「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

サイバーキルチェーン

pointこの用語のポイント

pointサイバー攻撃の流れを7つの段階に分けて考えるよ

point「偵察」「武器化」「配送」「攻撃」「インストール」「遠隔操作」「目的の達成」の7つに分けて考えることが多いよ

point分け方は違う場合もあるよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

サイバーキルチェーン(英:cyber kill chain)とは

サイバー攻撃((ネットワーク経由でやる)コンピュータ関連の攻撃)って悪い人の視点で見ると「偵察」「武器化」「配送」「攻撃」「インストール」「遠隔操作」「目的の達成」の7つの段階があるよね!な考え方
です。


image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「サイバー攻撃」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。

サイバー攻撃は「ネットワーク経由でやる攻撃」です。
ネットワークを通じて、相手のコンピュータを破壊したり、中にあるデータの内容を書き変えたり、コンピュータの中にある情報を盗んだりする悪いことを指します。

サイバーキルチェーン

……と言い切りたいところなのですが、ネットワーク経由か否かは気にしないで「コンピュータに対する攻撃」を意図して「サイバー攻撃」と表現している場合も あります。
あるいは「コンピュータを使った攻撃」を意図して「サイバー攻撃」と表現している場合も あります。

「サイバー攻撃」という表現が出てきた場合

1.ネットワーク経由でやる攻撃
2.(直接的な破壊活動も含めた)コンピュータに対する攻撃
3.コンピュータを使った攻撃


の3つの解釈が、あり得ます。

一般的なのは「1.ネットワーク経由でやる攻撃」だと思います。
ただし「2.(直接的な破壊活動も含めた)コンピュータに対する攻撃」や「3.コンピュータを使った攻撃」を意図している場合も あります。
一応、頭の片隅にでも置いておいてあげてください。

以上を踏まえて

サイバー攻撃を

1.偵察
2.武器化
3.配送
4.攻撃
5.インストール
6.遠隔操作
7.目的の達成

の7つの段階に分けて考えよう!な考え方


が「サイバーキルチェーン」です。

サイバーキルチェーン2

分けて考えるのは、まとめて考えると頭が痛くなるからです。
あっちも こっちも一度に考えるより、部分ごとに1つずつ考えた方が分かりやすいですよね。

例えば、そうですね。

イタズラ大好きアクマ君がピヨピヨカンパニーの機密情報を盗み出そうと考えました。

サイバーキルチェーン3

アクマ君は、まずピヨピヨカンパニーについて調べます。
どんなパソコンを使っているかとか、社長のピヨ太君がどれくらいマヌケ面かとかです。

サイバーキルチェーン4

これが「1.偵察」です。

サイバーキルチェーン5

次にアクマ君はメールにくっつけて送るコンピュータウイルスを作りました。
メールを開いたらピヨ太君のパソコンがコンピュータウイルスに感染するようにします。

サイバーキルチェーン6

これが「2.武器化」です。

サイバーキルチェーン7

次にアクマ君はコンピュータウイルスがくっついたメールをピヨ太君に送りました。

サイバーキルチェーン8

これが「3.配送」です。

サイバーキルチェーン9

ピヨ太君がメールを開くとコンピュータウイルスが動き出しました。

サイバーキルチェーン10

これが「4.攻撃」です。

サイバーキルチェーン11

動き出したコンピュータウイルスは、ピヨ太君のパソコンに遠隔操作用のプログラムを仕込みました。

サイバーキルチェーン12

これが「5.インストール」です。

サイバーキルチェーン13

次にアクマ君は、ピヨ太君のパソコンに仕込んだ遠隔操作用のプログラムを通じて、自分のパソコンからピヨ太君のパソコンを遠隔操作しました。

サイバーキルチェーン14

これが「6.遠隔操作」です。

サイバーキルチェーン15

いよいよ大詰めです。
アクマ君はピヨ太君のパソコンを遠隔操作してピヨピヨカンパニーの機密情報を盗み出しました。

サイバーキルチェーン16

これが「7.目的の達成」です。

サイバーキルチェーン17

このような

サイバー攻撃を「偵察」「武器化」「配送」「攻撃」「インストール」「遠隔操作」「目的の達成」の7段階に分けて考えてみようか

がサイバーキルチェーンです。

例えば「偵察はこんな感じでやってくるだろうから、こんな対策をした方が良いね」や「配送はこんな手段が考えられるから、こんな対策をしようか」のように分けて考えることで、よりきめ細かなセキュリティ対策ができるのです、多分。

ちなみに今回は

1.偵察
2.武器化
3.配送
4.攻撃
5.インストール
6.遠隔操作
7.目的の達成


の7つで説明しましたが、説明する人によっては違う表現をしている場合も あります。
そこら辺は、ゆるく捉えてください。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「サイバーキルチェーン」って単語が出てきたら「サイバー攻撃((ネットワーク経由でやる)コンピュータ関連の攻撃)を『偵察』『武器化』『配送』『攻撃』『インストール』『遠隔操作』『目的の達成』の7段階に分ける考え方なんだな~」と お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク
書籍画像076
書籍画像001

おまけ

■訳してみるよ

「cyber(サイバー)」の意味は「コンピュータの」とか「インターネットの」とかです。
「kill(キル)」の意味は「殺す」とかです。
「chain(チェーン)」の意味は「鎖」とか「連鎖」とかです。
何となく くっつけると

コンピュータの殺す鎖

となります。




書籍画像
わわわ説明術コラム
宣伝だよ
「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本【Audible】
タヌキとキツネ
おい点P、動くんじゃねえ!──ニガテ民のための算数と数学の本