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B 8040:2018

ページ

序文 ··································································································································· 1

1 適用範囲························································································································· 1

2 引用規格························································································································· 1

3 用語の分類······················································································································ 2

4 用語及び定義··················································································································· 3

附属書A(参考)ガスタービン構成要素の配置例 ······································································ 44

附属書B(参考)コンバインドサイクル構成要素の配置例 ·························································· 48

附属書C(参考)参考文献 ···································································································· 56

附属書JA(参考)ガスタービン用語規格の用語対比表 ······························································· 57

附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 64

(1)

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B 8040:2018

まえがき

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人火力

原子力発電技術協会(TENPES)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本

工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本

工業規格である。これによって,JIS B 8040:2005は改正されこの規格に置き換えられ,また,JIS B 0128:2005

は廃止され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(2)

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日本工業規格

JIS

B 8040:2018

ガスタービン及び附属装置−用語

Gas turbine and auxiliary equipment-Vocabulary

序文

この規格は,1996年に第1版として発行されたISO 11086を基に,対応する部分(用語及び定義)につ

いては対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際

規格には規定されていない規定項目を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1

適用範囲

この規格は,ガスタービンにおいて航空用を除く用途全般,すなわち,産業用,石油ガス工業用,船舶

用,分散形エネルギーシステム用,コンバインドサイクル用,コージェネレーション用,発電用及び機械

駆動用などのガスタービン一般に用いる基本的な用語について規定する。

注記1 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 11086:1996,Gas turbines−Vocabulary(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。

注記2 対応国際規格にある用語のほかに,必要と認められる用語を追加している。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 0126 火力発電用語−ボイラ及び附属装置

JIS B 0127 火力発電用語−蒸気タービン及び附属装置並びに地熱発電設備

JIS B 0130 火力発電用語−一般

JIS B 8041 ガスタービン−受渡試験方法

JIS B 8042-2 ガスタービン−調達仕様−第2部:比較基準条件及び定格

JIS B 8042-3 ガスタービン−調達仕様−第3部:設計要求事項

JIS B 8042-4 ガスタービン−調達仕様−第4部:燃料及び環境

JIS B 8042-9 ガスタービン−調達仕様−第9部:信頼性,稼動性,保全性及び安全性

JIS B 8043-1 ガスタービン−排気排出物−第1部:測定及び評価

JIS B 8044 ガスタービン及びガスタービン装置−空気音の測定−実用測定方法及び簡易測定方法

JIS B 8121 コージェネレーションシステム用語

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2

B 8040:2018

JIS Z 3001-2 溶接用語−第2部:溶接方法

3

用語の分類

用語の分類は,次による。

a) ガスタービン

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) ガスタービン一般

5) 性能及び試験

b) タービン

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) タービン一般

5) 性能及び試験

c) 圧縮機

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) 圧縮機一般

5) 性能及び試験

d) 燃焼器

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) 燃焼器一般

5) 性能及び試験

e) 制御−保安装置

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) 制御−保安装置一般

5) 性能及び試験

f)

燃料装置

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) 燃料装置一般

g) 吸排気装置

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3

B 8040:2018

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) 吸排気装置一般

5) 性能及び試験

h) 脱硝装置

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) 脱硝装置一般

5) 性能及び試験

4

用語及び定義

用語及び定義は,次による。

なお,参考のために慣用語及び対応英語を示す。

注記1 用語の一部に丸括弧( )を付けてあるものは,紛らわしくない場合には,丸括弧内を省略

してもよい。

注記2 用語のうち,附属書A及び附属書Bに説明図を示したものがあるが,その場合には各定義中

に図の番号を記載している。

注記3 対応英語の中で,太字で示したものは,対応国際規格で規定している用語を示す。

注記4 用語の番号は,この規格として付番しており,対応国際規格にある用語の番号と異なるので,

用語の番号の対比表を附属書JAに示す。

a) ガスタービン

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ガスタービン 作動流体の熱エネルギーを機械的仕事に変換する回転機

械で,圧縮機,燃焼器(作動流体を加熱する装置),及び

タービンを主要構成要素とする装置。

注記1 通常,燃料装置,潤滑油装置,制御装置,及びそ

の他の補機から構成される。発電用,機械駆動用

などの原動機として用いる。

注記2 ガスタービン構成要素の配置例を図A.1〜図A.6

に示す。

注記3 熱力学的にはブレイトンサイクルをベースとし

ている。

ガスタービン

プラント

開放サイクル 吸気,排気共に大気に開放されている熱力学的サイクル。

密閉サイクル 作動流体が大気から隔離されて回流する熱力学的サイク

ル。

内燃ガスター

ビン

ガスタービン及び被駆動機と全ての必要な附属装置とを

含めた動力設備。

燃焼器で作動流体中に直接燃料を噴射及び燃焼して作動

流体を直接加熱する方式のガスタービン。

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4

B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

外燃ガスター

ビン

作動流体中に直接燃料を混入しないで,熱交換器などによ

って間接的に作動流体を加熱する方式のガスタービン。

単純サイクル 連続的な圧縮,加熱及び膨張だけから形成される熱力学的

サイクル。

再生サイクル タービンでの膨張後に作動流体が保有している熱量(排ガ

スの熱量)の一部を再生用熱交換器を通して圧縮機出口の

作動流体に伝え,燃焼器での入熱量を減少させ熱効率を向

上させる熱力学的サイクル(図A.2参照)。

中間冷却サイ

クル

再熱サイクル タービンでの膨張過程において,作動流体を再度加熱し,

出力増加及び排ガス熱量を増加させる熱力学的サイクル。

複合サイク

ル,

コンバインド

サイクル

ガスタービンなど内燃機関のサイクルと蒸気サイクルと

を結合させて,熱効率の向上を図った熱力学的サイクル。

注記1 1基以上のガスタービンなど内燃機関(トッピン

グサイクル)と蒸気タービン(ボトミングサイク

ル)とで構成される装置であり,トッピングサイ

クルで電力又は動力を供給する。さらに,プロセ

スヒートを供給することもある。

注記2 慣用的には,ガスタービンと蒸気タービンとを組

み合わせて,共に発電機を駆動する場合を,狭義

にコンバインドサイクルという。

注記3 構成要素の配置例を図B.1〜図B.14に示す。

一軸形ガスタ

ービン

圧縮機とタービンの回転軸とが機械的に結合され,出力が

直接又は変速機を介して取り出されるガスタービン(図

A.1,図A.2,図A.5及び図A.6参照)。

二軸形ガスタ

ービン

多軸形ガスタービンのうち軸が二つのもの(図A.3a,図

A.3b及び図A.4参照)。

注記1 一般に,ガス発生機と出力タービンとの二軸から

なるフリータービン形のガスタービンを指す。出

力タービン回転数を広範囲で使用できるため,機

械駆動用又は舶用で使用することが多い。

注記2 航空転用形ガスタービンなどでは低圧軸と高圧

軸との二軸からなるツインスプール形のガスタ

ービンもある。

多軸形ガスタ

ービン

それぞれ独立の回転軸で作動する少なくとも二つのター

ビンをもつガスタービン(図A.3a,図A.3b及び図A.4参

照)。

注記 フリータービン形式及びコンパウンド形を含む。

定置(式)ガ

スタービン

一定地点に設置して使用するガスタービンで,容易に移動

できないもの。

移動(式)ガ

スタービン

一定地点で使用するガスタービンであっても,容易に移動

できるもの。

ヘビーデュー

ティガスタ

ービン

あらかじめ陸用・舶用に設計されていて,定格負荷で長時

間連続運転することを前提としたガスタービン。

航空転用(形) 航空機用エンジンを設計変更して陸用及び船用に転用す

ガスタービ るか,又はこれをガス発生機にし,出力タービンと組み合

わせて陸用及び船用に用いるガスタービン。

慣用語

継続する圧縮過程の段間において,作動流体を冷却する熱

力学的サイクル。

対応英語

シンプルサ

イクル

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5

B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

パッケージ形

ガスタービ

ガスタービン及び主要附属装置を工場で一体形のユニッ

ト(パッケージ)に組み立ててから出荷するガスタービン。

注記 被駆動機も含むことがある。

マイクロガス

タービン

一般に,出力が数kWから100 kW程度の非常に小形のガ

スタービン。

注記1 構造的に,一体形ロータ,空気軸受,一体形被駆

動機など,従来形のガスタービンと異なる場合が

多いので,これに注目する場合に,この用語が用

いられる。

注記2 出力が更に小さく,外形が数十mm程度の超小形

のガスタービンを,ウルトラマイクロガスタービ

ン(ultra-micro gas turbine)ということがある。

舶用ガスター

ビン

船舶推進動力用に使用するガスタービン。

注記 船内電源用に使用する発電用ガスタービンも含む

ことがある。海上大気の塩分雰囲気中で使用するた

め,圧縮機及びタービンの翼への耐食コーティング

など,船舶用の対策を施していることが多い。

機械駆動用ガ

スタービン

圧縮機,ポンプなどの発電機以外の被駆動機の駆動に用い

るガスタービン。

注記 一般的には広範囲の回転速度で使用するため,多軸

形ガスタービンを用いることが多い。

発電用ガスタ

ービン

発電機を駆動するのに用いるガスタービン。

注記 一般的には,一定回転速度で使用するため,一軸形

ガスタービンを用いることが多い。

非常用ガスタ

ービン

非常時に防災用の電力又は動力を供給するために使用す

るガスタービン。

注記 発電用及びポンプ用がある。

蒸気噴射式ガ

スタービン

出力を増加させる目的,若しくは排気中の窒素酸化物 蒸気噴射サ

(NOx)を減少させる目的,又は,この両方の目的から, イクル

排熱回収装置で発生した蒸気の一部又は全部を,ガスター

ビンの燃焼器又はタービンに噴射し,燃焼ガスと蒸気との

混合ガスによってタービンを作動させるガスタービン。

熱電可変形蒸

気噴射式ガ

スタービン

プラント

電力及び蒸気の需要に対応し,余剰蒸気をガスタービンに

噴射して発電出力にし,電力と蒸気との比率を変えること

ができる蒸気噴射式ガスタービンプラント(図B.9参照)。

ガスタービンとディーゼル機関とを組み合わせ,船の低出

力運航時にはディーゼル機関を用い,高出力運航時にはガ

スタービンを用いる機関構成。

ガスタービンとディーゼル機関とを組み合わせ,船の低出

力運航時にはディーゼル機関を用い,高出力運航時にはガ

スタービン及びディーゼル機関の両方を用いる機関構成。

大出力のガスタービンと小出力のガスタービンとを組み

合わせ,船の低出力運航時には,小出力のガスタービンを

用い,高出力運航時には,大出力のガスタービンを用いる

機関構成。

慣用語

対応英語

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6

B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

大出力のガスタービンと小出力のガスタービンとを組み

合わせ,船の低出力運航時には,小出力のガスタービンを

用い,高出力運航時には,大出力及び小出力両方のガスタ

ービンを用いる機関構成。

注記 同じ出力のガスタービンを複数台組み合わせる場

合もある。

船の低出力運航時にはガスタービンエンジン発電した電

気でモータを駆動して電気推進し,高出力運航時には大型

ガスタービンの機械駆動を併用して推力を得る機関構成。

コージェネレ

ーション

単一又は複数のエネルギー資源から,電力及び/又は動

力,並びに有効な熱を同時に発生させる操作(JIS B 8121

参照)。

ガスタービン

コージェネ

レーション

ガスタービンを原動機に使用して運転するコージェネレ

ーション。通常,ガスタービンの軸出力から電力及び/又

は動力を発生させ,排気ガスから有効な熱を同時に発生さ

せる方式(JIS B 8121参照)。

HATサイク

圧縮機出口の作動流体を増湿塔で加湿し,再生熱交換器で

加熱した後に燃焼器で再加熱しタービンで膨張させるガ

スタービンサイクル(図A.6参照)。

注記 サイクル改良形のAHATサイクルもある。

高湿度ガス

タービン

排熱回収式コ

ンバインド

サイクル

ガスタービンの排気を排熱回収ボイラに導き,その熱回収

によって蒸気を発生させて,蒸気タービンを駆動する方式

のコンバインドサイクル(図B.1参照)。

排熱回収複

合サイクル

排気助燃式コ

ンバインド

サイクル

ガスタービンの排気を排熱回収装置に導くとともに,ガス

タービンの排気ダクト内で助燃を行い,その熱回収によっ

て蒸気を発生する方式のコンバインドサイクル(図B.2

参照)。

排気助燃複

合サイクル

排気再燃式コ

ンバインド

サイクル

ガスタービンの排気を排気再燃ボイラに導き,排気再燃ボ

イラで燃料を燃焼させて蒸気を発生する方式のコンバイ

ンドサイクル(図B.3参照)。

過給ボイラ式

コンバイン

ドサイクル

ガスタービンの圧縮機出口空気を過給ボイラに導き,ボイ

ラの燃焼用空気として使用し,その燃焼ガスをガスタービ

ンのタービンに導いて更にその排気を給水加熱器に導く

方式のコンバインドサイクル。

過給ボイラ

複合サイク

給水加熱式コ

ンバインド

サイクル

ガスタービンの排気をボトミングサイクルの給水加熱器

に導き,排熱回収を行う方式のコンバインドサイクル。

給水加熱複

合サイクル

一軸形コンバ

インドサイ

クル

コンバインドサイクルプラントで,ガスタービンと蒸気タ

ービンとが共通の発電機を駆動する方式の設備(図B.4

参照)。

多軸形コンバ

インドサイ

クル

コンバインドサイクルプラントで,ガスタービンと蒸気タ

ービンとがそれぞれ別の発電機を駆動する方式の設備(図

B.5参照)。

単圧式コンバ

インドサイ

クル

コンバインドサイクルで,排熱回収ボイラ及び蒸気タービ

ン共に単一の高圧レベルの主蒸気系統をもつ方式の設備

(図B.1参照)。

慣用語

熱電併給

対応英語

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

複圧式コンバ

インドサイ

クル

コンバインドサイクルで,排熱回収ボイラ及び蒸気タービ

ン共に二つ以上の圧力段階の主蒸気系統をもつ方式の設

備(図B.6参照)。

注記 混圧式コンバインドサイクルともいう。

再熱式コンバ

インドサイ

クル

蒸気タービン系において,蒸気が膨張過程で,中間圧力に

おいて再加熱されるコンバインドサイクル(図B.7参照)。

トッピングサ

イクル

コンバインドサイクルで,熱的上流(高温側)に位置する

ガスタービンなどの内燃機関のサイクル(図B.14参照)。

ボトミングサ

イクル

コンバインドサイクルで,熱的下流(低温側)に位置する

蒸気サイクル(図B.14参照)。

コンバインド

サイクル発

電プラント

複数の熱サイクルを組み合わせて熱効率の向上を図る発

電プラント。

注記 一般的にはガスタービンで発電を行い,ガスタービ

ンの排熱回収によって発生した蒸気を使用して蒸

気タービンでも発電を行う電力供給設備。

複合サイク

ル発電プラ

ント

コージェネレ

ーションプ

ラント

ガスタービンなどで電力を供給するとともに,排ガスの熱

エネルギーを回収して,発生した蒸気,熱水などの熱エネ

ルギーを供給する設備(図B.8参照)。

熱電併給

熱併給形コン

バインド発

電プラント

ガスタービンなどの内燃機関で電力を供給するとともに,

排ガスの回収熱によって発生した蒸気で,電力とともに,

蒸気,熱水などの熱エネルギーを供給する設備(図B.10

参照)。

加圧流動床コ

ンバインド

発電プラン

加圧流動床ボイラの下流にガスタービンを設置したコン

バインドサイクル発電プラント(図B.11参照)。

加圧流動床

複合発電プ

ラント

石炭ガス化コ

ンバインド

発電プラン

石炭をガス化して利用するコンバインドサイクル発電プ

ラント(図B.12参照)。

注記 残さ油などをガス化して利用するものも“IGCC”

ということもある。

石炭ガス化

複合発電プ

ラント

蒸気噴射形ガ

スタービン

発電プラン

ガスタービン発電において,排ガスのもつ熱エネルギーに

よって発生させた高温・高圧の蒸気を,燃焼器又はタービ

ンに注入して,高出力・高効率化を図った発電設備(図

B.13参照)。

チェンサイ

クル

慣用語

対応英語

2) 構造・構成

番号

用語

定義

参考

慣用語

タービン

ガスタービンの構成要素であって,作動流体の膨張によっ

て動力を発生させる回転機械。

圧縮機

ガスタービンの構成要素であって,作動流体の圧力を上昇

させる回転機械。

燃焼器

燃料を燃焼させて作動流体を直接的に加熱する装置。

注記 再熱用の燃焼器もある。

対応英語

空気圧縮機 compressor

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

ガス発生機

プロセス又は出力タービンに供給する高温圧縮ガスを発

生させるガスタービン構成要素を組み立てたもの。

注記 圧縮機,作動流体を加熱する装置,タービン,制御

装置及び必要な補機によって構成する。

制御−保安装

正常起動,安定運転,正常停止に必要な制御系(例えば, コントロー

起動制御系,調速機,燃料制御系など),異常状態におけ

ルシステム

る警報又は停止を行う保安系(例えば,過回転防止装置,

燃料遮断系など),運転の監視を行う監視系及び計器類(例

えば,回転速度指示計,ガス温度計など)並びにシステム

に必要な電源制御系から構成されていて運転に必要な制

御,保安及び監視のための全ての装置を含むシステム。

燃料装置

燃料をガスタービンに適したように供給,処理及び調整す

る装置。

吸排気装置

空気を外部から取り込み,ガスタービンの運転に適した状

態に処理して圧縮機入口へ導くための装置及びガスター

ビンの排気を外気へ放出するための装置の総称。

脱硝装置

ガスタービンの排気中に含まれる窒素酸化物(NOx)を除

去する装置。

ガスタービン

用附属熱交

換器

ガスタービンの作動流体,潤滑油,冷却空気,冷却水など

を加熱又は冷却する装置。

注記 ガスタービン排気による給水加熱器も含む。

慣用語

対応英語

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

減速歯車装置 ガスタービンの出力軸速度を減速して,被駆動機にタービ

ン出力を伝達する歯車装置。

減速機

増速歯車装置 ガスタービンの出力軸速度を増速して,被駆動機にタービ

ン出力を伝達する歯車装置。

増速機

クラッチ[自 起動モータと減速機とを回転軸で切り離す装置,又は一軸

動かん(嵌) 形コンバインドサイクル発電設備においてガスタービ

脱装置]

ン・発電機と蒸気タービンとを回転軸で切り離す装置(図

B.4参照)。

注記 起動装置容量の低減,ガスタービン起動時に蒸気タ

ービンの冷却蒸気が不要となるため補助ボイラの

削除(又は容量低減)ができ設備費の削減,及び運

転性向上が図れる。

ターニング装

ガスタービンロータを低速で回転させる装置。

起動装置

ガスタービンを起動させる装置。

潤滑油装置

潤滑油を供給するための装置。

注記 油タンク,油ポンプ,非常用油ポンプ,油ろ過器,

油冷却器,配管,計器などを含む。

潤滑油(供給)

潤滑油を供給するポンプ。

ポンプ

スカベンジポ

ンプ

被潤滑部から,潤滑油,ミストなどを同時に吸引し,潤滑

油タンクに排油するポンプ。

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

オイルミスト

分離器

潤滑油装置内で発生したオイルミストを分離する設備。

潤滑油冷却器 潤滑油を冷却する装置。

エンクロージ

通常,騒音の低減及び/又は防火用に設計されるガスター

ビンの覆い。

注記 ガスタービンの冷却用場所と危険場所とを仕切る

ために用いられることもある。

換気装置

エンクロージャの換気に必要な空気を外気から取り込み,

外気へ排出する装置。

注記 換気ファン,換気ダクト,換気ダンパ,換気ルーバ

などからなる。防音のために消音器を設置すること

もある。

純水装置

水中の不純物を除去して純水を作る装置。

冷却水装置

ガスタービンに使用する作動流体,潤滑油,冷却空気,機

器などを冷却するための冷却水を供給する装置。

制御油装置

ガスタービンを制御する油圧駆動装置に制御油を供給す

る装置。

注記 油タンク,制御油冷却器,制御油ポンプなどから構

成される。

制御油冷却器 制御油を冷却する装置。

制御油ポンプ 制御油を供給するポンプ。

補助制御油ポ

ンプ

制御油ポンプが異常時に自動起動して,制御油を供給する

ポンプ。

注記1 制御油ポンプが主軸駆動の場合は,タービン起

動・停止時にも作動する。

注記2 潤滑油と制御油とを共用する場合は,補助油ポン

プが兼用となる。

ジャッキング

油ポンプ

低速回転時の油膜厚さを確保しロータの回転摩耗を軽減

するとともに,軸受を保護するために軸受に高圧油を注油

するポンプ。

台板

ガスタービン又はガスタービン及び補機を搭載し,基礎な

どの据付面に固定するための構造物。

デュアルタン

デムアーテ

ィキュレー

テッド形減

速装置

船舶用推進装置に使用する二段減速歯車装置。

注記 ガスタービン出力軸の小歯車を2個の中歯車とか

み合わせ,中歯車軸の他の歯車を大歯車にかみ合わ

せてプロペラに動力を伝達する。

逆転減速歯車

装置

船舶推進用ガスタービン用に,後進用の逆転切換装置が付

いた減速歯車装置。

注記 クラッチ方式,トルクコンバータ方式などがある。

換気消音器

換気流路に設置してエンクロージャ内からの騒音を低減

する装置。

換気ダンパ

エンクロージャの換気入口及び出口に設ける開閉装置。

注記 エンクロージャ内で火災を検知したとき外部と遮

断し,消火剤を噴霧する場合に作動する。

換気ルーバ

エンクロージャの換気入口に設け,エンクロージャ内の換

気の流れを調節する整流板。

慣用語

対応英語

ロックドト

レン形減速

装置

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

防火設備

ガスタービン装置外部への延焼を防止するための有効な

措置が講じた設備。

注記 遮炎性能をもつキュービクル,エンクロージャ,ダ

ンパ,火災警報装置などがある。

消火設備

ガスタービン装置での火災発生時に消火を行う設備。

注記 不活性ガス消火設備,粉末消火設備などがある。

消火装置

排気フレーム

冷却空気送

風機

タービン排気車室を冷却するための空気を送り込む送風

機。

排気フレー

ム冷却ブロ

タービン冷却

空気冷却器

タービンの高温部品を冷却する空気を所定の温度まで冷

却する熱交換器。

注記1 冷却空気には圧縮機吐出空気が使われ,冷却媒体

には大気が使われている。

注記2 コンバインドサイクルの場合は,冷却媒体として

給水が使われることがある。

TCA冷却

慣用語

対応英語

4) ガスタービン一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

起動,

始動

ガスタービン又は補機が静止の状態から運転の状態に移

行すること。

自力起動,

ブラック(ア

ウト)スタ

ート

プラント外部から動力の供給を受けないで行われるガス

タービンの起動。

回転方向

作動流体の流れ方向を基準に定めたガスタービンロータ

の回転方向。

注記 同じ回転方向でも,吸気側から排気側に向かって見

た場合と,排気側から吸気側に向かって見た場合と

では逆になるので,注意を要する。見る方向を定め

ておく必要がある。

自立運転

通常,ガスタービンの起動過程の一つの運転状態を表す用

語として用い,ガスタービンが,起動装置からの回転トル

クを受けなくとも加速を維持できる状態。

スタータカ

ットオフ

無負荷定格速

度運転

定格回転速度における無負荷運転。

定格負荷定格

速度運転

定格回転速度における定格負荷運転。

タービン入口

温度一定運

周囲の状態にかかわらずタービン入口温度を一定に保つ

ように制御する運転状態。

出力一定運転 周囲の状態にかかわらず出力を一定に保つように制御す

る運転状態。

冷却運転

ガスタービン停止前に,高温部分の急激な冷却を避けるた

め,一定時間アイドル又は低負荷で保持する運転。

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番号

用語

定義

参考

シンクロアイ

ドル運転

多軸形ガスタービンにおいて,発電機を駆動する出力軸が

系統の周波数に対して,同期速度(又は減速装置などを介

する場合は,その比に応じた速度)で回転している無負荷

の運転状態。

コアアイドル

運転

多軸形ガスタービンにおいて,ガス発生機部の回転軸が自

立速度以上で緩速回転している無負荷の運転状態。

スピン運転,

クランキング

ガスタービンに燃料を投入しないで,起動装置だけの駆動

による運転。

強制冷却運転 ガスタービンの高温部分の冷却を目的として行うスピン

運転。

パージ運転

起動時,点火に先立って燃焼器内,ダクトなどに残存する

未燃焼の燃料を排除するためのスピン運転。

起動曲線

ガスタービンの起動,速度上昇,負荷投入,及び負荷上昇

の過程における回転速度,圧力,温度,負荷などの変化を

時間に沿って示した曲線。

ターニング

ガスタービンの停止後にガスタービン及び被駆動機ロー

タのひずみ発生を避けるため,及び/又は起動前に軸心の

曲がりを少なくしておくため,ターニング装置によってロ

ータを低速で回転させること。

注記 点検時又は装置故障時に人力でターニングを行う

ことを特にハンドターニングという。

遠隔操作

有線,無線,極超短波,搬送波などによって遠隔(一般的

には敷地外)から,ガスタービン設備を起動・運転・停止

する方法。

点火

燃料の燃焼を始めさせることを目的に,点火装置などを作

動させること。

着火

点火動作によって燃料が燃焼を始めた状態。

起動時間

1) 発電用ガスタービンでは,静止又はターニングの状態

から,定格負荷又は無負荷定格速度に達するまでに要

する時間。

2) 機械駆動用などの用途においては,あらかじめ定めら

れた最低負荷及び速度に到達するのに要する時間。

起動回数

ある期間内に行われた起動の延べ回数。

等価寿命時間 等価運転時間で評価される使用可能時間。

等価運転時間 点検間隔又は予測寿命を決めるため,機器の運転状況(起

動停止,負荷変化,トリップなど)を考慮した運転時間。

注記 この等価運転時間に換算するための係数を“等価係

数”(equivalent operating factor)という。

着火運転時間 着火から火が消えるまでの累積運転時間(JIS B 8042-9参

照)。

高温部

燃焼器からタービン動翼,静翼までを含む,高温の燃焼ガ

スが通過する部分。

高温部品

高温ガス通路に設置された部品。

開放点検

ガスタービンのケーシングを取り外し,主要構成部分を現

地又は修理工場において検査して,不良部品の修理又は交

換を行う作業。

注記 検査対象を全範囲とする場合(major inspection,

overhaul),高温部に限定する場合(hot section

inspection)などがある。

慣用語

モータリン

バリング

対応英語

分解点検,

オーバホー

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番号

用語

定義

参考

高温部点検

ガスタービンケーシングの一部を取り外し,燃焼器,ター

ビンなどの燃焼ガスにさらされる部品について,現地又は

修理工場において検査して,不良部品の修理又は交換を行

う作業(JIS B 8042-9参照)。

燃焼器点検

燃焼器を取り外し,主要構成部分を現地又は修理工場にお

いて検査して,不良部分の修理又は交換を行う作業。

内視鏡点検

ケーシングを開放することなく,内視鏡を用いて回転部及

び静止部を目視で行う検査作業。

ボアスコー

プ点検,

遮熱コーティ

ング

燃焼ガスの高温から部材を保護するために,高温部品の表

面に施し,その熱抵抗によってメタル温度が高くならない

ようにするセラミックコーティング。

注記 セラミックコーティングとは,アルミナ,ジルコニ

ア,ジルコン,クロミアなどを溶融噴射し,金属表

面に陶磁性の無機質被覆を形成する方法である。

遮熱被覆

耐酸化コーテ

ィング

ガスタービン部品の高温酸化を防止するためのコーティ

ング。

耐食コーティ

ング

作動流体中の腐食成分による動翼・静翼の腐食を防止する

被膜。

耐摩耗コーテ

ィング

燃焼器,ロータなどで部品間の接触及びしゅう(摺)動が

発生する部位において,相対摩擦による摩耗を防ぐ目的で

施工するコーティング。

アブレダブ

ル・コーテ

ィング

対向する回転面刃先と対で漏えい(洩)量の低いシールを

実現するために,接触時には,意図的に摩耗するように施

工するコーティング。

リコーティン

ガスタービンに施工されている耐酸化・耐腐食・遮熱コー

ティングなどが長時間使用によって劣化した場合,劣化し

たコーティング層を除去して,新しくコーティングする修

理方法。

大気プラズマ

溶射

高温部品において,大気中でプラズマを用いて,コーティ

ング材を溶融状態にして基材に吹き付けて,被膜を得る溶

射方法。

減圧プラズマ

溶射

高温部品において,大気圧力以下に減圧した不活性ガス中

で発生させたプラズマを用いて,コーティング材を溶融状

態にして基材に吹き付けて,高純度で緻密にコーティング

する溶射方法。

高速フレーム

溶射

高温部品において,高速の燃焼ガス中で粉末材料を溶融し

て,高速度で基材に粒子をコーティングする溶射方法。

電子ビーム物

理蒸着

電子ビームを蒸発材料に照射して溶融蒸発させて,基材表

面にコーティングする方法。

慣用語

対応英語

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用語

定義

参考

慣用語

対応英語

拡散浸透処理 金属体表面から内部へ拡散現象によって,元素をしみ込ま

せて金属体表面を改質する方法。

注記 各種プロセスがあるが,ガスタービン高温部品で

は,Al,Crなどの拡散浸透処理が広く適用されて

いる。

HIP処理

ガスタービン動翼などの材料に対して,不活性ガス中で高

温高圧条件を同時に与えて,内部の空隙又はクリープボイ

ドをつぶし機械的性質を改善させる方法。

注記 熱間等方加圧法ともいう。

拡散ロウ付処

ガスタービン部品の製造・補修に用いる拡散接合の一種

で,接合面間のインサート金属などを一時的に溶融,液化

した後,拡散を利用して等温凝固させて接合する方法。

注記 液層拡散接合処理ともいう。

空気冷却

タービン,燃焼器などの高温部品を空気を媒体として冷却

する冷却方法。

蒸気冷却

タービン,燃焼器などの高温部品を蒸気を媒体として冷却

する冷却方法。

注記 コンバインドサイクルでは,通常,冷却を終えた高

温蒸気をボトミングサイクルへ導き排熱を回収す

る。

クローズド冷

高温部品の冷却媒体を主流に放出しないで回収する冷却

方式。

注記 回収形冷却ともいう。

オープン冷却 冷却媒体を回収しないで主流に放出する冷却方式。

対流冷却

高温部品内面,スリーブなどによる流路に冷却媒体を流し

て,対流熱伝達によって温度を下げる冷却方式。

膜冷却

高温部品の表面に吹き出した冷却媒体によって膜状の冷 フィルム冷

媒層を形成して,表面の高温部材への熱を遮断するととも

却,

に,冷却する方式。

フィルムク

注記 タービン翼の前縁部などに集中的に使用する場合, ーリング

“シャワーヘッド冷却”ということがある。また,

吹出し口の形状を単純な円形ではなく,扇形などに

して冷却効率を高める“シェイプト・フィルム冷却

孔”を用いることもある。

インピンジメ

ント冷却

冷却媒体を高温部品の内面に噴射衝突させて,そのとき得

られる高い熱伝達率を利用する冷却方式。

衝突冷却,

インピンジ

メントクー

リング

しみ出し冷却 高温部品の内部から小さな孔を通して冷却媒体をしみ出

させ,対流冷却効果と膜冷却効果との組合せによって高温

部材への熱を遮断して,また冷却する方式。

トランスピ

レーション

クーリング

ピンフィン冷

冷却通路にピン状のフィンを設置して,対流熱伝達率向上

と被伝熱面積増加とによって冷却効率を向上させた冷却

方式。

ピンフィン

クーリング

積層冷却

燃焼器内筒壁などを多重層構造にして,その内部に冷却空

気を流す冷却方式。

逆流膜冷却

膜冷却と類似した冷却方式であり,冷却空気を下流側から

入れ,流れを反転して膜を形成する冷却方式。

コンベクシ

ョンクーリ

ング

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用語

定義

参考

(アクティ

ブ)クリア

ランスコン

トロール

運転状態によって,ガスタービンの静止部,回転部を冷

却・加熱して,その熱伸び差によって,回転部と静止部と

の隙間を制御する方法。

注記1 起動時,無負荷運転時などは,回転部と静止部と

の接触を防ぐために隙間を大きくしておき,負荷

運転時に性能向上を目的に隙間を小さくするよ

う制御する。

注記2 タービン側とともに圧縮機側に適用することも

ある。

油圧式翼隙間

調整装置

定常運転時に,タービン側の隙間量を最適に保つために,

油圧によってロータを軸方向に上流側へ移動させる装置。

ホットエンド

ドライブ

ガスタービンのタービン排気側に被駆動機を接続する機

器配置。

コールドエン

ドドライブ

ガスタービンの圧縮機吸気側に被駆動機を接続する機器

配置。

暖機運転

ガスタービン高温部品の急激な温度上昇を避けるため,起

動後,アイドル速度付近で一定時間保持する運転。

通常起動

通常の保守点検間隔を維持するための製造業者推奨の起

動方法。

急速起動

非常用ガスタービンなどで製造業者が許容する最短起動

時間の起動方法。

注記 保守,点検間隔の短縮に通じることがある。

コーストダウ

ガスタービン停止時,燃料遮断からガスタービンの軸が完

全に停止,又はターニング回転数に達するまでの状態。

通常停止

規定の操作によって行うガスタービンの停止。

非常停止

人体への危険又は差し迫った機器の損傷の危険を回避す

るか又は最小限度のものにするために,即座に手動又は自

動で行うガスタービンの停止。

自動停止

運転員の単一操作で始まる,制御装置が全自動で行うガス

タービンの停止動作。

手動停止

運転員が各段階の開始操作又は制御操作を行うガスター

ビンの停止動作。

トリップトウ

アイドル

異常状態を検出器などが検出した際,負荷を遮断し,負荷

運転状態から無負荷運転状態にすること。

ランバック

(運転)

何らかの異常によって定格負荷運転の継続が困難である

場合に,負荷を下げた運転に移行すること。

注記 単に負荷を下げる場合を負荷ランバック,そのまま

通常停止動作に入る場合を停止ランバックなどと

称する。

コールドスタ

ート

ガスタービンの金属温度がほぼ常温の状態からの起動。

冷機起動,

冷態起動

ホットスター

ガスタービンの停止直後など,ガスタービンの金属温度が

高い状態からの起動。

暖機起動,

温態起動

起動渋滞,

始動渋滞

起動時に何らかの理由で回転数,出力の上昇速度の低下又

は不着火などの理由によって,起動プロセスが遅延又は停

止すること。

慣用語

対応英語

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番号

用語

定義

参考

オンコンディ

ションメン

テナンス

運転中のパラメータを監視することによって,ガスタービ

ンの特定の部品,要素及び組立品の状態を診断し,それら

の損傷の程度及び傾向に従って計画又は実行する保全作

業の総称。

高温腐食

燃料中のバナジウム,ナトリウム若しくは硫黄化合物又は

空気中の塩分が,燃焼器において比較的低融点の化合物を

形成し,タービンブレードなどの表面に付着堆積し,金属

を腐食させる現象。

エロージョン 作動流体中の固体粒子の機械的衝撃による材料の磨耗。

ガスタービンのある部品が,そのガスタービンのものでは

ない物体の通過によって受ける損傷。

ガスタービンのある部品が,そのガスタービンの一部の物

体の通過によって受ける損傷。

精密鋳造

ロストワックス法などによって,仕上げ加工が不要か,又

は仕上げ代の少ない鋳造品を作る方法。

注記 機械加工の困難な材料を用いるガスタービンの高

温部品の製造に用いる。

複合材料

単一材料では得られない高比強度などの諸種の特性をも

たせることができるように,複数の材料を複合化した材

料。

注記1 長繊維又は短繊維による繊維強化形及び粒子強

化形がある。

注記2 ガスタービン構造部品には長繊維による繊維強

化形複合材料を使用することが多い。

繊維強化プラ

スチック

(複合材

料)

エポキシ,ポリマーなどのプラスチック母材を,ガラス,

炭素などの繊維で強化した複合材料。

注記1 ガスタービンの低温部分又は比較的低温から中

温の部分の部品に使用する。

注記2 ガラス繊維使用のものは,GFRP,炭素繊維使用

のものは,CFRPという。

繊維強化金属

(複合材

料)

アルミニウム,チタニウムなどの金属の母材を,炭素など

の繊維で強化した複合材料。

注記 ガスタービンの低温部分又は中高温部分の部品に

使用する。

繊維強化セラ

ミックス

(複合材

料)

セラミックスを母材に,金属,セラミックスなどの繊維で

強化した複合材料。

注記 ガスタービンの高温部分の部品に使用する。

繊維強化超合

超合金を母材に,金属などの繊維で強化した複合材料。

注記 ガスタービンでは非常に高温な部分の部品に使用

する。

炭素繊維強化

炭素(複合

材料)

炭素材料を母材に,炭素繊維で強化した複合材料。

注記 ガスタービンでは非常に高温な部分の部品に使用

する。

カーボン/

カーボン複

合材料

セラミックス 酸化アルミニウム(Al2O3),炭化けい素(SiC),窒化けい

素(Si3N4)などを主成分として,高温で焼結した材料。

注記 ガスタービンの低温部分又は高温部分の部品に使

用する。

慣用語

対応英語

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番号

用語

定義

参考

焼結超合金

金属間化合物 アルミニウム,チタニウムなどの金属間化合による材料。

注記 ガスタービンの中高温部分の部品に使用する。

拡散接合

チタニウム合金などの部品を,真空中で加熱し,接合面を

加圧して,金属の拡散作用によってつなげる接合方法。

摩擦圧接

母材を接触させ,加圧しながら接触面の相対運動によって

摩擦熱を発生させ,アブセット推力を加えて行う圧接(JIS

Z 3001-2参照)。

注記 摩擦溶接ともいう。

電子ビーム溶

収束した電子ビームを使用する溶接(JIS Z 3001-2参照)。

比強度

材料の引張強度,耐力などの強度を,材料の密度で除した

値。

注記 ガスタービンの回転構造部に使用する材料の耐強

度特性を示す指数として用いる。

運転モード

ガスタービンの運転について,年間運転時間によって区分

したクラスと年間平均起動回数によって区分したレンジ

との組合せによって決まる標準的運転方式。

注記 JIS B 8042-2では,クラスを4区分,レンジを5区

分に分け,これらの組合せに対応して定格出力を示

すことにしている。

電力需要などの関係から,夜間に停止し早朝に起動する発

電所の運用形態(JIS B 0130参照)。

深夜起動停

電力需要などの関係から,週末に停止し週始めに起動する

発電所の運用形態(JIS B 0130参照)。

週末起動停

プロペラ法則 船の推進抵抗から要求される,プロペラを駆動するのに必

要なガスタービンの軸出力がプロペラの回転速度のほぼ

3乗に比例すること。

パッケージャ 装置及び供給範囲に含まれる附属装置について,技術面で

の調整に責任をもつ供給者(JIS B 8042-3参照)。

排気排出物

リパワリング 出力・効率向上を目的として,既設の汽力発電プラントに,

追設したガスタービン発電設備とを組み合わせて,コンバ

インドサイクル化することの総称。

慣用語

超合金の粉末を高温で焼結した材料。

注記 ガスタービンの高温部分の部品に使用する。

対応英語

ガスタービンの排気に含まれる環境に影響を与える成分

(JIS B 8043-1参照)。

注記 通常,窒素酸化物(NOx),硫黄酸化物(SOx),一

酸化炭素(CO),二酸化炭素(CO2),未燃炭化水素

(HC),揮発性有機化合物(VOC),アンモニア,

固形粒子などがある。

5) 性能及び試験

番号

用語

定格出力

定義

参考

慣用語

所定の条件でガスタービンを運転する場合のガスタービ

ン出力軸端における出力。

注記 発電用ガスタービンでは,発電機端子における出力

をいう。

対応英語

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番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

標準定格出力 比較基準条件における定格出力。

実機標準定格

出力

現地定格出力 ガスタービンプラントが設置される現地の条件(大気圧

力,大気温度,圧力損失など)における定格出力。

届出出力

ベースモード 標準定格出力を定めたときのタービン入口ガス温度にお

ける運転モード。

ピークモード タービン入口温度を標準定格出力の場合より高くして,出

力増加を図った運転モード。

注記 高温部品の材料表面温度は,ベースモード時より高

くなり,寿命は,ベースモード運転の場合より短く

なる。

ピーク定格出

年間運転時間が500時間を超え2 000時間以下,年間平均

起動回数100回以上500回未満の運転モードに対応する定

格出力(JIS B 8042-2参照)。

ベース定格出

年間運転時間が6 000時間を超え8 760時間以下の運転モ

ードに対応する定格出力(JIS B 8042-2参照)。

短時間定格出

あらかじめ定められた時間の間,連続して出すことができ

る定格出力。

制限出力

タービン入口温度以外の条件(例えば,軸強度,被駆動機

の容量など)で決まる発電機端子における最大の出力。

出力曲線

大気温度に対応して出力の変化を示す曲線(図B.15参

照)。

修正出力

任意の大気状態で測定された出力を比較基準条件又はそ

の他所定の条件での値に修正して求めた出力。

軸端出力

ガスタービンの出力軸の軸端における出力。

減速機端出力 減速装置が設置される場合において,その出力軸の軸端に

おける出力。

定格回転速度 定格出力時のガスタービン出力軸の回転速度。

比較基準条件の下で,当該ガスタービンの最も代表的な使

用例における吸排気圧力損失を設定した場合の出力。

ガスタービンの設置場所における所定の大気温度におい

て,届出された定格出力。

注記1 平成12年6月以前に認可申請をし,その後に“認

可”を受けたものは“認可出力”という。

注記2 一軸形コンバインドサイクルの場合は,設置場所

における所定の大気温度において届出されたガ

スタービン及び蒸気タービンの合計の定格出力

をいう。

出力性能曲

定格回転数,

定格速度

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用語

定義

参考

慣用語

修正回転速度 任意の大気状態で測定された回転速度を,比較基準条件又

は所定条件での値に修正して求めた回転速度で,次の式で

表す。

注記 圧縮機性能曲線のパラメータに用いる。

対応英語

修正回転数 corrected speed

ここに,Ncorr: 修正回転速度(min−1)

N: 回転速度(min−1)

T: 吸込温度(K)

添字0は所定条件の値

自立速度

実運用上最も好ましくない外気条件の下で,起動装置の動

力を用いなくても,ガスタービンを昇速できる最低の回転

速度(min−1)。

点火速度

点火を開始できる回転速度(min−1)。

タービントリ

ップ速度

独立の過回転防止装置が作動して,ガスタービンへの燃料

を遮断する回転速度(min−1)。

アイドリング

速度

ガスタービンが安定した運転を持続でき,また,この状態

から負荷上昇,降下又は遮断ができるような,製造業者が

指示した回転速度(min−1)。

危険速度

ガスタービンの回転速度が軸及び支持構造の固有振動数

と一致する速度。

注記 回転速度の低いものから順に,その軸の一次危険速

度,二次危険速度などという。

熱効率

ガスタービンへ供給された熱量に対する軸端又は発電機

端出力の比。

注記 算出に用いた燃料発熱量が総発熱量であるか,真発

熱量であるかを付記する。ガスタービンの性能の評

価に際しては,燃料発熱量として真発熱量を使用す

る場合が多い。

修正熱効率

任意の大気状態で測定された熱効率を比較基準条件又は

所定条件での値に修正して求めた熱効率。

修正流量

任意の状態(圧力・温度)で定義された流量を,比較算定

条件又は所定条件での値に修正して求めた流量(kg/s)。

燃料消費量

単位時間当たりの燃料の消費量。

燃料消費率

1) 単位出力当たりの燃料消費量。

2) 燃料消費量を出力で除したもの。

熱消費量

単位時間当たりに供給された熱量。

注記 算出に用いた燃料発熱量が高発熱量であるか,又は

低発熱量であるかを明確にする。

熱消費率

単位出力当たりの熱消費量。熱消費量を出力で除したも

の。

熱勘定

熱の発生,吸収,損失などの過程を分析し,エネルギーの

収支を精算すること。

熱利用率

供給された熱量に対する,発生有効仕事と回収された熱量

との和の比。

注記 算出に用いた燃料発熱量が高発熱量であるか,又は

低発熱量であるかを明確にする。

低発熱量,

真発熱量

燃料の発熱量を表示する方法の一つで,高位発熱量から水

蒸気の潜熱を減じたもの。

低位発熱量

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番号

用語

定義

高発熱量,

総発熱量

燃料の発熱量を表示する方法の一つで,熱量計で測定さ

れ,水蒸気の潜熱を含んだ発熱量。

基準燃料発熱

ガスタービンの定格性能を評価する際に使用する発熱量

で,燃料の真発熱量を用いる(JIS B 8042-2参照)。

比出力

圧縮機入口における作動流体の単位流量当たりのガスタ

ービン出力。

機械損失

軸受,歯車で発生する摩擦,直結補機を駆動する動力など,

軸端出力として有効に取り出すことができない仕事。

熱損失

設計上で熱収支の精算に必要な,ケーシングなどからの熱

伝達によって外部に失われる熱エネルギー。

現地条件

ガスタービンプラントを設置する現地の大気温度,大気圧

力,大気湿度,吸排気圧力損失,冷却水温度などの条件。

比較基準条件 ガスタービンの性能比較の基準となる圧縮機フランジ入 ISO条件

口空気条件(圧力,温度,湿度),タービン排気圧力,冷

却水温度,作動流体の加熱器又は冷却器条件(温度,圧力)

などの運転条件(JIS B 8042-2参照)。

修正曲線

圧縮機フランジ入口空気条件(温度,圧力,湿度)及び対

象機器のパラメータ(発電機力率,排気圧力損失など)に

応じて出力の変化,又は熱効率の変化を示す曲線。

注記1 特に大気温度に対する出力の変化を示す曲線を

“出力曲線”という。

注記2 コンバインドサイクル発電プラントにおいては,

蒸気タービンの復水器真空度などのパラメータ

も用いる。

暗騒音

ある音を対象としたとき,その音がないときのその場所に

おける音(JIS B 8044参照)。

音響パワーレ

ベル

単位時間に音源から放射される空気音のエネルギー(音響

パワー)の強さを表現するため,測定対象音が放射する音

響パワーを基準音響パワーで除した値の常用対数の10倍

の値。

注記1 単位はデシベル(dB)。基準音響パワーは10−12 W

(JIS Z 8732参照)。

注記2 ガスタービン装置の空気音の測定方法について

は,JIS B 8044を参照。

音圧レベル

音の存在によって,静圧の上に重畳した変動圧力(音圧)

の強さを表現するため,音圧の2乗を基準音圧の2乗で除

した値の常用対数の10倍とした値。

注記 基準音圧は20 μPa。単位はデシベル(dB)

参照)。

透過損失

入射音の音圧レベルと透過した音の音圧レベルとの差。

注記 単位は“dB”で表す。

起動試験

ガスタービンプラントの起動に関連がある諸特性を確認

するための試験。

負荷遮断試験 定格速度で任意の負荷をとっているとき,この負荷を遮断

してガスタービンの応答特性を確認する試験。

ニューアンド

クリーン状

ガスタービンが新品で,かつ,汚れなどによって性能劣化

が起きていない状態。

注記 等価運転時間などによって定義されている。

参考

慣用語

対応英語

高位発熱量

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

補機動力

ガスタービンを運転するために必要な補機類が消費する

動力。

標準大気

比較基準条件における大気状態(温度15 ℃,圧力101.3

kPa及び相対湿度60 %)。

注記 空気の化学成分はISO 2533などによるか,又は受

渡当事者間の協定による。

ガス出力

ガス発生機出口におけるガスが,大気圧まで断熱膨張した

ときに発生する出力。

試験用燃料

現地又は営業運転用に使用する燃料と異なる燃料でガス

タービンの試験を行う場合に用いる燃料(JIS B 8042-2参

照)。

常用出力

主として船舶用ガスタービン用語として用いる,船が航海

速力を得るために常用するガスタービンの出力。

注記 機関の効率及び保全上から経済的な出力とし,表示

は連続出力との割合で表すこともある。

連続出力

主として船舶用ガスタービン用語として用いる,所定の回

転速度,所定の大気温度条件及び機関製造業者が指定した

通常整備間隔の期間,連続して出し得る出力。

過負荷出力

主として船舶用ガスタービン用語として用いる,所定の大

気条件で,連続出力運転直後に,ガスタービンが出すこと

が許される最大の出力。

後進出力

船舶用ガスタービンで,船の後進時における最大の出力。

巡航出力

艦艇又はハイドロフォイルなどの高速船が巡航速度で航

海するときの推進用ガスタービンの出力。

許容最高速度 設計上運転が許容される最高の出力軸回転速度。

最高連続運転

速度

許容最低速度 設計上運転が許容される最低の出力軸回転速度。

熱電比

慣用語

通常運転範囲で使用される最高の出力軸回転速度。

建物又は施設の熱需要と電力需要との比(熱需要を電力需

要で除した値)(JIS B 8121参照)。

注記 コージェネレーション(システム)の熱出力と電気

出力との比にも利用される。

最大連続出

対応英語

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

コージェネレ

ーションユ

ニット総合

効率(発電

端又は送電

端)

総合効率は発電端又は送電端について次の式で定義する

(JIS B 8121参照)。

ηt.out=ηout+ηh(発電端)

又は,ηt.e=ηe+ηh(送電端)

ここに,ηt.out:コージェネレーションユニット発電

端総合効率(%)

ηout: コージェネレーションユニット発

電効率(%)

ηh: コージェネレーションユニット熱

出力効率(%)

ηt.e: コージェネレーションユニット送

電端総合効率(%)

ηe: コージェネレーションユニット電

気効率(%)

リテンション

タイム

潤滑油がタンクに戻らない場合に潤滑油に空気が混入せ

ずに運転できる最大の時間。

注記 潤滑油タンクの容量を示すパラメータとして用い

られる。

発電(端)出

発電機端子における出力。

注記 発電用途で特に断らない場合,定格出力などは,発

電(端)出力で定義する。

慣用語

対応英語

b) タービン

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

軸流タービン 膨張過程におけるガスの流れ方向が,巨視的に見れば機械

の回転軸の方向と一致しているタービン。

半径流タービ

出力タービン 多軸形ガスタービンにおいて,負荷を駆動する独立した回

転軸をもつタービン(図A.3a参照)。

ガス発生機タ

ービン

多軸形ガスタービンにおいて,圧縮機を駆動するために用

いるタービン(図A.3a参照)。

ガスエキスパ

ンダ

特定の用途をもつガスの利用過程中に挿入して,その熱エ

ネルギーの一部を機械仕事に変換するタービン。

注記 熱エネルギーとして蒸気を利用する場合は,“蒸気

エキスパンダ”という。

タービン翼車入口におけるガスが軸に直角な平面内で,半

径方向で,かつ,内向きに流れるタービン。

ふく流ター

ビン,

ラジアルタ

ービン

2) 構造・構成

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

高圧タービン 複数個のタービンが膨張を前後に分割して分担する場合

中圧タービン

に,作動する圧力段階が高いものから順に,高圧,中圧及

び低圧タービンという。

低圧タービン

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

(タービン)

ケーシング

タービンロータを囲む覆いで,燃焼ガスの流れを導き,圧

力を保持して,通常内部に静翼などの構造物を支持する機

能。

車室

(タービン)

外部ケーシ

ング

二重構造のタービンケーシングで,タービンの外部を構成

して,直接ガスに触れない外側のケーシング。

外部車室

(タービン)

内部ケーシ

ング

二重構造のタービンケーシングで,外部ケーシング内に収

められる内側のケーシング。

内部車室

(タービン)

シュラウド

動翼先端に対向し,動翼列を取り囲むように配置され流路

を形成する部品。

(タービン)

ディフュー

燃焼ガスの絶対速度を減少させて,その運動エネルギーの

一部を静圧に変換することを目的としたタービン出口の

部分。

注記 末広がりの流路断面をもつ。

タービンロー

タービンの回転部分の総称。

注記1 燃焼ガスの高速度噴流を動翼に吹き付けて得た

仕事を取り出す機能をもつ。

注記2 動翼を植えていないものをタービンロータとい

う場合がある。

ロータ,

車軸

タービンディ

スク

1) タービンロータの一部又は軸に固定された円板。

2) 周囲に動翼を植え込むための構造物。

ディスク,

円板

(タービン)

ディスク締

付ボルト

組立式タービンロータにおいて,タービン各段落のディス

クを結合する締付ボルト。

カービックカ

ップリング

ロータのトルク伝達を向上させるために,ディスク間の接

合面間に設けられた歯車かみ合い形状。

注記 “ハースカップリング”も同義で用いられる。

タービン翼車 タービンディスクに動翼を植え込んだ状態のもの。

注記 半径流タービンでは,翼(羽根)付きの円板状回転

体を指す。

翼車

(タービン)

燃焼ガスによって衝動,又は反動作用を生じさせて,ター

ビンロータに回転力を与えるもの。

注記 ケーシング側に固定した翼と,タービンディスクに

植え込んだ翼とがある。

羽根,

ブレード

(タービン)

動翼

タービンディスク側に植え込んだ翼。

注記 衝動段落において,“バケット”という場合がある。

(タービン)

静翼

タービンケーシング側に固定した翼。

注記 衝動段落において,“ノズル”又は“噴口”という

場合がある。

可変静翼

タービンの特性を変化させるために,運転中に取付角を変

化させることができる構造の静翼。

注記 半径流タービンの場合は,“可変ノズル”という。

(タービン)

冷却翼

強制冷却できる構造をもつタービン翼。

慣用語

(タービ

ン)冷却ブ

レード

対応英語

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

サーペンタイ

ン冷却流路

対流冷却方式の冷却翼の構造で,冷却空気が,冷却翼など

の内部を半径方向に往復して蛇行しながら流れるように

設けた流路。

タービュレン

スプロモー

対流冷却方式の冷却翼の構造で,熱伝達率向上のために,

冷却空気通路部内に意図的に設けられる乱流促進用の突

起。

多結晶翼

いろいろな向きの結晶からなり,多くの結晶粒界をもつタ

ービン翼。

普通鋳造翼 equiaxial crystal

一方向凝固翼 一方向に凝固させた柱状晶からなるタービン翼。

注記 精密鋳造によって製造する。

慣用語

対応英語

DS翼

単結晶翼

結晶粒界がなく,全体が一つの結晶からなるタービン翼。 SC翼

注記 精密鋳造によって製造する。

タービンダイ

アフラム

タービンノズル及びその保持機構の総称。

注記 翼環ともいう。

隔板

組立式タービンロータにおいて,タービンディスク各段の

間に位置して,静翼設置の空間に対応するディスク。

スペーサ

段落

(タービン)静翼と(タービン)動翼との一組(JIS B 0127

参照)。

注記 ガスの圧力降下を主として静翼で行い,静翼から出

る高速のガスの衝動力によって車軸を回転させる

段落を衝動段落という。一方,静翼で圧力を降下さ

せて生じたガス速度の衝動力を利用しながら,動翼

内でも圧力を降下させ,主として反動力によって車

軸を回転させる段落を反動段落という。

ホイールスペ

ース,

ディスクキャ

ビティ

タービン静翼の内周側ダイアフラムとタービンディスク

及びスペーサとに囲まれた空洞部分。

ジャーナル軸

タービン,圧縮機,その他のロータを支える装置。

スラスト軸受 タービンロータ及び圧縮機ロータに作用する軸方向の力

を支持する軸受。

推力軸受,

スラストベ

アリング

ロードカップ

リング

ガスタービンと発電機ロータ又は蒸気タービンロータと

を結合して,動力を伝達する軸。

中間軸

ラビリンスシ

ール

非接触形のガスシールで,複数のナイフエッジ状のリング

によって,通過するガスの漏えい(洩)量低減を図ったシ

ール。

ハニカムシー

静止側が蜂の巣状の薄肉格子形状をもち,対向する回転側

刃先との接触を許容することで,漏えい(洩)量の低減を

図ったシール。

ブラシシール 静止側が柔な金属ワイヤのくし刃先をもち,対向する回転

側との接触を許容することで,漏えい(洩)量の低減を図

ったシール。

ベアリング journal bearing

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B 8040:2018

3) 附帯設備

番号

用語

定義

タービン洗浄

装置

タービン内部,特に翼及びノズルに付着した堆積物を,回

転中に除去することを目的とした装置。

注記 水又は蒸気を噴射する方法などがある。

参考

慣用語

対応英語

4) タービン一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

(タービン)

入口圧力

タービン入口の作動流体(燃焼ガス又は加熱ガス)の圧力。

注記1 特に指定がない限り全圧力を表す(通常,絶対圧

力を示す)。

注記2 全圧力とは,流れている燃焼ガスなどが,エン

トロピー的に速度ゼロまでせき止められたとき

に到達する圧力をいう。

(タービン)

入口温度

タービン入口に相当する特定点における作動流体の平均

温度で,次のような4種類の定義がある。

1) 燃焼器出口温度

2) 第1段静翼入口温度

3) 第1段動翼入口温度

4) ISO 2314(JIS B 8041)の定義による第1段静翼入口

温度

注記 タービン入口温度がいずれの定義によるものかを

確認することが重要である。

比較算定ター

ビン入口温

燃料入熱と空気圧縮機入口空気流量とから算出した燃焼

温度。

注記 JIS B 8041の定義に準じる。

タービン入

口温 度

(タービン)

出口圧力

タービン出口の燃焼ガスの圧力。

注記 特に指定がない限り全圧力を表す(通常,絶対圧力

で示す)。

排気圧力

(タービン)

出口温度

タービン出口の燃焼ガスの温度。

排気温度, outlet temperature,

排ガス温度,

ブレードパ

ス温度,

排ガス温度偏

失火などの異常燃焼,又は機器損傷などを検出するために

監視するガスタービン出口温度の周方向の偏差。

排ガス温度 exhaust temperature

スプレッド,

ブレードパ

ス温度偏差

膨張比

タービンの入口圧力を出口圧力で除した値。

注記 通常,絶対圧力で示した全圧力を用いる。

ガス流量

タービンを通過する燃焼ガスの単位時間当たりの量。

注記 通常,質量流量(kg/s)として表す。

5) 性能及び試験

番号

用語

定義

参考

慣用語

タービン出力 タービンからの被駆動機(圧縮機などを含む)に伝達され

る動力。

対応英語

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

(タービン)

内部効率

理論断熱熱落差に対する内部仕事に相当する熱落差の割

合。

注記 内部仕事とは,タービン出力に外部損失を加えたも

の。

外部損失

軸受損失及びポンプなどの軸駆動補機の機械損失。

(タービン)

機械効率

内部仕事に対するタービン出力に相当する仕事の割合。

有効効率

理論断熱熱落差に対するタービン出力に相当する熱落差

の割合。

(タービン)

ポリトロー

プ効率

タービンポリトロープ効率は,次の式で表す。

注記 性能比較,解析などに用いる。

慣用語

断熱効率

対応英語

ここに, ηp: タービンポリトロープ効率(%)

k: 比熱比

CP: 定圧比熱[kJ/(kg・℃)]

CV: 定容比熱[kJ/(kg・℃)]

P1,P2: タービン入口及び出口全圧力

T1,T2: タービン入口及び出口全温度(K)

c) 圧縮機

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

軸流圧縮機

圧縮過程における気体の流れの方向が,巨視的に見れば機

械の回転軸の方向と一致している圧縮機。

軸流コンプ

レッサ

遠心圧縮機

圧縮過程のうちでタービン翼車出口における被圧縮気体 遠心コンプ

の流れの方向が,回転軸に直角な平面にほぼ沿っており,

レッサ,

かつ,外向きである圧縮機。

ふく流圧縮

2) 構造・構成

番号

用語

定義

低圧圧縮機

中圧圧縮機

複数個の圧縮機が,圧縮が前後に分割して分担する場合

に,作動する圧力レベルが低いものから順に,低圧,中圧

及び高圧圧縮機という。

高圧圧縮機

(圧縮機)ケ

ーシング

参考

慣用語

圧縮機で,作動流体の外側部分を構成する部位。

注記 気体の流れを導き,圧力を保ち,同時に静翼などの

内部構造物を支持する機能をもつ。

対応英語

低圧コンプ

レッサ

中圧コンプ

レッサ

高圧コンプ

レッサ

車室

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

圧縮機ロータ 圧縮機の回転部分の総称。

注記1 動翼を介して気体に仕事を付加する機能をもつ。

注記2 動翼を植えていない車軸を,圧縮機ロータという

場合がある。

コンプレッ

サロータ,

車軸

圧縮機ディス

圧縮機ロータの一構成要素で,動翼を保持するための円板

状のもの。

円板

圧縮機翼車

軸流圧縮機では,ディスクに動翼が植え込まれた状態のも

の。

注記 遠心圧縮機では,気体に仕事を伝達する円板状回転

体部分を指す。

インペラ,

翼車

(圧縮機)デ

ィスク締付

ボルト

組立式圧縮機ロータにおいて,圧縮機各段落のディスクを

結合する締付ボルト。

(圧縮機)翼 圧縮機で軸動力を気体の圧縮仕事に変換する部分。

注記 動翼と静翼とがある。

(圧縮機)動

圧縮機ディスクに植え込まれる翼。

(圧縮機)静

圧縮機ケーシング側に固定される翼。

ダイアフラム 圧縮機静翼及びその保持機構の総称。

(圧縮機)段

車軸の回転エネルギーを作動流体の圧力上昇に変換する

機構で,動翼及び静翼の一組のこと(JIS B 0127参照)。

(圧縮機)可

変静翼

運転中,取付角を変化させることができる構造の圧縮機静

翼。

入口案内翼

初段動翼の上流側に取り付けた圧縮機静翼。

注記 入口案内翼は一般に可変式であるが,可変又は固定 前置静翼

の両形式の入口案内翼をもった形式の圧縮機もあ

り,この形式の案内翼で可変のものを,特にVIGV

(variable inlet guide vane)といい,固定のもの(IGV)

と区別することもある。

出口案内翼

最終段動翼の下流側に取り付けた圧縮機静翼。

後置静翼

拡散制御翼

流体の減速(拡散)を制御することで,衝撃波の発生及び

翼面流れの剝離を抑え,損失を低減した翼面形状をもつ

翼。

CDA翼

(圧縮機)デ

ィフューザ

気体の絶対速度を減少させ,その運動エネルギーの一部を

静圧に変換することを目的とした圧縮機出口の部分。末広

がりの流路断面をもつ。

ベルマウス

空気抵抗を低減するため,ベル状に広げた形状の空気吸込

み先端部分。

抽気弁

他に使用する目的で圧縮機の出口側又は圧縮過程の途中

から気体を抜き出す弁。

放風弁

圧縮過程の作動流体を,サージング防止などのために外部

に放出する弁。

遷音速翼

翼表面の流れが部分的に超音速となる遷音速領域で作動

する翼形。

亜音速翼

翼表面の流れが音速以下で作動する翼形。

羽根,

ブレード

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B 8040:2018

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

圧縮機入口氷

結防止装置

大気温度が低い場合に,圧縮機上流段で気体中の水分が氷

結するのを防ぐための装置。

圧縮機洗浄装

圧縮機内部,特に静翼及び動翼に付着した堆積物を排除す

ることを目的とした装置。

注記 溶剤溶液,水又は蒸気を噴射する方法などがある。

オフライン圧

縮機翼洗浄

ガスタービンをスピン運転によって低速度で回転させな

がら,洗浄液を吸い込ませて行う圧縮機の洗浄方法。

注記 乾燥するために最後にアイドル運転を行う場合も

ある。

オンライン圧

縮機翼洗浄

ガスタービンの負荷運転中に圧縮機の入口に,洗浄液を注

入して行う洗浄方法。

パーティクル

セパレータ

圧縮機抽気中の固形物質を分離するための装置。

前置冷却器

圧縮過程以前の作動流体の温度を低下させる熱交換器又

は蒸発形冷却器。

中間冷却器

圧縮の段間で作動流体の温度を低下させる熱交換器又は

蒸発形冷却器。

セパレータ particle separator

4) 圧縮機一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

吸込圧力

圧縮機入口の気体の圧力。

注記 特に指定がない限り全圧力を表す(通常,絶対圧力

で示す)。

入口圧力

吸込温度

圧縮機入口の気体の温度。

注記 特に指定がない限り全温度を表す。

入口温度

吐出圧力

圧縮機出口の気体の圧力。

注記 特に指定がない限り全圧力を表す(通常,絶対圧力

で示す)。

出口圧力

吐出温度

圧縮機出口の気体の温度。

注記 特に指定がない限り全温度を表す。

出口温度

圧力比

吐出圧力を吸込圧力で除した値。

注記 絶対圧力で示した全圧力を用いる。

空気流量

圧縮機を通過する単位時間当たりの空気の量。

注記 通常,質量流量(kg/s)として表す。

抽気

1) 他に使用する目的で圧縮機の出口側,又は圧縮過程の

途中から気体を抜き出すこと。

2) そのようにして抜き出された気体。

放風

圧縮機の出口側又は圧縮過程の途中から,運転の必要に応

じて外部に気体を放出すること。

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B 8040:2018

5) 性能及び試験

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

圧縮機(駆動)

圧縮機を駆動させるために必要となる動力。

動力

圧縮機入力 compressor input,

(圧縮機)内

部効率

圧縮機内部仕事に対する理論断熱圧縮仕事の割合。

注記 内部仕事とは,圧縮機軸動力から外部損失を差し引

いたものに相当する仕事をいう。

外部損失

軸受損失又はポンプなどの軸駆動補機の機械損失。

(圧縮機)機

械効率

圧縮機軸動力に相当する仕事に対する内部仕事の割合。

理論断熱圧縮

仕事

吸込状態から吐出し状態までの等エントロピー圧縮に必

要となる仕事。

全断熱効率

圧縮機軸動力に相当する仕事に対する理論断熱圧縮仕事

の割合。

(圧縮機)ポ

リトロープ

効率

圧縮機ポリトロープ効率は,次の式で表す。

ここに, ηpc: 圧縮機ポリトロープ効率(%)

k: 比熱比

CP: 定圧比熱[kJ/(kg・℃)]

CV: 定容比熱[kJ/(kg・℃)]

P1,P2: 吸込及び吐出全圧力(kPaabs)

T1,T2: 吸込及び吐出全温度(K)

サージング

圧縮機内及びこれに続く管路内の作動流体の質量流量,並

びに圧力の低周波数変動によって特徴付けられる不安定

状態。

失速

圧縮機翼の表面における流れの剝離が著しく大きくなっ

て,翼としての機能が低下する現象。

注記 失速は負の迎え角が過大となるときに,又は衝撃波

の発生によって起きる。

旋回失速

圧縮機で空気流量が絞られたり,設計点よりはるかに低い

回転速度になったときに起こる翼列の失速現象。

注記1 圧縮機の特性によって正常な起動時にも発生す

ることがある。翼又は軸系に対する励振源として

働くため発生する運転領域では保持しないこと

が望ましい。

注記2 環状領域に現れた幾つかの失速領域が,動翼の回

転と同じ方向に伝わるので旋回失速という。

チョーキング 圧縮機内部の流路のある部分で相対流速が音速に達した

ため,体積流量がそのときの値を超えることができなくな

る現象。

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29

B 8040:2018

番号

用語

定義

圧縮機性能曲

圧縮機の性能を表示した曲線。

注記 縦軸に圧力比,横軸に修正空気流量をとり,修正回

転速度と全断熱効率とをパラメータとしてサージ

ング限界を表すグラフが一般的である(図B.16参

照)。

修正空気流量 任意の大気状態(圧力,温度)で測定又は定義された空気

流量を,比較算定条件又は所定条件での値に修正して求め

た流量で,次の式で表す。

注記 圧縮機性能曲線の横軸に用いる。

参考

慣用語

対応英語

ここに,Gcorr:修正空気流量(kg/s)

G: 空気流量(kg/s)

P: 吸込圧力(kPaabs)

T: 吸込温度(K)

添字0は所定条件の値

サージマージ

運転状態におけるサージング限界までの余裕。

注記 圧力比,流量,及び回転速度で定義するのが一般的

である。

ファウリング 作動流体中のちりなどが,圧縮機翼表面に付着する現象。

注記 この付着によって圧縮機が性能低下を起こす。

d) 燃焼器

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

筒形燃焼器

筒形の外筒及び内筒の一組から構成された燃焼器。

キャン形燃

焼器

環状燃焼器

ガスタービンの軸中心線に対して同心の環状断面をもつ

外筒及び内筒の一組から構成された燃焼器。

アニュラー

形燃焼器

環状多筒形燃

焼器

ガスタービンの軸中心線に対して同心の環状断面をもつ

外筒の中に,複数個の円筒状の内筒が軸対称に配置されて

いる燃焼器。

キャニュラ

ー形燃焼器

直流形燃焼器 内筒の外側における空気の流れの方向と,燃焼の進行する

方向とが一致している燃焼器。

逆流形燃焼器 内筒の外側における空気の流れの方向と,燃焼の進行する

方向とが逆向きになっている燃焼器。

エルボ形燃焼

空気の流入方向と燃焼の進行する方向とが,ほぼ直角にな

っている燃焼器。

再熱燃焼器

再熱サイクルで,膨張過程の途中で作動流体を再度燃焼,

再燃器,

又は加熱する装置。

再熱器

多缶形燃焼器 筒形燃焼器を複数個配置した燃焼器。

サイロ形燃焼

大形燃焼室に複数のバーナを備え,タービン軸心にほぼ直

角に取り付けられている燃焼器。

注記 サイロ内部にはセラミックタイルなどの耐熱材料

が取り付けられている。

マルチキャ

ン形燃焼器

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30

B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

低NOx燃焼

窒素酸化物の生成を抑えるため,局所的な火炎燃焼温度を

低く抑えた燃焼器。

注記 水・蒸気を使用しない乾式燃焼器(予混合燃焼,希

薄燃焼,二段燃焼など)を用いる方式,水・蒸気を

噴射する方式,触媒燃焼方式などがある。

デュアルフュ

ーエル燃焼

一つの燃焼器で,二種の燃料を同時に,又は切替えによっ

て単独に燃焼できる燃焼器。

慣用語

対応英語

2) 構造・構成

番号

用語

定義

参考

(燃焼器)内

燃焼器で燃焼領域,混合領域及びタービン入口に向かう燃

焼ガス流路を形成する筒状の構造物。

ライナ

(燃焼器)外

燃焼器の外壁を形成し,内部の圧力に耐える筒状の構造

物。

注記 内筒などの内部構造物を保持する外筒自身が,ガス

タービンの強度部分として構成される場合もある。

スリーブ

(燃焼器)尾

燃焼器のガス出口部の流路を形成する筒状の構造物。

トランジシ

ョンピース

旋回羽根

燃焼用空気に旋回運動を与えるために,燃料噴射ノズルの

周囲に設けられた羽根。

スワラ

燃料噴射ノズ

燃料を燃焼器内に噴射するノズル。

デュープレッ

クスノズル

起動又は低負荷の燃料小流量時用と,定格負荷の大流量時

用との大小二つの噴霧口を設け,燃料流量が大きく変化す

る場合に使い分けて,ノズル差圧を高く保持することによ

って,液体燃料を高い圧力で噴霧させて適正に拡散させる

ノズル。

保炎器

火炎の安定を図るために燃焼用空気の流速を下げて,空気

に乱れ及び逆流を生じさせるように,燃料噴射ノズルの近

傍に設けられている構造物。

火炎伝ぱ(播) 燃焼器において,複数の内筒を互いに連絡して,着火の際

連結管,

に,ある内筒から隣の内筒への火炎を伝ぱ(播)させる管。 連絡管,

クロスファ

イアチュー

のぞき窓

内部の燃焼状況などを観察できるように,燃焼器外筒に設

けられた窓。

拡散バーナ

燃料と空気とをあらかじめ混合しないで別々に噴射して,

両者の界面にそれぞれを拡散させて燃焼させるバーナ。

予混合バーナ 燃料をあらかじめ空気と混合して噴射させるバーナ。

注記 保炎目的にパイロットノズルを用いるものもある。

慣用語

対応英語

複室式ノズ

プレミック

スバーナ

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B 8040:2018

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

点火装置

起動時に燃料に点火する装置。

注記 燃焼器の構造,燃料の種類などによって,電気火花,

電熱線,トーチなどの方式がある。

点火栓

電気的火花放電によって燃料に着火させる器具。

(点火装置

の)エキサ

イタ

点火栓へ供給する高圧電気を発生する装置。

空気制御装置 予混合燃焼による低NOx燃焼を確立するため,燃焼温度

を低く抑えて,適切な空気流量となるように制御する装

置。

注記 燃焼器本体内の分配比率を制御する方式,バイパス

させる方式などがある。

燃料流量分配

均一な燃焼とするため,各燃料注入器に燃料を均等に分配

する装置。

注記 通常,気体燃料には不要である。

作動流体加熱

密閉サイクルガスタービンで,膨張過程の前で作動流体

(空気又はガス)を間接的にタービン入口温度まで加熱す

る装置。

注記 作動流体が空気の場合には,空気加熱器ともいう。

再生用熱交換

燃焼器に入る前の作動流体に,排気から熱を伝達する熱交

換器。

注記 蓄熱式熱交換器(regenerator)と伝熱式熱交換器

(recuperator)とがある。

慣用語

対応英語

4) 燃焼器一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

一次燃焼領域 連続燃焼が継続するように循環流を伴う燃焼領域。

注記 この部分の空燃比は理論空燃比に近く,空気に乱れ

と定常的な逆流とを生じるように考慮されている。

二次燃焼領域 一次燃焼領域に続いて十分な空気を混入して燃焼を完結

させる領域。

混合領域

燃焼ガスの温度をタービンの入口温度まで下げて,適切な

分布が得られるように空気を混入する領域。

一次空気

燃料噴射ノズル近傍から一次燃焼領域に送り込まれる空

気。

二次空気

二次燃焼領域に送り込まれる空気。

混合用空気

混合領域に送り込まれる空気。

拡散燃焼

燃料と空気とを別々に供給して,両者の境界面にそれぞれ

を拡散させて燃焼させる方法。

予混合燃焼

燃料と空気とをあらかじめ混合して燃焼させる方法。

希釈領域

希釈用空気 mixing air,

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

二段燃焼

1) 燃焼器内でフューエルNOx低減用に実施する還元二

段燃焼。

2) 初段階で,二次空気が供給されるまでの燃料過濃領域

でNOxをN2に還元して,第二段階で,二次空気供給

後に完全燃焼を図るリッチ・リーン燃焼。

窒素酸化物,

燃焼反応において生成する窒素酸化物(NOx)の総称。

注記 ガスタービン排ガス中の窒素酸化物(NOx)は,主

として一酸化窒素(NO)である。

フューエル

燃料中の窒素化合物が,燃焼によって酸化して発生する窒

素酸化物。

サーマル

高温の燃焼状態において,燃焼用空気中の窒素と酸素とが

反応して発生する窒素酸化物。

触媒燃焼

触媒表面に吸着して活性化した酸素及び燃料によって,低

温下で酸化反応が進行する燃焼方法。

注記 火炎燃焼よりも大幅に低温の燃焼反応のため,低

NOx化に貢献する。

蒸気(水)噴

射装置

出力を増加させる目的,若しくは排気中の窒素酸化物

(NOx)を減少させる目的,又はこの両方の目的から,作

動流体中へ蒸気を噴射する装置。

注記 蒸気の代わりに水を使用することもある。

S/F比

NOx低減,出力増大などの目的で,燃焼器内に噴射され

た蒸気と燃料との質量流量比。

W/F比

NOx低減などの目的で,燃焼器内に噴射された水と燃料

との質量流量比。

ウォッベ指数 ガス燃料の互換性を示す指数で,発熱量を対空気比重の平

方根とガス温度の平方根とで除した値(JIS B 8042-4参

照)。

注記1 ガスの燃焼性を表す指標の一つ。総発熱量を比重

(相対密度)の平方根で除した値(JIS K 2301参

照)。

注記2 この指数が一定であれば,ガス供給圧が一定の下

で,バーナに供給されるガスの燃焼熱量が一定で

あることを意味する。

燃焼振動

燃焼現象と燃焼器を構成する各機器の音響系とが共鳴し

て,圧力変動及び機器の振動を生じる現象。

燃焼振動監視

装置

通常運用時及び燃焼器調整時に,燃焼器内圧力変化の周波

数分析などによって燃焼振動を監視する装置。

逆火

燃焼速度と燃料・空気の予混合気速度とのバランスが崩れ

て,火炎がノズル上流に進入する現象。

注記 燃焼速度は予混合気から見た火炎の速度で,火炎伝

ぱ(播)速度は燃焼器壁面から見た火炎の速度で定

義する。

失火

燃焼火炎が消える現象。

慣用語

対応英語

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B 8040:2018

5) 性能及び試験

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

空燃比

燃料流量(質量)に対する空気流量(質量)の割合。

理論空燃比

供給した燃料を完全燃焼させるために,理論上必要な空気

と,その燃料との質量比。

空気比

理論空燃比に対する実際空燃比の割合。

燃焼負荷率

燃焼器の単位容積当たり単位時間に発生する熱量

注記 内部の圧力を考慮して修正したものを修正燃焼負

荷率といい,単位は,“kJ/[m3・h・(Paabs)n]”で表す。

燃焼効率

燃焼器で消費された燃料の発熱量に対する,燃焼器で作動

流体に与えられた熱量(燃焼器出口の作動流体がもつ熱量

から燃焼器入口の作動流体及び燃料がもつ熱量を差し引

いたもの)の割合。

燃焼器効率 combustor efficiency,

燃料噴射圧力 燃料噴射ノズルに供給される燃料の圧力。

燃空比

空気流量(質量)に対する燃料流量(質量)の割合。

理論燃空比

供給した燃料を完全燃焼させるために,化学的に厳密な割

合で示した空気流量(質量)に対する燃料流量(質量)の

割合。

等価比

実燃空比を理論燃空比で除した値。

注記 等価比が1より大きい場合は燃料が過剰な混合を

示し,1より小さい場合は燃料が希薄な混合を示す。

全圧損失率

燃焼器入口から出口までの圧力損失の入口全圧力に対す

る割合。

温度パターン

ファクタ

燃焼器出口における作動流体の最大温度と平均温度との

差を,燃焼器での温度上昇値で除した値。

(燃焼器)入

口圧力

燃焼器入口部の全圧力。

(燃焼器)入

口温度

燃焼器入口部の全温度。

(燃焼器)出

口圧力

燃焼器出口部の全圧力。

(燃焼器)出

口温度

燃焼器出口部の全温度。

注記 タービン入口温度として使用することもある。

空気過剰率 excess air ratio

化学量論的

燃空比

燃焼器圧力

損失率

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B 8040:2018

e) 制御−保安装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

制御装置

正常起動,安定運転及び正常停止に必要な制御系(例えば,

起動制御系,調速機,燃料制御系など),異常状態におけ

る警報又は停止を行う保安系(例えば,過速度防止装置,

燃料遮断系など),運転の監視を行う監視系及び計器類(例

えば,速度指示計,ガス温度計など)並びにシステムに必

要な電源制御系からなる運転に必要な制御,保安及び監視

のための全ての装置を含むシステム。

保安装置

起動時若しくは運転中のプラント又はその一部の系統の

異常を感知して,その異常によって大きな損傷又は被害が

生じることを防ぐように所定の制御をし,又は信号を発す

る装置。

状態監視装置 機器の健全性又は故障状態との関連が判定可能な項目に

ついて,監視又は測定によって,ガスタービン又は構成要

素の状態を把握・評価する装置。

自動診断装置 ガスタービンの運転パラメータの変化傾向及び健全性を

自動的に診断及び表示する装置。

自動監視装置 ガスタービン及び附属装置の運転状態の監視を自動で行

う装置。

遠隔監視

ガスタービン及び附属装置の運転状態を電気信号によっ

て遠方から監視すること。

2) 構造・構成

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

排ガス温度

制御

ガス温度制御 高温部品の過熱を防ぐために,ガス温度を検知して,常に

所定の設定温度になるように調節する制御機能。

注記 一般的には,タービン入口温度の上限値に相当する

タービン出口温度になるように,燃料流量を制御す

る排ガス温度制御を行う。

燃料制御

燃焼器に供給する燃料の量を制御する機能。

潤滑油制御

ガスタービンに供給する潤滑油の圧力及び温度を制御す

る機能。

IGV制御

起動時の圧縮機サージング防止,運転時の負荷調整,排ガ

ス温度調整及び過回転防止のために,圧縮機の入口案内翼

の開度を調節して空気流量を制御する機能。

VSV制御,

VGV制御

起動時の圧縮機の失速及びサージング防止,運転時の負荷

調整,排ガス温度調整並びに過回転防止のために,圧縮機

の可変静翼の角度を調節して空気流量を制御する機能。

排気バイパス

制御

排気側に排熱回収装置などを設置する場合,ガスタービン

の単独運転を可能とするために設置されるバイパス煙突

用ダンパの制御を行うこと。

アクティブス

トール制御

ガスタービンの圧縮機に起こり得るストールに対応して,

ストールに近づいた状態を検知して,能動的にストールを

回避するようにガスタービンを制御する制御方式。

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

プロセス制御 ガスタービンの速度を制御することによってプロセスの

変数(例えば,被駆動ポンプの吸込圧力)などを制御する

こと。

ディジタル制

ディジタル入力信号によって,数値演算回路を用いて制御

動作をすること。

ガス温度過昇

トリップ

ガス温度が規定値を超えて上昇したときに,ガスタービン

をトリップさせる機能。

着火失敗トリ

ップ

起動の場合,燃料を噴射開始した後,規定時間後なお着火

しない場合,トリップして起動操作を中止させる機能。

失火トリップ 燃焼器内で燃焼の吹き消えが起こったとき,直ちに燃料の

供給を遮断し,かつ,その他の必要な操作を行ってガスタ

ービンをトリップさせる機能。

調速装置

タービンの回転速度を検出して制御系の要素の作動位置

を決めて,作動させる装置。

過速度防止装

ロータが加速して,ある設定した速度に到達した場合に,

過速度防止系を作動させる制御要素又はトリップ要素。

注記 過速度調速機又は過速度トリップ装置がある。

過圧防止装置 ガスタービンの附属設備であって過大圧力を生じるおそ

れのあるものに,その圧力を逃がすために設置する装置。

火炎検出器

燃焼領域内に火炎が存在しているかどうかを検出する装

置。

注記 ガスタービンの起動時における着火失敗,負荷急減

時などにおける火炎消失を検知する。

ガス温度過昇

検出器

ガス温度が上昇して設定した値に到達した際に,直接温度

に応答し,適切な増幅器又は変換器を通して,ガス温度の

過昇を防止する保安系を作動させる一次検出要素。

シェアピン

所定のトルクで破断するように設計されたピン。

注記 継手に挿入し,瞬停,短絡,過負荷などの際に発電

機の軸に発生する過大なトルクから機械的に保護

する。カップリングに設置する。

排ガス温度

高トリップ

調速機

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

制御盤

諸装置の制御,操作及び監視を総括的に行う盤。

計器盤

主に計器を取り付けている盤。

4) 制御−保安装置一般

番号

用語

定義

状態監視

瞬時最大速度 定格回転速度で,ある負荷をとって運転しているとき,調

速機の調節をそのままとして,負荷を遮断した後到達する

最大回転速度(min−1)。

機器の健全性又は故障状態との関連が判定可能な項目に

ついて,監視又は測定によって,ガスタービン又は構成要

素の状態を把握・評価すること。

参考

慣用語

対応英語

コンディシ

ョンモニタ

リング

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

整定速度

定格回転速度で,ある負荷をとって運転しているとき,調

速機の調節をそのままとして,他の負荷に変化させた後自

動的に整定した回転速度(min−1)。

整定時間

負荷を変化させた瞬間から回転速度が整定するまでの時

間。

速度調定率

調速装置の設定を変えずに,出力を変化させたときの回転

速度変化率を,出力変化率に対する比率で表した値で,次

の式で表す。

慣用語

ここに, R: 速度調定率(%)

n1,P1: 変化前の回転速度(min−1),出力

n2,P2: 変化後の回転速度(min−1),出力

nr: 定格回転速度(min−1)

Pr: 定格出力(kW)

注記 “傾斜速度調定率”は,定常運転状態における微小

回転速度変化率を,微小出力変化率に対する比率で

表した値で,次の式で表す(JIS B 0127参照)。

対応英語

ここに, Rr: 傾斜速度調定率(%)

: 出力,回転速度特性の任意出力点に

おける傾斜(min−1/kW)

Pr: 定格出力(kW)

nr: 定格回転速度(min−1)

整定速度調定

調速装置の設定を変えずに,タービン出力を,定格負荷か

ら無負荷まで変化させたときの回転速度変化量を,定格回

転速度に対する比率で表した値(“ドループ”ともいう)

で,次の式で表す。

整定速度変

動率

瞬時速度変

動率

ここに, Rs: 整定速度調定率(%)

n0: 無負荷回転速度(min−1)

nr: 定格回転速度(min−1)

瞬時速度上昇

瞬時速度上昇率は,次の式で表す。

ここに, Ri: 瞬時速度上昇率(%)

nm: 負荷遮断後の瞬時最大回転速度

nr: 定格回転速度(min−1)

5) 性能及び試験

番号

用語

定義

参考

慣用語

保安装置試験 保安装置の機能を確認するための試験。

非常調速機試

非常調速装置の動作,及びタービン保護上の,回転上昇に

よるトリップに至る回転速度を確認するための試験。

対応英語

オーバスピ

ードテスト

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B 8040:2018

f)

燃料装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

燃料処理装置 ガスタービンに適するように燃料を処理する装置。

燃料供給装置 ガスタービンへ燃料を供給する装置。

注記 液体燃料の場合は,主として,燃料移送ポンプ,燃

料サービスタンク,主燃料ポンプ,燃料流量分配器,

閉止弁などから構成される。

デュアルフュ

ーエルシス

テム

二種の燃料を同時に,又は切り替えによって単独に運転に

用いることができる燃料供給システム。

2) 構造・構成

番号

用語

定義

参考

燃料ポンプ

液体燃料を,ガスタービンに必要な圧力まで昇圧してガス

タービンへ供給するポンプ。

燃料止め弁

ガスタービンへの燃料を遮断するバルブ。

燃料調節弁

ガスタービンへの燃料供給を制御する,最終的な燃料調節

要素として作動するバルブなどの装置。

注記 このほかの方法でガスタービンへの燃料を制御し

ている装置もある。

燃料遮断弁

燃料系統への全ての燃料の流れを緊急に遮断する装置。

燃料圧力制御

燃料系の特定箇所の圧力又は差圧を,設定どおりに調整す

るためのバルブ。

燃料流量制御

ガスタービン燃焼器への燃料流量を制御する調節バルブ。

燃料ガス減圧

装置

燃料ガス圧力をガスタービンの受入れ圧力に適する圧力

に減圧する装置。

燃料ガス圧縮

装置

燃料ガスをガスタービンに必要な圧力まで昇圧する装置。

燃料加熱装置 良好な燃焼のための燃料性状(粘度,過熱度,比容積など)

の調節,及び熱効率の向上のために燃料を加熱する装置。

ガス燃料加熱

効率向上のためにガス燃料を加熱する装置。

注記 加熱源には圧縮機吐出空気,給水,蒸気が使われる。

慣用語

対応英語

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

ガスタンク

ガス燃料を貯蔵しておくタンク。

ガスホルダ gas tank,

燃料タンク

液体燃料を貯蔵しておくタンク。

燃料槽

液化ガス貯蔵

タンク

液化ガスを保冷して液状で貯蔵するタンク。

慣用語

対応英語

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38

B 8040:2018

番号

用語

液化ガス気化

装置

定義

参考

慣用語

液化ガスをガス化する装置。

対応英語

4) 燃料装置一般

番号

用語

定義

参考

(燃料)パー

定期点検及び改造工事に先立って,配管内などに残存する

燃料を排除する操作。

爆発限界

可燃性ガスと空気との混合ガスが爆発を起こす濃度範囲

の限界値。

危険場所

電気設備の構造,設置及び使用について特別な安全対策を

要するほど多くの爆発性雰囲気が存在し,又は存在するこ

とが予測される場所又は区域。

注記 危険場所又は危険場所において防爆電気設備を設

置する区域を,“防爆範囲”ということがある。

慣用語

対応英語

g) 吸排気装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

吸気ダクト

空気を外部から圧縮機入口へ導くダクト。

インレット

ダクト

排気ダクト

ガスタービンの排ガスを外気,煙突又は排熱回収装置へ導

くダクト。

エグゾース

トダクト

吸気フィルタ 吸気中のごみなどの異物を除去するための装置。

インレット

フィルタ

換気ダクト

換気するための空気出入口用ダクト。

吸気冷却器

蒸発式,液滴噴霧式,冷水との熱交換式などによって吸入

空気温度を下げて,出力向上を図る装置。

吸気加温器

極低温時に圧縮機のフラッター及びサージングを回避す

るために,吸気を加温する装置。

着氷防止装置 大気温度が低い場合に,フィルタ又は圧縮機入口に霜又は

氷が生成するのを防止するために,フィルタ又は圧縮機に

入る空気を加熱する装置。

ウェザールー

雨天,雪などの浸入を制限するため,吸気フィルタ室の入

口に設けるルーバ。

防虫スクリー

吸気フィルタ室への昆虫などの侵入を防ぐため,入口に設

置するスクリーン。

排出物監視装

排出ガスにおけるNOx,SOx,COなどの濃度を測定して

監視する装置。

慣用語

氷結防止装

置,

防氷装置

対応英語

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B 8040:2018

2) 構造・構成

番号

用語

定義

参考

慣性(式)フ

ィルタ

慣性力によってじんあい(塵埃)を分離・除去する方式の

フィルタ。

注記 構造によってベーン式とサイクロン式とがある。

ろ過式フィル

紙,布などで作ったろ過膜によって空気をろ過する方式の

フィルタ。

注記 構造によって交換式と自己清浄式とがある。

HEPAフィル

定格流量で粒径が0.3 μmの粒子に対して,99.97 %以上の

粒子捕集率をもち,かつ,初期圧力損失が一般に300 Pa

(30 mmH2O)以下の高い性能をもつ空気フィルタ。

(吸気)デミ

スタ

船舶用ガスタービンなどの海上雰囲気中で稼動するガス

タービンの吸気装置の入口に設け,塩水の液滴を除去する

装置。

注記 通常,空気流れの曲がりによる慣性力で液滴を除去

するルーバと合成樹脂の網目を重ねた液滴除去装

置とを組み合わせて使用する。

吸気プレナム 吸気ダクトと圧縮機入口部とを接続する空間。

注記 吸気温度,圧力などの計測座が設置される。

排気プレナム ガスタービン出口と排気ダクトとを接続する空間。

排気ディフュ

ーザ

ガスタービン排ガスの絶対速度を低下させて,その運動エ

ネルギーの一部を静圧に変換することを目的としたガス

タービン出口の部分。

注記 末広がりの流路断面をもつ。

吸気冷却

ガスタービンの吸気の温度を下げて,出力の向上を図る方

法。

注記 通過する空気と水とを接触させて,水の蒸発熱によ

って吸入空気の温度を下げる蒸発式冷却と,冷凍機

で冷却した媒体を通す吸気ダクト内の熱交換器に

よって,吸入空気の温度を下げる冷凍式冷却とがあ

る。

吸気加温

極低温時に圧縮機のフラッター及びサージングを回避す

るために,吸気を加温すること。

注記 圧縮機再循環,温水,電気ヒータなどを用いる。

抽気空気再循

空気圧縮機から抽気した空気を,圧縮機入口に戻して再循

環させることで圧縮機出口の空気量を調整して,燃焼器の

燃空比の調整を行うことで燃焼の安定化を図る方法。

慣用語

対応英語

バグフィル

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

吸気消音器

吸気流路に設置して騒音を低減する装置。

吸気サイレ

ンサ

排気消音器

排気流路に設置して騒音を低減する装置。

排気サイレ

ンサ

給気装置

密閉サイクルガスタービンにサイクル外部から作動流体

を供給する装置。

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40

B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

伸縮継手

管・ダクトの伸縮量を吸収する継手。

バイパスダク

排気再燃ボイラにおいて,ボイラ本体をう(迂)回するダ

クト。

ダクトバーナ 排熱回収ボイラでの蒸気発生量の増加を目的として,ガス

タービン排気をダクト内,又は排熱回収ボイラの伝熱管パ

ネル間で助燃若しくは再燃するための設備。

吸気ダンパ

ガスタービン停止中に,外気がガスタービン内に流入する

のを防止するために,圧縮機の上流に設置されるダンパ。

バイパスダン

ガスタービン排気の流入先をバイパス煙突又はバイパス

ダクトとするか,又は排熱回収ボイラとするかを切り換え

るためのダンパ。

バイパスドア 吸気フィルタの詰まりによるガスタービンの損傷を防ぐ

ため吸気フィルタの後流の吸気ダクトに設ける開閉装置。

注記 吸気フィルタの差圧が急上昇した場合にフィルタ

をバイパスして大気を吸い込む。大気から異物を吸

い込む可能性があるので特殊な用途以外には設置

されない。

バイパス煙突 排熱回収ボイラの入口に設置して,ガスタービン排気を大

気放出するための煙突。

ガス給水加熱

慣用語

ガスタービン排気から熱回収する給水加熱器。

エキスパン

ションジョ

イント

対応英語

バイパスス

タック

ガス給水ヒ

ータ

4) 吸排気装置一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばいじん

ばいじん濃度 排ガス中の単位体積に含まれるばいじんの量。

ダスト

気体中に含まれる固体粒子。

ミスト

気体中に含まれる液体微粒子。

粒径分布

ダスト又はミストの粒径に対する分布割合を表したもの。

排気再燃モー

排気再燃ボイラにおいて,ガスタービンの排気を燃焼用空

気として利用する運転モード。

燃料の燃焼過程で生じるすす・灰などの,燃焼ガス中に含

まれる固体の粒状物質。

コンバイン

ドモード

5) 性能及び試験

番号

用語

定義

参考

吸気(圧力)

損失

作動流体が,吸気システムを流れる間に生じる全圧力の低

下。

排気(圧力)

損失

作動流体が,排気システムを流れる間に生じる全圧力の低

下。

慣用語

対応英語

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41

B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

バッハラッハ

ばい煙測定器で排ガス中のばい煙を取り出して,基準とな

るサンプルと比較して濃度を定量化した数値(JIS B

8042-4参照)。

捕集効率

吸気フィルタの上流側に流入する粉じんの除去割合。

注記 特に,粉じんの粒径別に表した捕集効率を“粒径別

捕集効率”という。

粉じん保持容

吸気フィルタが使用限界に達するまでに保持することが

できる粉じんの質量。

注記 単位面積当たり又はフィルタ1個当たりの質量で

表示される。

慣用語

対応英語

h) 脱硝装置

1) 種類及び形式

番号

用語

定義

参考

選択接触還元

触媒を用いて,排ガス中の窒素酸化物(NOx)をアンモニ

アなどの還元剤によって,窒素と水蒸気とに分解する方法

(JIS B 0126参照)。

高温脱硝方式 ガスタービンの排ガス脱硝において単純サイクルなどの

高温排ガスを脱硝する触媒脱硝方式。

注記 高温排ガスとはおおむね450 ℃以上をいう。

中温脱硝方式 排熱回収ボイラの排ガス脱硝において中温排ガスを脱硝

する触媒脱硝方式(JIS B 0126参照)。

注記 中温排ガスとはおおむね250〜450 ℃をいう。

低温脱硝方式 排熱回収ボイラの排ガス脱硝において低温排ガスを脱硝

する触媒脱硝方式(JIS B 0126参照)。

注記 低温排ガスとはおおむね250 ℃以下をいう。

慣用語

対応英語

触媒脱硝

2) 構造・構成

番号

用語

定義

参考

脱硝反応器

触媒を充塡して,脱硝反応を行わせるための容器(JIS B

0126参照)。

触媒層

触媒を充塡している層(JIS B 0126参照)。

触媒容器

触媒を鋼製容器に収めて取扱いの単位としたもの(JIS B

0126参照)。

脱硝触媒

脱硝反応を促進させる物質(JIS B 0126参照)。

粒状触媒

球形,円柱形,円筒形などの粒状形触媒(JIS B 0126参照)。

格子状触媒

格子目形の平行流形触媒(JIS B 0126参照)。

コルゲート状

触媒

波目形の平行流形触媒(JIS B 0126参照)。

慣用語

触媒パッ

ク,

触媒ブロッ

ク,

触媒バスケ

ット

対応英語

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B 8040:2018

3) 附帯設備

番号

用語

定義

参考

アンモニア供

給装置

脱硝反応を行わせるためのアンモニアを供給する装置

(JIS B 0126参照)。

アンモニア注

入装置

脱硝反応器の上流で排ガス中にアンモニアを注入する装

置(JIS B 0126参照)。

アンモニア注

入格子

脱硝用アンモニアを,より均一に注入するために,注入口

(ノズル)が格子状に配置された注入設備(JIS B 0126参

照)。

アンモニア希

釈空気設備

アンモニア供給装置からのアンモニアを空気によって希

釈する装置(JIS B 0126参照)。

注記 アンモニア希釈ファン,アンモニア空気混合器など

から構成される。希釈濃度はアンモニアの爆発限界

を考慮して決定する。

慣用語

アンモニア

注入グリッ

対応英語

4) 脱硝装置一般

番号

用語

定義

参考

慣用語

リークアンモ

ニア

シンタリング 触媒の粒子構造が高温にさらされることによって破壊さ

れて比表面積が減少する現象(JIS B 0126参照)。

アンモニア代

替還元剤

脱硝反応に寄与しないで,脱硝反応器を通り抜けるアンモ

ニア(JIS B 0126参照)。

対応英語

残留アンモ

ニア,

未反応アン

モニア

焼結

アンモニア水,尿素水,重炭酸アンモニウムなど,排ガス

中でアンモニアに転換して脱硝効果が得られる物質(JIS

B 0126参照)。

5) 性能及び試験

番号

用語

定義

参考

慣用語

脱硝率

排ガス中の窒素酸化物(NOx)が脱硝装置で除去される割

合で,次の式で表す(JIS B 0126参照)。

対応英語

ここに, ηx: 脱硝率(%)

NOxin: 脱硝装置入口の窒素酸化物(NOx)

濃度(ppm)a)

NOxout: 脱硝装置出口の窒素酸化物(NOx)

濃度(ppm)a)

SV値

触媒単位体積当たりの処理ガス流量で,次の式で表す(JIS

B 0126参照)。

ここに, SV: SV値(h−1)

G: 処理ガス流量(m3/h)b)

V: 触媒量(m3)

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B 8040:2018

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

LV値

触媒層へ入る前のガス速度で,次の式で表す(JIS B 0126

参照)。

ここに, LV: LV値(m/s)

Q: 処理温度におけるガス流量(m3/s)

S: 触媒層へ入る前のガス入口断面積

AV値

触媒の単位ガス接触表面積当たりの処理ガス流量で,次の

式で表す(JIS B 0126参照)。

ここに,AV:AV値[m3/(h・m2)]b)

G: 処理ガス流量(m3/h)b)

V: 触媒量(m3)

A: 触媒単位体積当たりのガス接触表

面積(m2/m3)

NH3/NOxモ

ル比

窒素酸化物(NOx)量(モル数)に対する脱硝反応をさせ

るために注入するアンモニア量(モル数)の比(JIS B 0126

参照)。

触媒寿命

触媒が使用中に,経時的に性能低下して,所定の脱硝率を

下回り,交換などを必要とするまでの期間(JIS B 0126参

照)。

換算NOx濃

排ガス中の酸素濃度を標準酸素濃度に換算したときの

NOx濃度で,次の式で表す。

ここに, Cc: 換算NOx濃度(ppm)a)

Cs: 排ガス中の実測NOx濃度(ppm)a)

On: 標準酸素濃度(%)

(15 %を標準としている。なお,産

業用GTでは0 %O2換算の場合もあ

る。)

Os: 排ガス中の実測酸素濃度(%)

注a) ppmは体積百万分率。

b) 0 ℃,1 013 hPaの状態。

換算

NOx濃度

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B 8040:2018

附属書A

(参考)

ガスタービン構成要素の配置例

燃焼器

吸気

排気

燃料

回転軸

圧縮機

発電機又は負荷

タービン

図A.1−単純サイクル一軸形ガスタービンの例

燃焼器

再生用

熱交換器

燃料

排気

排気

吸気

回転軸

圧縮機

タービン

図A.2−再生サイクル一軸形ガスタービンの例

発電機又は負荷

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45

B 8040:2018

燃焼器

排気

吸気

燃料

回転軸

圧縮機

ガス発生機タービン

出力タービン

発電機又は負荷

図A.3a−単純サイクル二軸形ガスタービンの例(フリータービン形)

燃焼器

吸気

排気

燃料

回転軸(高圧)

発電機又は負荷

回転軸(低圧)

低圧圧縮機

高圧圧縮機

高圧タービン

低圧タービン

図A.3b−単純サイクル二軸形ガスタービンの例(ツインスプール形)

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B 8040:2018

燃焼器

高圧圧縮機

高圧タービン

燃料

回転軸

冷却媒体(入)

中間冷却器

冷却媒体(出)

燃料

再熱燃焼器

回転軸

吸気

低圧圧縮機

低圧タービン

排気

発電機又は負荷

注記 図は,ストレートコンパウンド形式(高圧タービンで高圧圧縮機を,低圧タービンで低圧圧縮機を駆動す

る形式)で負荷を低圧軸で駆動する場合を示す。

図A.4−中間冷却再熱サイクル多軸(二軸)形ガスタービンの例

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B 8040:2018

前置冷却器

作動流体加熱器

再生用熱交換器

加熱媒体(出)

加熱媒体(入)

(出

(入

回転軸

高圧圧縮機

低圧圧縮機

タービン

発電機又は負荷

中間冷却器

冷却媒体(入)

冷却媒体(出)

図A.5−密閉サイクル一軸形ガスタービンの例

低圧圧縮機

高圧圧縮機

タービン

発電機又は負荷

回転軸

燃焼器

吸気

高温

再生器

燃料

中間

冷却器

最終段

冷却器

低温

再生器

補給水

増湿塔

排気

図A.6−HATサイクルの例

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48

B 8040:2018

附属書B

(参考)

コンバインドサイクル構成要素の配置例

排気

排熱回収ボイラ

燃焼器

蒸気

蒸気タービン

燃料

回転軸

発電機又は負荷

発電機又は負荷

圧縮機

タービン

吸気

復水器

復水ポンプ

ガスタービン

蒸気系統

図B.1−排熱回収式コンバインドサイクルの例(単圧式コンバインドサイクル)

排熱回収ボイラ

排気

燃焼器

蒸気

発電機又は負荷

蒸気タービン

燃料

回転軸

発電機又は負荷

圧縮機

タービン

排気助燃装置

吸気

復水器

燃料

ガスタービン

復水ポンプ

蒸気系統

図B.2−排気助燃式コンバインドサイクルの例

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B 8040:2018

ガス給水加熱器

排気

排気再燃

ボイラ

排気

蒸気

燃焼器

風箱式

バーナ

蒸気

蒸気

燃料

燃料

発電機又は負荷

発電機又は負荷

吸気

圧縮機

タービン

蒸気タービン

蒸気タービン

復水ポンプ

復水器

ガスタービン

蒸気系統

図B.3−排気再燃式コンバインドサイクルの例

排熱回収ボイラ

吸気

排気

蒸気タービン

復水ポンプ

発電機又は負荷

タービン

圧縮機

回転軸

復水器

燃焼器

クラッチ

燃料

蒸気

蒸気系統

ガスタービン

図B.4−一軸形コンバインドサイクル(クラッチ付)の例

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50

B 8040:2018

排熱回収ボイラ

排気

圧縮機

タービン

蒸気

回転軸

蒸気タービン

燃焼器

吸気

発電機又は負荷

燃料 タービン

圧縮機

排気

発電機又は負荷

回転軸

復水ポンプ

燃焼器

吸気

発電機又は負荷

排熱回収ボイラ

燃料

復水器

ガスタービン

蒸気系統

図B.5−多軸形コンバインドサイクルの例(ガスタービン2台,蒸気タービン1台)

排気

排熱回収ボイラ

低圧蒸気

発電機又は負荷

高圧蒸気

回転軸

燃焼器

発電機又は負荷

蒸気タービン

燃料

吸気

圧縮機

タービン

復水器

復水ポンプ

ガスタービン

蒸気系統

図B.6−複圧式コンバインドサイクルの例(蒸気サイクルが二圧式の例)

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51

B 8040:2018

排気

排熱回収ボイラ

燃焼器

蒸気

蒸気

蒸気

燃料

回転軸

発電機又は負荷

発電機又は負荷

吸気

蒸気タービン

タービン

圧縮機

蒸気タービン

復水器

ガスタービン

復水ポンプ

蒸気系統

図B.7−再熱式コンバインドサイクルの例

排熱回収装置

排気

プロセス蒸気

又は温水

燃焼器

燃料

回転軸

圧縮機

タービン

発電機又は負荷

吸気

ガスタービン

図B.8−コージェネレーションの例

蒸気系統

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B 8040:2018

噴射蒸気

プロセス蒸気

燃焼器

燃料

回転軸

発電機又は負荷

吸気

圧縮機

排気

タービン

給水

排熱回収ボイラ

ガスタービン

蒸気系統

注記 プロセス蒸気に過熱蒸気が必要な場合は蒸気過熱器を設け燃焼器に蒸気を直接噴射する。

図B.9−熱電可変形蒸気噴射式ガスタービンプラントの例

排熱回収ボイラ

排気

吸気

蒸気

給水

燃料

発電機又は負荷

蒸気タービン

発電機又は負荷

回転軸

圧縮機

タービン

ガスタービン

プロセス蒸気

蒸気系統

図B.10−熱併給形コンバインド発電プラントの例

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53

B 8040:2018

ガス給水加熱器

排気

吸気

圧縮機

蒸気タービン

タービン

回転軸

蒸気

発電機又は負荷

発電機又は負荷

復水ポンプ

復水器

加圧流動床ボイラ

石炭

ガスタービン

蒸気系統

図B.11−加圧流動床コンバインド発電プラントの例

排熱回収ボイラ

排気

吸気

圧縮機

蒸気タービン

タービン

回転軸

発電機又は負荷

発電機又は負荷

燃料ガス

復水器

ガス精製設備

石炭

ガスタービン

ガス化炉

蒸気系統

図B.12−石炭ガス化コンバインド発電プラントの例

復水ポンプ

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54

B 8040:2018

排気

給水

噴射蒸気

排熱回収ボイラ

燃料

発電機又は負荷

回転軸

圧縮機

タービン

吸気

排気

ガスタービン

蒸気系統

図B.13−蒸気噴射形ガスタービン発電プラントの例

排気

吸気

排熱回収ボイラ

燃料

蒸気

蒸気タービン

回転軸

発電機又は負荷

発電機又は負荷

圧縮機

タービン

復水器

トッピングサイクル

ガスタービン

復水ポンプ

ボトミングサイクル

蒸気系統

図B.14−トッピングサイクル,ボトミングサイクルの例

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55

B 8040:2018

ガスタービンの特性で決まる

ガスタービンの出力限界

短時間出力曲線

制限出力

現地短時間定格出力

現地ピーク定格出力

現地ベース定格出力

標準短時間定格出力

ピーク出力曲線

標準ピーク定格出力

標準ベース定格出力

ベース出力曲線

大気温度

図B.15−出力曲線の例

P1:吸込圧力(kPaabs)

サージング限界

P2:吐出圧力(kPaabs)

T1:吸込温度(K)

G:空気流量(kg/s)

サージマージン

N:回転速度(min-1)

P

2

P

1

P0:基準吸込圧力(kPaabs)

設計点

効率等高線

T0:基準吸込温度(K)

修正速度

修正空気流量

G

P

0

P

1

T

1

T

0

図B.16−多段軸流圧縮機の性能曲線の例

一定曲線

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56

B 8040:2018

附属書C

(参考)

参考文献

JIS B 8042-5 ガスタービン−調達仕様−第5部:用途−石油及び天然ガス工業用

注記 ISO 3977-5:2001,Gas turbines−Procurement−Part 5: Applications for petroleum and natural gas

industriesからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS B 8042-7 ガスタービン−調達仕様−第7部:技術情報

注記 ISO 3977-7:2002,Gas turbines−Procurement−Part 7: Technical informationからの引用事項は,

この規格の該当事項と同等である。

JIS B 8042-8 ガスタービン−調達仕様−第8部:検査,試験,据付及び完成

注記 ISO 3977-8:2002,Gas turbines−Procurement−Part 8: Inspection, testing, installation and

commissioningからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS K 2301 燃料ガス及び天然ガス−分析・試験方法

JIS Z 8732 音響−音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法−無響室及び半無響室におけ

る精密測定方法

ISO 2533,Standard Atmosphere

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57

B 8040:2018

附属書JA

(参考)

ガスタービン用語規格の用語対比表

対応国際規格(ISO 11086)の用語に対して,この規格(JIS B 8040)に対応する用語を,番号で対比し

て表に示す。

番号

JIS B 8040 番号

用語

1 Gas turbines−Kinds and types(ガスタービン−種類及び形式)

2 Gas turbines−Structure(ガスタービン−構造)

3 Gas turbines−Auxiliaries and accessories(ガスタービン−補機及び附属機器)

参考

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58

B 8040:2018

番号

JIS B 8040 番号

参考

用語

4 Gas turbines−General(ガスタービン−一般)

排気のバイパス制御

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B 8040:2018

番号

JIS B 8040 番号

用語

5 Gas turbines−Performances and tests(ガスタービン−性能及び試験)

6 Turbines−Kinds and types(タービン−種類及び形式)

参考

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60

B 8040:2018

番号

JIS B 8040 番号

用語

7 Turbines−Structure(タービン−構造)

8 Turbines−Auxiliaries and accessories(タービン−補機及び附属機器)

9 Turbines−General(タービン−一般)

10 Turbines−Performances and tests(タービン−性能及び試験)

11 Compressors−Kinds and types(圧縮機−種類及び形式)

12 Compressors−Structure(圧縮機−構造)

参考

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61

B 8040:2018

番号

JIS B 8040 番号

用語

13 Compressors−Auxiliaries and accessaries(圧縮機−補機及び附属機器)

14 Compressors−General(圧縮機−一般)

15 Compressors−Performances and tests(圧縮機−性能及び試験)

16 Combustors and heaters−Kinds and types(燃焼器及び加熱器−種類及び形式)

参考

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B 8040:2018

JIS B 8040 番号

番号

参考

用語

17 Combustors and heaters−Structure(燃焼器及び加熱器−構造)

18 Combustors and heaters−Auxiliaries and accessories(燃焼器及び加熱器−補機及び附属機器)

19 Combustors and heaters−General(燃焼器及び加熱器−一般)

20 Combustors and heaters−Performances and tests(燃焼器及び加熱器−性能及び試験)

21 Regenerative heat exchangers−Kinds and types(再生用熱交換器−種類及び形式)

蓄熱式(regenerator)と伝

熱式(recuperator)とがあ

る。

22 Regenerative heat exchangers−Structure(再生用熱交換器−構造)

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B 8040:2018

JIS B 8040 番号

番号

用語

23 Regenerative heat exchangers−Auxiliaries and accessories(再生用熱交換器−補機及び附属機器)

24 Regenerative heat exchangers−General(再生用熱交換器−一般)

25 Regenerative heat exchangers−Performances and tests(再生用熱交換器−性能及び試験)

26 Combined cycle and cogeneration(コンバインドサイクル及びコージェネレーション)

注a) ほとんど使用されないものの用語であるので,この規格では省略したものを示す。

b) 熱交換器の一般的な事項であるので,この規格では省略したものを示す。

c) ガスタービンの基本的な附属装置の範囲でないため,省略したものを示す。

参考

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64

B 8040:2018

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

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JIS B 8040:2018 ガスタービン及び附属装置−用語

(I)JISの規定

箇条番号

及び題名

内容

1 適用範囲 ガスタービン一般に用

いる基本的な用語につ

いて規定

2 引用規格

3 用語の分 用語の分類

4 用語及び

定義

国際

規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇

条ごとの評価及びその内容

(V)JISと国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

箇条

内容

番号

scope JISと同じ。ただし,ガスター

ビンの用途についての詳細な

規定はない。

箇条ごと

の評価

追加

適用範囲は同じだが,JISで

は適用範囲の文中にガスタ

ービンの用途例を追加した。

適用範囲を明確にするため。

追加

JISでは,用語の分類を変更

しこの箇条を追加した。これ

に伴い用語の番号を変更し

た。

JISでは,対応国際規格の用

語に追加・削除(省略)を行

った。詳細は附属書JAによ

る。追加した用語には,点線

の下線を付けてある。

JISでは,用語の分類をISO規格か

ら変更しているので,明確化のため

に追加した。用語の番号についての

対比については附属書JAによる。

用語及び定義

用語及び定義

ガスタービン

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

ガスタービン−種類及び形式

ガスタービン−構造

4) ガスタービン一般

5) 性能及び試験

ガスタービン−一般

ガスタービン−性能及び試験

ガスタービン−補機及び附属

機器

追加/

削除

技術的差異の内容

対応国際規格の用語のうち現在ほ

とんど使用されない用語は削除(省

略)した。附属書JAの注a)参照。

対応国際規格にない用語で,必要が

あるものは追加した。

附属書JB

(参考)

JISと対応国際規格との対比表

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65

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

(I)JISの規定

箇条番号

及び題名

内容

国際

規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇

条ごとの評価及びその内容

箇条

番号

箇条ごと

の評価

内容

タービン

1) 種類及び形式

タービン−種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) タービン一般

5) 性能及び試験

タービン−構造

タービン−補機及び附属機器

タービン−一般

タービン−性能及び試験

圧縮機−種類及び形式

圧縮機−構造

圧縮機−補機及び附属機器

圧縮機−一般

圧縮機−性能及び試験

燃焼器及び加熱器−種類及び

形式

燃焼器及び加熱器−構造

圧縮機

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) 圧縮機一般

5) 性能及び試験

燃焼器

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) 燃焼器一般

5) 性能及び試験

(V)JISと国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

技術的差異の内容

燃焼器及び加熱器−補機及び

附属機器

燃焼器及び加熱器−一般

燃焼器及び加熱器−性能及び

試験

制御−保安装置

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) 制御−保安装置一般

5) 性能及び試験

B 8040:2018

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66

B 8040:2018

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

附属書A

(参考)

附属書B

(参考)

内容

(III)国際規格の規定

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇

条ごとの評価及びその内容

(V)JISと国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

附属

書A

(参

考)

ガスタービン構成要素の配置

例。ただし,HATサイクルの

説明図がない。また,ツイン

スプール形の説明図が分かり

にくい。

追加

JISでは,HATサイクルの説

明図を追加した。

追加

JISでは,ツインスプール形

の説明図を追加した。

附属

書B

(参

考)

コンバインドサイクル構成要

素の配置例。ただし,コージ

ェネレーションの説明図がな

い。

追加

JISでは,コージェネレーシ

ョンの説明図を追加した。

より分かりやすくするため補足し

た。

削除

JISでは,過給ボイラ式コン

バインドサイクル及び給水

加熱式コンバインドサイク

ルの説明図を削除(省略)し

た。

過給ボイラ式コンバインドサイク

ル及び給水加熱式コンバインドサ

イクルについては,現在ほとんど使

用されていないため,削除(省略)

した。

技術的差異の内容

燃料装置

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) 燃料装置一般

吸排気装置

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) 吸排気装置一般

5) 性能及び試験

脱硝装置

1) 種類及び形式

2) 構造・構成

3) 附帯設備

4) 脱硝装置一般

5) 性能及び試験

ガスタービン構成要素

の配置例

コンバインドサイクル

構成要素の配置例

より分かりやすくするため補足し

た。

箇条番号

及び題名

国際

規格

番号

(I)JISの規定

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67

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。

(I)JISの規定

箇条番号

及び題名

附属書C

(参考)

附属書JA

(参考)

内容

参考文献

ガスタービン用語規格

の用語対比表

国際

規格

番号

B 8040:2018

(III)国際規格の規定

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇

条ごとの評価及びその内容

(V)JISと国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

箇条

番号

附属

書C

(参

考)

箇条ごと

の評価

変更

最新の情報に見直した。

内容

参考文献。ただし,改正前の

規格がある。

追加

技術的差異の内容

JISでは,最新の規格に変更

した。

JISでは,用語の分類をISO

より分かりやすくするため追加し

規格から変更しているので,

た。

明確化のために追加した。

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 11086:1996,MOD

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

− MOD ··············· 国際規格を修正している。