ファイルレスマルウェア
悪いプログラムだよ
ファイルとして存在しないよ
直接メモリ上に展開されるよ
簡単に書くよ
ファイルレスマルウェア(英:fileless malware)とは
悪いことをするプログラム(マルウェア)の分類のひとつ
であり
何かをきっかけにして直接メモリ上に展開されて動くから「あっ!これが悪いプログラムの本体ファイルだな!」と言えるようなファイルがない悪いプログラムのこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・メモリ
・コンピュータウイルス
・マルウェア
について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
今回 登場するメモリは「パソコンさんが作業するときに使う机」です。
パソコンさんは、お仕事道具をメモリの上に広げて、えっちらおっちらと働きます。
コンピュータウイルスは「コンピュータに入り込んで悪さをするプログラム」です。
コンピュータウイルスに感染したコンピュータさんは体調が悪くなったりします。
コンピュータさんにとっては風邪のウイルスのような存在ですね。
マルウェアは「昔は『コンピュータウイルス』と呼ばれていた悪いプログラムの最近の呼び名」です。
昔は悪いプログラム全般を指して「コンピュータウイルス」と呼んでいました。
それが、いつの頃からか悪さの内容によって呼び分けるようになったのです。
最近では悪いことをするプログラム全般を指して「マルウェア」と呼ぶことが多いです。
マルウェアの分類として
・コンピュータウイルス:コンピュータをぶっ壊す系の悪いことをするプログラム
・スパイウェア:コンピュータの中にある情報をパクって、どこかに送るプログラム
・ランサムウェア:データとかを人質に取って身代金を要求してくるプログラム
などの細かい分類があるイメージです。
とはいえ、細かい区別を気にする必要は ありません。
説明している人によって「コンピュータウイルス」と表現していたり「マルウェア」と表現していたりすると思いますが、どちらも意図するところは
人のコンピュータに入り込んで悪さをするプログラム
です。
以上を踏まえて、本題に入ります。
プログラムというのは普段、ファイルの形でコンピュータの中にいます。
中にプログラムが入っているファイルを開くと、プログラムがメモリ上に展開されます。
実際にお仕事をするのは、メモリ上に展開されたプログラムです。
悪いプログラムもプログラムです。
普段はファイルの形でコンピュータの中にいます。
悪いプログラムが中にいるファイルを開くと、悪いプログラムがメモリ上に展開されます。
メモリ上に展開された悪いプログラムが、悪さをします。
ところが、ですね。
いつの頃からか、ファイルの形をしていない悪いプログラムが出てきました。
何かをきっかけにして、直接メモリ上に展開されて、悪さをするプログラムです。
例えば、悪い人が用意した変なホームページを見たタイミングでメモリ上に展開されたりします。
そのため、悪いプログラムの「本体」と呼べるファイルがありません。
このような
ファイルの形をしていない悪いプログラム
が「ファイルレスマルウェア」です。
ファイルレスマルウェアはファイルの形をしていません。
直接メモリ上に展開されて、悪さをします。
ですから、ウイルスセキュリティソフトさんが「変なファイルは、いねが~?」と探し回っても見つけられません。
ファイルの形をしていないからです。
おっかないですねー。
一言でまとめるよ
まぁ「ファイルレスマルウェア」って単語が出てきたら「ファイルとしての形がない悪いプログラムなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「file(ファイル)」はカタカナで「ファイル」で分かりますかね。
「less(レス)」という接尾辞が付くと「~がない」的な意味になります。
「malware(マルウェア)」は「malicious(マリシャス)」と「software(ソフトウェア)」をくっつけた造語です。
「malicious(マリシャス)」の意味は「悪意のある」とかです。
「soft(ソフト)」の意味は「柔らかい」とか「軟らかい」とかです。
「ware(ウェア)」という接尾辞が付くと「製品」とか「商品」的な意味になります。
何となく くっつけると
ファイルがない「悪意のある柔らかい製品」
となります。
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