PASVモード(パッシブモード)
FTP接続の やり方だよ
データを送る用の線をクライアント側から投げるよ
「ACTIVEモード」の逆だよ
簡単に書くよ
PASVモード(パッシブモード)(英:passive mode)とは
FTP
(ファイルをやり取りする仕組みのひとつ)の やり方のひとつ
であり
やり取りするために必要な2本の線(制御用の線とデータ転送用の線)を、どちらもクライアント
(サービスや機能を使う側のコンピュータ)からサーバ
(サービスや機能を提供する側のコンピュータ)に投げる やり方
です。
もう少し小難しく書くと
FTPデータ転送モードのひとつで、データ転送のためのコネクションをクライアントから発信する方式
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「FTP」のあれやこれやについて簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
FTPは「インターネットの線を使ってファイルをやり取りする仕組み(のひとつ)」です。
ネットワーク経由でファイルを送るときのメジャーなやり方です。
正確には、ファイルをやり取りするときの決まりごとですけどね。
そこら辺は、ゆるく捉えてください。
「ファイルを受け渡しするときに使うんだなー」程度の理解でも かまいません。
FTPで やり取りするときに「ねーねー。FTPでやり取りしようよー」と提案する側のコンピュータやソフトを「FTPクライアント」と言います。
言い方を変えると「FTPで接続する方」です。
「仕方ないなー。相手をしてやるか」と受け入れてあげる側のコンピュータを「FTPサーバ」と言います。
こちらは「FTPで接続される方」です。
「FTPの接続先」と表現しても良いでしょうね。
以上を踏まえて、本題に入ります。
FTPサーバとFTPクライアントが やり取りするには、前準備として2本の線を張っておく必要があります。
1.制御用の線
2.データ転送用の線
の2本です。
2本の線を受け渡す流れを見ていきましょう。
まず制御用の線をFTPクライアントからFTPサーバに投げます。
FTPサーバが線を受け取れば、第一段階は完了です。
FTPクライアントとFTPサーバの間に制御用の線が張られました。
次に、データ転送用の線を受け渡します。
お待たせしました。
ズバリ!
データ転送用の線を、FTPクライアントからFTPサーバに投げる やり方
が「PASVモード」です。
制御用の線がつながったあと、FTPサーバはFTPクライアントに対して
制御用の線をキャッチしたよー!データ転送用の線は、このポート(入口)で受け取る準備をしてるよー!
と連絡します。
連絡を受けたFTPクライアントは、FTPサーバに向かって、データ転送用の線をぽいっちょと投げます。
ぽいっちょと投げられたデータ転送用の線をFTPサーバが受け取れば、準備完了です。
FTPクライアントとFTPサーバの間に制御用の線とデータ転送用の線が張られましたよね。
あとはファイルを受け渡すだけです。
このような
データ転送用の線をFTPクライアントからFTPサーバに投げる やり方
がPASVモードです。
制御用の線もデータ転送用の線もFTPクライアントからFTPサーバに投げます。
あと、ついでなので書いておくと、PASVモードの逆で
データ転送用の線をFTPサーバからFTPクライアントに投げる やり方
は「ACTIVEモード」と言います。
気が向いたら、セットで覚えてあげてください。
データ転送用の線を投げるのが
PASVモード:FTPクライアント→FTPサーバ
ACTIVEモード:FTPサーバ→FTPクライアント
です。
「別に どっちから投げても同じじゃない?」と思う人もいるでしょうけどね。
実は結構 違いがあるのです。
FTPのやり方は、もともとACTIVEモードしかありませんでした。
まず制御用の線をFTPクライアントからFTPサーバに投げて、データ転送用の線をFTPサーバからFTPクライアントに投げる やり方です。
ところが、ですね。
このやり方だと、ファイアーウォール(ネットワークの門番)が お仕事をしていた場合に、FTPサーバさんの投げたデータ転送用の線が途中で叩き落されたりします。
つまり、FTPサーバさんの投げたデータ転送用の線がFTPクライアントさんに届かないわけです。
そんなのが続いたFTPサーバさんは
おまえ主導でいいから、きっちりつなげや!(#゚д゚)
とキレました。
そのような経緯で生まれたのがPASVモードです。
半分は冗談ですが、半分はホントの話です。
例えば、ホテルや公共の場では、ファイアーウォールの設定によって、FTPサーバ側からFTPクライアント側に線を張れない場合があります。
そんなときはPASVモードを使う必要があります。
というか「基本的にはPASVモードで接続する」と思っておけば大丈夫です。
最近は、あまりACTIVEモードでは接続しません。
一言でまとめるよ
まぁ「PASVモード」って単語が出てきたら「クライアント
(サービスや機能を使う側のコンピュータ)側からデータ転送用の線を投げる、FTP
(ファイルをやり取りする仕組みのひとつ)接続のやり方なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「passive(パッシブ)」の意味は「受け身の」とか「受動的な」とかです。
「mode(モード)」の意味は「方法」とか「方式」とか「形態」とかです。
何となく くっつけると
受け身形態
となります。
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