なぜこんなことに? 5歳児への誤接種
日本脳炎のワクチンを接種しに行った5歳児に対して、信じられないような誤接種が起きています。お子さんを守るためにも、知っておきたい事例です。
誤接種後、説明もなく帰宅
5歳児への誤接種と聞いて、12歳以上用の誤接種だと思いました。ところがこの事例は、そもそもコロナワクチン接種に訪れたわけでもないのに、3つの過失が重なっています。医師は誤接種に気づいていたのに、さらなる過ちを重ね、保護者にも説明せずに帰宅させたという、信じられない事例です。
以下、2つの記事を引用します。
NHK NEWS WEB より
5歳児に新型コロナのワクチン誤接種 別のワクチンも同時に
04月19日 17時33分
岐阜県羽島市は18日、市内の医療機関で5歳の男の子に誤って新型コロナウイルスのワクチンを接種した上、現時点では同時接種が認められていないほかのワクチンも接種していたと発表しました。
19日昼過ぎの時点でこの男の子の体調に異常はないということで、市が経過観察を続けることにしています。
羽島市によりますと、18日午後、市内の民間の医療機関で、日本脳炎のワクチンを接種するため訪れた市内に住む5歳の男の子に、医師が誤って新型コロナのワクチンを接種したということです。
ワクチンは成人向けに用意されていたもので、5歳児向けと比べ3倍の有効成分の量だったということです。
看護師が誤りに気付き指摘すると、医師は続けて日本脳炎のワクチンを接種したということですが、新型コロナのワクチンは現時点でほかのワクチンとの同時接種が認められていないということです。
医師と看護師は誤りに気づきましたが、保護者などに説明せず帰宅させ、羽島市に報告後、保護者と男の子に来てもらい説明と謝罪を行ったということです。
19日昼過ぎの時点で男の子の体調に異常はないということで、羽島市は当面男の子の経過観察を続けることにしています。
羽島市健幸福祉部は「医師は新型コロナのワクチン接種に来たものだと思い込んでいた。接種時の手続きを再度徹底したい。また、男の子に対しては体調をこまめに聞き相談にのっていきたい」と話していました。
FNNプライムオンライン より
5歳男児にコロナワクチン誤って接種 日本脳炎のワクチンもさらに接種
東海テレビ 2022年4月20日 水曜 午前0:04
岐阜・羽島市の医療機関で、日本脳炎のワクチンを接種に来た5歳の男の子に、誤って新型コロナウイルスワクチンを接種していたことがわかった。
羽島市によると18日、市内の医療機関で5歳の男の子が日本脳炎のワクチン接種に訪れたところ、担当した医師が誤って新型コロナのワクチンを接種した。
看護師が誤接種に気づき指摘したところ、医師は続けて男の子に日本脳炎のワクチンも接種したという。
新型コロナワクチンは、ほかのワクチンとの同時接種が認められていないが、医師は「わかっていたが打ってしまった」と話している。
男の子に接種された新型コロナワクチンは12歳以上に向けたもので、子ども向けのものと比べて有効成分が3倍で、男の子は接種部位の痛みを訴えているが、体調に大きな異変はないという。
まず、日本脳炎のワクチンを接種しにきた5歳児を、新型コロナワクチンを接種しに来たと思い込んだことが1つめの過失です。そして、5歳児なのに12歳以上向けのワクチンを接種したことが2つめの過失。さらに、間違いに気づいたのに、同時接種が認められていない日本脳炎のワクチンを続けて接種しました。3つめは、過失と言えるのかも疑問です。
CDCのデータでも、5歳児への12歳以上用の誤接種は多数報告されています。
けれども、この5歳児は、コロナワクチンを接種しに来たのではありません。思い込みによる誤接種、さらに12歳以上用を使うという過失が重なりました。これだけでも、恐ろしいことです。
その間違いに気づいたのに、さらに日本脳炎のワクチンを接種してしまったことについて医師は、「わかっていたが打ってしまった」と言っています。「わかっていたが打ってしまった」というのは、誤接種でパニックになり、自分をコントロールできなかったということなのでしょうか。記事からは状況がわかりませんが、わかっていたのに接種したなら過失とも違うように思います。
さらに、そのことについて何の説明もせずに帰宅させたことが大きな問題です。
誤接種が起きたのが18日、「19日昼過ぎの時点で男の子の体調に異常はない」と書いていますが、体に入れてしまったものは取り除くことはできません。これから先、何が起きるかまだわかりません。
多くの人は、医師を信用して接種しに行っているはずです。けれども、このような信じられない誤接種が起きることを防ぐためには、このような誤接種が起こっていることを知る必要があると思います。誤接種や誤注入は、これまでも多発しています。
