もし、あなたがNikon Zfの購入を迷っているなら、背中を押したい。
Zfを購入して1年以上になるけど、このカメラはマジで最高すぎる。
まず、何より全く飽きがこない。
むしろ、使えば使うほど愛着は湧くし、もはや別のカメラが欲しいとも思わなくなってきてる。
(カメラが天から降ってくるなら欲しいけど、わざわざ買うほどのモチベーションにはならない感じ)
Leicaを使っていた頃は、どこかに引っかかりがあった。
「あれが足りない」「これが違う」「もっと軽く、もっと自由に」
そんな違和感を常に抱えていた。
でもZfにしてから、その感覚が消えた。
全てが満たされている。
デザインも、機能も、レンズも。
これは、かなりすごいカメラだ。
もし今、あなたがNikon Zfを買うか迷っているなら、僕は声を大にしておすすめしたい。
今回はそんな話。
Zfが最高な3つの理由
最高と一言にまとめたら簡単だけど、なかなかに魅力が伝わりにくい。
なので、理由をシンプルにまとめてみた。
突き詰めると3つにまとまる。
① 最高のボディデザイン
まずデザイン。
これはもう、理屈じゃない。
軍艦部の造形、ダイヤルの感触、金属の質感。
クラシックでありながら、中身は完全に現代的。

最初は正直「所有欲」で買った部分も大きい。
ジャケ買いならぬ、ボディ買いだ。
でも、それが結果として撮影頻度に直結した。
見た目が好きだと、自然と持ち出したくなる。
それだけで「撮る回数」が増える。
カメラとして、これはかなり重要な要素だと思う。
そして、クラシカルなデザインゆえに、飽きがこないのではないかと仮説を立ててみた。
ノスタルジーに飽きることはない。
② 取り回しの気楽さ
かつて、Leica M11も所有していた。
写りも質感も素晴らしいし、所有欲は間違いなく満たされるカメラだ。
ただ一方で、扱いには常に気を遣った。
カバンに入れたまま席を離れること。
硬い地面にバッグを置くこと。
カバンに入れて走ること。
雨の日に持ち出すこと。
そうした些細な行動すべてに、ささやかではあるけど、やはりどこかストレスや緊張感があった気がする。
それは性能とは関係のない“心理的コスト”だった。
Zfにはそれがない。
もちろん、雑に扱っているわけではないが、堅牢さや防塵防滴を含めての取り扱いの「気楽さ」がある。
この違いは、日常で使い続ける上でかなり大きい。

③ “軽いレンズ運用”で完成する
正直に言うと、Zf本体はやや重い。
長時間スナップでは、グリップの頼りなさも少し気になる。
その点はSmallRigの専用グリップで解決した。
▶︎ SmallRig Zf専用グリップ
そしてもう一つ重要なのがレンズ選びだ。
Zfは、軽いレンズと組み合わせて初めて完成するカメラだと思っている。
僕がよく使っているのはこのあたり:
Nikkor Z 28mm F2.8
AstrHori 50mm F2
Summicron C 40mm
特に28mmはスナップ用途として非常に優秀で、軽さとAF性能のバランスがちょうどいい。
僕は普段、APS-Cクロップで42mm相当として使うことが多い。
引きが欲しいときだけワンタッチで28mmに戻す。
この運用がかなり快適だ。
運用方法の詳細については、こちらの記事も参考にしてほしい。
そして意外な発見だったのが、AstrHori 50mm F2。
価格は控えめだが、写りの完成度ではなく「撮りたくなる感覚」がある。
これはスペック表では伝わらない部分だと思う。
▶︎ AstrHori 50mm F2
このレンズの魅力はこちらの記事にたっぷり書いてる。
以上はカメラとレンズの魅力の話。
これだけでも十分魅力的なのだが、さらに僕の中では撮影体験としても極上の手応えを感じている。
Zfは「作風を固定しない」
このカメラは「こう撮れ」と押しつけてこない。
Zfの一番の魅力は、ここかもしれない。
モノクロもカラーも、ダイヤル一つで切り替えられる。
フィルムグレインやイメージングレシピを使えば、撮って出しでも十分に成立する。
RAWから現像して編集するかどうかも自由だ。
僕自身、最近はほとんど撮って出しで完結している。
作品として仕上げたいときだけRAW現像をする。

さらに、Zfは、“曖昧”を許してくれるカメラだと思っている。
構図にこだわらなくても、被写体がブレていても、ピントが合っていなくても、「そう撮りたい」と思える写真が撮れること。
その余白が、今の自分にはちょうどいい。

Zfにしてやめたこと
Zfにしてから、ひとつ大きな変化があった。
それは、カメラを毎日持ち歩くのをやめたことだ。
以前は常にバッグに入れていたが、今は違う。
「今日は撮る」と決めた日にだけ持ち出している。
日常の記録はiPhoneで十分。
ストーリーズ程度なら、それで問題ない。
その代わり、Zfを持ち出す日は“撮る日”になる。
この切り替えによって、写真との向き合い方にメリハリが生まれた。

Zfは誰に向いているか
Zfは万能機のようで、実はそうとも言い切れない。
AF性能、軽さ、動画性能だけで選ぶなら、Z5Ⅱやα7ⅴなど、他にもっと合理的な選択肢はあると思う。
だから、「スペックの完成度」を求める人には向いていないかもしれない。
一方で、こういう人にはかなり刺さると思う。
フィルムライクに楽しみたい
オールドレンズを楽しみたい
Leicaは好きだけど少し扱いにくい
マニュアルで撮る楽しさをもう一度感じたい
Zfは、正解を写すカメラじゃない。
マニュアル撮影、あるいはフィルムカメラの延長にある、自分で撮る感覚を取り戻すカメラなんじゃないだろうか。
それが僕がZfにハマる一番の理由かも知れない。

Zfを一言で言うなら
Zfは、自由を与えてくれるカメラだと思う。
距離感も、作風も、撮り方も決めてこない。
自分の中でも、決まっていなくていい。
それでも写真は成立する。
Zfの価値はスペックありきじゃない。
「今日も撮りに行こうかな」と思わせてくれることだ。
結局、カメラにとって一番大事なのはそこかもしれない。
僕は、これからもZfを手放すことはないだろう。
そして、Zfがある限り、過剰にカメラが増えていくこともないと思う。
うん、唯一あり得るのは、Zfのシルバーをサブ機として買ってしまうことくらいかな。
合わせて読みたい
使用機材
▶︎Nikon Zf
▶︎AstrHori 50mm F2
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