを注入する場合に,空気予熱器

において硫酸水素アンモニウム及び硫酸アンモ

ニウムが堆積し,閉塞を起こす現象。

酸性硫安閉塞

自動プラント制

プラント全体を協調性をもって制御する方法。 APC

ランピング

定圧貫流ボイラにおいて,ボイラ起動時に水・

蒸気の流れを起動系から貫流系へ切り替える操

作。

デランピング

定圧貫流ボイラにおいて,ボイラ停止時に水・

蒸気の流れを貫流系から起動系へ切り替える操

作。

循環貫流切替

変圧貫流ボイラにおいて,循環運転と貫流運転

とを切り替えること。

炉内足場

火炉の保守を目的として,炉内に仮設置する足

場。

注記 炉底から組み上げるもの,天井からつ

(吊)り下げるものなどがある。

フレキシブル対

管寄せ,管台などにおいて発生する熱応力低減

のために,フレキシビリティを向上させる対策。

溶射

摩耗(又は腐食)の防止を目的として,ボイラ

チューブ表面に耐摩耗(耐腐食)材を溶着する

こと。

肉盛溶接

母材表面に硬化,耐食,補修,再生などの目的

に応じた所要の組織と寸法の金属とを溶着する

方法(JIS Z 3001-1参照)。

慣用語

対応英語

wet/dry切替

肉盛

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16

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

アルカリ処理

水酸化ナトリウムなどのアルカリ成分によって

ボイラ水のpHを調整し,各種のりん酸塩及び

ヒドラジン又は非ヒドラジン系脱酸素剤,並び

にこれらの複合添加によってボイラ水の水質を

調整する水処理方式(JIS B 8223参照)。

りん酸塩処理

ボイラ蒸発管のアルカリ腐食を防止するため,

ボイラ水中に過剰のアルカリ成分を共存させる

ことなく,りん酸塩(通常,りん酸三ナトリウ

ム及びりん酸水素二ナトリウム)の濃度とpH

との関係を適正に維持してボイラ水の水質を調

節する方式(JIS B 8223参照)。

揮発性物質処理

給水及びボイラ水のpHをpH調整剤を用いて,

鉄系材料の酸化物であるマグネタイト(Fe3O4)

の溶解度が小さくなるpH 8.5〜10.3程度のアル

カリ性に保持する揮発性物質だけで処理する方

式(JIS B 8223参照)。

注記 アルカリ腐食の懸念がないうえに,ボイ

ラ水の全蒸発残留物の濃度を可能な限り

低く抑えられ,蒸気純度の向上を図れる。

具体的には還元型[AVT(R)],低酸化型

[AVT(LO)],酸素型[AVT(O)]があ

る。

AVT(R)処理法 揮発性物質処理のうち,ヒドラジンなどの脱酸

素剤を用いて溶存酸素を化学的に除去し,還元

雰囲気中で腐食の抑制を図る方式(JIS B 8223

参照)。

AVT(LO)処理

揮発性物質処理のうち,ヒドラジンなどの脱酸

素剤を使用せず,溶存酸素濃度を低く保持でき

る水処理方法(JIS B 8223参照)。

AVT(O)処理

揮発性物質処理のうち,ヒドラジンなどの脱酸

素剤を使用せず,酸電気伝導率を酸素処理並み

に抑制できていることを条件に,給水中の溶存

酸素濃度を5〜20 µg/Lと微量の存在を積極的に

許容し,酸化雰囲気の中で腐食を抑制する水処

理方法(JIS B 8223参照)。

酸素処理

高純度水中に微量の酸素ガスなどの酸化剤及び

揮発性アルカリ薬品,又は酸素ガスだけを復水

系統及び給水系統に注入することによって,水

中の鉄成分を2価から溶解度の低い3価の状態

に維持して水質管理を行う方式(JIS B 8223参

照)。

注記 複合水処理(CWT:Combined Water

Treatment)と呼ぶこともある。

低濃度水酸化ナ

トリウム処理

ボイラ水の注入薬品をりん酸ナトリウムに替え

て,水酸化ナトリウムで調整する処理方式(JIS

B 8223参照)。

慣用語

対応英語

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17

B 0126:2018

5) 性能及び試験

番号

用語

定義

参考

最大連続蒸発量

ボイラが連続して発生できる単位時間当たりの

最大蒸発量。

注記 一般的に1時間当たりの最大蒸発量で表

す。

最大連続負荷,

経済負荷

発電プラントにおいて,最も経済的になるよう

に設計している負荷。

注記 一般的には,タービン定格負荷を経済負

荷としている。

換算蒸発量

蒸気圧力及び温度が異なるボイラの容量を比較

相当蒸発量

するときに,ある一定の基準で換算した蒸発量。

ボイラ効率

ボイラに供給された熱量に対するボイラで有効

に利用された熱量の割合。

ボイラ室効率

1) ボイラに供給された熱量に対し,タービン

に有効に供給された熱量の割合。

2) ボイラ効率から主蒸気管及び再熱蒸気管の

放熱損失などを差し引いた値。

ボイラ熱勘定

ボイラの入熱と出熱(吸収熱及び熱損失)との

熱平衡精算(JIS B 8222参照)。

ボイラ収熱割合

ボイラ各部の吸収熱量の割合。

乾き排ガス損失

煙突へ排出する乾き排ガスの顕熱による熱損

失。

排ガス水蒸気損

排ガス中の水蒸気のもち去る熱量による熱損

失。

注記 低位発熱量を基準とする場合は,水蒸気

の顕熱だけであるが,高位発熱量を基準

とする場合は,これに水蒸気の潜熱を加

える。

不完全燃焼ガス

損失

不完全燃焼のための燃焼ガス中の可燃分(一酸

化炭素,水素など)による熱損失。

未燃分損失

燃えがら及びフライアッシュ中の未燃分による

熱損失。

放散熱損失

ボイラ壁などから外気に放散される熱損失。

未勘定損失

測定困難,測定誤差などによる熱損失。

伝熱面蒸発率

単位蒸発伝熱面積について,単位時間当たりの

蒸発量。

伝熱面熱負荷

単位伝熱面積について,単位時間当たりに伝え

られる熱量。

注記 これに伝熱面積を乗じると水・蒸気側の

収熱量となる。

火炉伝熱面熱負

火炉の熱負荷を示す指標の一つで,単位時間に

火炉に与えられる総熱量(燃料の発熱量,燃焼

用空気,再循環ガスなどがもつ熱量)を火炉伝

熱面積で除した値。

慣用語

対応英語

湿分損失,

水分損失

その他の損失

伝熱面熱流束

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18

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

バーナゾーン熱

負荷

火炉バーナゾーンの熱負荷を示す指標で,単位

時間に火炉に与えられる総熱量(燃料の発熱量,

燃焼用空気,再循環ガスなどがもつ熱量)を火

炉のバーナ部有効火炎冷却伝熱面積で除した

値。

火炉断面熱負荷

火炉の熱負荷を示す指標の一つで,単位時間に

火炉に与えられる総熱量(燃料の発熱量,燃焼

用空気,再循環ガスなどがもつ熱量)を火炉断

面積で除した値。

火炉熱負荷

火炉の熱負荷を示す指標の一つで,単位時間に

火炉に与えられる総熱量(燃料の発熱量,燃焼

用空気,再循環ガスなどがもつ熱量)を火炉容

積で除した値。

空気予熱器空気

漏えい(洩)

空気予熱器における空気のガス側への漏えい

(洩)率。

水圧試験

ボイラ及び附帯設備の耐圧部分に,水圧をかけ

て漏れ及び変形を調べる試験。

空気漏れ試験

据付け後,ボイラケーシングからのガス漏れの

有無を,空気圧をかけて調べる試験。

水張り試験

圧力容器などに水張りして漏れを調べる試験。

安全弁作動試験

ボイラの安全弁が,発電用火力技術基準その他

の規則に適合して作動することを確認する試

験。

安全弁油圧作動

試験

安全弁を作動試験する際,安全弁作動圧力より

も低い蒸気圧力で保持し,油圧ジャッキによっ

て弁棒を引き上げて吹出しを確認し,引上げに

要した力及びそのときの蒸気圧力から安全弁の

吹出し圧力を測定する試験。

安全弁設定値

基準・規則に適合するように設定された,安全

弁の吹出し及び吹止まりの圧力の値。

安全弁吹出し圧

安全弁が吹出し動作を開始したときの圧力。

安全弁吹下がり

圧力

安全弁の吹出し圧力と吹止まり圧力との差,又

はその圧力差を安全弁の吹出し圧力に対する百

分率で表したもの。

安全弁吹止まり

圧力

安全弁の吹出し動作が停止したときの圧力。

負荷試験

ボイラ及び補機が各負荷で所定の能力を出すこ

とを確認する試験。

性能試験

ボイラが所定の効率その他の性能を出すことを

確認する試験。

負荷変動試験

負荷が変化した場合又は変動状態を持続する場

合に,ボイラがそれに追従する性能を調べる試

験。

ボイラ動特性試

制御の面からみたボイラ自体の過渡的特性を調

べる試験。

慣用語

火炉負荷,

燃焼室熱発生

気密試験

対応英語

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19

B 0126:2018

b) 燃焼装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

石炭燃焼装置

石炭を燃焼させる装置a)。

火格子燃焼装置

火格子を用いて燃料を燃焼させる装置。

微粉炭燃焼装置

石炭を微粉砕してバーナに送り,燃焼させる装

置。

乾式燃焼方式

石炭燃焼ボイラで,灰を溶融しない状態で取り

出すように,燃焼させる方式。

ドライホッパ

ボトム

湿式燃焼方式

石炭燃焼ボイラで,灰を溶融状態で取り出すよ

うに燃焼させる方式。

注記 サイクロン燃焼方式,二段燃焼方式など

がある。

スラグタップ

直接燃焼式

各ボイラに附属した微粉炭機をもち,微粉炭を

直接バーナに送る方式。

単位貯蔵式

各ボイラに附属した微粉炭機をもち,微粉炭を

一度貯槽にためてバーナに送る方式。

中央貯蔵式

重油燃焼装置

2基以上のボイラに共通した微粉炭機をもち,

微粉炭を一度貯槽にためて各ボイラに送る方

式。

重油を燃焼させる装置b)。

ガス燃焼装置

ガスを燃焼させる装置。

注記 使用する燃料としては,天然ガス,石油

精製ガス,溶鉱炉ガス,コークス炉ガス

などがある。

CWM燃焼装置

CWMを燃焼させる装置。

流動層燃焼装置

流動層燃焼をさせる装置。

酸素燃焼方式

排ガス中のCO2回収を容易にするため,空気か 酸素燃焼

ら分離した酸素によって,燃料を燃焼させる方

式。

注a) 固体燃料として“バガス”,“バーク”などを使用する場合は,用語及び定義の“石炭”をこれらに読み替える。

b) 液体燃料として,“原油”,“軽油”,“ナフサ”,“アスファルト”,“黒液”などを使用する場合は,用語及び定義

の“重油”をこれらに読み替える。

2) 構造

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

火格子

固体燃料を上面に載せて,下方から隙間を通し

て供給される空気によって,燃焼させる装置。

散布式ストーカ

固体燃料を火格子の上に機械的に散布して,燃

焼させる装置。

移床ストーカ

火格子を別の装置で移動させて,固体燃料を燃

焼させる装置。

鎖床ストーカ

鎖状に組み合わされた火格子自体を移動させ

て,固体燃料を燃焼させる装置。

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20

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

階段ストーカ

固体燃料を,階段状に傾斜している火格子の上

で滑り落としながら燃焼させる装置。

石炭ゲート

石炭の流れを調節又は遮断する装置。

石炭シュート

石炭を滑り落とすとい(樋)。

石炭計量機

石炭の量を測定する装置。

給炭機

石炭を供給する装置。

テーブルフィー

回転円板を用いた燃料供給装置。

スクリューフィ

ーダ

ねじ式の燃料供給装置。

ロータリフィー

羽根車式の燃料供給装置。

ドラッグフィー

チェーン式の燃料供給装置。

ベルトフィーダ

ベルト式の燃料供給装置。

スプレッダーフ

ィーダ

固体燃料をヒレ付ロータで,炉内に分散させる

装置。

微粉炭機

石炭を微粉砕する装置。

チューブミル

鋼球が入った胴形の容器を回転させ,その中で

石炭を粉砕する装置。

ローラミル

ローラとリング又はバウルとの接触面で,石炭

を粉砕する装置。

ボールミル

ボールとリングとの接触面で,石炭を粉砕する

装置。

ハンマミル

ハンマを回転させて,石炭を粉砕する装置。

湿式ミル

液体と混合して石炭を粉砕する装置。

粗粉分離器

粉砕された石炭を級別する装置。

注記 ベーン式粗粉分離器,回転式粗粉分離器

などがある。

バーナ

燃料噴射装置及び空気量調整装置をもち,空気

と燃料とを混合して燃焼させる装置。

微粉炭バーナ

微粉炭と空気とを混合して燃焼させるバーナ。

旋回式バーナ

微粉炭と空気とを共に旋回させて混合し,燃焼

させるバーナ。

交差式バーナ

微粉炭と空気とを,幾つかのポートから交差す

るように噴出させて混合し,燃焼させるバーナ。

角度調整機構付

きバーナ

蒸気温度制御のために,バーナノズルの角度変

更ができる機構をもつバーナ。

ランスバーナ

流動層ボイラにおいて,炉内に筒を挿入し,燃

料油を筒先端から層内に注入する形式の起動用

バーナ。

エアレジスタ

燃焼用空気を,燃焼に適した流れ及び量に整え

るためウインドボックスに設置される装置。

ウインドボック

バーナヘの燃焼用空気を供給する風箱。

慣用語

対応英語

給炭管

ミル

セパレータ,

分級器

チルティング

バーナ

風箱

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B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

微粉炭管

微粉炭を輸送する配管。

フューエルパ

イプ

排炭機

微粉炭を空気流にのせて,微粉炭機から吸い出

すファン。

エキゾースタ

一次空気ファン

一次空気を送り込むファン。

シールエアファ

燃焼装置の各部から,石炭又はガスが漏れない

ように,高圧のシールエアを送り出すファン。

ベントファン

貯蔵式石炭燃焼装置の場合,サイクロンで微粉

炭を分離した後の空気を送り出すファン。

ベントバーナ

貯蔵式石炭燃焼装置の場合,ベントファンから

送り出された空気を炉内に吹き込む装置。

ロータリシール

石炭シュートの途中に設けられ逆流を防ぐ装置

慣用語

対応英語

微粉炭貯槽

微粉炭を貯蔵する容器。

ビン

微粉炭分配器

微粉炭を幾つかの微粉炭管に分配する装置。

(微粉炭)サイ

クロン

微粉炭と輸送空気とを分離する装置。

微粉炭輸送ポン

サイクロンで捕集された微粉炭を貯槽に送る装

置。

微粉炭フィーダ

貯槽からの微粉炭を一次空気中に送り込む装

置。

重油サービスタ

ンク

使用重油の数時間分の量を貯蔵しておくタンク

重油ストレーナ

重油デイタン

重油中の固形物を,金網などによって除去する

装置b)。

重油ろ過器

重油噴燃ポンプ

重油をバーナに供給するために,必要な圧力ま

で昇圧させるポンプb)。

重油ポンプ

低圧重油ポンプ

バーナにおける噴霧圧力が高く,2段昇圧する

場合の一次側ポンプb)。

高圧重油ポンプ

バーナにおける噴霧圧力が高く,2段昇圧する

場合の二次側ポンプb)。

重油加熱器

重油を必要な温度まで昇温させる機器b)。

注記 蒸気式重油加熱器と電気式重油加熱器と

がある。

サクションヒー

タンクの重油をポンプで輸送するために,ポン

プの吸い込み側に設けられ,必要な温度まで上

げる燃料加熱器b)。

ボトムヒータ

重油タンク内の油温を油の流動点以上に上げる

ために,タンク底部に設置された燃料加熱器b)。

重油バーナ

重油を噴霧燃焼させるバーナb)。

圧力噴霧バーナ

ポンプで与えられた燃料油自体の圧力によっ

て,噴霧燃焼させるバーナb)。

重油ヒータ

油圧式バーナ,

機械噴霧式バ

ーナ

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番号

用語

定義

リターンフロー

バーナ

圧力噴霧バーナに属し,供給された燃料油の一

部分を戻して,燃焼量を調節する構造のバーナ

参考

慣用語

対応英語

空気噴霧バーナ

圧縮空気の噴出する力によって,燃料油を霧化

して燃焼させるバーナb)。

蒸気噴霧バーナ

蒸気の噴出する力によって,燃料油を霧化して

燃焼させるバーナb)。

ロータリバーナ

回転するカップに燃料油を供給し,遠心力と空

気の流れとで霧化燃焼させるバーナb)。

助燃バーナ

主バーナの燃焼を安定させるための補助バー

ナ,又は排熱回収ボイラなどでガス温度を高め

るためのバーナ。

点火用軽油ポン

点火用の軽油ポンプ。

起動用軽油ポン

ボイラ起動に用いる軽油ポンプ。

点火トーチ

主バーナに点火するためのトーチ。

起動用軽油バー

ボイラ起動に用いる軽油バーナ。

ダクトバーナ

排熱回収ボイラでの蒸気発生量の増加を目的と

して,ダクト内,又は排熱回収ボイラの伝熱管

パネル間で助燃するためのバーナ。

点火変圧器

点火用電極でスパークさせるための高電圧を得

る昇圧用変圧器。

フローティング

ルーフタンク

浮き屋根式のタンク。

コーンルーフタ

ンク

円すい形屋根式のタンク。

重油遮断弁

重油を遮断する弁b)。

差圧調整弁

流体の圧力差をある値に保つように調整する

弁。

重軽油切替弁

重油と軽油とを切り替える弁。

重油圧力保持装

バーナ本数の変化,ポンプ切替時などの重油燃

焼系統の圧力変動防止装置b)。

燃料かくはん

(攪拌)装置

燃料の混合及び均一化の目的のために,プロペ

ラなどでかき混ぜる装置。

ガス水封弁

水を用いてガスを遮断する弁。

ガス遮断弁

ガスを遮断する弁。

ガスタンク

ガスを貯蔵しておくタンク。

ガスバーナ

ガスを燃焼させるバーナ。

ダクトバーナ

(排熱回収ボ

イラの場合)

点火バーナ,

パイロットト

ーチ,

イグナイタ

アキュムレー

ガスホルダ

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23

B 0126:2018

番号

用語

定義

ガスブースタフ

ァン

ガスを燃焼させるのに必要な圧力まで昇圧させ

るファン。

バーナスロート

バーナ用炉壁開口部。

低窒素酸化物バ

ーナ

燃料及び空気の供給方法の最適化などによって

窒素酸化物(NOx)を低減させるバーナ。

注記 濃淡燃焼,段階燃焼,緩慢燃焼,分割火

炎などの方法がある。

オーバエアポー

参考

慣用語

ガス昇圧機

対応英語

低NOxバーナ

オーバファイ

アエアポート, over fire air port

アフタエアポ

ート,

NOポート

注a) 燃料として“木質チップ”,“RDF”などを使用する場合は,用語及び定義の“石炭”をこれらに読み替える。

二段燃焼において,バーナ部の不足分の空気を

バーナの後流において供給するための空気口

(ポート)。

b) 液体燃料として,“原油”,“軽油”,“ナフサ”,“アスファルト”,“黒液”などを使用する場合は,用語及び定義

の“重油”又は“燃料油”をこれらに読み替える。

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

フラッシュドラ

イヤ

湿分が多い粉粒体を,熱気流の中に分散させて

乾燥させる装置。

ロータリドライ

湿分が多い粉粒体を回転する胴体中に投入し,

熱風によって加熱して乾燥させる装置。

スチームコンバ

ータ

重油加熱器,重油バーナなどプラントに必要な

補助蒸気を,他の蒸気との熱交換によって発生

させる機器。

ドレン油回収装

各機器からの漏れ油及び掃気によって排出され

た油を,再び燃焼装置に回収する装置。

換気ファン

原油又はガスだ(焚)きの場合,漏れガス濃度

を爆発下限界以下に掃気するのに用いられるフ

ァン。

可燃性ガス検知

ガス,原油燃焼などを行う場合に,爆発,引火

事故を防止するために用いる漏れガスの検知機

器。

バーナ自動制御

装置

バーナの操作を自動的に行うための制御装置。

火炎検出器

重油受入ポンプ

火炎の有無を検出する機器。

貯蔵タンクに重油を受け入れるポンプa)。

フレームアイ

重油貯蔵タンク

重油を貯蔵しておくタンクa)。

重油ストレー

ジタンク

重油移送ポンプ

重油を貯蔵タンクからサービスタンクに移送す

るポンプa)。

重油輸送ポン

プ,

トランスファ

ーポンプ

液化ガス貯蔵タ

ンク

液化ガスを保冷して液状で貯蔵するタンク。

液化ガス気化装

液化ガスを再ガス化する装置。

慣用語

対応英語

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24

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

ガス減圧装置

ガス圧力を燃焼装置に適する圧力へ減圧する装

置。

ガス点火装置

液化石油ガスなどを用いたガス式点火装置。

バーナ操作盤

バーナ操作に用いる盤。

ミルバーナ制御

装置

ミル及び微粉炭バーナの制御を行う装置。

注記 給炭機・ミルの起動停止,微粉炭バーナ

などの自動制御を行う。

炉内監視テレビ

ジョン

炉内の燃焼状態を監視するテレビジョン装置。 炉内テレビ

慣用語

対応英語

自動サンプラ

自動試料採取装

自動的に試料を採取する装置。

注a) 液体燃料として,“原油”,“軽油”,“ナフサ”,“アスファルト”,“黒液”などを使用する場合は,用語及び定義

の“重油”をこれらに読み替える。

4) 燃焼一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

専焼

1種類の燃料だけを燃焼させること。

混焼

2種類以上の燃料を同時に燃焼させること。

混炭

産地,性状が異なる2種類以上の石炭を混ぜる

こと,又は混ぜたもの。

予混合火炎

燃料ガスと空気とをあらかじめ混合して燃焼さ

せるときに形成される火炎。

拡散火炎

燃料ガスと空気とを別々に供給し,両者の界面

に,それぞれが拡散し燃焼することによって形

成される火炎。

火炎伝ぱ(播)

速度

静止可燃性混合ガス中において,その点火源を

中心として火炎面が既燃部分から未燃部分へ移

動する速度。

理論空気量

燃料の完全燃焼に理論上必要な空気量。

過剰空気量

実際の燃焼に使用した空気量と理論空気量との

差。

空気過剰率

理論空気量に対する過剰空気量の百分率。

空気比

理論空気量に対する実際の燃焼に使用した空気

量の割合。

バーナ空気比

燃焼に必要な理論空気量に対するバーナ部に供

給される空気量の割合のことで,次の式で表す。

ここに, γb: バーナ空気比

Qb: バーナ部に供給される空

気量(m3/h)a)

Qth: 理論空気量(m3/h)a)

過剰空気率

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25

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番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

点火

燃料と空気との混合物を電気火花などで加熱し

て燃焼を起こさせる操作。

着火

点火動作によって燃料が燃焼を始めた状態。

失火

火炎が何らかの原因で消失した状態。

消火

燃料供給を停止して火炎を消す操作。

パージインタロ

ック

炉内パージと燃焼装置とのインタロック(JIS B

0130参照)。

バックファイヤ

1) 火炎がバーナ部から逆行する現象。

2) 火炎が燃焼室から逸失する現象。

完全燃焼

燃料が未燃分を残さないで燃焼し尽くすこと。

脈動燃焼

燃焼が周期的な圧力変動を伴い,不安定な燃焼

状態になること。

息づき燃焼

着火部分の変動によって生じる不安定な燃焼。

加圧燃焼

大気圧以上の圧力の下で行われる燃焼。

燃焼速度

燃焼の進行する速さ。

水平燃焼

水平に配置したバーナで行う燃焼。

垂直燃焼

火炉上部から下方に向けて,又は火炉底部から

上方に向けて配置したバーナで行う燃焼。

前面燃焼

ボイラ火炉の前面にバーナを配置して行う燃

焼。

後面燃焼

ボイラ火炉の後面にバーナを配置して行う燃

焼。

対向燃焼

バーナを火炉前後壁又は両側壁に設け,対向し

て行う燃焼。

コーナファイア

リング

火炉四隅で同一高さから,火炉中央の仮想円に

対して接線方向にバーナを向け行う燃焼。

一次空気

1) 火格子燃焼の場合は,火格子の下方から供

給され,主として燃焼にあずかる空気。

2) 微粉炭燃焼の場合は,微粉炭をバーナに送

る空気。

3) 油燃焼及びガス燃焼の場合は,バーナ周り

に供給され着火を安定させる空気。

4) 流動層燃焼の場合は,流動層に供給する主

として燃焼にあずかる空気。

二次空気

1) 火格子燃焼の場合は,火格子上に高速で噴

出し,燃料と空気との混合を良好にする空

気。

2) バーナ燃焼の場合は,旋回又は交差噴出に

よって,燃料と空気との混合を良好にしな

がら,主として燃焼にあずかる空気。

3) 流動層燃焼の場合は,主に炉中間部に供給

され,段階燃焼にあずかる空気。

振動燃焼

圧力燃焼

タンゼンシャ

ルファイアリ

ング

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26

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番号

用語

定義

三次空気

1) 揮発分の少ない無煙炭のように,燃焼しに

くい燃料で着火の安定を図るため,一次空

気及び二次空気を減じ,燃焼の過程で追加

される空気。

2) 火炎の形状を調整するため,一次空気及び

二次空気とは別個に供給される空気。

ガス再循環

噴霧

蒸気温度制御,窒素酸化物(NOx)低減又は火

炎温度低減などを目的として,ボイラ出口ガス

を火炉に戻すこと。

燃料油を噴出して霧化することb)。

噴霧角度

参考

慣用語

対応英語

噴霧粒径

噴霧の流れが開く角度。

噴霧された燃料油の粒の大きさb)。

噴霧圧力

噴霧に要する圧力。

噴霧粘度

噴霧するときの気体及び液体の粘度。

粒度分布

粉粒体を構成している粒子の粒径の分布割合。 粒子径分布

爆発限界

可燃性ガスが空気などと混合し,爆発する一定

の濃度範囲。

注記 この濃度範囲以上,又は以下では爆発し

ない。

可燃限界,

燃焼眼界

危険場所

空気中に,爆発又は燃焼するのに十分な量の爆

発性ガスが,存在するおそれがある場所。

防爆範囲

燃焼効率

完全燃焼する度合いで,燃料が完全燃焼したと

きの発生熱量に対する,実際に燃焼したときの

発生熱量の割合。

発熱量

燃料の完全燃焼時に発生する熱量。

高位発熱量

燃料の発熱量を表示する方法の一つで,熱量計

で測定され,水蒸気の潜熱を含んだ発熱量。

高発熱量,

総発熱量

低位発熱量

燃料の発熱量を表示する方法の一つで,高位発

熱量から水蒸気の潜熱を引いたもの。

低発熱量,

真発熱量

粘度

気体及び液体の粘りの度合い。

流動点

燃料油を冷却したときに流動状態を保つことが

できる最低温度b)。

注記 一般に凝固点(流動が止まる最高温度)

よりも2.5 ℃高い温度。

着火点

燃料を空気又は酸素がある所で徐々に温度を上

げたとき,自己燃焼によって急激な温度上昇を

生じる最低温度。

引火点

燃料油から発生した可燃性蒸気が爆発限界値の

濃度に達する燃料油の温度b)。

注記 引火点では火炎などの点火源を近づける

と着火する。

重油添加剤

重油の燃焼及び貯蔵中に起こる,種々の障害を

軽減するために添加する物質の総称b)。

粘結性

石炭を乾留した場合,温度の上昇に伴って軟化,

粘着性

溶融し,後に固まって残留物が多孔質の固体と

なる性質。

着火温度

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27

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

灰の軟化点

灰の一部の溶融が始まる温度。

灰の溶融点

灰の溶融する温度で,試料が溶融して半球形に

なる温度。

灰の流動点

灰の溶融する温度で,試料が溶融して平らにな

る温度。

工業分析

燃料の成分を分析する一つの方法。

注記 石炭の場合には,固定炭素,揮発分,水

分及び灰分の四つに分け,質量比で表示

する。

元素分析

燃料の成分元素を検出して,その含有量を定め

ること。

燃料比

燃料中の固定炭素と揮発分との質量比のこと

で,次の式で表す。

慣用語

対応英語

ここに, FR: 燃料比

Cf: 固定炭素(%)

Vm: 揮発分(%)

注記 石炭の場合には炭化作用の度合いを示

す。

A/C比

一次空気流量と微粉炭量との質量比。

灰中未燃分

フライアッシュ及びシンダ灰中に含まれる未燃

炭素分の質量割合。

炉内脱硫

炉内において燃焼と同時に脱硫を行うこと。

CWM添加剤

濃度向上,粘度低減など,CWMの特性を改善

するために添加する物質。

CWM安定剤

CWMの貯蔵又は移送中に生じる,微粉炭と水

との分離を軽減するために,添加する物質。

CWM濃度

CWM中の微粉炭濃度を質量%で表示したもの。

CWM見掛け粘

CWMを液体としてみなしたときの見掛けの粘

度。

流動層

小粒径の固体層に下方から気体を吹き込み,流

動状態にしている部分。

流動床

流動層燃焼

小粒径に粉砕した固体燃料を流動媒体中に投入

し,分散板から噴出した燃焼用空気によって流

動状態として行う燃焼。

流動床燃焼

気泡流動層燃焼

流動層燃焼において気泡を発生させ,沸騰状態

にして流動層を維持しながら行う燃焼。

低速流動層燃

焼,

バブリング流

動層燃焼

循環流動層燃焼

流動層燃焼において,気泡流動層燃焼の領域か

ら更に空塔速度を高め,搬送域の手前の状態で

行わせる燃焼。

高速流動層燃

加圧流動層燃焼

流動層燃焼において,燃焼炉の圧力を高め,燃

焼室負荷を大きくした燃焼。

加圧流動床燃

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28

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

慣用語

アグロメ

対応英語

塊状化

流動層ボイラにおいて,流動媒体が塊状になる

現象。

空塔速度

流動層内通過気体流量を,流動層断面積で除し

た値。

流動媒体

流動層を形成させるために使用する物質。

注記 小粒径のけい砂,炭酸カルシウム(石灰

石)などが用いられる。

粒子飛散率

流動層内の粒子のうち,流動層から,ガス中に

混入して飛び出すものの割合。

静止層高

流動用気体を,流動層へ送り込まないときの流

動媒体の高さ。

固定層

流動化開始速度に達していない粒体の層。

ダストリサイク

集じん装置で捕集したダストを,主燃焼炉へ戻

して燃焼させること。

スランピング

流動層への流動用気体の送り込みを止めて固定

層にすること。

(流動層)ボイ

ド率

流動層の気体容積の全容積に対する割合。

層内脱硫

流動層内に,二酸化硫黄(SO2)吸収剤として炭

酸カルシウム(石灰石)などを送入し,層内で

脱硫を行うこと。

Ca/Sモル比

石炭中の硫黄分(モル数)に対する層内脱硫に

使用する吸収剤[炭酸カルシウム(石灰石)な

ど]中のカルシウム分(モル数)の比。

メチレンブルー

吸着量

ボイラから排出される灰の有効利用の指標の一

つで,未燃炭素分の吸着作用を示す指標。

二段燃焼

燃焼に必要な空気量よりも少ない空気で,還元

燃焼を行うことによって,窒素酸化物(NOx)

を低減させる燃焼。

注記 不足分の空気は,バーナの後流のポート

から送って完全燃焼させる。

排ガス混合燃焼

燃焼用空気に燃焼排ガスの一部を混入して,燃

焼空気中の酸素濃度を低減させ,緩やかな燃焼

を行い,燃焼温度を低下させることによって,

窒素酸化物(NOx)を低減させる燃焼。

サーマルNOx

空気中の窒素が高温において,酸素と反応して

生成する窒素酸化物。

ベッド材,

流動材,

サーマルNO

フューエルNOx 燃料中の窒素化合物が燃焼のときに分解し,そ フューエルNO fuel NOx,

の窒素と酸素とが反応して生成する窒素酸化物。

注a) 0 ℃,1 013 hPaの状態。

b) 液体燃料として,“原油”,“軽油”,“ナフサ”,“アスファルト”,“黒液”などを使用する場合は,用語及び定義

の“重油”又は“燃料油”をこれらに読み替える。

5) 性能及び試験

番号

用語

定義

火格子燃焼率

単位時間に火格子単位面積当たり消費する燃料

の量の割合。

参考

慣用語

火床面負荷

対応英語

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29

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

火格子面積

火格子の燃焼に有効な面積。

微粉度

粉砕された粒子の細かさの度合い。

粉砕性

石炭を粉砕する場合の難易の度合い。

注記 石炭の粉砕性を表示する指数として,ハ

ードグローブ指数(hardgrove grindability

index)がある。

ハードグローブ

指数

ハードグローブ試験機を用いて,規定条件の下

で求めた,石炭の粉砕性を示す数値(JIS M 8801

参照)。

注記 一般的にHGIとして表す。ハードグロー

ブ指数は,粉砕性100として選んだ石炭

と比較して,相対的な粉砕性を示す数値

で,指数が高い方が粉砕されやすい。

ミル差圧

一次空気の微粉炭機前後の差圧。

ミル負荷率

微粉炭機の定格負荷に対する実際負荷の割合。

ミル軸動力

微粉炭機の運転で実際に消費される動力。

着火性

火付きの良否。

燃焼性

燃え方の良否。

安定燃焼限界

1) 液体燃料の場合,発煙及び吹き消えがなく, 火炎安定限界

安定した燃焼を続けることができる空気

量,空気温度,燃料温度,噴霧媒体の量及

び圧力の上下限。

2) 気体燃料の場合,発煙及び吹き消えがなく,

安定した燃焼を続けることができる空気

量,空気温度,燃料の組成などの上下限。

発煙限界

燃焼中に燃焼用空気を徐々に減少させたとき,

発煙を生じる限界。

空燃比

燃焼に使用した燃料に対する空気の質量割合。

バーナ特性

バーナにおける負荷と噴霧圧力などとの関係を

示す特性。

バーナ負荷調整

範囲

バーナの本数又はチップを変更することなしに

できる,負荷の調整が可能な範囲。

熱しゃく(灼)

減量

灰を600±25 ℃,3時間 強熱したときの質量減

量値。

層内燃焼率

流動層燃焼において,層内で燃焼する燃料の割

合。

砂中燃焼率,

層内燃焼割合

窒素酸化物低減

窒素酸化物(NOx)を低減させることによって

減少する窒素酸化物(NOx)量の,その方法を

用いない場合の窒素酸化物(NOx)量に対する

割合のことで,次の式で表す。

NOx低減率

慣用語

ここに, ηr: 窒素酸化物(NOx)低減率

NOx1: 対策前(NOx)(ppm)a)

NOx0: 対策後(NOx)(ppm)a)

火床面積

対応英語

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30

B 0126:2018

番号

用語

二段燃焼率

定義

参考

慣用語

対応英語

二段燃焼において,燃焼に必要な全空気量に対

する,バーナ後流のポートから供給する空気量

の割合のことで,次の式で表す。

ここに, γa: 二段燃焼率(%)

Qu: バーナ上部空気口からの

投入空気量(m3/h)b)

Qt: 全燃焼用空気量(m3/h)b)

排ガス混合率

燃焼用空気量に対する混合する排ガス量の割合

のことで,次の式で表す。

ここに, γg: 排ガス混合率(%)

Qg: 混入排ガス量(m3/h)b)

Qt: 全燃焼用空気量(m3/h)b)

フューエルNOx

変換率

燃料中の窒素化合物(窒素分)が全て窒素酸化

物(NOx)に変換したと仮定した場合の変換量

に対する実際の変換量との比。

換算NOx濃度

排ガス中の酸素濃度を標準酸素濃度に換算した

ときのNOx濃度のことで,次の式で表す。

ここに, Cc: 換算NOx濃度(ppm)a)

Cs: 排ガス中の実測NOx濃度

On: 標準酸素濃度(%)

Os: 排ガス中の実測酸素濃度

フューエル

NOx転換率

注a) ppmは体積百万分率。

b) 0 ℃,1 013 hPaの状態。

c) 配管

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

主蒸気管

ボイラ出口からタービンにつながる蒸気管。

高温再熱蒸気管

ボイラ再熱器出口からタービンにつながる蒸気

管。

低温再熱蒸気管

タービン出口からボイラ再熱器につながる蒸気

管。

給水管

給水ポンプからボイラまでの高圧水を導く管。

過熱器バイパス

ボイラの起動時間短縮を目的として,蒸気の一

部を過熱器をバイパスして復水器に導く管。

再熱器バイパス

再熱蒸気温度の制御を目的として,再熱器をバ

イパスする管。

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31

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

タービンバイパ

ス管

タービンをバイパスする管。

注記 タービン全てをバイパスするタービンバ

イバス管のほか,高圧タービンバイパス

弁に接続する高圧タービンバイパス管及

び低圧タービンバイパス弁に接統する低

圧タービンバイパス管がある。

送気管

ボイラ又はタービンから抽気してプロセス用な

どに使用する管。

補助蒸気管

補助蒸気用として使用する管。

加熱蒸気管

熱交換器などに加熱蒸気を供給する管。

ドレン管

ドレンを排出する管。

空気抜管

機器及び/又は配管から空気を抜き出す管(JIS

B 0127参照)。

排気管

蒸気をタービン又はその附属設備から外部へ排

出する管。

ブロー管

蒸気,水などを排出する管。

スプレー水管

蒸気温度を制御するためスプレー水を供給する

管。

軸受冷却水管

軸受,油冷却器,水素冷却器などに冷却水を供

給する管。

ボイラ水張り管

ボイラ水張りに使用する管。

フラッシング管

容器及び管系を流体の速度と衝撃とによって清

掃するための管。

ブローイング管

蒸気又は空気を使用して主配管の清掃をするた

めの仮配管。

ウォーミング管

蒸気などで,機器及び配管をあらかじめ暖める

のに用いる配管。

アスピレーショ

ンエア管

加圧燃焼のボイラで,バーナなどを取り出す際

に,炉内ガスの噴出を防止するための圧縮空気

を導入する管。

シールエア管

加圧燃焼のボイラなどで,炉内ガスの漏れを防

止するために,炉壁貫通部に加圧空気を導入す

る管。

慣用語

対応英語

2) 構造

番号

用語

定義

参考

ボイラ主蒸気止

め弁

ボイラ出口に設けられた主蒸気の止め弁。

ブロー弁

蒸気,ドレン,水などを排出する弁。

連続ブロー弁

連続ブロー量を調節する弁。

ドレン弁

ドレンを排出する弁。

給水止め弁

ボイラ入口に設けられた給水の止め弁。

給水逆止め弁

ボイラ給水が,ボイラから給水ポンプ側へ逆流

するのを防ぐ弁。

慣用語

対応英語

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32

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番号

用語

定義

参考

自動制御弁

自動制御装置の操作端として,調節部の信号に

よって自動操作される弁の総称。

注記 調整弁(自力式)と調節弁(他力式)と

がある。

調節弁

調節部の信号を受け,弁の作動に必要な動力を,

制御弁

補助動力源から受ける弁の総称。

調整弁

弁の作動に必要な動力を,検出部を通して制御

対象から受ける弁の総称。

給水調節弁

給水量を調節する弁。

給水制御弁

スプレー調節弁

蒸気温度を制御するために,注水量を加減する

弁。

スプレー制御

過熱器バイパス

過熱器入口から過熱器をバイパスして,流体を

導くための弁。

気水分離器水位

調節弁

貫流ボイラの気水分離器で発生したドレンを,

復水器などへ導くための調節弁。

気水分離器圧力

調節弁

貫流ボイラの気水分離器で発生した蒸気の圧力

を,制御するための調節弁。

ボイラ再循環流

量調節弁

貫流ボイラで,気水分離器を通してエコノマイ

ザ入口ヘ流体を再循環させるための調節弁。

タービンバイパ

ス弁

タービンをバイパスする弁。

空気抜弁

空気を抜く弁。

切替弁

管の系統を切り替える弁。

パイプラック

管などを並べて支持する棚状の枠。

管支持装置

管を支持するための装置。

慣用語

対応英語

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

慣用語

レシーバ

対応英語

蒸気だめ

蒸気を集めて各使用先へ連絡する容器。

ブロータンク

ブロー管の蒸気及びドレンを受け入れるタン

ク。

フラッシュタン

高温の圧力水をフラッシュさせるタンク。

蒸気アキュムレ

ータ

蒸気を一時ためておき,負荷の必要に応じてそ

れを利用する容器。

アキュムレータ

調圧又は圧力の脈動防止他のために取り付ける

容器。

フレームアレス

タンク・配管などの内部で可燃性流体の爆発が

発生した際に,発生した火炎の伝ぱ(播)を防

止する装置。

蒸気貯蔵器

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33

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4) 配管一般

番号

用語

定義

参考

ウォータハンマ

弁の急激な開閉,気体の混入などによって,管

内の流速が急変した場合,異常圧力が発生し,

管をたたくような音が生じる現象。

コールドスプリ

ング

配管が熱膨張した場合に応力が軽減されるよ

う,あらかじめ伸び量分を考慮しておくこと。

蒸気式トレース

輸送管などに蒸気管を沿わせて暖管する方法。 スチームトレ steam heat tracing

ース

温水式トレース

輸送管などに温水管を沿わせて暖管する方法。

電気式トレース

輸送管などを電熱で暖管する方法。

二重管式トレー

輸送管などを二重管にして,一方に加熱用蒸気

又は温水を通じて暖管する方法。

慣用語

対応英語

d) 運炭及び灰処理装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

アンローダ

対応英語

揚炭機

船で運ばれてきた石炭を荷揚げする機械。

マントロリ式揚

炭機

トロリに運転室を設け,橋げた上を走る形式の

揚炭機。

ロープトロリ式

揚炭機

橋けた上の機械室に各装置を設け,ロープを介

してトロリ移動を行う形式の揚炭機。

引込クレーン式

揚炭機

ジブを前後に移動させ,グラブバケットを引き

込む形式の揚炭機。

クラブトロリ式

揚炭機

機械室が橋げた上を走行し,トロリ移動を行う

形式の揚炭機。

連続式揚炭機

石炭を連続的に荷揚げする揚炭機。

スタッカ

貯炭場に石炭を広域にわたって積み付ける機

械。

リクレーマ

貯炭場の石炭を連続的に採取し,ベルトコンベ

ヤに送る機械。

スタッカ・リク

レーマ

スタッカとリクレーマとを組み合わせた機械。

スクレーパ

貯炭場の石炭を運搬,圧縮及び整炭する機械。

注記 広範囲の移動に適する。

カーダンパ

貨車で運搬された石炭を受け入れるために,貨

車を転倒させる装置。

水力輸送灰処理

装置

灰と水との混合物を,管又はとい(樋)の中を

通して輸送する装置。

空気輸送灰処理

装置

空気の流れによって灰を管で輸送する装置。

シップローダ

灰などを連続的に船に積み込む機械。

連続式アンロ

ーダ

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34

B 0126:2018

2) 構造

番号

用語

定義

参考

グラブバケット

揚炭機などからつ(吊)り下げて石炭をつかみ

取る器具。

石炭トリッパ

コンベヤフィー

ベルトコンベヤの石炭を自動的に所定の場所へ

落とす機械。

コンベヤを用いて石炭を供給する装置a)。

振動フィーダ

振動を利用して石炭を適量ずつ送り出す装置

慣用語

対応英語

エプロンフィー

エプロンコンベヤを用いて石炭を適量ずつ送り

出す装置a)。

石炭ホッパ

石炭を送り出しやすくした漏斗状の容器a)。

石炭バンカ

石炭を蓄えておく容器a)。

石炭サイロ

外部から受け入れた石炭を貯蔵する槽a)。

石炭払出装置

石炭を貯蔵するサイロから,連続して払い出す

装置a)。

ベルトコンベヤ

ベルトによって連続的に石炭などを運ぶ機械。

空気浮上式コン

ベヤ

空気によってベルトを浮上させ,連続的に石炭

などを運ぶ機械。

パイプコンベヤ

ベルトで密閉筒状断面を形成することによっ

て,連続的に石炭などを運ぶ機械。

チェーンコンベ

エンドレスに動くチェーンによって,又はそれ

にスラット,バケットなどを取り付け,石炭な

どを運ぶ機械(JIS B 0140参照)。

フローコンベヤ

密閉ダクト内のチェーンコンベヤによって,連

続的に石炭などを運ぶ機械。

バケットコンベ

バケットによって,連続的に石炭などを運ぶ機

械。

石炭クラッシャ

石炭を適当な大きさに破砕する機械。

振動ふるい

振動を利用して石炭の粒度をふるい分ける機械

石炭切出装置

コンベヤスクレ

ーパ

ベルトコンベヤの途中に取り付けて,石炭をか

き落とす器具a)。

アッシュホッパ

落下灰を集めるホッパ。

注記 火炉下に設けるものをクリンカホッパ,

後部伝熱面などに設けるものをシンダホ

ッパともいう。

アッシュクーラ

炉底などから排出された灰を冷却する装置。

灰輸送管

灰を空気又は水と混合して輸送する管。

アッシュセパレ

ータ

灰と輸送空気とを分離する装置。

アッシュバキュ

ームブレーカ

空気式灰輸送管内の真空を破壊する弁。

アッシュエキゾ

ースタ

圧力水を利用して,灰の空気輸送に必要な真空

を発生させる装置。

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35

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

エアセパレータ

空気輸送に必要な真空を発生させるための,圧

力水と空気とをアッシュエキゾースタ出口で分

離する装置。

クリンカクラッ

シャ

クリンカを適当な大きさに破砕する機械。

分級器

ボイラからの燃焼灰(シンダ及びフライアッシ

ュ)を,ある粒径範囲に選別する装置。

注記 分級器に入る燃焼灰を原粉(row fly ash),

分級された成分で粒度の粗い方を粗粉

(coarse fly ash),細かい方を細粉(fine fly

ash)と呼ぶ。

磁気分離器

鉄片を磁力によって取り除く装置。

ジェットポンプ

圧力水を噴射させ,クリンカを水力輸送するポ

ンプ。

脱水槽

水力輸送されてきたクリンカを脱水して,搬出

を容易にする装置。

灰処理ポンプ

灰処理に必要な圧力水を送るポンプ。

スラッジポンプ

水と混合した灰を輸送するポンプ。

慣用語

磁選器

スラリーポン

対応英語

ダストレスアン 灰に湿りを与え飛散を少なくして搬出する装

ローダ

置。

注a) 燃料として“木質チップ”,“RDF”などを使用する場合は,用語及び定義の“石炭”をこれらに読み替える。

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

貯炭場

石炭を蓄えておく場所。

屋外貯炭方式

石炭を屋外に貯炭する方式。

注記 野積方式及び擁壁方式がある。

屋内貯炭方式

石炭を屋内に貯炭する方式。

注記 サイロ方式,ドーム方式,建屋方式など

がある。

アーチブレーカ

石炭ホッパにおいて,石炭のアーチによる詰ま

りを防止する装置。

注記 バイブレータ式及び高圧空気噴射式があ

る。

ホッパヒータ

温度降下によるホッパ内のシンダの凝集を防ぐ

ための加熱器。

ホッパバイブレ

ータ

ホッパの壁に機械的に振動を与えて,石炭灰な

どの付着を防止する装置。

フリューダイザ

貯蔵された灰を排出するときに,低圧空気を吹

き込み流動性を与えて排出を容易にする装置。

パッカ

袋詰めをする装置。

灰沈殿池

水輸送されてきた灰を沈降分離させる池。

灰沈降槽

水輸送されてきた灰を沈降分離させる槽。

灰処理貯水槽

水力輸送用の水を一時的に貯蔵する槽。

灰捨場

灰を廃棄処分するための場所の総称。

空気吸入弁

空気輸送に必要な空気を吸い込む弁。

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36

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

ダスト弁

シンダ及びフライアッシュを輸送管へ送り込む

弁。

アッシュゲート

アッシュホッパからクリンカを排出するゲー

ト。

ロータリバルブ

ひれ付きロータで,貯灰サイロ底部から定量切

出しをする装置。

エアスライダ

傾斜したとい(樋)などに張られた布などの下

から低圧の空気を吹き出し,灰に流動性を与え

て輸送する装置。

貯灰サイロ

空気輸送されたフライアッシュを,一時貯蔵す

る槽。

ブレンディング

装置

貯灰サイロ下部から空気を送り込み,内部でフ

ライアッシュを流動拡散させ均質させる装置。

乾式クリンカコ

ンベヤ

ボイラ火炉下部に落下するクリンカを,連続的

に移送する乾式コンベヤ。

乾式クリンカ冷

却コンベヤ

乾式クリンカコンベヤから運び出されたクリン

カを,空気によって冷却しながら運ぶ機械。

水封式ドラグチ

ェーンコンベ

ボイラ火炉下部に落下するクリンカを,連続的

に移送する水封式コンベヤ。

慣用語

アッシュビン

対応英語

4) 運炭及び灰処理一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

シンダ

燃焼によって生成される粗粒灰。

フライアッシュ

燃焼によって生成される細粒灰。

パイライト

石炭を微粉炭機で粉砕する際に,粉砕されずに

排出する異物。

クリンカ

燃焼によって生成される灰が塊状となったも

の。

ボトムアッシュ

燃焼によって生成した灰のうち,炉底に落下し

たもの。

スラグ

固体燃料の灰などが溶融してガラス状に変質し

た物質。

定義

参考

5) 性能及び試験

番号

用語

輸送量試験

石炭,灰などの輸送能力を測定する試験。

灰輸送管漏れ試

灰を空気輸送する場合の管系の漏れ試験。

慣用語

対応英語

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37

B 0126:2018

e) 通風装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

押込ファン

燃料の燃焼に必要な空気を送り込むファン。

押込通風機,

強圧ファン,

誘引ファン

煙道ガスを煙突に送り込むファン。

誘引通風機,

吸込ファン,

吸出ファン,

ガス再循環ファ

煙道ガスを再循環するファン。

ガス再循環通

風機,

ガス循環ファ

ン,

排ガス混合ファ

燃焼用空気に排ガスを混合するためのファン。 ガス混合通風 gas mixing fan

機,

ガス混合ファ

ン,

二段燃焼用ファ

二段燃焼用空気を送り込むファン。

遠心ファン

主に遠心力によって気体を圧送するファン。

軸流ファン

翼列の回転によって気体を軸方向に圧送するフ

ァン。

注記 動翼の取付け角を変化させることによっ

て,風量・風圧の制御を行うものを動翼

可変ピッチ軸流ファンという。

コンクリート製

煙突

鉄筋コンクリート製の煙突。

鋼製煙突

鋼板製の煙突。

FRP製煙突

FRP(繊維強化プラスチック)製の煙突。

自立形煙突

自立形式の煙突。

鉄塔支持形煙突

筒身を鉄塔で支持した構造の煙突。

コンクリート支

持形煙突

筒身をコンクリート塔で支持した構造の煙突。

多脚形煙突

複数個の筒身で自立した構造の煙突。

集合煙突

排煙の上昇高さを高めるため,複数のボイラの

筒身を組み合わせた構造の煙突。

2) 構造

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

羽根

遠心ファンで,気体に遠心力を与える板状の部

分。

軸流ファンで,気体に軸方向の流れを与える翼

形断面の板。

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38

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

慣用語

羽根車

対応英語

インペラ

遠心ファンなどで羽根をもつ回転体。

(ファン)ケー

シング

回転体を囲む鋼板。

吸込ベーン

吸込コーン又はケーシング袖内に,放射状に設

けた可動の案内羽根(JIS B 0132参照)。

筒身

煙突で排ガスが通る部分。

(煙突)外筒

二重筒構造の煙突で,その外側の筒身。

注記 強度部材としての役目を果たす。

(煙突)内筒

二重筒構造の煙突で,その内側の筒身。

注記 ライニング材の役目を果たす。

動翼

ロータ(ハブ)に取り付けた回転する翼(JIS B

0132参照)。

可変静翼

運転中に,その取付け角度が変えられるような

機構をもった静翼(JIS B 0132参照)。

可変動翼

運転中に,その取付け角度が変えられるような

機構をもった動翼(JIS B 0132参照)。

筒体

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

風道

空気を輸送するための通路。

空気ダクト

熱風道

空気予熱器で加熱された,温度が高い空気を輸

送する風道。

熱空気ダクト

冷風道

空気予熱器で加熱していない,低温の空気を輸

送する風道。

冷空気ダクト

テンパリングエ

アダクト

ミル用などとして,温度調節用低温空気を輸送

する風道。

冷却空気風道

吸込風道

押込みファンの吸込側の風道。

サクションダ

クト

ダンパ

風道を通過する風量又は煙道を通過するガス量

を,調節又は遮断する装置。

ダイバータダン

ガスタービン排気の流れを切り換えるか又は調

整するダンパ。

スライドゲート

ダンパ

流れに直角に鋼板などの遮蔽物を出し入れし

て,流れを遮断するダンパ。

ルーバダンパ

よろい戸式のダンパ。

バタフライダン

回転式のダンパ。

ダンパエアシー

ダンパからのガス漏れを防ぐエアシール。

煙道

燃焼後のガスを輸送するための通路。

ガスダクト

再循環煙道

燃焼ガスを再循環する煙道。

再循環ガスダ

クト

テンパリングガ

スダクト

火炉出口ガスの温度を下げるための再循環ガス

を輸送する煙道。

ギロチンダン

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39

B 0126:2018

4) 通風一般

番号

用語

定義

参考

吸込状態

吸込口における気体の圧力・温度・湿度・流速

などの状態。

吐出し状態

吐出しにおける気体の圧力・温度・湿度・流速

などの状態。

通風損失

ボイラ,煙道,風道などを通じて生じる通風の

圧力損失。

通風力

圧力損失に打ち勝って,気体を流す力。

押込通風

押込ファンを使用して,炉内圧を大気圧以上に

保ちながら運転する通風方法。

平衡通風

押込ファンと誘引ファンとを併用して,炉内圧

を大気圧近くの負圧に保ちながら運転する通風

方法。

誘引通風

誘引ファンを使用して,燃焼ガスを吸い出しな

がら運転する通風方法。

慣用語

ドラフト損失

対応英語

強圧通風

5) 性能及び試験

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

軸動力

送風機,ポンプなどの回転機械を駆動するのに

必要な動力。

吐出し風圧

ファンの吐出し口における静圧。

吐出し風量

ファンが吐き出す風量。

f)

集じん装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

機械式集じん装

遠心力,重力又は慣性力を利用して,含じんガ

スからダストを分離捕集する集じん装置。

サイクロン集じ

ん装置

円筒内回転流によって含じんガスに遠心力を与

えて,ダストを分離捕集する集じん装置。

マルチサイクロ

ン集じん装置

小形サイクロンを並列に配置した集じん装置。

乾式集じん装置

水を用いずに,ガス中のダストを分離捕集する

集じん装置。

湿式集じん装置

含じんガス又は分離したダストを水と接触さ

せ,湿潤状態でダストを捕集する集じん装置。

電気集じん装置

放電極のコロナ放電を利用して含じんガス中の

粒子に電荷を与え,この帯電粒子を集じん電極

に分離捕集する装置。

電気集じん器,

低温電気集じん

装置

空気予熱器を通過した低温排ガス中の粒子を,

分離捕集するために設けた電気集じん装置。

低温電気集じ

ん器,

低温EP

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40

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

高温電気集じん

装置

エコノマイザを通過した高温排ガス中の粒子

を,分離捕集するために設けられた電気集じん

装置。

高温電気集じ

ん器,

高温EP

低低温電気集じ

ん装置

低低温排ガス中の粒子を,分離捕集するために

設けた電気集じん装置。

注記 通常,空気予熱器と電気集じん装置の間

に,ガス-ガスヒータの熱回収器を設置す

る。これを通過した排ガスを低低温排ガ

スと呼ぶ。

低低温電気集

じん器,

低低温EP

ろ過集じん装置

含じんガスをろ過材を通過させダストを捕集す

る装置。

注記 布袋をろ過材とするものを,バグフィル

タと呼ぶ。

移動電極式電気

集じん装置

チェーンで連結された移動式の集じん極を集じ

ん極下部まで移動させ,設置されているブラシ

によってダストを除去する電気集じん装置。

慣用語

対応英語

2) 構造

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

(ダスト)サイ

クロン

含じんガスに遠心力を与えてダストを分離する

装置。

導翼

サイクロンでガスに旋回運動を与える案内羽

根。

案内羽根,

ガイドベーン

集じん極

電気集じん装置で,負の電荷をもつダストを吸

着する陽極。

集じん電極

放電極

電気集じん装置で,ダストを負の帯電粒子にす

るための陰極。

集じん室

含じんガスからダストを分離捕集する部屋。

ガス整流板

集じん室内のガス流が,均一になるように取り

付けた固定板。

ろ布

バグフィルタにろ過材として使用する織布,不

織布(フェルト)など。

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

水洗装置

集じん装置に付着したダストを水洗いする装

置。

荷電装置

電気集じん装置で,放電極と集じん極との間に

荷電するための装置。

整流装置

交流を直流に変換する装置。

注記 シリコン整流装置,ケノトロン整流装置,

セレン整流装置などがある。

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41

B 0126:2018

番号

用語

定義

参考

払落し装置

1) 電気集じん装置において,電極に付着した

ダストを払い落とすために振動を与える装

置。

2) ろ過集じん装置において,ろ布に振動,逆

気流などを与えて,ろ布に捕集されたダス

トを払い落とす装置(JIS B 9909参照)。

バイブレータ

高速振動の衝撃を与える装置。

調質装置

集じん装置を有効に働かせるために,含じんガ

ス中に水,蒸気,薬品などを注入して,含じん

ガス又はダストの性状を改善させる装置。

慣用語

つい打装置(第

一段落),

シェイキング

装置(第二段

落)

対応英語

4) 集じん一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばいじん濃度

含じんガスの単位体積に含まれるダストの量。 含じん濃度,

ダスト濃度

ダスト

気体中に含まれる固体粒子。

ミスト

気体中に含まれる液体微粒子。

粒径分布

ダスト又はミストの粒径の分布割合を表したも

の。

含じんガス

ばいじんなどの固体粒子を含むガス又は空気。

再飛散

電気集じん装置で,電極上に一旦捕集されたダ

ストが再びガス中に飛散すること。

見掛け電気抵抗

集じん極に堆積した状態におけるダスト層の電

気抵抗率。

注記 一般的に単位は“Ω・cm”又は“Ω・m”で

表す。

安定荷電

電気集じん装置で,集じん効果が良好で,かつ,

放電極と集じん極との間の電位差が安定してい

る状態。

逆電離

集じん極に堆積したダスト層で,空間部分の絶

縁破壊による正コロナを生じること。

注記 この現象が起きると,集じん率は低下す

る。

ダスト移動速度

ダストが集じん極に引き寄せられる速度。

注記 ダストの集じんの難易度を示し,一般的

に単位は“cm/s”で表す。

粉じん

粒子径分布

見掛け電気抵

抗,

灰電気抵抗値

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42

B 0126:2018

5) 性能及び試験

番号

用語

集じん率

定義

参考

慣用語

集じん装置で捕集したダストの割合のことで,

次の式で表す。

ここに, η: 集じん率(%)

W1: 集じん装置入口の含じん

濃度(g/m3)a)

W0: 集じん装置出口の含じん

濃度(g/m3)a)

部分集じん率

ダスト又はミストの粒径分布のうち,ある範囲

の粒径に着目した集じん率。

通過率

集じん装置で捕集できなかったダストの割合の

ことで,次の式で表す。

対応英語

集じん効率,

捕集効率,

捕集率,

除じん効率,

分離効率,

回収率

部分集じん効

率,

部分捕集効率,

部分分離率,

部分効率,

部分除じん率

ここに, ηp: 通過率(%)

W1: 集じん装置入口の含じん

濃度(g/m3)a)

W0: 集じん装置出口の含じん

濃度(g/m3)a)

基本流速

集じん装置で,集じん効果に影響する代表的な

場所のガス流速。

ガス滞留時間

含じんガスが集じん装置を通過する時間。

ろ過面積

気体が通過する,ろ過材の表面積。

比集じん面積

単位処理ガス量当たりの集じん面積のことで,

次の式で表す。

ここに, SCA: 比集じん面積(s/m)

Sa: 集じん面積(m2)

Gc: 処理温度におけるガス流

量(m3/s)

液ガス比

集じん作用に直接関与する洗浄液の流量と入口

ダクトにおける湿りガス流量との体積比。

注記 一般的に単位は“L/m3”で表すa)。

注水率,

洗浄率

荷電時間

含じんガスが,電気集じん装置の電界中を通過

する時間。

等速吸引

含じんガス中のダストを同濃度で試料採取装置

に導くため,吸引口における吸引ガス速度と,

含じんガス速度とが等しくなるように吸引する

こと。

ガス整流試験

整流板を調整してガスの流れを均一にするた

め,ガス通路断面各部における流速を測定する

試験。

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43

B 0126:2018

番号

用語

荷電試験

定義

参考

慣用語

対応英語

電気集じん装置で,荷電電圧を変えて電圧と電

流との関係その他を調べる試験。

注a) 0 ℃,1 013 hPaの状態。

g) 排煙脱硫装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

湿式排煙脱硫装

排ガス中の硫黄酸化物(SOx)を,吸収液を用

いて湿式で処理する装置。

注記 排ガス中のダストを脱じん塔又は冷却塔

で除去してから吸収塔で脱硫する灰分離

方式(double loop process)と,ダストを

除去せずに吸収塔で脱硫する灰混合方式

(single loop process)とがある。

乾式排煙脱硫装

排ガス中の硫黄酸化物(SOx)を,活性炭など Dry-FGD,

を用いて乾式で処理する装置。

注記 活性炭,活性コークスなどの炭素系触媒

を接触させることによって,SOx,NOx,

ダイオキシン類及び微量有害物質を除去

する活性炭吸着法がある。

半乾式排煙脱硫

装置

スラリー状の吸収剤を微粒化して,スプレード

ライヤ内で排ガス中の硫黄酸化物と反応させ,

副生品を乾燥固体で回収する装置。

酸化塔別置方式

湿式排煙脱硫装置の酸化システムの一つで,吸

収塔に酸化用空気を供給せず,別途設置した酸

化塔において亜硫酸塩を硫酸塩に酸化する方

式。

酸化塔別置型

吸収塔内酸化方

湿式排煙脱硫装置の酸化システムの一つで,吸

収塔に酸化用空気を供給して,SOxの吸収から

硫酸塩への酸化までを吸収塔内で行う方式。

吸収塔内酸化

型,

塔内酸化型

石灰-石こう

(膏)法

排ガスを冷却し,吸収塔で排ガス中の亜硫酸ガ

スを気液接触によって吸収し,生成する亜硫酸

カルシウムを酸化塔で空気酸化し,石こう(膏)

として回収する方式。

液柱方式

吸収塔で脱硫する方式の一つで,塔下部に設置

したノズルから上向きに吸収液を噴出させ,上

部で分散後下方へ落下させる上下往復吸収液に

よる気液接触方式。

グリッド充塡方

吸収塔で脱硫する方式の一つで,塔上部にある

スプレーヘッダから吸収液を下向きに噴出さ

せ,グリッド状の充塡物をぬ(濡)らし,そこ

で排ガスと吸収液との気液接触によってSO2吸

収を行う方式。

ジェットバブリ

ングリアクタ

方式

吸収塔で脱硫する方式の一つで,多数のガスス

パージャを通じて,排ガスを液面下数百mmに

位置する開口部から水平方向に噴出し,吸収液

と激しくバブリングさせることで気液接触させ

る方式。

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44

B 0126:2018

2) 構造

番号

用語

定義

参考

慣用語

除じん塔

対応英語

脱じん塔

排ガス中のダストを除去する装置。

冷却塔

排ガスを冷却する装置。

吸収塔

排ガス中の硫黄酸化物(SOx)を吸収液で吸収

し,除去する装置。

スプレー塔

吸収塔の一つで,吸収液をスプレーノズルで噴

霧した液滴によって,排ガス中の硫黄酸化物

(SOx)を吸収し,除去する装置。

ベンチュリース

クラバ

ベンチュリー方式のガス洗浄器。

酸化塔

酸化塔別置方式の湿式排煙脱硫装置において,

吸収塔で生成した亜硫酸塩を酸化して硫酸塩に

する装置。

酸化槽

吸収塔内酸化方式の湿式排煙脱硫装置におい

て,生成した亜硫酸塩を酸化して硫酸塩にする

装置。

注記 吸収塔の一部分である。

酸化タンク

石こう(膏)脱

水機

石こう(膏)(硫酸カルシウム)スラリーの水分

を分離する装置。

石こう(膏)分

離機

吸着塔

排ガス中の二酸化硫黄(SO2)を,活性炭などの

吸着剤で吸着し,除去する装置。

脱離塔

吸着剤に吸収された二酸化硫黄(SO2)を加熱す

ることによって,高濃度の二酸化硫黄(SO2)と

して脱離させる装置。

二酸化硫黄還元

二酸化硫黄(SO2)を還元剤で還元して,単体硫

黄とする装置。

スプレードライ

吸収液を微粒化して高温の排ガス中に噴霧し,

硫黄酸化物(SOx)を吸収すると同時に,排ガ

スの顕熱によって水分を蒸発させ,反応生成物

を乾燥固形物とする装置。

再生塔

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ガス昇圧ファン

脱硫装置に必要な通風力を排ガスに与えるファ

ン。

脱硫ファン,

脱硫通風機,

冷却液循環ポン

冷却塔内の冷却液を循環させるポンプ。

冷却塔循環ポ

ンプ

吸収液循環ポン

吸収塔内に吸却液を循環させるポンプ。

吸収塔循環ポ

ンプ

ガス再加熱装置

吸収塔出口のガスを再加熱する装置。

ガス再加熱炉

ガス再加熱装置の一種で,燃料をた(焚)いて

吸収塔出口のガスを再加熱する装置。

アフタバーナ

ガス-ガスヒー

吸収塔の入口ガスと出口ガスとを熱交換させる

装置。

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番号

用語

定義

参考

スチーム-ガス

ヒータ

吸収塔出口のガスを蒸気で再加熱する装置。

ミストエリミネ

ータ

吸収塔を出たガスに含まれるミストを除去する

装置。

緊急ブロー槽

緊急時に脱硫装置内の吸収液スラリー及び石こ

う(膏)スラリーを一時貯液する槽。

酸化用空気ブロ

吸収塔内酸化方式の酸化槽,及び酸化塔別置方

式の酸化塔に空気を送る送風機。

吸収剤供給装置

吸収塔又は吸収塔循環タンクに吸収剤を供給す

る装置。

吸着剤移送装置

吸着剤を移送するコンベヤなどの設備。

バイパスダクト

ボイラ排ガスを直接煙突へ導き,脱硫装置をバ

イパスするダクト。

慣用語

酸化空気ブロ

対応英語

4) 排煙脱硫一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

硫黄酸化物

燃料中の硫黄が,燃焼反応において生成する硫

黄酸化物の総称。

注記 主として,二酸化硫黄(SO2)と三酸化硫

黄(SO3)とである。

吸収剤

硫黄酸化物(SOx)を吸収する薬品。

注記 炭酸カルシウム(石灰石),酸化カルシウ

ム(生石灰),水酸化カルシウム(消石灰)

などがある。

副生品

脱硫装置で副生される製品。

注記 石こう(膏),硫酸,硫黄などがある。

活性炭

硫黄酸化物(SOx)などを吸着させる多孔質の

炭。

脱離ガス

脱離塔で吸着剤から分離された高濃度の二酸化

硫黄(SO2)から成るガス。

未処理ガス

脱硫装置で処理していないガス。

処理ガス

脱硫装置で処理したガス。

酸化用空気

1) 酸化塔別置方式の湿式脱硫装置において酸

化塔に供給する空気。

2) 吸収塔内酸化方式の湿式脱硫装置において

酸化槽に供給する空気。

酸化空気

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5) 性能及び試験

番号

用語

定義

参考

慣用語

脱硫率

硫黄酸化物(SOx)を除去する割合のことで,

次の式で表す。

対応英語

ここに, ηs: 脱硫率(%)

SOx1: 脱硫装置入口の硫黄酸化

物(SOx)濃度(ppm)a)

SOx0: 脱硫装置出口の硫黄酸化

物(SOx)濃度(ppm)a)

液ガス比

脱硫率に大きく影響を与える因子で,吸収液量

と処理ガス量との体積比。

注記 一般的に単位は“L/m3”で表すb)。

脱じん率

ダストを除去する割合のことで,次の式で表す。 除じん率

ここに, ηd: 脱じん率(%)

Wd1: 脱じん装置入口の含じん

濃度(g/m3)b)

Wd0: 脱じん装置出口の含じん

濃度(g/m3)b)

吸収剤過剰率

吸収剤の理論的な必要量に対し,過剰に投入す

る吸収剤量の割合。

注a) ppmは体積百万分率。

b) 0 ℃,1 013 hPaの状態。

h) 排煙脱硝装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

乾式排煙脱硝装

触媒を用いて,排ガス中の窒素酸化物(NOx)

を乾式で処理する装置。

脱硝装置

選択接触還元法

触媒を用いて,排ガス中の窒素酸化物(NOx)

をアンモニアなどの還元剤によって,窒素と水

蒸気とに分解する方法。

触媒脱硝,

無触媒還元法

触媒を用いないで,高温度域で排ガス中の窒素

酸化物(NOx)をアンモニアなどの還元剤によ

って,窒素と水蒸気とに分解する方法。

無触媒脱硝,

高ダスト脱硝方

石炭だ(焚)きボイラの排煙脱硝において,脱

硝反応器の上流で除じんしないで脱硝する方

式。

低ダスト脱硝方

石炭だ(焚)きボイラの排煙脱硝において,脱

硝反応器の上流で除じんした後,脱硝する方式。

高温脱硝方式

ガスタービンの排ガス脱硝において単純サイク

ルなどの高温排ガスを脱硝する触媒脱硝方式

(JIS B 8040参照)。

注記 高温排ガスとはおおむね450 ℃以上をい

う。

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番号

用語

定義

参考

中温脱硝方式

排熱回収ボイラの排ガス脱硝において中温排ガ

スを脱硝する触媒脱硝方式。

注記 中温排ガスとはおおむね250〜450 ℃を

いう。

低温脱硝方式

排熱回収ボイラの排ガス脱硝において低温排ガ

スを脱硝する触媒脱硝方式。

注記 低温排ガスとはおおむね250 ℃以下をい

う。

炉内脱硝

ボイラの火炉内において,燃焼過程で生成され

る中間生成物(炭化水素化合物)によって窒素

酸化物(NOx)を還元する脱硝方法。

慣用語

対応英語

2) 構造

番号

用語

定義

参考

脱硝反応器

触媒を充塡し,脱硝反応を行わせるための容器。

触媒層

触媒を充塡している層。

触媒容器

触媒を鋼板製容器に詰めて取扱いの単位とした

もの。

板状触媒

平行平板形構成の平行流形触媒。

格子状触媒

格子目状の平行流形触媒。

コルゲート状触

波目形の平行流形触媒。

粒状触媒

球形,円柱形,円筒形などの粒状形触媒。

慣用語

触媒バスケッ

ト,

触媒ユニット,

触媒ブロック,

触媒パック

対応英語

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

アンモニア供給

装置

脱硝反応を行わせるためのアンモニアを供給す

る装置。

アンモニア注入

装置

脱硝反応器の上流で排ガス中にアンモニアを注

入する装置。

アンモニア注入

格子

脱硝用アンモニアを均一に注入するために,注 アンモニア注

入口(ノズル)が格子状に配置された注入設備。 入ノズル,

アンモニア注

入グリッド,

アンモニア希釈

空気

アンモニア供給装置からのアンモニアを希釈す

るための空気。

注記 希釈濃度は,アンモニアの爆発限界を考

慮して決定される。

アンモニア気化

液体アンモニアを蒸気などで加熱して気化する

装置。

アンモニア希釈

エアファン

アンモニアとの混合用空気を強制して送る送風

機。

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4) 排煙脱硝一般

番号

用語

定義

参考

窒素酸化物

燃焼反応において生成する窒素酸化物(NOx) NOx

の総称。

注記 ボイラ排ガス中の窒素酸化物(NOx)は,

主として,一酸化窒素(NO)と二酸化窒

素(NO2)とである。用語番号2483及び

2484参照。

脱硝触媒

脱硝反応を促進させる物質。

リークアンモニ

脱硝反応に寄与せずに,脱硝反応器を通り抜け

るアンモニア。

残留アンモニ

ア,

未反応アンモ

ニア

シンタリング

触媒の粒子構造が高温にさらされることによっ

て破壊され,比表面積が減少する現象。

焼結

被毒

触媒の反応活性点が,排ガス中に含まれるアル

カリ成分(ナトリウム及び/又はカリウム)に

よって吸着され,触媒性能が失活する現象。

アンモニア代替

還元剤

尿素水,重炭酸アンモニウムなど,排ガス中で

アンモニアに転換して脱硝効果が得られる物

質。

慣用語

対応英語

5) 性能及び試験

番号

用語

定義

参考

慣用語

脱硝率

排ガス中の窒素酸化物(NOx)が脱硝装置で除

去される割合のことで,次の式で表す。

対応英語

ここに, ηx: 脱硝率(%)

NOxin: 脱硝装置入口の窒素酸化

物(NOx)濃度(ppm)a)

NOxout: 脱硝装置出口の窒素酸化

物(NOx)濃度(ppm)a)

SV値

触媒単位体積当たりの処理ガス流量のことで,

次の式で表す。

ここに, SV: SV値(h−1)

G: 処理ガス流量(m3/h)b)

V: 触媒量(m3)

LV値

触媒層へ入る前のガス速度のことで,次の式で

表す。

ここに, LV: LV値(m/s)

Q: 処理温度におけるガス流

量(m3/s)

S: 触媒層へ入る前のガス入

口断面積(m2)

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番号

用語

定義

参考

慣用語

AV値

NH3/NOxモル比 窒素酸化物(NOx)量(モル数)に対する脱硝

反応をさせるために注入するアンモニア量(モ

ル数)の比。

三酸化硫黄

(SO3)転換率

脱硝反応器において,二酸化硫黄(SO2)が触媒

によって酸化されて三酸化硫黄(SO3)に転換さ

れる割合のことで,次の式で表す。

対応英語

触媒の単位ガス接触表面積当たりの処理ガス流

量のことで,次の式で表す。

ここに, AV: AV値[m3/(h・m2)]b)

G: 処理ガス流量(m3/h)b)

V: 触媒量(m3)

A: 触媒単位体積当たりのガ

ス接触表面積(m2/m3)

二酸化硫黄

(SO2)酸化率

ここに, ηcr: 三酸化硫黄(SO3)転換率

脱硝反応器出口の三酸化

硫黄(SO3)濃度(ppm)a)

脱硝反応器入口の三酸化

硫黄(SO3)濃度(ppm)a)

脱硝反応器入口の二酸化

硫黄(SO2)濃度(ppm)a)

触媒寿命

触媒が使用中に,経時的に性能低下し,所定の

脱硝率を下回り,交換などを必要とするまでの

期間。

注a) ppmは体積百万分率。

b) 0 ℃,1 013 hPaの状態。

i)

二酸化炭素分離回収装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

化学吸収法

排ガス中のCO2をアミンなどの溶液を用いて化

学的に吸収液に吸収させ分離し,回収する方法。

物理吸収法

排ガス中のCO2を大量に溶解できる液体中に接

触させ,高圧・低温下で物理的にCO2を吸収し,

減圧又は加熱してCO2を回収する方法。

膜分離法

排ガス中のCO2を分離機能をもつ薄膜を利用し

て分離し,回収する方法。

固体吸着法

排ガス中のCO2を固体吸着剤を用いて吸収して

分離し,回収する方法。

慣用語

対応英語

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2) 附帯設備

番号

用語

定義

二酸化炭素分離

回収装置

ボイラ排ガスなどから炭酸ガス(CO2)を分離

回収する装置(JIS B 0130参照)。

注記 分離原理の違いから,化学吸収法,物理

吸収法,膜分離法,固体吸着法などの区

別がある。

参考

慣用語

j)

対応英語

石炭ガス化装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

噴流床式ガス化

微粉炭をバーナによって酸化剤(酸素又は空気)

とともに炉内に噴射し,部分燃焼によって発生

する高温で短時間にガス化する炉。

流動層式ガス化

炉内の分散板上に粉炭を供給し,炉底からの酸

化剤(空気,水蒸気など)によって,流動させ

ながらガス化する炉。

固定層式ガス化

上部から火格子上に塊炭を供給し,部分燃焼に

よって発生する高温ガスでガス化する炉。

溶融浴式ガス化

炉底の溶融熱媒体(溶融灰,溶融鉄,炭酸塩な

ど)に,石炭,酸素及び水蒸気を吹き付け,石

炭をガス化する炉。

2) 構造

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ガス冷却器

ガス化炉から発生した高温の石炭ガスと熱交換

し,蒸気などを発生する熱交換器。

放射形ガス冷却

主に放射形伝熱面によって構成されるガス冷却

器。

対流形ガス冷却

主に対流形伝熱面によって構成されるガス冷却

器。

乾式ガス精製装

ガス化炉で発生したガスを高温のまま脱じん,

脱硫及びその他の不純物除去を行う装置。

湿式ガス精製装

ガス化炉で発生したガスを気液接触法で脱硫及

びその他の不純物除去を行う装置。

3) 石炭ガス化一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

酸素吹き

石炭のガス化剤として空気よりも酸素濃度が高

い気体を用いる方法。

空気吹き

石炭のガス化剤として空気を用いる方法。

スラリーフィー

ガス化炉への石炭供給の一つで,微粉炭と水と

を混合したスラリーで搬送する方法。

ドライフィード

ガス化炉への石炭供給の一つで,微粉炭を気流

で搬送する方法。

湿式給炭

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番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

O/C比

ガス化炉に投入される石炭中の炭素とガス化剤

中の酸素との原子数比。

ガス化剤

石炭中の固定炭素に酸素を供給し,これをガス

化するもの。

フラックス添加

灰融点を下げるために,石灰石などを混ぜるこ

と。

4) 性能及び試験

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

炭素転換率

ガス化炉に供給した石炭中の炭素量に対する生

成ガス中の炭素量の割合。

冷ガス効率

ガス化炉に供給した石炭の発熱量に対する生成

ガスの発熱量の割合。

熱ガス効率

ガス化炉に供給した総熱量に対する生成ガスの

総熱量の割合。

注記 総熱量には全顕熱を含み,ガス化炉から

系外への回収熱量がある場合は,生成ガ

ス側の熱量に加算する。

k) 廃棄物ガス化装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

キルン式ガス化

プロセス

回転式加熱方式で,固形廃棄物の熱分解ガス化

を行うこと。

流動床式ガス化

プロセス

低酸素状態の流動床で加熱してガス化を行うこ

と。

乾留炉

固形廃棄物を空気遮断状態で間接加熱して熱分

解を行う装置。

2) 構造

番号

用語

定義

参考

慣用語

廃棄物燃料払出

装置

廃棄物燃料を払い出す装置。

注記 バンカ底面にレーキを設置し切断する形

式のもの,スクリュー式のものなどがあ

る。

対応英語

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

改質設備

廃棄物処理で得られた燃料ガスを低分子化し

て,燃料性能の向上(改質)を行う設備。

水噴射式燃焼ガ

ス冷却装置

廃棄物燃焼ガスを排ガス処理に適した温度まで

水噴射によって急冷する設備。

慣用語

対応英語

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4) 廃棄物ガス化一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ガス化改質

固形廃棄物を低酸素状態で熱分解して,燃料化

したガスを更に改質して,高品位燃料ガスを得

ること。

ガス化溶融

固形廃棄物を熱分解した後,発生ガスを燃焼又

は回収するとともに,灰,不燃物などを溶融す

ること。

吸着式ガス処理

物理吸着によって有害物を除去するガス処理方

式。

活性炭吸着法

活性炭,活性コークスなどの炭素系触媒を接触

させることによって,SOx,NOx,ダイオキシ

ン類及び微量有害物質を除去する方法。