東京散歩 鶯谷〜上野〜御茶ノ水 前編 (私小説家 西村賢太と安酒場の信濃路)
こんにちは!aishiです。
ちょっと暖かくなって来たのでお散歩でもしようと思い、普段は外で本を読む時は電子書籍をスマホに入れて読んでいるのですが、その日は少し趣向を変えて西村賢太氏のエッセイ「東京物がたり」の本を持って鶯谷駅へと電車で向かいました。
近くにはいて欲しくないけれど遠目から(作品を通して)見ているには最高に面白い作家の一人西村賢太氏の行きつけだったお店が鶯谷駅の北口にあるのでそこからスタートです!
あ、文学散歩とタイトルにはありますが勝手に自分が文学や昔の雰囲気の残り香りを求めてフラフラと歩いただけなので特に文学に詳しく為になるような記事ではないのであしからず(笑)
信濃路 鶯谷店
個人的にはあまり降り立つ事のな鶯谷駅北口。
降り立った瞬間に辺りの淫靡な雰囲気を感じました。
昼間でこの雰囲気なので夜はもっと凄いのでしょう。


お店の中で繋がっています。右側が座敷アリかな?
自分は一人なのと暖簾がかかって入りやすそうな左側から入りました。

お店は愛想の良い外国人店員さんと無愛想な外国人店員さん
(日本語が出来ないのかもしれない)。
お店を回している愛想の良い日本語のできる外国人店員さんがいるので店の雰囲気は悪くない感じ。こういうお店にしてはお店の中も比較的清潔に保たれている感じでした。
近くにあったら通いたい。


無愛想な店員さんが何も言わずドン!と
座っていたカウンターの端に注文した食べ物を置いていく()
西村氏も言っていたが焼酎が濃いのは本当かもしれない。
ウーロンハイが濃く感じた。まあ安酒なんだろうけど。



なのでこのこの4品とウーロンハイ1杯。
会計したら2000円丁度だった。我ながら素晴らしい組み立て。

「東京者がたり」を読みます。
そこまで気合を入れて書いてはない連載エッセイなので大して面白くはないですが
それでも西村賢太を知る上では読んで損はない本でしょう。

実際この日のランチ時にはサラリーマンから一人のみのおじいさん、これから女を買いに行くのか行ったのかそれっぽいグループ客やお腹を満たしに来たであろう娼婦風の女性まで様々な人々で賑わっていました。
この本には西村賢太氏が足を踏み入れた東京の各地の事が書かれています。
巻末の玉袋筋太郎氏との対談もそうですが、拗らせた東京生まれ東京育ちの暴言がたくさん出て来てニヤッとしてしまいます。
まあ作家や芸人さんなんて基本拗らせてどこかおかしくないとやれない職業だと思うのでこういう偏見や暴言もポンポン出て来るのはしょうがないよなと思うし、芥川賞という肩書きやそれなりに時代を賑わせた芸人という肩書きで許される部分も大きいよなとは思いあmす。なので肩書きがなかったらただの世の中の鼻つまみになるだけなので普通の人は上部だけ真似しない方が良いですね(笑)小説やお笑いなど芸に昇華できる人なら面白がってもらえる部分はありますが多くの人はそうではないので。そして結局東京に出て来てでかい顔をする地方出身者の田舎者もそれを馬鹿にする東京生まれ東京育ちのダサ坊も同じ穴のムジナなんですよね。
対談では結構田舎者の悪口で盛り上がっていますが玉袋筋太郎氏が西村賢太氏に気を遣って乗っかってあげているような気もします。
結局玉袋筋太郎氏も喧嘩別れこそしてないにせよ西村賢太氏が亡くなる前の数年は会ってないと言っていたので西村賢太氏のように大人になれないままずっと人の悪口を言っているタイプは人と関係を気付けずにどんどん人が離れて行ってしまうんですよね。
いや、西村氏はそういう生き方しかできないと思うし個人的には小説が書けるのでそれが全てで良いと思うのですが普通の人は絶対に形だけ真似ちゃダメなタイプの人間です(笑)
そういうのも含めて西村賢太しを知るには面白い本だと思います。
さてお腹も一杯になったのでここからお散歩開始。
普段ほぼ飲まないのでウーロンハイ一杯で割と良い気分で歩き始めます。

上野方面に向かって歩きます。
60前後と思わしき男性と20代と思われる女性がラブホに楽しそうに入って
行くのを見て凄く鶯谷!っぽさを感じました(笑)

多分今の人はラブホに滝なんて求めてないと思いますがこういうレトロな雰囲気も
何だか良いなと思います。住もうとは思わないけれど。


何の変哲もないけれどこういう街の作りって好きなんですよね。

確かこっちの方が怪しい雰囲気は無かったはず。




ラムダロケット用のランチャー。
ひっそりと置かれているとは言え存在感は凄い。




ここら辺は文化や歴史、芸術を煮詰めたような場所なのでお金が無くても知識があれば結構時間が潰せるし、あったらより楽しめる場所でもある。
社会科見学の授業であろう小学生や中学生も沢山いる。
旅行客も沢山。
これからの季節は花見客も増える。

「ところが、それから五六日して、上野動物園で貘(ばく)の夫婦をあらたに購入したという話を新聞で読み、ふとその貘を見たくなって学校の授業がすんでから、動物園に出かけていったのであるが、そのとき、水禽(みずどり)の大鉄傘ちかくのベンチに腰かけてスケッチブックへ何やらかいている佐竹を見てしまったのである。しかたなく傍へ寄っていって、軽く肩をたたいた。」
ダス・ゲマイネ 太宰治
ちょっと長くなったので今回はこの辺で。
後編に続きます!!
