「ファイルサーバ」と「NAS」の違い
予備知識
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ファイル | コンピュータの世界における「書類」 |
| サーバ | サービスや機能を提供する側のコンピュータ |
| ハードディスク | ファイルなどのデータ保管場所 |
| 外付けハードディスク | 着脱自在でパソコンさんの中を開けないでくっつけられるハードディスク |
それぞれの用語の意味
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ファイルサーバ | 皆で見られるファイル置き場になっているサーバ |
| NAS | ネットワークを経由して使う外付けハードディスク |
似ているところ
どちらもネットワークを経由して使うファイル置き場です。
ネットワークに所属するパソコンさんが、自由にファイルを置いたり見たりできます。
違うところ
ファイルサーバは、どちらかというと「役割」を表す用語です。
例えば、普通のパソコンさんをネットワークの他のパソコンさんたちから見られるようにして「このパソコンをファイル置き場にしようぜー!」と決めたとしましょう。
この場合、普通のパソコンさんがファイルサーバになります。
その気になれば他の用途にも使えるパソコンさんに、ファイルサーバという役割を与えています。
それに対して、NASはファイルサーバの役割をするために作られた「物」です。
ネットワークを経由してみんなで使える外付けハードディスクがNASです。
「役割」を表す用語と「物」を指す用語の違いですね。
ただし、ちょっとややこしいことに「ファイル置き場として使うことを想定して調整したコンピュータ」を指して「ファイルサーバ」と言う場合も あります。
この場合はファイルサーバも「物」になってしまいます。
物としてのファイルサーバとNASを比較する場合は、ファイルサーバが「コンピュータ」でNASが「ハードディスク」と捉えると、違いが分かりやすいと思います。
個人的な使い分け
「ファイルサーバ」という表現は「ファイル置き場になっているコンピュータ」の意図で「ファイル置き場」を強調したいときに使っています。
パソコンだろうとNASだろうと、ネットワーク経由で使うファイル置き場は、すべて「ファイルサーバ」です。
「NAS」はNASです。
「ファイルサーバの用途としてネットワーク経由で使う外付けハードディスク」を意図して使います。
備考
「ファイルサーバ」に役割としての意味と物としての意味があるので、分かりづらいのかもしれませんね。
例えば
ファイルサーバとして使う場合、ファイルサーバとNASでは、どちらが良いのでしょうか?
なんて言い回しがあります。
これは
ファイルサーバとして(の役割で)使う場合、ファイルサーバ(用に調整されたコンピュータ)とNAS(というネットワーク経由でファイル置き場として使えるハードディスク)では、どちらが良いのでしょうか?
という意味になります。






