バッファリング
バッファ(データを一時的に溜める場所)を介してやり取りするよ
送り手と受け取り手の足並みを揃えなくても良くするための工夫だよ
簡単に書くよ
バッファリング(英:buffering)とは
データを送るときに、送る方はデータを「バッファ」と呼ばれる場所に置き、受け取る方はバッファから取り出すようにすることで、送り手と受け取り手が足並みを揃えなくても大丈夫なようにすること
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「バッファ」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
バッファは「一時的にデータを溜めておく記憶場所」です。
ゆとりを生み出すために使われます。
よく分からない人は、肉まんを乗せるお皿だと考えてください。
肉まんを乗せるお皿がないと大変です。
作った肉まんは片っ端から平らげる必要があります。
肉まんを置いておく場所がありませんからね。
一息つく余裕がありません。
お皿があったら、どうでしょう?
作る方は、できあがった肉まんを お皿に乗せていきます。
食べる方は、お皿に乗っている肉まんを食べます。
こうすれば、作る方も食べる方も、ある程度は自分のペースで大丈夫です。
多少タイミングがズレても、お皿の上の肉まんの数が増減するだけです。
一息つけます。
この話における、肉まんを乗せるお皿がバッファです。
間に入って緩衝剤の役割をすることで、ゆとりを生み出してくれるやつです。
コンピュータの世界におけるバッファは、データの一時保管場所として使われます。
以上を踏まえて
バッファを使って、やり取りする
のが「バッファリング」です。
送る方はデータをバッファに置き、受け取る方はバッファから取り出すようにすることで、送り手と受け取り手が足並みを揃えなくても大丈夫なようになります。
例えば、そうですね。
ピヨ太コンピュータにある動画をピヨ子コンピュータでストリーミング再生(転送しながら再生)するとしましょう。
動画データは1秒分ずつ送るとします。
ピヨ太コンピュータからピヨ子コンピュータに最初の1秒目の動画データが送られました。
ピヨ子コンピュータはピヨ太コンピュータから受け取った最初の1秒目の動画データを再生します。
ピヨ子コンピュータが1秒目を再生している間に、ピヨ太コンピュータは2秒目の動画データを送りました。
ピヨ子コンピュータは受け取った2秒目を再生します。
ピヨ子コンピュータが2秒目を再生している間に、ピヨ太コンピュータは3秒目を送りました。
ピヨ子コンピュータは受け取った3秒目を再生します。
おっと、大変です。
ピヨ太コンピュータは4秒目を送るのが少し遅れてしまいました。
具体的には、1秒間ぼーっとしてしまったのです。
そうすると、ピヨ子コンピュータにデータが届くのが1秒遅れます。
4秒目のデータが届くまで、ピヨ子コンピュータは4秒目を再生できません。
3秒目を表示した状態で、そのまま待つことになります。
これは困りますよね。
データが届くのが遅れると動画の再生が止まってしまいます。
きっとカクカクした動きになるでしょう。
そこで、このやり取りにバッファを使うことにしました。
バッファを経由してデータをやり取りすることにしたのです。
先ほどと同じように、ピヨ太コンピュータからピヨ子コンピュータに最初の1秒目の動画データが送られます。
このとき、ピヨ子コンピュータは動画を再生しません。
受け取ったデータをバッファに置いておきます。
ピヨ太コンピュータから2秒目が送られてきました。
これもバッファに置いておきます。
そんなことを続けていたら、5秒分のデータがバッファに溜まりました。
そろそろ良いですかね。
ピヨ子コンピュータはバッファから1秒目を取り出して再生しました。
ピヨ子コンピュータが1秒目を再生している間に、ピヨ太コンピュータは6秒目を送ります。
ピヨ子コンピュータに届いた6秒目のデータはバッファに置かれます。
ピヨ子コンピュータはバッファから2秒目のデータを取り出して再生します。
おっと、大変です。
ピヨ太コンピュータは7秒目を送るのが少し遅れてしまいました。
具体的には、1秒間ぼーっとしてしまったのです。
でも大丈夫です。
3秒目のデータがバッファにあります。
ピヨ子コンピュータはバッファから3秒目のデータを取り出して再生しました。
3秒目の再生が終わったら、4秒目をバッファから取り出して再生します。
その間にピヨ太コンピュータから7秒目のデータが送られてきました。
バッファを使わない場合、データが届くのが遅れたら、その時点で動画の再生に影響が出ます。
ドキドキです。
バッファを使えば、データが届くのが遅れても、バッファが空にならない限りは動画の再生に影響ありません。
再生する動画のデータがバッファの中に溜まっているからです。
この例のような
バッファを使ったやり取り
がバッファリングです。
「バッファリング」という表現が出てくるのは動画関係の話が多いと思います。
動画のストリーミング再生はバッファリングするのが普通だからです。
とはいえ、別に動画専用の用語というわけでもありません。
バッファを使ったやり取りは、すべて「バッファリング」と呼べるはずです。
一言でまとめるよ
まぁ「バッファリング」って単語が出てきたら「バッファ
(一時的にデータを溜めておく記憶場所)を使ってやり取りするんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「buffering(バッファリング)」は「buffer(バッファ)」+「ing」です。
「buffer(バッファ)」の意味は「緩衝器」とか「緩衝物」とか「緩衝装置」とか「緩衝材」とかです。
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