「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

クラッシング

pointこの用語のポイント

point作業期間を短縮させるための技だよ

pointお金とか人を追加で投入するよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

クラッシング(英:crashing)とは

システム開発とかにおける工期を短縮させる技のひとつ
であり

例えば「このままじゃ期限に間に合わないな~。よし!人を増やそう!」のように、お金とか人とかを追加で投入することで工期を短縮すること
です。


image piyo

詳しく書くよ

サクっと一言で説明すると

資源(お金、人など)を追加投入することで工期を短縮する

のが「クラッシング」です。

クラッシング

例えば、そうですね。

ピヨ太君がピヨ子さんに頼まれてピヨピヨシステムを開発することになりました。

クラッシング2

ピヨ子さんからは「30日後にピヨピヨシステムを使いたい」と言われました。
つまり、締め切りが30日後に設定されたわけです。

クラッシング3

ピヨ太君は早速ピヨピヨシステムを作り始めます……が気付きました。
「これを自分1人で作っていたら30日じゃ終わらないな」と。

クラッシング4

そこでピヨ子さんに手伝ってもらうことにしました。
2人で手分けしてやれば終わると考えたのです。

クラッシング5

この話においてピヨ太君がやったことがクラッシングです。

人とかお金とかの資源を追加投入することで作業期間を短縮させる技

です。

ちなみに、クラッシングの説明を読んでいると「クリティカルパス」という用語が出てくることがあります。
例えば「クリティカルパス上の工程に追加の資源を投入することで作業期間を短縮させる」のような形で出てくるはずです。

クリティカルパスは「その作業が遅れたら全体が遅れるんだけど?」な作業を結んだ線です。
とはいえ、難しく考える必要は ありません。

例えば、そうですね。

ピヨ太君とピヨ子さんがピヨピヨ苺ショートケーキを作ろうとしています。

クラッシング6

ピヨピヨ苺ショートの作り方は

1.苺を用意する
2.苺の乗っていないショートケーキを作る
3.「1」で作ったショートケーキに「2」で用意した苺を乗せる


です。

クラッシング7

補足として「3」の作業は「1」と「2」が終わらないとできません。
「1」と「2」は同時に進められます。
今回は「1」の作業をピヨ太君がやり「2」の作業をピヨ子さんがやることにしました。

クラッシング8

また、それぞれの作業にかかる時間は

1.苺を用意する:5分
2.苺の乗っていないショートケーキを作る:30分
3.「1」で作ったショートケーキに「2」で用意した苺を乗せる:10分


です。

クラッシング9

ここで問題です。
ピヨピヨ苺ショートを作るのにかかる時間は全部で何分でしょうか?

そうですね。
40分です。

クラッシング10

「1」と「2」の作業を同時に始めると、5分後に「1」の作業が終わります。
「1」の作業をやったピヨ太君は、その後ぼーっと待ちます。
そうすると、それから25分後(全部で30分後)にピヨ子さんのやった「2」の作業が終わります。
「1」と「2」の作業が終わったら「3」の作業を10分でやって完成です。

さて、ここでピヨ太ママがやってきて「手伝ってあげるわ」と言ってくれました。
ピヨ太ママに手伝ってもらうと、その作業は3分間短縮されます。

クラッシング11

ここで問題です。

ピヨピヨ苺ケーキを作る時間を少しでも短縮したいです。
ピヨ太ママには「1」と「2」の作業のどちらを手伝ってもらった方が良いでしょうか?

そうですね。
「2」の作業です。

もしピヨ太ママに「1」の作業を手伝ってもらったら、どうなるでしょう。

「1」と「2」の作業を同時に始めると、2分後に「1」の作業が終わります。
ピヨ太ママに手伝ってもらったことで3分間短縮されました。

「1」の作業をやったピヨ太君とピヨ太ママは、その後ぼーっと待ちます。
そうすると、それから28分後(全部で30分後)にピヨ子さんのやった「2」の作業が終わります。

「1」と「2」の作業が終わったら「3」の作業を10分でやって完成です。

クラッシング12

ケーキを作るのにかかる時間は全部で40分です。

クラッシング13

ピヨ太ママに「2」の作業を手伝ってもらったら、どうなるでしょう。

「1」と「2」の作業を同時に始めると、5分後に「1」の作業が終わります。
「1」の作業をやったピヨ太君は、その後ぼーっと待ちます。

そうすると、それから22分後(全部で27分後)にピヨ子さんとピヨ太ママがやった「2」の作業が終わります。
ピヨ太ママに手伝ってもらったことで3分間短縮されました。

「1」と「2」の作業が終わったら「3」の作業を10分でやって完成です。

クラッシング14

ケーキを作るのにかかる時間は全部で37分です。

クラッシング15

どちらもピヨ太ママに手伝ってもらいました。
人を追加投入した状態です。

ですが「1」を手伝ってもらったときは時間短縮になりませんでした。
ピヨ太君の待ち時間が増えただけです。

クラッシング16

一方「2」を手伝ってもらったときは時間短縮になりました。
全部で40分かかっていたのが37分になりました。

クラッシング17

この例のように、人なりお金なりを追加投入するときは「その作業が遅れたら全体が遅れるんだけど?」な作業に投入しないと意味がないのです。
そうじゃない作業が早く終わっても待ち時間が増えるだけですからね。

それが「クリティカルパス上の工程に追加の資源を投入することで作業期間を短縮させる」のような説明がされる理由です。

クリティカルパス上にない作業に資源を追加投入しても効果がありません。
作業期間を短縮させるにはクリティカルパス上にある作業に追加投入する必要があります。

クラッシング自体の意味は「資源を追加投入すること」だと思いますけどね。
クラッシングは作業期間を短縮させるためにやるので、必然的にクリティカルパス上にある作業に資源を投入することになるわけです。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「クラッシング」って単語が出てきたら「お金とか人を追加投入するんだな~」と お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク
書籍画像057
書籍画像006

おまけ

■訳してみるよ

「crashing(クラッシング)」は「crash(クラッシュ)」+「ing」です。
「crash(クラッシュ)」の意味は「衝突する」とか「激突する」とか「崩壊する」とかです。





書籍画像
わわわ説明術コラム
宣伝だよ
「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本
ウォーターサーバーのキャッチコピーを100本考える方法
マンガでわかるITパスポート