P2Pソフト
ファイルをやり取りするソフトだよ
インターネット経由でやり取りするよ
不特定多数の人とやり取りするよ
使わない方が良いソフトだよ
簡単に書くよ
P2Pソフト(読:ピーツーピーソフト 英:P2P software)とは
「ファイル共有ソフト」のこと。
用語の中身としては
(インターネット経由で)不特定多数の人とファイルをやり取りするためのソフト
であり
そのソフトを入れている人同士でファイルをやり取りできるようになるソフト
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・サーバ
・クライアント
・クライアントサーバシステム(クライアントサーバ)
・P2P
・共有
・ファイル共有ソフト
について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
サーバは「サービスや機能を提供する側のコンピュータ」です。
クライアントは「サービスや機能を使う側のコンピュータ」です。
サーバがサービスを提供し、そのサービスをクライアントが使います。
クライアントサーバシステム(クライアントサーバ)は「実務担当の親玉コンピュータと接客担当の子分コンピュータが連携してお仕事をしているシステム」です。
主となるお仕事をするコンピュータ(サーバ)とそれを利用するコンピュータ(クライアント)がネットワークでつながった構成になっています。
P2Pは「上下関係や役割分担がなく、すべてのコンピュータが対等な構成のシステムとか通信のやり方」です。
クライアントサーバではコンピュータ同士で役割分担がされていました。
ピアツーピアは、みんなが平等です。
1台のコンピュータがサービスを提供する立場になったりサービスを使う立場になったりします。
共有の意味は「一緒に使おうね~」です。
1つの対象を複数人で(主にネットワーク経由で)使えるようにすることです。
ファイル共有ソフトは「不特定多数の人とファイルをやり取りするためのソフト」です。
ファイル共有ソフトについては少しガッツリ説明しておきます。
ファイル共有ソフトをコンピュータに入れると、同じファイル共有ソフトを入れている人同士でファイルをやり取りできるようになります。
ファイルをやり取りするときはインターネットを使うのが一般的です。
同じファイル共有ソフトを入れている世界中の人とファイルをやり取りできます。
例えば、そうですね。
ピヨ太君がファイル共有ソフト「ぴよにー」を自分のパソコンに入れました。
ピヨ子さんがファイル共有ソフト「ぴよにー」を自分のパソコンに入れました。
アクマ君がファイル共有ソフト「ぴよにー」を自分のパソコンに入れました。
ピヨ太君は、ピヨ太君が作ったソフト「ピヨ太ソフト」を公開しました。
ピヨ子さんは、お得情報が載ったファイル「ピヨ子ファイル」を公開しました。
アクマ君は、自作のコンピュータウイルス「アクマウイルス」を公開しました。
ピヨ太君のパソコン、ピヨ子さんのパソコン、アクマ君のパソコンはインターネットを通して、つながっています。
この状態で、ピヨ太君はピヨ子ファイルやアクマウイルスを受け取れます。
ピヨ子さんはピヨ太ソフトやアクマウイルスを受け取れます。
アクマ君はピヨ太ソフトやピヨ子ファイルを受け取れます。
このように、インターネット経由で不特定多数の人とファイルをやり取りするためのソフトがファイル共有ソフトです。
実際の仕組みは、もっと複雑ですし、ソフトによって微妙に違ったりもしますけどね。
細かいことは、それぞれのソフトの説明を ご覧ください。
ビジネスの世界では「情報共有」という言葉があります。
情報共有は、1人が知っている情報を関係者みんなに教えてあげる行為です。
情報を共有するわけですね。
それと同じイメージです。
1人が持っているファイルをみんなにあげる行為を「ファイル共有」と表現しているのでしょう。
ファイル共有をするためのソフトだから「ファイル共有ソフト」です。
ちなみに、コンピュータの世界で「ファイル共有」と言った場合、一般的には「ファイルやフォルダを他のコンピュータからも使えるように設定すること」を意味します。
1つのファイルを複数人で使えるようにすることです。
本ページで登場する「ファイル共有」は、それとは少し違うニュアンスです。
「一緒に使う」では ありません。
「やり取りする」です。
一緒に使う場合、ファイル自体は1つです。
やり取りする場合、ファイルは送り元と送り先の2つに分裂します。
ファイル共有ソフトは、一般的には「使ってはいけないソフト」と言われています。
いろいろな理由がありますが、大きなところで言えば以下の3つでしょう。
1.やり取りされるファイルは違法なものが多い
2.コンピュータウイルスも、いっぱいある
3.意図しないファイルを公開してしまうことがある
まず、やり取りされるファイルは不正に入手した音楽やソフトなどが圧倒的に多いです。
モラル的な観点でNGです。
次に、イタズラっ子も少なくありません。
イタズラ目的でコンピュータウイルスをばら撒いている人もいます。
最後に、仕組みをきちんと理解しないまま使って、仕事のファイルやプライベートなファイルを意図しないで公開してしまう人もいます。
お気の毒ですが「自業自得」と言われることでしょう。
これらのリスクに対する対処は簡単です。
それは
ファイル共有ソフトを使わないこと
です。
ということで、ファイル共有ソフトは「使ってはいけないソフト」と言われています。
実際には
1.一定以上の知識がある人が
2.リスクを認識して
3.自己責任の元に
使っていたり、いなかったりしますけどね。
「人に教えてもらわないと解決できない(=自力でなんとかできない)レベルのやつは最初から手を出すな!」です。
それは「ド素人は入ってくるな!」な閉鎖的な遮断では ありません。
「多分、素人が手を出すと痛い目に遭うよ……」な優しさです。
以上を踏まえて
ファイル共有ソフトを指す(ことが多い)別の呼び名
が「P2Pソフト」です。
なんでファイル共有ソフトを「P2Pソフト」と呼ぶかというと、ファイル共有ソフトの仕組みがP2Pでやり取りするようになっているからです。
ファイル共有ソフト(P2Pソフト)を入れたコンピュータはファイルを配る役目(サーバっぽい動き)もしますし、ファイルを受け取る役目(クライアントっぽい動き)もします。
P2Pであれやこれやするソフトは、すべて「P2Pソフト」と呼んでも、おかしくはないでしょうけどね。
一般的にはファイル共有ソフトを意図して「P2Pソフト」と表現しているはずです。
一言でまとめるよ
まぁ「P2Pソフト」って単語が出てきたら「ファイル共有ソフトのことなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「P2P」は「peer to peer(ピア・トゥ・ピア)」の略です。
「peer(ピア)」の意味は「同等の人」とか「同僚」とか「同輩」とか「仲間」です。
「to(トゥ)」の意味は「~に」とか「~へ」とか「~まで」とかです。
「ソフト」は「ソフト」で分かりますよね。
「software(ソフトウェア)」の省略表現です。
何となく くっつけると
「同等の人から同等の人に」ソフト
となります。
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