製造原価明細書
製造原価の内訳をまとめた資料だよ
例えば「材料費がいくらで~、労務費がいくらで~、経費がいくらで~」のようなことが書いてあるよ
簡単に書くよ
製造原価明細書(読:セイゾウゲンカメイサイショ)とは
その期の製造原価(作った物の原価)の内訳をまとめた資料
です。
詳しく書くよ
別にIT用語というわけでも ないですけどね。
某・資格試験の過去問に出てきたので取り上げておきます。
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「原価」と「製造原価」について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
原価は「そいつを作るのにかかった費用」です。
例えば、そうですね。
ピヨ太君は、ぴよぴよケーキショップの店長さんです。
材料を仕入れて、作ったケーキを売って、暮らしています。
ある日のことです。
ピヨ太君はケーキの材料を10円で買ってきました。
次に、材料を加工して美味しいケーキを作りました。
作ったケーキは100円でピヨ子さんに売りました。
この話において、ピヨ太君が作ったケーキの原価は10円です。
……というのが、一番単純化した説明です。
ここで ちょっと考えてみてください。
ケーキを作るのにかかる費用はケーキの材料費だけでしょうか?
他にもありますよね。
お店のショバ代や電気代、あるいはピヨ太君のお給料なんかも費用としてかかります。
これらの材料費以外のあれやこれやも原価に含まれるのです。
仮に、材料費以外のあれやこれやが
お店のショバ代:10円
電気代:10円
ピヨ太君のお給料:10円
だったとしましょう。
そうすると、ケーキを作るのに実際にかかった費用は
材料費10円+ショバ代10円+電気代10円+給料10円
で「40円」と考えられます。
この「40円」が原価です。
さらに、もう一歩進めて考えてみましょう。
ピヨ太君はあれやこれやと工夫して、同じ原価でケーキを2個作りました。
そうすると、ケーキを「1個」作るのにかかった費用は
(材料費10円+ショバ代10円+電気代10円+給料10円)÷2個
で「20円」と考えられます。
この「20円」がケーキ「1個あたり」の原価です。
実際には、さらに、あれやこれやが あれやこれやです。
そこら辺の あれやこれやは他のところで勉強してください。
一口に「原価」と言っても、実は2種類あります。
それは
1.作った物の原価
2.売れた物の原価
の2種類です。
この2種類の原価のうち
1.作った物の原価
を「製造原価」と言います。
あと、ついでなので書いておくと
2.売れた物の原価
の方は「売上原価」です。

先ほどのピヨ太君のケーキショップの例を思い出してください。
ピヨ太君は40円でケーキを2個作りました。
ケーキ2個の原価は「40円」です。
ケーキ1個あたりの原価は「20円」です。
ピヨ太君が作ったケーキを1個、ピヨ子さんが買ってくれたとしましょう。
2個作ったうちの1個が売れました。
作ったケーキ2つ分の原価「40円」が製造原価です。
売れたケーキ1つ分の原価「20円」が売上原価になります。
……というのが単純化した説明です。
実際には、もう少し あれやこれやを考慮する必要があったりします。
そこら辺の あれやこれやは他のところで勉強してください。
以上を踏まえて
製造原価の内訳をまとめた資料
が「製造原価明細書」です。
「製造原価報告書」とも呼ばれます。
「損益計算書」と呼ばれている会社の成績表には「当期製品製造原価」という項目があったりします。
当期製品製造原価は「今期の製造原価は、いくらだよ」が書いてある項目です。
ただし、この項目に書いてあるのは合計だけです。
「○○円でっす!」と、そのものズバリな数字だけが書いてあります。
細かいことは分かりません。
そこで損益計算書とは別に製造原価明細書を作って「ふむふむ、材料費は、これくらいかかったのね」や「これくらいの経費が、かかったか~」を確認できるようにするのです。
なお、製造原価明細書の詳細については他のところで勉強してください。
書式がいくつかあるようなので、専門的な解説をしているところで勉強した方が良いと思います。
一言でまとめるよ
まぁ「製造原価明細書」って単語が出てきたら「製造原価の内訳をまとめた資料なんだな~」と お考えください。






