./
「今いるディレクトリ」を表すマークだよ
本当は「.」が今いるディレクトリを表すマークで「/」はディレクトリを意味する目印だよ
簡単に書くよ
./とは
「自分が今いるディレクトリ(フォルダ)」を表すマーク
です。
詳しく書くよ
少し遠回りですが、順番に見ていきましょう。
パソコンというのは、もともと、キーボードだけで操作するものでした。
マウスが登場したのは比較的最近(といっても大昔ですが)なのです。
その名残……というわけでもありませんが、パソコンには、キーボードだけでパソコンを操作できる画面が付いています。
Windowsで言えば、コマンドプロンプト(コンピュータに詳しい人が使う黒い画面)がそれにあたります。
このキーボードだけで操作できる画面は、全部をキーボードで操作します。
ソフトを動かすのもキーボードを使ってやります。
「ソフトよ!動け!」の命令をキーボードからペチペチ入力して、やるのです。
ディレクトリ(フォルダ)を移動するのもキーボードを使ってやります。
「この場所に!移動しろ!」の命令をキーボードからぺちぺちと入力して行うのです。
※「ディレクトリ」と「フォルダ」は同じものだと思って かまいません。このページでは以降「ディレクトリ」に統一して説明します。「フォルダ」の方が分かりやすい方は、頭の中で置き換えて読み進めてください。
場所移動の命令は「cd」というコマンドを使ってやります。
例えば
cd piyota/
というコマンドを入力すると
今いるところにある「piyota」ディレクトリの中に移動しろ
の命令になります。
「/」はディレクトリを表す目印だと思ってください。
cd 【移動先のディレクトリ名】
と入力することで、指定したディレクトリに移動できます。
まずは
・パソコンにはキーボードだけで操作できる画面が付いている
・「cd 【移動先】」と入力することディレクトリを移動できる
を覚えておいてください。
それでは、いよいよ本題です。
ここまでを踏まえて
自分が今いるディレクトリ
を表すマークが「./」です。
えっ?
何をどう踏まえているのか分からない!ですか?
まぁ、落ち着いてください。
予備知識で
・「cd 【移動先】」と入力することでディレクトリを移動できる
と書きました。
それでは問題です。
「自分が今いるディレクトリに!移動しろ!」の命令を出してください。
どのように入力しますか?
「自分が今いるディレクトリに移動しろって、移動する必要ね~じゃん」なんて意地悪は言わないでくださいね。
「移動先として自分がいるところを指定する方法」を聞いています。
それでは答えです。
cd ./
と入力すれば「自分が今いるディレクトリに!移動しろ!」の命令になります。
「./」が、自分が今いるディレクトリを表しています。
「cd」は「移動しろ!」の命令です。
2つ併せて「自分が今いるディレクトリに!移動しろ!」です。
なお「/」は付けなくても かまいません。
実は「.(ドット)」が今いるディレクトリを表すマークです。
「/」はディレクトリを表す単なる目印です。
「piyota」ディレクトリを「piyota/」と書いたりするのと一緒です。
cd ./
と
cd .
は実質的に同じ意味になります。
ただ個人的には、ディレクトリを指定する場合は後ろに「/」(Windowsの場合は「\」)を付けた方が良いと考えています。
そのため「.」よりも「./」を推しています。
ところで、ここまでを読んで「自分が今いるディレクトリの指定なんて、何のためにあるんだろう?」と疑問を感じた人はいるでしょうか。
もし、そのような疑問を感じたとしたら、それは私が「cd」コマンドを例に挙げたのが原因です。
確かにですね。
「cd」コマンドを例にしたのは分かりにくかったかな~と私も思ったのですよ。
「自分が今いるディレクトリに移動しろ」なんて変な指定ですよね。
そこで、もうひとつ例を挙げたいと思います。
それでは新しいコマンドに登場してもらいましょう。
「cp」コマンドさんの登場で~す、ぱちぱちぱち。
「cp」コマンド(Windowsの場合は「xcopy」コマンド)はファイルをコピーするコマンドです。
cp 【コピー元ファイル名】 【コピー先】
と記述することでファイルをコピーできます。
【コピー先】はディレクトリでもファイルでも指定できます。
このコピー先に「./」を指定することで、自分が今いるディレクトリにファイルをコピーできるのです。
例えば
cp piyota/hoge.txt ./
と指定すると「piyota」ディレクトリの中の「hoge.txt」が今いるディレクトリにコピーされます。
ねっ?
「./」は、いらない子じゃないでしょ?
一言でまとめるよ
まぁ「./」って単語が出てきたら「今いるディレクトリを表すマークなんだな~」と お考えください。






