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日本工業規格

JIS

F3421-1995

船用荷役鋼製滑車

Ships' steel cargo blocks

1. 適用範囲 この規格は,船に用いる荷役鋼製滑車(以下,滑車という。)について規定する。

備考 この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 0207 メートル細目ねじ

JIS B 1351 割りピン

JIS B 2801 シャックル

JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材

JIS G 3452 配管用炭素鋼鋼管

JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 4801 ばね鋼鋼材

JIS G 5101 炭素鋼鋳鋼品

JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品

JIS G 5702 黒心可鍛鋳鉄品

JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条

JIS H 3250 銅及び銅合金棒

JIS H 5111 青銅鋳物

2. 種類 滑車の種類は,表1による。

表1

種類

呼び

備考1. 種類の第1字の1は1輪滑車,2は2輪滑車,3は3輪滑車,4は4輪滑車

を示す。

2. 種類の第2字のAはベケットなし,Bはベケット付きを示す。

3. 構造,形状及び寸法 滑車の構造,形状及び寸法は,付図1〜9によるほか,次による。

(1) シャックルは,JIS B 2801のSB又はBBによる。ただし,種類1A,1B,2A及び2Bをガイ滑車とし

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2

F3421-1995

て使用する場合は,シャックルピンは,ねじ込み式としてもよい。

(2) 割りピンは,JIS B 1351の規定による。

(3) 種類1A,1B,2A及び2BのL寸法及び角度65°は,多少増減してもよい。

(4) 種類1A,1B,2A及び2Bの側板が鋼板製の場合は,外帯と側板との取付けは,溶接してもよい。

(5) スイベル部のねじは,JIS B 0207の規定による。

(6) 側板及び中板の軽目孔は,特に開けなくてもよい。

4. 試験荷重 滑車の試験荷重は,表2による。

表2

単位 kN

種類

単滑車

複滑車

使用荷重

123未満

82未満

245未満

245以上1 569未満

試験荷重

注(1) S. W. L. は,使用荷重を表す。

備考 単滑車の使用荷重とは,滑車を通過する索の一端に負荷できる最大荷重をいう。

また,複滑車の使用荷重とは,滑車のシャックルに負荷できる最大荷重をいう。

5. 材料 滑車の材料は,表3による。

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3

F3421-1995

表3

部品名称

部品

番号

スイベル

スイベル用ナット

外帯

材料

JIS G 4051のS25C

1輪滑車

2輪滑車以上

クロスヘッド

JIS G 3101のSS400

JIS G 5101のSC450又は

JIS G 4051のS25C

クロスヘッド用ボルト及

JIS G 4051のS25C

び六角ナット

側板及

1輪,2輪滑車

び中板

3輪,4輪滑車

JIS G 5702のFCMB又は

JIS G 3101のSS400

JIS G 3101のSS400

中心ピン及びナット

JIS G 4051のS25C

止め金

鋼板

皿ボルト及び六角ナット 棒鋼

10 ステイボルト及び六角ナ

ット

11 挟み金

JIS G 3452のSGP

12 索止め

鋼線

13 座金

JIS H 3100のC2600P若し

くはC2680P又はJIS H

3250のC3604BD若しく

はC3604BE

部品

番号

部品名称

材料

14 下部六角ボルト及び六 JIS G 3101のSS400

角ナット

15 挟み金

JIS G 3452のSGP

16 ベケット

JIS G 3101のSS400

17 ベケット用ボルト及び

六角ナット

18 ベケット用リブ

19 挟み金

20 スイベル取付金物

JIS G 3452のSGP

JIS G 3101のSS400又は

JIS G 4051のS25C

21 スイベル用六角ナット JIS G 4051のS25C

22 シーブ本体

23 シーブ用ブシュ

24 シーブ用止めねじ

JIS G 5501のFC200又は

JIS G 5101のSC410

JIS H 5111のBC6

棒鋼

25 シャックル

26 グリースニップル

JIS B 2801の規定による。

黄銅

27 割りピン

黄銅線

28 グリースニップル用カ JIS G 3452のSGP

バー

29 ばね座金

JIS G 4801のSUP

30 止め金

鋼板

31 セットボルト

棒鋼

6. 試験及び検査

6.1

荷重試験 滑車の荷重試験は,シャックルを連結して,表4に示す要領によって試験荷重を加えて

行う。

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4

F3421-1995

表4

項目

種類

試験方法

呼び

使用荷重

試験荷重

項目

種類

試験方法

呼び

使用荷重

試験荷重

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5

F3421-1995

項目

種類

試験方法

6.2

呼び

使用荷重

試験荷重

解放検査 滑車は,荷重試験終了後,解放して各部の検査を行い,異状があってはならない。

7. 製品の呼び方 滑車の呼び方は,規格の名称又は規格番号並びに種類,呼び,シーブの材料の略記号

(FC200はF, SC410はS)及びシャックルの記号による。

例 船用荷役鋼製滑車1A 220 F-SB又はJIS F 3421-1A 220 F-SB

8. 表示 滑車には見やすい箇所に,次の事項を表示する。

(1) 呼び又は識別記号

(2) 使用荷重

(3) 製造年又はその略号

(4) 製造業者名又はその略号

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6

F3421-1995

付図1 1A

単位 mm

呼び

d1 ねじの呼び

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7

F3421-1995

呼び

シャックル

参考

適用ワイヤロープの径

計算質量 (kg)

SB22又はBB22

SB26又はBB26

SB30又はBB30

SB34又はBB34

SB40又はBB40

SB42又はBB42

SB44又はBB44

SB48又はBB48

備考1. スイベル頭部の形状は,二点鎖線で示すように角形としてもよい。

2. 計算質量は,シーブ及びバウシャックルの質量を含んだものである。

3. 側板の形状は,呼び340,410,430,460及び480のものをトッピング

滑車として使用する場合,二点鎖線で示すように変えてもよい。

付図2 1B

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8

F3421-1995

単位 mm

呼び

d1 ねじの呼び

呼び

呼び

シャックル

参考

適用ワイヤロープの径

計算質量 (kg)

SB26又はBB26

SB30又はBB30

SB34又はBB34

SB42又はBB42

SB50又はBB50

SB55又はBB55

SB55又はBB55

SB60又はBB60

備考1. 計算質量は,シーブ及びバウシャックルの質量を含んだものである。

2. 側板の形状は,呼び340,410,430,460及び480のものをトッピング滑

車として使用する場合,二点鎖線で示すように変えてもよい。

3. シンブルは,旧JIS B 2802(シンブル)のBによる。ただし,必要に応

じてAを使用してもよい。

なお,滑車に部品としてシンブルは付けなくてもよい。

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9

F3421-1995

付図3 2A

単位 mm

呼び

d1 ねじの呼び

呼び

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10

F3421-1995

呼び

シャックル

参考

適用ワイヤロープの径

SB34又はBB34

SB38又はBB38

SB46又はBB46

SB60又はBB60

SB60又はBB60

SB65又はBB65

SB70又はBB70

計算質量 (kg)

備考1. 計算質量は,シーブ及びバウシャックルの質量を含んだものである。

2. 側板の形状は,呼び340,410,430,460及び480のものをトッピング滑

車として使用する場合,二点鎖線で示すように変えてもよい。

付図4 2B

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11

F3421-1995

単位 mm

呼び

d1 ねじの呼び

呼び H5

呼び

シャックル

適用ワイヤロープの径

計算質量 (kg)

SB38又はBB38

SB40又はBB40

SB55又はBB55

SB65又はBB65

SB65又はBB65

SB70又はBB70

SB75又はBB75

参考

備考1. 計算質量は,シーブ及びバウシャックルの質量を含んだものである。

2. 側板の形状は,呼び340,410,430,460及び480のものをトッピング滑

車として使用する場合,二点鎖線で示すように変えてもよい。

3. シンブルは,旧JIS B 2802のBによる。ただし,必要に応じてAを使用

してもよい。

なお,滑車に部品としてシンブルは付けなくてもよい。

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12

F3421-1995

付図5 3A

単位 mm

呼び B

呼び

シャックル

SB70又はBB70

SB75又はBB75

参考

適用ワイヤロープの径

計算質量 (kg)

備考 計算質量は,シーブ及びバウシャックルの質量を含んだものである。

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F3421-1995

付図6 3B

単位 mm

呼び B

呼び

シャックル

参考

適用ワイヤロープの径

SB75又はBB75

SB80又はBB80

計算質量 (kg)

備考1. 計算質量は,シーブ及びバウシャックルの質量を含んだものである。

2. シンブルは,旧JIS B 2802のBによる。ただし,必要に応じてAを使用

してもよい。

なお,滑車に部品としてシンブルは付けなくてもよい。

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14

F3421-1995

付図7 4A

単位 mm

呼び B

呼び

シャックル

参考

適用ワイヤロープの径

計算質量 (kg)

SB80又はBB80

SB80又はBB80

備考 計算質量は,シーブ及びバウシャックルの質量を含んだものである。

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15

F3421-1995

付図8 4B

単位 mm

呼び

呼び

シャックル

SB80又はBB80

SB85又はBB85

参考

適用ワイヤロープの径

計算質量 (kg)

備考1. 計算質量は,シーブ及びバウシャックルの質量を含んだものである。

2. シンブルは,旧JIS B 2802のBによる。ただし,必要に応じてAを使用

してもよい。

なお,滑車に部品としてシンブルは付けなくてもよい。

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16

F3421-1995

付図9 シーブ

単位 mm

滑車

種類

呼び

関連規格 JIS B 1251 ばね座金

参考