なぜ英語が話せないのか?答えは英語力不足ではなく「思考の整理術」にありました
「TOEICのスコアは取れるようになったのに、いざとなると言葉が出てこない…」 「スクールに通って単語もたくさん覚えたのに、会話になると頭が真っ白になる…」
そんな経験をして、「やっぱり私には英語の才能がないんだ」「記憶力が悪いからダメなんだ」と自分を責めていませんか?
もしあなたが、これまで真面目に英語を勉強してきたのなら、話せない原因は「努力不足」ではありません。
実は、多くの日本人が英語を話せないのには、意外な落とし穴があります。
私はこれまで10年間、初心者専門の英会話スクールで多くの生徒さんと向き合ってきました。そこで確信した、ある「衝撃の事実」があります。
※衝撃の事実の詳細については関連記事「英語がどうしても話せない人へ。勉強を始める前に知っておきたい「言語化」の壁」をご覧ください。
それは、英語が話せない原因は“英語力”ではないということです。
特に、単語は浮かぶのに「頭が真っ白になって言葉が出てこない」という状態に陥りやすい方は、英語を組み立てる前の思考のステップに原因があるかもしれません。
なぜ知識があるのに固まってしまうのか、その意外な理由と、沈黙を打破するための「小学生レベルの感想」準備術については、こちらの記事で詳しく解説しています。
今日は、なぜどれだけ単語や文法を勉強しても話せるようにならないのか、その本当の原因と、挫折せずに「伝わる英語」を身につけるためのヒントをお伝えします。
これを読めば、「なんだ、そういうことだったのか」と肩の荷が下りるはずです。
10年間の指導でわかった「知識だけでは話せない」理由

「英語が話せない」と悩む人の多くは、まず本屋に行って単語帳や文法書を買います。 「もっと単語を知っていれば話せるはず」と思うからです。
もちろん、最低限の単語や文法は必要です。 でも、不思議なことに、どれだけ知識を詰め込んでも、実際に「英語を口にする」ことができない人が非常に多いのです。
なぜでしょうか?
それは、会話というものが「知識を披露する場」ではないからです。 会話をするためには、英語の知識以前に、もっと根本的な「土台となる力」が必要なのです。
その土台がないまま、上に英語の知識だけを積み上げようとしても、崩れてしまうのは当たり前です。
では、その「土台」とは何でしょうか? 具体的には、次の3つの力です。
英語を話すために本当に必要な「3つの力」

1. 「何を話すか」を考える力(思考力)
会話とは、頭の中にある考えを相手に伝える作業です。 英語にする前に、そもそも「自分が何を言いたいか」が曖昧なままでは、言葉は出てきません。
「あなたの意見は?」と聞かれて、日本語でも答えに詰まってしまうなら、それは英語の問題以前の話です。 まずは「自分は何を伝えたいのか」を整理する力が欠かせません。
「あなたの意見は?」と聞かれて日本語でも詰まってしまう方は、こちらの記事でチェックしてみてください。
2. 頭の中のイメージを言葉にする力(言語化力)
目の前の状況や、自分が感じていることを、きちんと「言葉」にできるでしょうか? なんとなく「ふわっとしたイメージ」のままでは、翻訳することはできません。そもそも英語にするための「日本語の素材不足」が原因で、言葉が出てこないケースも少なくありません。
自分の頭の中にあるモヤモヤとしたイメージを、まずは日本語でいいので、くっきりとした「言葉」にする。このプロセスがあって初めて、英語への変換が可能になります。
「言いたいことはあるのに、つい『Yes』の一言で終わってしまう……」という方は、実は言語化の“型”を知らないだけかもしれません。
具体的にどのような「素材」を付け加えれば、気まずい沈黙を避けて会話を弾ませることができるのか。その具体的な実践テクニックをこちらの記事で詳しく解説しています。
3. 難しい日本語を、やさしく言い換える力(日本語整理術)
これが最も即効性のある力です。 「これって英語で何て言うんだろう…」と悩んで沈黙してしまうとき、たいていの場合、あなたが思い浮かべた日本語が難しすぎるのです。
例えば、「検討します」をそのまま訳そうとして固まるのではなく、「後で考えます」と言い換える。 まずは小学生でもわかるような簡単な日本語に整理する力が、英語への第一歩になります。
具体的にどのような日本語まで崩せばいいのか?その目安は「小学校1年生に伝わるかどうか」です。具体的な変換のコツをこちらにまとめました。
英語学習の黄金比率は「知識4:思考6」

これまでの日本の英語教育では、「単語や文法を覚えること」が英語学習の全てだと思われてきました。
しかし、私の体感では、実際に話せるようになるためのバランスはこうです。
英語の知識(単語・文法)= 40%
英語以外の力(思考・言語化・日本語整理)= 60%
なんと、半分以上は「英語以外の力」が占めているのです。
もしあなたが今、英語が話せずに苦しんでいるなら、それは「40%の部分」ばかりを頑張りすぎて、「残りの60%」の使い方を知らなかっただけかもしれません。
結論:暗記が苦手でも、英語は話せるようになります
「思考力」や「言語化」と聞くと、なんだか難しそうに感じるかもしれません。 でも、安心してください。これは「頭の良さ」ではなく、「頭の使い方のコツ」を知るだけの話です。
むしろ、丸暗記が苦手な人ほど、この方法が向いています。
単語や文法の暗記に自信がなくても、「考える力」と「日本語を整理する技術」さえあれば、今持っている知識だけで十分に英語は話せるようになります。
これが、英語初心者と10年向き合ってきた私の結論です。
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※このnoteは、英語に苦手意識のある初心者の方を想定して書いています。
正確さよりも「伝わること」「話してみる勇気」を大切にしたちよまる式の考え方を紹介しています。
この記事を書いた人:上田千代丸(ちよまる式 English Quest代表)
「単語や文法を覚えても話せない…」そんな悩みを持つ初心者のために、“やさしい日本語から始める英語”の学び方を発信しています。
▶ 上田千代丸のプロフィールはこちら
ちよまる式は、AI時代における新しい英語学習の形を提案しています。
簡単なコミュニケーションは自分の力で、難しい内容はAIと協力して。
これからの英語学習は、「自力で全てをどうにかしようとする」のでも、「すべてAIに任せきりにする」のでもなく、その中間にある“ちょうど良いバランス”が大切です。
自分で考える力と、AIを使いこなす力——どちらも育てていくことが、これからの時代に求められる英語力だと考えています。
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