【海外出張おみやシリーズ(スイス・Zurich編)】SprüngliのLuxemburgerliと、外に出にくいシャスラーの白ワイン
海外お土産シリーズを考えていると、その国ごとに「買うべきもの」の性格が少しずつ違うのが面白い。
では、スイスなら何か。
スイスは、派手なお土産の国ではない気がする。
もちろん、チョコレートもある。
時計もある。
チーズもある。
アルプスの風景もある。
でも、個人的にスイスで本当に買いたいものは、もう少し小さくて、静かで、上質なものだ。
たとえば、Sprüngli(シュプルングリ)の Luxemburgerli(ルクセンブルゲリ)。

そして、スイスの外ではなかなか見かけない Chasselas の白ワイン。

どちらも、ものすごく大げさではない。
でも、食べたり飲んだりすると、
「あ、これは現地で出会う意味があるものだ」
と感じる。
スイスのお土産は、たぶん、
外に出にくい美味しさを、現地で見つけること
なのだと思う。
1.Sprüngli(シュプルングリ)のLuxemburgerli(ルクセンブルゲリ)
スイスで食べる、小さすぎる幸福
スイスで甘いものを買うなら、まず思い浮かぶのはチョコレートかもしれない。
でも、私が強く推したいのは、Sprüngli(シュプルングリ)のLuxemburgerli(ルクセンブルゲリ)である。

Sprüngliはチューリッヒの老舗コンフェズリーで、公式にも1836年創業の歴史を持つスイスのマスターショコラティエとして紹介されている。看板商品のLuxemburgerliは、Sprüngliのオンラインショップでも「マカロン」として扱われている。
Luxemburgerliは、いわゆるフランスのマカロンに近いお菓子だけれど、もっと小さく、軽く、繊細な印象がある。
外側はさくっとして、
中はふわっとして、
クリームが軽い。
甘いのに、重くない。
一口で消えるような、でもちゃんと記憶に残るお菓子。
これが、本当においしい。
スイスという国のイメージには、精密さ、清潔さ、秩序、静かな豊かさがある。
SprüngliのLuxemburgerliには、その感じがよく出ている気がする。
過剰ではない。
でも、隙がない。
小さいけれど、ちゃんと美しい。
色もかわいい。
箱に入って並んでいる姿も美しい。
ピスタチオ、ラズベリー、チョコレート、バニラ、季節のフレーバー。
どれを選ぶか迷う時間まで楽しい✨

ただし、これは繊細なお菓子である。
日持ちはそこまで長くないし、持ち運びにも少し気を使う。
だから、日本へのお土産として大量に持ち帰るというより、スイス滞在中に食べる、あるいは帰国直前に少しだけ買うのが良いと思う。
空港や駅の店舗で買えるなら、最後に買う。
ホテルの部屋で少し食べる。
帰国便の前に、自分用に小箱を買う。
そういう距離感がちょうどいい。
SprüngliのLuxemburgerliは、誰かに配るためというより、
「スイスで、あれを食べた」
という記憶を持ち帰るためのお菓子なのだと思う。

2. Luxemburgerliという名前もかわいい
このお菓子は、名前もいい。
Luxemburgerli(ルクセンブルゲリ)。
ちょっと長い。
でも、声に出すとかわいい。
ざっくり言えば、「小さなルクセンブルクのもの」という感じの名前だと思う。
スイスドイツ語では、語尾に「-li」がつくと、小さいもの、かわいいもの、親しみのあるもの、というニュアンスが出る。
だから、Luxemburgerliという名前には、すでに少し愛嬌がある。
実際、このお菓子の物語はルクセンブルクと関係している。
Sprüngli公式によれば、Luxemburgerliの成功物語は1950年代に始まった。当時Sprüngliで働いていたルクセンブルク出身の若い菓子職人が、故郷のスペシャリテをチューリッヒに紹介したことがきっかけだったという。
また、Sprüngliの公式ページでは、Luxemburgerliは1957年に「軽く空気を含んだマカロン」として登場し、いまでは真のアイコンになったと紹介されている。

つまり、Luxemburgerliは、スイスの老舗コンフェズリーが作るお菓子でありながら、その名前の中にルクセンブルクの記憶を持っている。
ここが面白い。
スイスのお菓子なのに、名前はルクセンブルク。
でも、それがチューリッヒで磨かれて、スイスらしい小さな完成度になっている。
国境を越えてきたレシピが、チューリッヒで洗練され、
小さく、軽く、可愛く、端正なお菓子になる。
それがLuxemburgerliなのだと思う。
スイス土産として、これ以上に完成されたものはなかなかない気がする。
3. チョコレートよりも、コンフェズリーとして見る
スイス土産といえば、チョコレート。
それはもちろん正しい。
でもSprüngliに行くなら、単に「チョコレートを買う店」として見るより、
コンフェズリーの文化を見る場所
として楽しみたい。
チョコレート。
トリュフ。
プラリネ。
ケーキ。
焼き菓子。
そしてLuxemburgerli。
ショーケースに並ぶお菓子は、かなり端正である。
フランス菓子のような華やかさとも少し違う。
イタリア菓子の陽気さとも違う。
ドイツ菓子の素朴さとも違う。
スイスのお菓子には、どこか「精密な幸福」みたいなものがある。

甘いのに、整っている。
可愛いのに、浮ついていない。
小さいのに、完成度が高い。
だから、Sprüngliで買うなら、Luxemburgerliだけでなく、ショーケース全体を眺めたい。
何がスイスらしいのか。
どういう色合いなのか。
どういう箱に入っているのか。
どういうサイズ感なのか。
お菓子を見るだけで、その国の美意識が少し見える。
4. Chasselas(シャスラ)
スイスの外にあまり出ない、静かな白ワイン、シャスラ。

スイスで買いたいもうひとつのものが、ワインである。
スイスワイン、と聞いても、日本ではあまりピンとこないかもしれない。
フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、オーストリア。
ヨーロッパのワイン産地としては、そちらの方がすぐに思い浮かぶ。
でも、スイスにもワインがある。
しかも、かなりおいしい。
ただし、あまり国外に出てこない。
生産量が限られていて、国内でかなり飲まれてしまう。
近年の報道でも、スイスワインの輸出は生産量のごく一部、1〜2%程度にとどまるとされている。
だから、日本でスイスワインを探しても、なかなか出会えない。
その意味で、スイスワインはとても旅先向きのお土産だと思う。
中でも気になるのが、Chasselas。
日本語では、シャスラー、あるいはシャスラと書かれることが多い。
Swiss Wineの公式情報では、Chasselas(シャスラ)はスイスで最も広く栽培されている白ブドウの品種で、主にヴォー、ヴァレー、ジュネーブ、三湖地方で作られている。
味わいは、派手ではない。
香りが強烈なわけでもない。
樽がどんと効いているわけでもない。
南国果実のようにわかりやすいわけでもない。
でも、そこがいい。
軽やかで、繊細で、ミネラル感があって、食事に寄り添う。
チーズや魚、野菜、前菜、軽い食事にとても合いそうな白ワイン。
スイスの風景と同じで、静かで、透明感がある。
5. Chasselasは、スイスの余白の味がする
Chasselasの面白さは、わかりやすいインパクトではないと思う。
飲んだ瞬間に「すごい!」というより、
少し時間が経って、
「あ、これ、いいな」
と思うタイプのワインかもしれない。
透明感。
余白。
控えめな香り。
石や湖や山を思わせるような涼しさ。
料理の邪魔をしない静けさ。
これは、スイスらしい。
スイスは、情報量が多い国ではない。
街も、山も、湖も、電車も、どこか整っている。
音が少なく、空気が澄んでいて、余白がある。
Chasselasには、その余白がある気がする。
フランスのロゼが、南仏の夕方の光だとしたら、
スイスのChasselasは、湖畔の午前中の白い光のようなもの。
華やかに主張するのではなく、
静かにそこにある。
そういうワインを、現地で飲む。
気に入ったら一本だけ持ち帰る。
それはかなり良いお土産だと思う。
6. どこで買うか
Sprüngliは、チューリッヒを中心に店舗があるので、チューリッヒ滞在なら立ち寄りやすい。
本店や街中の店舗で買うのも良いし、帰国前に空港で買うのも現実的だと思う。
Luxemburgerliは繊細なので、できれば最後に買いたい。
Chasselasは、ワインショップやデパートの食品売り場、空港、あるいは現地レストランで気に入った銘柄を聞いて買うのが良い。
特にヴォー州やレマン湖周辺に行くなら、現地で飲む意味がかなりある。
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g188057-d8762123-Reviews-Manor_Geneve-Geneva.html
ラヴォーのようなワイン産地まで足を伸ばせるなら最高だけれど、出張者には時間がないことも多い。
その場合は、レストランでまず一杯飲む。
気に入ったら、近くのワインショップで同じ品種を探す。
それくらいがちょうどいい。
スイスワインは輸出が少ないからこそ、現地での出会いが大事になる。
7. 私ならスイスでこう買う
スイスに行ったら、私ならまずSprüngliに行く。
Luxemburgerliを少し買う。
できれば、その日のうちに食べる分。
帰国直前に、自分用か本当に渡したい人用に、もう少しだけ買う。
チョコレートやトリュフも少し見る。
でも、主役はやっぱりLuxemburgerli。
次に、レストランでChasselasを飲む。
グラスで頼めるなら、まず一杯。
チーズや魚、軽い料理と合わせてみる。
それが気に入ったら、ワインショップで一本探す。

持ち帰るなら、多くても一本か二本。
ワインは重い。
でも、スイスワインは日本ではなかなか出会えない。
だから、本当に気に入った一本なら、持って帰る意味がある。
Sprüngliの小さな甘さ。
Chasselasの静かな白。
この二つがあれば、スイス土産としてかなり美しいと思う。
スイスで買うのは、外に出にくい美味しさである
スイスで買いたいものは、派手ではない。
でも、現地で出会うと忘れにくい。
SprüngliのLuxemburgerliは、小さな幸福。
名前まで小さくて、かわいい。
Chasselasは、静かな余白。
チョコレートは、精密な甘さ。
ワインは、湖や山の光を映す飲み物。
スイスのお土産は、たくさん買って配るものというより、
少しだけ買って、丁寧に味わうものなのかもしれない。
フランスの土産が、香りや色を持ち帰ることだとしたら、
スイスの土産は、静かな完成度を持ち帰ること。
あまり外に出てこないものを、現地で見つける。
その土地の人が大事にしているものを、少しだけ分けてもらう。
Luxemburgerliを一口食べる。
Chasselasを一杯飲む。
その小さな体験の中に、スイスらしさがある。
スイスに行ったら、私はたぶんまたSprüngliに寄る。
そして、どこかでChasselasを一杯飲む。
派手ではないけれど、忘れにくい。
スイス土産は、そういう美味しさを持ち帰ることなのだと思う。
ところで、最後にですが、なんでスイスに行ったの!?
と言うので、何度もスイスには行ってるようですが、昔スタッフの1人が書いてくれた昔の記事があったのでここにシェアしておきます。
IMDと言うビジネススクールがあるローザンヌについては、また別に記事を作ってみようと思います。
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未来を描く事業開発のプロフェッショナル。
新規事業・AI戦略・未来構想の伴走支援を行っています。
「正しい戦略より、美しい構想を。」
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— AI司書ミミ@DRI (@ai_DataMimi) May 20, 2026
製造・物流分野におけるフィジカルAI市場:2026年-2030年https://t.co/d0QraZhPt8
※英文資料#製造業 /物流業界で進むAIとロボティクス融合を分析。自律搬送ロボットやスマート工場需要を背景に、2030年までの導入戦略、主要企業、技術動向を詳しく調査#AI #フィジカルAI #市場分析 pic.twitter.com/ttsVY1IoTb
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