「IGP」と「EGP」の違い
予備知識
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 通信プロトコル | 通信する上での お約束事 |
| ルーティング | ネットワーク上でやる道案内 |
| ルーティングテーブル | ネットワーク上の道案内をするときに使う地図 |
| スタティックルーティング | 人間様が手動で更新する地図を使った、ネットワークにおける道案内 |
| ダイナミックルーティング | 案内人同士で情報交換して勝手に更新する地図を使った、ネットワークにおける道案内 |
| ルーティングプロトコル | ネットワーク上の道案内において、案内人同士で地図の情報を交換するときに使う お約束事 |
| AS | インターネットの世界における管理上の縄張り |
インターネットは、あまりにも大きすぎるネットワークです。
とても1人の人間(あるいは1つの組織)が管理できる規模では ありません。

そこで、それぞれの組織は自分たちの管理できる規模のネットワークを管理します。

そして、それぞれの組織の管理するネットワーク同士が合体することで、1つのインターネットの世界が形作られているのです。

このときの「それぞれの組織の管理するネットワーク」を「自律システム(AS)」と言います。
また、インターネット上ではルータと呼ばれる機械が道案内をしています。
データの宛先を見て、自分の持っている地図と照らし合わせて「君はあっちに行ってねー」「君はそっちだよー」と案内しているのです。
この案内のことをルーティングと言います。

案内をするとき、ルータさんは地図を見ます。
この地図のことをルーティングテーブルと言います。

さて、この道案内で使う地図ですが、ずっと同じ地図を使い続けるわけにはいきません。
道路工事とかがあって道の形が変われば、地図も更新してあげる必要があります。
この地図の更新を人間様にやってもらうのがスタティックルーティングです。
機器同士で情報交換をして機器自身の手で地図を交換するのはダイナミックルーティングと言います。
ちなみに、インターネットの世界はダイナミックルーティングです。
そろそろ本題が近づいてきました。
ダイナミックルーティングでは機器同士で情報交換します。
つまり、通信が発生します。
通信をするときには、お約束事が必要です。
通信はコミュニケーションですから、お互いが同じ前提条件でもって話をしないと会話が成り立たないのです。
この通信をするときのお約束事をルーティングプロトコルと言います。
ルーティングするときの通信プロトコルだからルーティングプロトコルです。
ここまでが予備知識です。
それぞれの用語の意味
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| IGP | ネットワーク上の道案内において、同じ縄張りの中で地図に関する情報交換をするときに使う お約束事 |
| EGP | ネットワーク上の道案内において、縄張りをまたいで地図に関する情報交換をするときに使う お約束事 |
似ているところ
どちらもルーティングプロトコルの分類を指す用語です。
道案内をするときに使う地図(ルーティングテーブル)に関する情報交換をするときに使う お約束事です。
違うところ
情報交換をする相手が違います。
IGPは同じ縄張り(AS)内にある機器と情報交換をするときに使う お約束事です。
一方のEGPは別の縄張り(AS)にある機器と情報交換をするときに使います。

備考
ルーティングプロトコルは大きく分けて
1.IGP(IGPs)
2.EGP(EGPs)
のどちらかに分類できます。
IGP(IGPs)に分類されるルーティングプロトコルには
・RIP
・OSPF
・IS-IS
・IGRP
・EIGRP
があります。
EGP(EGPs)に分類されるルーティングプロトコルには
・EGP
・BGP
があります。
将来的には、もっと増えるかもしれません。







