茅原実里さん河口湖オーケストラコンサート「Harmony」などについて、note作家3人で対談しました!
Xのスペースなる機能にて対談に招待され、僭越ながら愚説を披露して参りました。題材は私が応援しているアーティスト、茅原実里さんが来月河口湖で開催するオーケストラコンサート「Harmony」を巡る見解についてです。
何か凄いもんに呼ばれてしまったんだけど…

朝まで生テレビ感満載だよなこれ。
何しゃべればいいんだよ私…。

シルエットはいろんなところから拝借。
はい、ということで討論会みたいなものに参加してしまいました。
とりあえず私のグダグダで活舌めちゃくちゃなしゃべりを聴いて笑ってやりたい方は、以下のリンク先に行ってスペース録音再生してください。生のchitoseArkの声が聴けちゃいます。
茅原実里さんのnoteとかを書く人達で喋るんやで https://t.co/hhp1DRvPGJ
— はゆこですよ (@hayucoo) July 13, 2025
茅原実里さんとか興味なくても、私がオロオロしてる有り様を聴いてるだけで面白いですよ、きっと(泣)。
茅原実里さんと河口湖ステラシアター、そしてオーケストラコンサート?
まずはこの討論会?の前段となる情報についてお話ししておきますね。
歌手・声優として精力的に活動中の茅原実里さんが、来月、8月2日(土)~3日(日)にかけて山梨県の富士河口湖町にある「河口湖ステラシアター」にてオーケストラコンサートを実施します。
(チケット今ならまだ取れるそうです!)
コンサートの正式名称は「billboard classics 茅原実里 Symphonic Concert "Harmony"」(以下「Harmony」と表記)。2023年に一度休止していた歌手活動を再開されてからは初のオーケストラコンサートとなります(彼女自身は過去に何度かのオーケストラコンサート実績あり)。
▼以下YouTubeは2020年に行なわれた茅原実里さんオーケストラコンサート「Graceful bouquet」のときのものです。
茅原実里さんは「涼宮ハルヒの憂鬱」など声優として活躍する一方で、歌手活動も盛んに行なっておられました。
武道館やさいたまスーパーアリーナ、幕張メッセなど、その勢いには目を見張るものがありましたが、特に茅原実里さんが大切にされていたのは、山梨県富士河口湖町にある「河口湖ステラシアター」という野外音楽堂でのライブでした。

2009年に初の野外ライブ「SUMMER CAMP」を開催して以来、このサマーライブは河口湖における夏の風物詩として恒例化し、2021年に一旦歌手活動を休止するまで13回に渡り続けられました。
そして2023年に歌手活動に戻ってみえられた翌年の2024年に、ご自身の活動20周年記念となるライブ「Historical Parade」を開催されました。
そんな河口湖の夏が今年もやってくる…!!
しかも今回は従来のようなバンド形式によるライブではなく、ビルボードクラシックスというコンサート企画に乗る形でのオーケストラコンサートということ。私の知る限り、河口湖ステラシアターにおいて茅原実里さんのオーケストラコンサートが開催されたことはないはずです。
それ故に期待は高まるものの、
(今回のこれ、一体どんなコンサートになるんだろう…?)
というドキドキ感はどうしたってぬぐえません。これを払拭するためか、当の茅原実里さんご本人が自らYouTubeでの配信を行ない、このコンサートに対する自らの思いを語っておられます。
ならば、私たちだってファン同志にて語ってみようじゃありませんか!!
で、話がここにつながるってワケよ!!

今回は主催の映子さんとSATOH-METALさん、そして私、ちとせあーく(Xなどでは平仮名表記)という3人のメンバーで話し合いすることになりました。うぅ緊張するなぁ…。
お二方についてカンタンに紹介しておきますね。
(私的見解であることご容赦ください)
話し手①:映子さん(はゆたそさん)
今回の討論会?の主催者。noteでも茅原実里さんについて書いた記事が数多ありますが、最も特筆すべきは今年1月に発刊された茅原実里さんのライブソフトイラスト集「Minori Chihara Live Narrative」でしょう。
その美麗なイラストの数々は息を飲むほどの仕上がりであり、茅原実里さんのステージの魅力を詰め込んでいるとともに、著者である映子さんの情熱を映し出した一冊であると思っています。
今回は「note作家を集めた討論会を行ない、その内容をもとに書かれたnote記事を見たい!」という願いから本企画を実行されたようです。
話し手②:SATOH-METALさん
この方は茅原実里さんについても書くのですが、音楽系(特にその名が示すようにメタルと呼ばれる分野)についておよそ他の追随を許さぬほどと私が思っているお方です。職業ライターとしても活躍されていたらしく、河口湖ステラシアターにて行なわれた茅原実里さんライブ「SUMMER DREAM 4」を紹介する記事を書いたこともあったとのこと。
思い出に残ったサマドリ4!……の前に書いていた記事はこちら。 この季節になると振り返りたくなりますね。 #minorin pic.twitter.com/s2Np07QbGp
— SATOH-METAL|貴族、正確には伯爵 (@S_Satoh_metal) July 13, 2025
「茅原実里はメタル」という金言を旨としており、そのメタルという概念の分析から成る論陣は説得力があります。「なるほどこのお方がそこまで言われるのならばそうかも知れぬ」と思わせる力が凄いのです。
また茅原実里さんのバックバンドから誕生したこの方々に対する討論会記事も素晴らしいので、ぜひ多くの方にご一読いただければ幸いです。
文章は並々ならぬ音楽系の見識に裏打ちされており、読んでいて「なるほど然り」とうなづかされることしきりです。私にはとてもあそこまでの洞察をもって文章を書くことはできません。お世辞ではなく尊敬しています。
話し手③:私(chitoseArk)
いま貴方が見ているこのnoteの書き手です。「みのりんについて書いたnote」というマガジンは、おかげさまで100を超える記事数に至りました。
(みのりんとは茅原実里さんの愛称です)
もともとは期間限定で応援するつもりだったのですが、いつしか私の人生にとってなくてはならない存在となりました。世界を大きく広げてくださった茅原実里さんに、私は生涯感謝し続けていくことと思います。

何を話せばいいのやら
いやはや、しかし困った…。私はみのりんファン歴4年を数えるようになったとは言え、歴戦のファン同志皆様から見たらド素人もいいところ。私が討論吹っ掛けたりなんて出来るわけないよ!?
討論テーマは次のようなものであるらしい。
討論テーマ:
茅原実里の歴代の河口湖ライブと今年のコンサ ート『billboard classics 茅原実里 Symphonic Concert "Harmony"』の共通点と類似点から推測する茅原実里×みのりんのファン達×河口湖ステラシアター×クラシックの化学反応
いやこれ何しゃべっていいか分からないんだけど!?
化学反応っていったい何よ?それに共通点と類似点ったって、そもそも歴代の河口湖ライブでクラシックなんてやってないんだから、そんな予測なんてやりようがなくないですか?あー、でもこういうテーマ、SATOH-METALさんあたりは得意そうだな。独自の音楽理論から導き出した予測をいくつも用意してそうだ…。
迷ってても始まらない。
参加すると決めたのだから、私は私に出来ることをしよう。
討論?の下書きを用意しました
以前にハートカンパニーのラジオ番組「音楽熱想」にファン熱想の語り手として出演したときのように(あったんですそういうのが)、議論の下地となる情報をまずはまとめておくことにしました。
書き出したのはおよそ4項目。以下に公開します。

<要約>
① 本ライブにおいて、いつものようにフラッグを振る楽曲は演らないと宣言している一方で、「お客さまが一斉に立ち上がり、一緒に歌い、大いに盛り上がる曲もある」とも仰っている。想定している温度感はどこか。
② 歌手活動再開以降、茅原実里さんはことさら「これまでになかった新しさ」を前面に押し出した取り組みに執心されているように思う。ならば今回のHarmonyにも何かサプライズを仕込んでいるのではないか。
③ 「アニメ!アニメ!」というWebサイトにおけるインタビューでセトリの一部を公開しているが、これまでの彼女のライブでは有り得なかったこと。その真意は何か。
④ 茅原実里さんは7月5日~6日に河口湖ステラシアターで開催された「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ヴァルトビューネ河口湖2025」を見てきたらしい。この鑑賞体験はHarmonyに影響を与えるだろうか。
ところで本企画は議論した結果をnoteにまとめなくてはならないことになっています。スペースの内容をすべて文字起こししていたのでは時間がかかり過ぎるし、それは映子さんが求めている結果ではないでしょう。なので私の記事はまず自身が出した疑問に対する答え合わせ的な感じでまとめていき、後は気になったトピックについてまとめていくという体裁を取りたいと思います。そんなんで良いですかね?
<おもに参考にしたサイト>
アニメ!アニメ!
茅原実里×クラシックで楽しむアニソン名曲♪ 「ハレ晴レユカイ」「Paradise Lost」…オーケストラでどう生まれ変わるのか?
茅原実里(略)討論会はじめ!(カーン🔔)
とりあえずスペースへのリンク貼っておくので、手っ取り早く聴いてみたい方はここに飛んでみてください。
茅原実里さんのnoteとかを書く人達で喋るんやで https://t.co/hhp1DRvPGJ
— はゆこですよ (@hayucoo) July 13, 2025
※ なお本文を読みながらスペースを再生して聞きたい方のために、おおよその再生時間を記しておきました。あくまで「おおよそ」なので多少のズレはありますがご了承ください。
今回の「Harmony」の空気感は?
(再生 0:23:12~)
映子:
今年の河口湖、オーケストラとかクラシックとか、そういうワードが出てて、ちょっと今までとは違うなっていう気配を感じさせつつありますけれども。でもみのりんとしては、配信を聴いてたら、凄い盛り上がるし、声を出してペンライトとか振るゾーンもあるよって言ってるから、どんな感じなんでしょうね?ホントに。
ちとせあーく:
まとめてみてちょっと疑問に思っていることが、フラッグが今回グッズとして発売されているんですが、フラッグのところにわざわざ「フラッグを使用する楽曲の演奏は予定しておりません」という注意書きがあるんですね。
映子:
はい。
ちとせあーく:
フラッグも振らせないっていうことは、こないだの「Graceful bouquet」みたいにおとなしく席で座って聴くのを想定しているのかな?って言いつつ「アニメ!アニメ!」とかのページを見ると「大いに盛り上がる曲もあるんで(略)私がしっかりリードしていきますので、どうか安心して、新世界に触れるつもりで飛び込んでみてください」ってあるので、どのあたりの空気感を目指しているのかな?っていうのはちょっと疑問に思っています。
映子:
そうですよね。
SATOH-METAL:
「大いに盛り上がる」はハルヒにかかってるんじゃないかと思いますね。
映子:
(笑)
SATOH-METAL:
あのSOS団の名前の由来っていうの?あれが。
ちとせあーく:
ああ~。
SATOH-METAL:
そういう、何か、中途半端なこと言われるとそういう風に微妙な…あの、2つの読みができるめんどくさい話ですね、そこは。
映子:
ミーニングが出来ちゃって…でもまぁ、みのりん、すごいこう言ってるじゃないですか。「おとなしいだけのコンサートじゃないから!」っていうの、めちゃめちゃ強調しているから。どんなんなんでしょうね。
(中略、ここからしばし「クラシック」を巡る話に…)
ちょっとこの話は私が一番気になってたし、みんながどう思ってるのか知りたかったことなので、長いけど文字起こししてみました。
そっか、「大いに盛り上がる」はハルヒを意味してたのか!
SATOH-METALさんありがとう。
いやでも、これフラッグ売り場見た方は疑問に思いませんでしたか?

こう書いてある一方で…。
オーケストラとのシンフォニックライブと聞くと、「着席して物音を立てず、静かに音楽に耳を傾ける」「リアクションは拍手だけ」……そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。でも、必ずしもそうじゃないと思っています。
私が尊敬している玉置浩二さんのシンフォニックライブでも、しっとり静かに聴き入る場面もあれば、お客さまが一斉に立ち上がり、一緒に歌い、大いに盛り上がる曲もあるんです。実際に体験したことがないと不安ですよね。私がしっかりリードしていきますので、どうか安心して、新世界に触れるつもりで飛び込んでみてください。
と書かれているんです。
旗を振る楽曲をセトリに加えないとあえて宣言しているのに、お客様が盛り上がるシーンもあるようなことをほのめかしてるんですよね。
この2つのアナウンスが真逆の方向性を指しているようで、これ自体が今回のライブに仕組まれた謎解きなんじゃないかとか…(お前それ謎解き系ゲームのやり過ぎだから!)。
「Reincarnation」がモデルケースなのか?
(再生 0:28:22~)
ちとせあーく:
イベントとしては「Reincarnation」のとき?あれも確か、前半は割とおとなしく聴いていて、後半ぐらいになってノリの良い曲もあるんでって、みんなが立席のペンライト振るって方式でなさったライブじゃないかなと思ったんですけど、それにほぼ近い想定をしておけば空気感としては間違っていないのかなって個人的には思ってます。
映子:
ですよね。「Reincarnation」が結構参考にされているんじゃないかなぁと私はちょっと思っていて。「Reincarnation」よりもオーケストラ編成多いんですかね?60人って書いてましたよね?リンカネ何人だったんだろ?リンカネはたぶんドラムとかギターとかが入ってたんですよね?
ちとせあーく:
あー、そういう違いがあるんですね?
SATOH-METAL:
オーケストラがいなくなった後のアンコールとかでやったときに、音量が急に下がってて、オーケストラ音量デカいんだって思いましたねあの時。
これは確認したかったというより、自分の中で同意を求めたかったのかも、とスペースを聴き直して思いました。
ただお二方に補足していただいたお話から推測すると、「Reincarnation」はオーケストラでありながらバンド寄りのサウンドでもあったのかなと。今回の「Harmony」は人数的にも編成的にもより本格的なオーケストラに近いことが予想されるから、やはり「Reincarnation」とはその空気感が異なってるかもしれないです。現場を見ての答え合わせですね。これは。
あと旗に関しては、こんな話もありました。
旗を振らないと宣言してることの是非
(再生 0:33:27~)
映子:
旗を振らないっていうことだけど、本当に旗曲をオミットしてしまうのか。
ちとせあーく:
ただこれ、あそこまで売るスペースに宣言しちゃってるんで、これで逆に旗曲あるよって現地で言ったら、それ信じて旗買わなかった人が「詐欺だー」って言う気がします(笑)。
映子:
ですよね~。「Lush march!!」流れたら「旗買ったら良かったじゃん」ってなるもんね~きっと。
SATOH-METAL:
そう言っとかないと旗をずっと振りまくって進行?を妨害するからじゃないかな(笑)。
映子:
それですね(笑)。
SATOH-METAL:
非常に雑な推論だけどそんな気がする。逆にこれ、何も言わなくても良かったんじゃないかなと思うんですけど。正直すぎてそう書いちゃうみたいな。
なるほど、そういう見方もあるのか…。
これねー、討論会のときにはそこまで考えを詰められてなかったんですが、思うに「旗曲はやらない」って決めた時期に、まだどんなコンサートにするかについてちゃんと決め切れてなかったんじゃないかなぁと。
何でそう思ったかというと、こういうグッズを作るのってデザイン含め時間がかかるはずだから、それこそ「Harmony」が企画されたときからグッズの販売ページも含めて作り始めていたんじゃないのかなと。でもそのときは、このコンサートをどんな空気感で行なうのか決めていなかったので、クラシックなんだから旗曲はナシの方向でみたいに考えられ、でも茅原実里さんの思いとしては「Reincarnation」の時みたく盛り上がるシーンも入れたい、というのが後付けで決まった…そんなところじゃないのかなぁ。
いやでもこれは邪推にもほどがあるし、議論で言ってない以上後出しジャンケンもいいところなので、私の独り言だと思って読み流してください。これについての答え合わせも楽しみにしたく思っています。
(いや明確な答えなんか出るはずもないのだけれど)
ベルリン・フィルハーモニーの影響はあるか?
(再生 0:31:18~)
SATOH-METAL:
気になってるのが、この前「ベルリン・フィルハーモニー」とかやってましたよね。その時の感想を聴いてみたいんだけど、世界が違い過ぎてこっちに流れてこないんですよ。
映子:
分かりますわ。たぶんあぁいうところに行ってる人たちはあんまりXにいない。
SATOH-METAL:
それ(笑)。
ちとせあーく:
茅原さんが行かれたみたいでして、Xに投稿されてましたけれど、
--------
アンプもスピーカーも使わず、建物の構造そのもので響かせる“生の音”。本当に素晴らしかった。
楽器の音色に時折虫の鳴き声が重なって、やっぱり河口湖ステラシアターは特別だと思った。
もうすぐ同じ場所で、オーケストラの演奏でライブするんだな。すごいことだ。幸せだ。
--------
とコメントされておりました。
映子:
ホントですよね。ねー。いや~楽しみですね~。ペンライト振るゾーンもあるっていうのが、ペンライト振る曲もやるってことなんで、どんな状態なんでしょうね?オーケストラで、ペンライトを振る?まぁリンカネみたいな状態になるのかしら?それこそホントに。ねぇ?
ちとせあーく:
かも分からないですね。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
— 茅原実里 (@minori_contact) July 5, 2025
ヴァルトビューネ河口湖2025🎻
世界最高峰のオーケストラ、観てきましたー!
アンプもスピーカーも使わず、建物の構造そのもので響かせる“生の音”。本当に素晴らしかった。… pic.twitter.com/vMls0SwU64
SATOH-METALさんからベルリン・フィルハーモニーの話が出たので、ここは乗っからせていただきました。少なからずこのことが「Harmony」に与える影響はあるだろうと思うのですが、まぁでもそこから推測だけで広げていくことは限度があるのかなという気がしました。
はっ、私いま書いてて良いこと思いついちゃったよ?
言っちゃっていい?ねぇ?言っちゃっていい?
あのさ…
みのりん・フィルハーモニー!!!!!
(茅原実里さんならびにベルリンの人超ごめんなさい…)

PHOTO ACより。
秘密の新しい試みは何かあるかな?
(再生 0:32:40~)
ちとせあーく:
茅原実里さんて2023年に(歌手活動を)復活されてから、新しい試みを熱心になさっている…花火連動ライブとかリフターの使用とか、2人だけのアコースティックライブとか、ポエトリーディングによる「Message」とか…そう言った新しい試み的なネタを何かしらまだ、配信でも言ってないことを隠してるんじゃないのかなって予感めいたものはしています。
映子:
なるほど~。どんなんなんでしょうね~。
(この後、前述の旗を振らないことについての話題に続く)
うーん、さすがに配信でも言ってないことをいきなりこの場で推測するのはちょっと無理過ぎたか…。
まぁ60人もの人をあのステラシアターのステージに乗せて、オーケストラで演奏することそれ自体がめちゃめちゃ新しい試みだって言われたら、それは確かにそうなのかも知れません。
いや待てよ。みのりんは何かまだ秘中の秘を残していて、当日それをゲリラ的に披露し、唖然とする聴衆を前に「どうだっ!!」って満面の得意顔になる…というような可能性も捨て切れてないんだよな~。何せみのりんだから油断もスキもない。私ら何度それで驚かされてきた?
まぁ、まぁ、そんな風にいろいろ考えて、期待に胸を膨らませるのもライブの楽しみなので!!
セトリを部分的に公開したその意図は?
(再生 0:34:28~)
映子:
セトリも公開しようかなって、最近の配信の方でも言ってらっしゃってて。
SATOH-METAL:
クラシックは基本、公開してますからね。
映子:
ですよね。「何の演目をします」ってね。
(中略)
ちとせあーく:
「アニメ!アニメ!」という(株)イードというところが主催しているホームページの中で茅原実里さんがインタビューに答えているんですが、その中である程度セトリ…というか、「これをチェックしよう」みたいなことがご本人から語られていて、そのタイトルが、
--------
「ハレ晴レユカイ」
「雪、無音、窓辺にて。」
「Paradise Lost」
「TERMINATED」
「みちしるべ」
「Message」
--------
…特に「Message」については「歌いますのでお楽しみに」と断言なさっています。
今までって、茅原実里さんのライブでセトリがここまで公開されたことって過去にたぶんなかったんじゃ…。あったらゴメンナサイですけど、なかったんじゃないのかなと推測しているんですが、それも意図があって行なわれたのではと思っています。
で、ずいぶんアニメに寄せたなという気がしています。
映子:
そうですね。
ちとせあーく:
まぁ、その意図は何?っていうのはご本人に聞かないと分からないでしょうし、聞いても答えないだろうと思いますが、そんなことを考えてます。
映子:
そうですよね…。
このくだりの後、スペースのマイクの調子云々の話になり、セトリ公開云々の話はどこか行ってしまった気がするのだけど、ちょっとそこは掘り下げてお二方の論を聞いてみたかったかな…。
公開しているセトリの多くがアニメタイアップ関連であること、特に「ハレ晴レユカイ」のデモ音源めいたものが公開されたことを考えても、今回の「Harmony」がアニメ関連楽曲を強く重視しているであろうことは疑う余地がないと思います。
▼下記リンクのプレイボタンを押すと「ハレ晴れユカイ」のデモ音源より再生されます。
翻って考えれば、アニメタイアップ楽曲に対する意識は昨年の河口湖ライブ「Historical Parade」の時にも見え隠れしていたように思います。
例えば昨年のリストバンドに刻まれていた言葉がこれです。

活動20周年という節目のライブを行なうにあたって茅原実里さんが意識したのは「自分はアニメとともにここまでキャリアを積み重ねてきた」という感謝にも似た気持ちだったのではと推測されるのです。
彼女自身、ビルボードジャパンのインタビュー記事の中で、
当時の作品とともに愛され、今もなお心に残っているという声をいただきます。そういう楽曲を、今の私の声で、オーケストラの響きで届けたいという気持ちがあります。
ならば今回の「Harmony」もまた、前回の「Historical Parade」とは違ったやり方で、アニメに対する感謝の気持ちを乗せていく…という意思を伝えるべく、あえてこのあたりのセトリを公開することにしたと推察することが出来ないでしょうか?
…ということを、討論中に言えば良かったんだよな私。
いっぱいいっぱいでそこまで頭が回らなかったのですよ。
あとあれです、「Message」を歌うって断言してるのも、思い切ったなぁっていうか「え?それ言っちゃっていいの?」っていうか。ただこれについては多分に興行上の事情でブチまけたような気がするなぁ。最近の茅原実里さんリリースの中でも最強クラスのインパクトを与えたあの楽曲を演るっていうのが確定なら、もうそれだけでチケット取っちゃうって人も少なからず出てくるでしょう。少なくともそこは意識してる気がしますね。
いくら何でも邪推過ぎるだろって我ながら思いますが、まぁこういうことについてあれこれ勘ぐるのもまたライブの楽しさということで、関係者の皆様におかれましてはどうかご寛大なお目こぼしをいただけたらと存じます。
「Harmony」で歌われることが確定してる(らしい)「Message」のリンクを貼りました。茅原実里さんご自身の激白であると共に、聴き手の人生にも呼び掛ける渾身の語り。ここまで読んだ方なら、きっとその言葉から何かを感じ取ってもらえるはず。
さて、ここまでで私が事前に用意していたネタについてはひと通り話し合われました。自分の中でより深堀りできた内容もあればそうでないものもありましたが、ともあれリアクションしてくださったお二方には多大なる感謝の気持ちを捧げたいと思います。
ここからは会話の文字起こしをするのではなく、今回のスペースで出てきた話題の中で私的に着目したトピックスを引用し、それについて思ったことを書き綴っていきます。気付いたらもう10,000文字とか越えちゃってますが、読者の皆様におかれましてはもう少しだけお付き合いくだされば幸いです。
みのりんnote筆者討論会トピックス
河口湖はどこからどこまでが河口湖か
(再生 0:36:06~)
SATOH-METAL:
河口湖って、河口湖のコンサート行くこと自体がピークじゃないんですよ。準備をして現地に行く、電車のひと駅から終わった余韻に浸ってバスに乗るときまでが河口湖のコンサートなんです。(映子:それね!分かる~!!)
実はその音楽だけを聴きに行ってるわけではないんです。
分かる~!!
めっちゃ共感します。
いきなり禅問答のようなキャッチーな小見出しを付けてしまいました。でもSATOH-METALさんが仰ったこと、多くの茅原実里さんファンもきっと感じていることだと思います。

そう、これは毎年夏に河口湖行ってる方なら実感していること。
梅雨開けて日増しに迫る夏の空。
今年もまた、あの夏が来る。
もういくつ寝ると、みのりんに会える。
何を着ていこうかな。
髪はどのくらい伸びるかな。
グッズ忘れないようにしなきゃね。
私たちはいつも、こんな風にそわそわして初夏を迎えるのが常なのです。
心はもう河口湖の空の下。
そして……



それは私たちにとってどんな花火や祭りにも勝る夏の思い出。

また来るよ。絶対に。
溢れんばかりの高揚感で満たされた心を抱えて私たちは帰る。
(なかなか帰らず、翌日も会場に来てる方もいたりします)
バスどころか、私なんて家に帰って軽くお酒飲むときくらいまで河口湖かも知れないよ?
あぁ、これで夏がひとつ終わったんだな…。
って思いながら、気持ちはもう来年の河口湖に飛んでいる。
河口湖は終わらない。メビウスの輪をたどる道筋が終わらないように。
私たちがあの夏のことを思い、語れば、もうそこが河口湖なんだ!!

映子:
今のこの時点で既に河口湖のライブというか、河口湖への旅は始まってますもんね!!
河口湖に行くまでの精神的なハードルについて
(再生 0:40:56~)
映子:
河口湖に行くまで結構、行きづらいじゃないですか。心理的にも「河口湖でライブ?」みたいな感じがあったなぁと思うんですけれどもね、それを乗り越えたきっかけって何やったんやろと思って。
私について言えば、距離的には自宅からそう遠くもないのですが、それより「芸能人のライブに行くのが初めて」ということの方がよほど心理的な障壁が高かったです。そして、そんな私にみのりんファン同志の先輩方が温かい気持ちで背中を押してくれたから、私は河口湖に行くことが出来たのだとお伝えしました。
その時の心境については下記のnote記事に詳しく書いております。
私は誰かのライブに行くなんて絶対に無理だと思ってました。ライブ映像を見ても、みんなで調子を合わせてコールしたり、ペンライト振ったり、曲によってペンライトの色が違ったり…。あんな中に自分が入るなんて、とてもじゃないけど恐ろしくて想像すらできなかったのです。
それでも茅原実里さんの歌を生で聴きたい…。ラジオで茅原実里さんに名前を呼んでいただけた、そのご恩に何としても報いたい。そんな思いから私の挑戦が始まりました。
ライブって言えば、みんな何か光る棒振り回してるよな?
あれはどこで売ってるんだろう?
なければ自分で作ってしまうか?

言うまでもありませんが持ち込んだらダメです。
曲ごとに違う色とかは、ライブの映像を見て自分でExcelの表にまとめ、仲良くなったファンの皆様に聞いて答え合わせをしたりしました。

それでもやはり行くのが怖くて、「私、絶対みんなにもアーティストにも迷惑かけてしまうから」と何度も行くのをやめようと思いましたが、ファン同志の皆様に
「みんなそんな正確に出来てないから大丈夫!」
「楽しむことが一番大事だから!」
と励ましてもらい、ようやく震える足で河口湖に立つことができたのです。
みんな優しい…(涙)。

これはもう何十回でも言いますが、茅原実里さんのファンの皆様は人徳者の集まりだと思っています。私がみのりんのファンになったのはほんの偶然に過ぎませんが、そこから人生が大きく広がっていきました。その出会いに、皆様との触れ合いに、深く感謝して生きています。
音楽を残すことは希望である~クラシックとしての態度
(再生 0:50:54~)
SATOH-METAL:
音楽っていうのは…いまは2025年だけど、2035年とかにも聴く人が出てくるんですよ。ハルヒがもう25年前とかになるんですよ。その頃になると。その頃に掘ってきて、YouTube(まだあればですが)の音源でそのときの茅原実里が映像として残ってるってなるんですね。で、同じように2045年にも見つける人が出てくるわけです。
そういう感じで、こう、未来の方向に対してコンテンツを残せるっていうのは本当にデカいですね。音楽ってその瞬間のコンテンツだから、忘れがちですけれども未来方向にも残しておく必要があるんですよ。
思えばCDがなかった時代にテープなどあらゆるメディアで音源として残していたから、今の私も70年代コンサートとかライブ観てるんですよ。歴史的なライブを50年後の今でも観れるんです。
媒体で残すっていうことは未来方向に対しての責務…責務というか希望だと思っていて、だからこうやってYouTubeで残しておいてくれると無料で触れる。とてもありがたいことです。
だから同じように無料でなくても良い。今回のライブ「Harmony」もどこかで残しておいて、観ようと思った人が対価を払えば観れるようになることを望む。それがクラシックというものに対する態度なんじゃないかなぁと。
それが「一定期間しか見れませんよ」とか、そういうのは、IPというかコンテンツ的には正しいんだけど、それはクラシック的な態度ではないかな、と思ったりしています。
ちょっと長いですが引用させていただきました。多少編集したところはありますが、文意はなるべく変えないよう載せたつもりですので、ご容赦いただければ幸いです。
SATOH-METALさんの音楽論、こういうのが熱いんですよ。残すということは未来方向に対する希望。然りです。完全肯定です。
これに続けて映子さんが「クラシックというもの自体が過去からずっと引き継がれてきたものという概念なので、それに則って残っていったらいい」という趣旨の発言をされています。私もそう思います。
私的なことを言えば、私は2020年5月に初めて茅原実里さんのファンになりました。彼女のファンとししてはおそらく最後発の方にあたると思います。そんな私が茅原実里さんの2007年あたりからのランティスによる歌手活動について、あたかも観てきたかのように語れるのは何でかっていうと、これはもう圧倒的に「残ってるから」なんですよね。このあたりのこと、映子さんの本の紹介記事でも書いてます。
誰だって興味のあるアーティストが出来たら、その人が過去に歌った楽曲も聴きたいし、何なら過去にやったライブだって見たい。活動期間が長ければ長いほど、蓄積された歴史は語り草のエピソードに満ちた宝の山です。
特に茅原実里さんの場合、CDや映像円盤買わなくても過去の楽曲PVやライブでの歌唱シーンがかなりYouTubeにアップされています。それも公式で。
例えばいまここに挙げたYouTubeは2008年に行なわれた茅原実里さん最初のライブツアー「Contact」DVDのPVなのですが、何とこの映像だけで10分強の尺があり、茅原実里さんの歴史に存分に触れられます。これが何とレーベル(ランティス)公式で上がってるんですからね。
さらに最近はご本人も自身のライブの動画を上げまくっています。この楽曲「雪、無音、窓辺にて。」は、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で茅原実里さんが演じる長門有希のキャラクターソング。何と2006年の楽曲ですが、現在もライブで盛んに歌われるタイトルです。騙されたと思って再生してみてください。少しも古さを感じさせないどころか、むしろこんなエモい歌があったのかと驚くこと間違いありませんので!!
残ってるって、凄いことですよ。
残ってなかったら、ビートルズだってバッハだって、私たちが知ることすらなかったのですから。
そう考えれば、これは過去に対する感謝に留まらず、未来に対して放たれた言葉であることが自ずから分かってもらえるはず。
これまで多くの音楽的資産を残してくれてありがとう、みのりん。
ならば!
これからも残しましょうよ!!
30年後、50年後にも聴き続けられ、語り継がれる伝説を!!
今回のコンサートがクラシックだから言うけど!!
みんなが言うように、「クラシック」って、「そういうもの」でしょう!!
何十年後にも新たなファンが生まれる、そんな未来を作りましょうよ!!
いやしかし、「アーカイブを残してほしい!」っていう話と「クラシック」を融合してひとつの言説にまとめたSATOH-METALさん天才過ぎだわ。
SATOH-METAL:
…その辺が残ってれば、50年後100年後でも茅原実里は生き続ける!
【2025年7月27日追記】
SATOH-METALさんより、本討論会で話し合われたテーマの中で特に「残す」ことの難儀さ、大切さ、可能性、未来への希望について語られた記事が公開されたので、紹介させていただく次第です。本記事もまたSATOH-METALさんの深く広い音楽的造詣に基づく見識が存分に展開された、説得力のある文章となっています。ご興味ある方はぜひこちらもご一読ください。
ファンの側から書き残す意味~作品と言葉の関係
(再生 0:56:48~)
映子:
で、私は思うんですけれども、作品だけ残っても、それをキチンとこう批評したり論じる人間がいないと、良さっていうものが未来に伝わっていかないものだと思うんですね。それこそが文芸批評家っていう者たちの存在意義?だと思うんですよ。だからこう、批評をしてるというのは、私はそんなおこがましいことは思っていないんですけれども、何かみのりんの曲を聴いた、みのりんのライブに行ってこんな素晴らしいことがあった、こんな素敵な歌を私は聴きましたっていうのを残していくっていうのは、凄く意義のあることだと思ってるんですね。だからこうやってネットで文章を書き散らかしている者たちよ!!やる意味ってあるんじゃないかなって私は思いますね。
「ネットで文章を書き散らかしている者たちよ!!」
うわぁ、まるで私たちのことを言われているようだ(そうなんだってば)。
これに対し、SATOH-METALさんは「ロックってそういう歴史でもある」と持論を展開。「ライブ自体を観ることが出来ていなくても、それについて語られた言葉を読むことで想像できるから」と語り、さらにプロレスや絵画、小説などのケースについても例に挙げ、様々なクリエーティブにおける「作品」と「言葉」の関係について語られました。いやぁ、刺激になるなぁ…。
私はそこまでの見識はとても持っておりませんが、ひとつだけ。茅原実里さんについて書いている自身のnoteに限って言うなら、
「いかにYouTubeリンクのプレイボタンを読者に押してもらうか」
だと思ってます。究極のところ私の文章の目標はそこ。何なら私の駄文なんて全部読み飛ばしてもらって構わない。いままで茅原実里なんて見たことも聞いたこともない人に茅原実里の音楽を聴いてもらう。動画を見てもらう。騙されたと思って!お願いだから!祈るような気持ちで書いています。
▼蒼い孤島(河口湖円形ホールにて、ピアノ伴奏による歌唱)
音楽はどんだけ言葉を尽くそうとも聴かなきゃ価値が分かりません。絵画や小説と違うのはそこ。だから茅原実里さんについて書くときは、何度も同じこと言ってるなと思いながらも「純白サンクチュアリィ」について書くときに「クリスタルボイス」というパワーワードを添え、「Paradise Lost」について書くときに「超絶の咆哮」と表現します。もう飽きたと言われても、私はこれからも言い続けます。茅原実里の音楽を、ひとりでも多くの方に聴いてもらうために。ここまで読んでくれたお客様、おひとつどうですか?
▼純白サンクチュアリィ(PV)
▼Paradise Lost(LIVE)
まぁでも、私の方法でその目標が達成されているかっていうのは、本当のところ分からないですけれどもね。
ライブなどのレポートについては、これは茅原実里さん関連に限らず、読んだ方に「追体験」してもらえるような記事の作成を目指しています。つまり「その記事読んだらイベント行った気分になれた!!」ってやつです。
音楽関係のみならず、ボードゲーム系の記事でもそういった感想をいただくことが多いので、そこは手前味噌ながら少しは成功してるのかな、と思うことにしています。まぁどちらにせよ、茅原実里さんに関しては「とにかく歌を聴いてほしい」というその一点なのですけれどもね。
noteのテキストを書く際に心掛けていることは?
これは直接的に茅原実里さんの話でもないのですが、映子さんより「自分が心掛けているテキストの書き方っていうのを知りたい」というリクエストがあり、お互いにそのあたりのことについて語りました。
(再生 1:06:11~)
ちとせあーく:
ウチのnoteのフォロワーの方は主婦層とかサラリーマンとか…アニメでもなければ声優でもなくゲームでもないただの人たち…まぁカテゴリとしてはごく一般人の方がほとんどです。そういう人たちに「茅原実里さんっていう特定の一個人のコンテンツを伝える」っていうことを意識して書いています。これはまぁ茅原さんに限らず何の記事を書く時も心掛けていることなんですけれども、特定の趣味って特定の人にしかどうしても伝わりづらいところがあるので、より分かりやすく「こういう面白いことがあるんだよ!」みたいなのをどんなジャンルにおいても書くように心掛けています。
SATOH-METAL:
そこで差がだいぶ分かった気がします。私ってそういう、読んでもらう人のことをほぼ考えずに書いてるんですよ。分かる人が「おぉっ」ってなるように突っ走ってるって言えばいいんですかね。誰も分からないワードでも容赦なくブッ込んでいく。で、たぶんそれをやったのは…音楽雑誌ってみんなそうなんですよ。分かんないものを分かんないもので説明するんです大体。それに、そのループに入る方法って結局、分かんないものを分かんないなりに突っ込むしかないんです。っていう文化に慣れ切ってしまって、正直に書いていったらそうなった。だからたぶん、声優と音楽を両方知っている人…そんなに多くないんだけど、その人には刺さるところ結構あると思います。
何かこうして比べてみると面白いっすね(面白がってスマヌ)。
私とSATOH-METALさん、どちらも商業誌ライター経験者ということもあり、そして私は前述したようにSATOH-METALさんの文章を尊敬しているので、このあたりのお話伺いたかったのです。
私は出自がパソコン雑誌のゲーム記事担当でして、そこの編集部にて
「小学生高学年くらいにも分かる記事を書け」
「パソコン初心者にそのゲームの面白さが伝わるように」
という精神を徹底的に叩き込まれました。
なので自身としてはそんなテイストが身体に沁み付いているのですが、一方で同業他誌を見るとそんな風でもなく、どちらかというとSATOH-METALさんに近い勢いで飛ばしてる方の方が多かったように思います。
昔はそういうの見て、何でヨソは良くてウチはあの書き方がダメなんだよと何度思ったか分かりません(いや思うだけでなく偉い人に直談判したこともあったりなかったり…)。
私の文章は、あえて言えば取扱説明書に近いところにいるんじゃないのかなと思います。読み手に「これは何で、どういう特徴があって、どういう使い方をするものなのか」を、なるべく誤読がないように、分かりやすさありきで埋めていくような文章。でもそれだけだと面白くないんですよね。なので私の場合は、noteに限って言えばちょっとおバカ系のテイストも混ぜて、読者に共感してもらえることを目指して書くように心掛けてます。でもそのやり方で出せる面白さって、やっぱり限度があるんですよね…。
SATOH-METALさんみたいに書ける人がうらやましい。
私だって、あんな風に文章書ける人になりたかった。
SATOH-METALさん、ご自身で「読んでもらう人のことをほぼ考えずに書いてる」なんて言ってるけど(実際そうなのかもしれないけど)、それでも面白いのだからたいしたもの。音楽用語やアーティストの名前とか、確かに分からない部分がいっぱいあるけど、それでも勢いで読ませてしまう。そしてそれが面白くて、しかも説得力があるっていう…。もうね、文章書きにとっての憧れが詰まっているようなライティングですよ本当に!!
そして何より、書いている対象に興味を持たせてしまい、YouTubeのプレイボタンを押させてしまうのが凄いところ。Royal HuntとかHelloweenとか、私、貴方と知り合わなかったら一生聴く機会なかったと思います。
ところでこれを尋ねられた映子さんについても聴きたかったなぁ。「自分が心掛けているテキストの書き方」。ご自身は語られなかったじゃん(笑)。
私が思うに、映子さんはまずもって国語力のベースが極めて高い!!そのうえで、ご自身の感情を種々多彩な語彙力をもって表現し、誌面を作る才能に秀でた方のように思います。なので読みやすい。記憶に残る。何度も読み返したくなる。そんな文章。これは映子さんがイラストや漫画も描く方だからなのかも知れませんね。

【2025年8月1日追記】
本企画の主導者である映子さんからも本件についてのnote記事が公開されたので、ここに紹介いたします。「壮絶にぐだぐだな討論会です」って、それを言いますかっ!!…失礼。映子さんは「批評」というテーマについて深堀りしており、作品なりクリエイターなりが批評されることでその対象が後世に語り継がれることの可能性について書かれています。こちらもよろしければご一読あれ。
さて、議論がいよいよ終局に向かっていくにつれ、今回の討論会の核心的な部分について言葉が交わされました。ここでまた会話の文字起こしに戻していきたいと思います。
結局のところ「Harmony」ってどうなるの?
みのりんが求める新しさとは何だろう?
(再生 1:24:30~)
映子:
あの~、クラシックと新しいことをやりたいっていうみのりんの思惑、ちょっとそこら辺が何かちょっとズレてるなぁ?っていうのは、テーマの打ち立て方とみのりんの気持ちとで整合性を立てるのか?昔のオーソドックスな普遍性という意味でのクラシックっていうのをどう新しく見せていくか?っていうのが、今回の見どころなのかなぁと私は思っております。それでCMBを完全カットしちゃったっていうのも、まぁそういう流れなのかなぁと思っておりまして。
SATOH-METAL:
だと思います。普通にバンド入れたら面白くない。でしょう?
映子:
ですよね。そこはやっぱり「Reincarnation」と同じになってしまうし、かと言って今まで手伝いに来てくれたあのピアノのお姉さん(大嵜さんのこと)とも組んでいない。今回はビルボードクラシックスっていう大きい屋台骨があるからこそ、ビルボードさんにも全面的にお世話になってるんだろうなぁとは思ってるんですけれども。どんな風に「新しい茅原実里」を表出できるんでしょうね。
(中略)
SATOH-METAL:
クラシックスはクラシックがテーマの興行なんですよねきっと。だからまぁクラシックスの方で座組はほぼ確定してるんですよ。ある意味こう、他のバンド入れる余地のないところではたぶんあるし。だからそこに乗っかっただけっちゃだけなんですよ。でも乗っかること自体が新しい。逆に自分の中で新しいことをするためにちゃんと活動はやっておきつつ、ここで安定しておく。冒険のための準備というか…(中略)つまり、メインはその先なんじゃないかって思ってる。
交わされている会話内容があまりにも深すぎて、私はすっかり地蔵と化しておりました。ビルボードクラシックスについてはあまり良く知らないから、うかつなこと言えないしなぁ…。
そう、でも謎なのは結局のところ、そこなんですよね?
誰もが疑問に思ってるけど、誰も正面切って聞けないこと。
みのりん、この「Harmony」で何を実現したいの?
そこが見えてこないことがいろんな憶測を呼ぶ元になってるんですよね…。
今までと違った新しいことがしたい。
それは歌手活動復活後の彼女を見ていれば自ずと分かります。
ならば、今回の「Harmony」はその流れの中にあるはず。
でも、クラシックに乗せるって、それ新しいかな?
みのりんは自分の新しさをどこに追い求めたのだろう?
あるいはSATOH-METALさんが言うように、「Harmony」はひとつのステップであり、その先に向かうための布石として捉えるのが正しい見方なのか。
(だいぶ言い換えてますが、たぶんそういうことだと思います)
うーん、これは本人に聞かなきゃ分からんね。
聞いたって教えてくれんだろうから、我々はともかく現地に行って歌を聴くしかない。
で聴く彼女の歌が、この謎の答え。
だから行こう。
河口湖ステラシアターへ、答え合わせをする旅に。

そろそろまとめに入りたいです!!
他にも討論されててここに書けてないこといっぱいあるんですけど、キリがな過ぎるのでこの辺でまとめたいと思います!!
他に話し合われたことをザッピング的に書き出してみると、
・河口湖のロッカーのサイズについて(再生 0:15:12)
・茅原実里はメタル(再生 0:22:06)
・上記で検索するとSATOH-METALさんのnoteが…(再生 0:22:20)
・SATOH-METALさん過去にサマドリ4の記事書いた(再生 0:46:10)
といった感じのお話がありました。
(ほとんどSATOH-METALさんのネタだったり)
私から見たら映子さんもSATOH-METALさんも雲の上の人過ぎるので、緊張のあまりしゃべることもままならぬくらい舞い上がってしまいました。これがホントの緊張の夏…あぁっそんな殺意のこもった目で私を見ないでっ!
緊張してたのは本当ですが、それでも楽しくおしゃべり出来ました。いつも五反田のシーズレシピでみのりん同志の皆様とわいわいやってる時のような時間を過ごすことが出来たように思います(あ~こんなんどうやって記事にまとめるんだようって心の中で愚痴ってたのはナイショですw)。
問題があったとすれば私の声が相変わらず活舌悪くポンコツでしかも音量が定まらずそのうえ早口で聞き取りづらくて何言ってんのか全然分かんねーよみたいな有り様だったことですね。そのうえ途中雑音だらけで(これも大半私のせいだと思いますごめんなさい)、聞きづらい部分も多々あったと思います。本議論に参加されたお二方ならびにあのスペースを聴かれた皆様にはこの場を借りて深くお詫び申し上げる次第です。
ただひとつだけ言い訳させてもらうと、当初私はPCに取り付けたWebカメラでやるつもりだったのが、何でだかスペースがPCでうまく機能せず、やむを得ずスマホでやったからっていうのもあるんです。途中から気になりだしたあの残響音みたいな音は、スマホのスピーカーがそのとき話されていた内容をいちいち拾っていたためじゃないかなぁと…(Xでスペースやるときって、いったいみんなどうやってるんでしょう…?)。
このような状況にも関わらず、本討論を無事終えることができたのは、映子さん、SATOH-METALさんによるお心遣いの賜物と思います。お二方にはどれほど感謝しても感謝しきれません。何度も申し上げますが、こんな不慣れな私にお付き合いくださり、本当に本当に、ありがとうございました。
「billboard classics 茅原実里 Symphonic Concert "Harmony"」のご紹介
ここであらためて、8月2日(土)~3日(日)に行なわれる茅原実里さんのオーケストラコンサート「billboard classics 茅原実里 Symphonic Concert "Harmony"」の紹介をさせていただきます。
billboard classics 茅原実里 Symphonic Concert "Harmony"
<概略>
■日時
8月2日(土)・8月3日(日)
開演:17:00~ (開場 16:00~)
■会場
河口湖ステラシアター(山梨県)
■出演
茅原実里
■指揮
佐々木新平
■管弦楽
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
■チケット料金
SS席:44,000円、S席:14,300円、A席:8,800円、B席:4,400円、車椅子席:14,300円
(編注:席によっては売り切れていることもあります)
会場の河口湖ステラシアターは古代ギリシャの野外音楽堂をモデルに造られたとのことで、すり鉢状の空間の中、どこに座っても素晴らしい音響効果を以て音に包まれることが出来る理想の芸術空間です。
野外音楽堂ではありますが、雨や雪に対応すべく2007年に可動式屋根が設置され、天候に関係なくイベントを開催することが可能となりました。

こちらで歌われる茅原実里さんは、「クリスタルボイス」と呼ばれる透き通るような声と独特の発声が特徴的な歌手。一度聴いてみれば、なるほどとその意味がお分かりになるかと思います。
▼2021年に行なわれた河口湖ステラシアターでのライブ
また今回のコンサートの主催であるビルボードクラシックスは「クラシック音楽とポップスの融合」を精力的に行なっているコンサート企画であり、これまでにも野口五郎、小室哲哉、玉置浩二(敬称略)など著名なアーティストによるコンサートの開催経歴があります。声優だと宮野真守も出演実績がありますね。
本記事における議論で様々な意見が出ましたが、良き会場+良き歌手+良き主催、そして総勢60名のオーケストラという、これらの融合したコンサートが素晴らしいものにならないはずがありません。
まだ8月初頭の予定が決まっていない皆様、真夏のレジャーの先駆けにここ河口湖はいかがでしょうか。日中は河口湖周辺でたっぷり観光を楽しんで、夜は最高の音楽を浴びるという理想的な休日を楽しめるかと思います。

長い文章をお読みくださり、ありがとうございました。
私は8月3日(日)に河口湖に参ります。
お会いできる方おられましたら、当日はよろしくお願いします。
(了)
