アラフィフ療養中|#12 ねえね、今日はプレゼントがあるよ―スピカ星の夜
こんばんは🌟
先日の自己紹介ではたくさんのスキやフォローありがとうございます。コメントまでいただいて、ほんっとうに嬉しかったです🍎
今日はすごく寒くなり、ちょっと眠れないのでnote書いています。
風邪をひきかけ体調崩しました。くぅぅ!でも気持ちは至って元気です。なぜなら実は先日誕生日で、おいしいものをたくさん食べたからです。
シュラスコ、割烹料理デビュー、おいしいイチゴのタルト🍓
食べるって幸せ。元気になる。そして明日は明日の風が吹くんや!
↓ここからは「ふうと銀河鉄道の夜へ」です。
先日、ねえねこと私の誕生日でした。家族との楽しいお祝いの後で、
ふうがサプライズを考えてくれていました。そんなお話です。
******************
夜がしんと静まり、
ねえねの部屋に月の光がやわらかく差しこんでいた。
ベッドの上では、ふうが小さく丸まって寝ている。
毛はお日さまのにおいがする。
ふうはそっとつぶやいた。
「もうすぐ、誕生日だね。」
ふうがゆっくり顔を上げた。
「ねえね、きょうはね、プレゼントがあるよ。」
ふうの胸のあたりがぽうっと光り、
部屋の中に、銀色の粒がふわりと舞い上がった。
気づけばふたりは、夜空のレールの上に立っていた。
銀河鉄道が、静かに待っている。
その列車の入口には、まあるい姿のとろりっちおじさんが立っていた。
「いらっしゃい。今日は特別列車やで。」
おじさんはふうの頭をなでて、
ねえねにもやさしく会釈した。
⸻
列車が動き出すと、
窓の外には星の海が広がった。
金色の霧の丘、赤い星の塔、
遠くには青白く光る川が流れている。
ねえねはふうを胸に抱きながら、
その景色をただ黙って見つめていた。
ふうはねえねの手の上に前足をのせて言った。
「ねえねとふうの気持ちがひとつになると、
星が生まれるんだよ。」
その言葉のあと、
ふうの胸とねえねの胸が同時にあたたかく光りはじめた。
光はゆっくりと溶け合い、
まるで息を合わせるようにひとつにまとまっていく。
やがて、その光はやわらかな卵の形になり、
青白く透きとおるように輝きながら、宙に浮かんだ。
「――スピカ星。」
ふうがつぶやくと、
たまごの中に淡い光の筋が走り、
まるで心臓の鼓動のように「とくん」と光が脈を打った。
その光は、
青でも白でもない、
夜明け前の空のような色――
静かで、澄んでいて、やさしい。
ねえねは息をのんだ。
その星の中に、自分の心の音と、ふうの心の音が
重なって響いているのが、はっきりとわかった。
⸻
「ほう……きれいやなあ。」
とろりっちおじさんが、静かに笑った。
「スピカ星――ほんまにふうとねえねの心の星や。」
おじさんは懐から、長細い箱を取り出した。
「わしからも、プレゼントがあるんやで。
ホルベインさんから新しく発売された水彩色鉛筆やで。
まいどインジャパンやで。」
箱を開くと、中には星屑を詰めこんだような色鉛筆が並んでいた。
一本ずつが、夜空の色や、ふうの毛の色、
そしてねえねの笑顔のような淡い桃色に輝いている。
「この鉛筆でな、描いたものは“心の光”になるんや。
スピカ星のことも、思い出のことも、何でも描ける。」
ねえねはそっと箱を受け取り、
目を細めてふうとおじさんを見た。
「ありがとう。ふうとおじさんの気持ち、ちゃんと描くね。」
ふうはうれしそうにしっぽを動かし、
おじさんの丸い手に鼻をすり寄せた。
「ねえね、このスピカ星を描いてね。おじさんの色鉛筆で。」
ねえねが「うん」と答えると、
スピカ星の光がふわりと広がり、
列車の中をやわらかく包みこんだ。
⸻
列車が静かに止まり、
ふたりはまた、ねえねの部屋に戻っていた。
窓の外には、まだ銀のレールが淡く残り、
そこを「スピカ星」がゆっくりと流れていく。
星は涙のように透明で、
中心にはふうの瞳の色が眠っていた。
ねえねは手を伸ばし、その光を両手に包んだ。
「……きれいだね、ふう。」
「ねえねとふうの心のかけらだよ。ずっと消えない星。」
枕元には、とろりっちおじさんの色鉛筆の箱が
そっと置かれている。
その木のふたには、小さく星の形の印が刻まれていた。
ねえねはスピカ星を胸に抱き、ふうの背をそっと撫でた。
「ありがとう、ふう。ありがとう、おじさん。
家族にも祝ってもらって、ふうとおじさんからも!
素敵な誕生日やわ。」
ふうは静かに目を細め、
ねえねの胸の上で小さく丸くなった。
部屋の明かりが消えても、
スピカ星の光と、
とろりっちおじさんの色鉛筆の輝きが、
やさしくふたりを照らしつづけた。
その光は今も夜空の片すみで、
三人の「ありがとう」と「だいすき」を
そっと見守りつづけている。

ふうからは、卵型のスピカ星をもらいました。ニックネームはそのSpicaからもらいました。
おじさんからは、ホルベインさんの新作水彩色鉛筆、画材をたくさんもらいました。
家に帰ったら、家族でケーキを食べて、ピス(姪っ子)からは防災グッズをもらいました。

「フラー」はどっから来た!?

スキをもらったり、フォローしてもらったりして、その方の記事を見に行くと、だいたいファンになります。 そういう時は、こっそりスキやフォローをさせてもらっています。ゆっくり綴っていますので、よかったら遊びに来てくださいね。 今日も、明日も、ありがとうございます🦉
↓ とろりっちおじさんとの出会いの物語です。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします!いただいたチップは色鉛筆に使わせていただきます⭐︎