人生は、一枚ずつ「折る」ことの積み重ねでできている
こんにちは。
「人生を編集する人」こと、木全彩花(きまたあやか)です。
私は「ひとりにひとつ、物語を」をコンセプトに、noteメディア『たしかなこと』を運営しています。普段は、起業家さんやフリーランスの方々の人生を紐解き、その想いを「作品」として形にするお手伝いをしています。
【半年でフォロワー500名を突破した「たしかなこと」】
これまでの人生や想いを言葉にすることで、
頑張ってきた自分を認められる。
その言葉が誰かに届き、新しい出会いや仕事につながっていくこと。
これが私の目指すゴールです。
【最近のたしかなこと】
今日は、日常で起きた「ある出会い」についてお裾分けさせてください。
先日、もうすぐ4歳になる息子、優さんと一緒にお花見に出かけました。
電車に乗ってお友達に会いに行き、
奮発してちょっと高い抹茶アイスを食べて、
春の陽気を堪能した夕暮れのことです。
最寄駅で降り、優さんと手を繋いで歩いていると、
道端で一人の女性に出会いました。
80歳くらいのおばあちゃん。
ほうきとちりとりを手に、
散った桜の花びらを丁寧に、丁寧に集めていらっしゃいました。
道行く人に「こんにちは〜!」と挨拶するのがブームの優さん。
わが家の周りは田畑が多く、
日頃から農作業をするおじいちゃんやおばあちゃんに挨拶をしては、
ブロッコリーや大根をお裾分けしていただく……
なんてことがよくあります(笑)
その習慣のままに、優さんは大きな声で言いました。
「こんにちは〜〜〜!!!」
すると、おばあちゃんは満開の桜を見上げたときのような、
パッと輝く表情を浮かべました。
「おおおお〜〜!大きなお声でご挨拶してくれる子がいるね〜〜!」
そこからは、優さんの独壇場です(笑)
道すがらの用水路で見かけた亀の話を一生懸命に伝えます。
「亀さんがね、ぷかぷかしてたの。
流されないか心配だったんだけど、おばあちゃん亀さんのお家知ってる?」
そんな唐突な問いかけにも関わらず
おばあちゃんは「あそこに住んでるから大丈夫だよ」と
優しく笑ってくれました。
「亀」と聞いただけで、あの用水路を思い浮かべられる。
「ああ、ここは良い田舎だなあ」なんてほのぼのしていると
おばあちゃんが優さんにたずねました。
「ゆうくんは、白鳥さんは好き?」
「すきすき〜〜〜!」
するとおばあちゃんは、手にしていたほうきをそっと置き
「ちょっとおいで」とご自宅の玄関へ案内してくれました。
🌸📘
ガラガラと引き戸を開けると、そこには驚くべき光景が。
壁一面の絵画と、靴箱の上に並ぶカラフルで立体的な動物たち。
「この美しいものはなんだ??」と私と優さんの目が点になっていると、
おばあちゃんが一羽の真っ白な白鳥を持ってきました。
「はい、白鳥さん。優くんにあげる」

折り紙を小さく切り、1枚ずつ折り込み、
何層にも、何百回も繋ぎ合わせて立体にしていくペーパークラフト。
聞けば、おばあちゃんは長年このご活動をされていて、
自宅で教室も開いているとのこと。
そして驚いたのは、その数です。
「これはね、5000枚の紙からできているのよ」
5000枚。
数字がまだ分からない優さんは
「10と同じくらい多いの?」と指を1つずつ数えていましたが
私はその圧倒的な数に驚きました。
1枚を折るのに、どれほどの時間がかかるだろう。
それを5000回繰り返すのに、どれほどの月日が必要だろうかと。
散るそばから舞い落ちる桜を何度も掃いていたおばあちゃん手つきは、
途方もない数の「紙を折る」という積み重ねと同じだと思いました。
翌日、
お散歩に出ようとすると、優さんがふと言い出しました。
「折り紙のおばあちゃん、今日もいるかなあ?」
昨日のお礼を伝えたい。そういう意味でした。
優さんはお気に入りのお菓子「ちょぼちょぼ」を手に握りしめ、
私たちは折り紙のおばあちゃんの家へと向かいました。

角を曲がると、
昨日と同じようにほうきで桜の花びらを集めるおばあちゃんの姿が。
「こんにちは〜〜〜〜!」
「おお〜〜、また会えたねえ〜〜」
優さんは、恥ずかしそうにお菓子を差し出しました。
「おばあちゃん、ちょぼちょぼ好き?これあげる。」
お菓子の袋をじっと見つめながら、
おばあちゃんの目には、みるみるうちに涙が溜まっていきました。
「嬉しいねえ……。会いにきてくれて。本当に、嬉しいねえ……」
おばあちゃんは何度も何度も、優さんの目線に合わせてくれて
「ありがとうね」と繰り返しました。
「また、ちょぼちょぼ持ってくるね」
「うん、また会いにきてね。
おばあちゃんも、折り紙いっぱい作っておくからね」
昨日出会ったばかりの、折り紙のおばあちゃんと優さん。
二人の間には、温かな関係が芽生えていました。
偶然通りがかり、挨拶を交わしただけ。
けれどそこには、
おばあちゃんが5000枚の紙に込めた人生があり、
優さんが一生懸命選んだお菓子がありました。
私たちは、互いの大切なものを交換し、
少しだけ互いの人生に触れ合ったのです。
目の前にいる家族や、長年連れ添った友人。
それももちろん大切ですが、
見知らぬ誰かとふとした瞬間に心を通わせ、関係を育んでいくこと。
それは、私たちがこの世界で「一人ではない」と感じるための、
とても大切な力になる気がします。
私が大切にしている「たしかなこと」も、この感覚に近いものです。
⦅「たしかなこと」への想い⦆
お客様と向き合い、その方の人生を紐解いていく。
一見バラバラに見える経験も、5000枚の紙を折るような、
地道で、でもかけがえのない積み重ねです。
私は編集者として、その1枚1枚の折り紙を一緒に折り直し
一羽の白鳥のように形にしていく。
そうして言葉になった「物語」は、誰かの手に渡り、
また新しい出会いや感動を生んでいく。
挨拶をして、相手を知り、大切にしている想いを受け取る、交換する。
そんな風に、誰かと誰かが繋がっていく瞬間を大切にしたいと思いました。
そして、おばあちゃんの涙のように
言葉にする前の純粋な想いを、これからも丁寧に紡いでいきたいです。
LINEはじめました、あなたと私をつなぐ場所
たしかなこと半年記念で、公式LINEを作りました!
LINEではnoteの裏側や
表舞台には出せない「編集者の視点」をお届けします。
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[ 一緒に物語の続きを読みましょう〜〜〜📘 ]
リニューアル記念セッションのご案内
一人ではただの紙の束に見えてしまう経験も、
第三者の目線で折り綴じていくことで、
心を震わせる物語へと変わります。
おばあちゃんが5000枚の紙を一枚一枚折り重ねて
一羽の白鳥を形づくったように
あなたの人生にも積み重ねてきた日々があります。
今回は、特別な2つのセッションをご用意しました。
3月30日〜4月2日 限定3名 で募集いたします!
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🌸📘
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「何を発信すればいい?」「自分のやりたいことって何?」
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おばあちゃんが迷いなく折り紙を折るように、
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内容:1時間オンラインセッションと録画データお渡し
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記事制作が気になる方も、LINEでご相談ください。
1on1で、あなたにとって1番の進み方を一緒に考えさせていただきます。
→満席となりました、ありがとうございました(4/1)
おまけ
実は折り紙のおばあちゃんからいただいたのは
白鳥さんだけではありませんでした。
同じように色とりどりの折り紙を繋ぎ合わせて作られた小さな箱。
おばあちゃんの手仕事の結晶です。
紙を編んで作られているので、柔らかくて繊細。
少しでも力を入れたら、くちゃっとなってしまいそうなその箱を、
優さんはまるで花びらを掬うような手つきで、
そおっと、そおっと蓋を開けていました。
そして、1番お気に入りのトミカを大切にしまっていました。

