【英国文豪、令和を歩く】第4回:Premier League on the screen—every pass sharp and clean.
場所は京都、鴨川沿いにある古びた喫茶店。使い込まれた木のテーブルの上には、深煎りのコーヒーが二つ。窓の外には、現代的な装いの若者たちが通り過ぎていく

(長い髪を無造作にまとめ、アンティーク調のブラウスを着こなしている):
……ふふ、見てよドイル。あの河原を駆けていく若者たちの脚の運びを。まるでプレミアリーグのサイドバックのような熱量だわ。京都の静寂の中に、あんな英国的な情熱が潜んでいるなんてね

(三つ揃えのスーツをきっちり着こなし、口髭を整えた紳士):
全くだ、ウィル。この街の古風な佇まいはロンドンを思い出させるが、テレビを点ければそこには『フットボール』の喧騒がある。……しかし、昨今のプレミアリーグのスピード感には、私の愛したシャーロックですら追いつくのに苦労するだろうな

あら、名探偵ならきっと、ボールの軌道から選手の心理まで全て見抜いてしまうわ。でもね、私はあのピッチの上にこそ『劇場』を感じるの。監督という名の演出家がいて、選手という役者が、筋書きのない悲劇や喜劇を演じている……。昨日の試合なんて、まさに王冠を奪い合うマクベスのようだったじゃない?

ははは、君にかかれば戦術論も詩劇になるわけだ。だが、確かにあの莫大な富と名誉が渦巻くリーグは、現代の冒険譚そのものだよ。南アフリカや世界中から『獲物』を求めてやってくる強者たちが、一つのボールを巡って知略を尽くす。私がかつて書いた、海を越えて富を掴もうとする男たちの執念にも似ているね

そう、執念よ! 応援する者たちの叫び、敗者の涙、そして劇的な逆転劇。これ以上のエンターテインメントがあるかしら? コーヒーの苦みさえ忘れて見入ってしまうわ。ドイル、あなたはやはり、データに裏打ちされた堅実な守備を好むのかしら?

いや、私はボクシングも嗜む身だからね。やはり、カウンターの一撃で局面をひっくり返すような、鋭い攻撃に惹かれるよ。……おっと、コーヒーが冷めてしまう。ウィル、君の言う通り、この現代の京都でプレミアリーグを語るのは、実に奇妙で、それでいて心地よい『謎』のようだ

ええ、この苦い一杯を飲み干したら、次の試合の予想をしましょう。次はどの『役者』が、世界を驚かせるのかしら?」
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