生成AIは平気で“もっともらしい嘘”をつく|業務で使う人のための確認の習慣|【生成AI部下と上司の仕事日誌】Day1
「部長、これAIに作らせた新レポートです!」
会議で自信満々に提出した資料——。
しかし数分後、「根拠は?」の一言で空気が凍った。
生成AIは便利。
でも、“それっぽい嘘”まで堂々と出してくる。
相手が取引先なら冷や汗ものです。
この連載では、
🤖 生成AI部下(アグボくん)がやらかす
❄ 空気が凍る
という“現場あるある”をもとに、
・なぜズレたのか
・どこが設計ミスだったのか
を、実務目線で整理していきます。
この連載は、実際に寄せられた相談の中から
「これは多い」と感じたテーマを取り上げています。
ひとりの失敗談ではなく、
現場のあるあるとして読んでもらえたら嬉しいです。
※このシリーズのまとめはこちら
1. 生成AIが作った完璧な資料、でも“根拠”がなかった😲
状況:企画担当が取引先向け資料のために、生成AIに「○○業界の最新動向と数値」を作らせる
問題:出典が曖昧で、数字が整いすぎた“もっともらしい統計”が出力される
結果:会議で「根拠は?」と突っ込まれ、資料を差し戻し。結局手作業で作り直し
「せっかくAIで作ったのに…」と嘆く担当者の姿、見覚えありませんか?
2. “もっともらしい数字”を信じた上司のミス😿
【ハルシネーション】
AIは“もっともらしい数字”を生成しますが、正確とは限りません。
上司や担当者が前提情報や出典を与えないまま指示すると、信頼性の低い出力になる
これは「AIが悪い」のではなく、「指示や条件設定が足りなかった」ことが原因
3.私が実際に遭遇した体験
現在、システム開発のPMOをしているのですが、業界動向を探ろうと思ってAIに聞いたときのこと・・・
出てきたのは、どうやら個人ブログをもとにしたらしきデータでした。
内容を見てみると、さすがにこれは業務で使えません(笑)。
個人ブログの情報を、まるで公式統計かのように提示してくるのには驚かされました💦
少し前にも、趣味であるNBAのルーキー選手についてスタッツを調べた際、似たことがありました🏀
今年のルーキー(たとえばクーパー・フラッグなど)のデータを出してきたのは良かったのですが、去年の選手のスタッツまで混じっていたんです。
「あれ、この選手は去年デビューだったよな…?」と違和感を覚えて確認し直すと、やはり年度がごちゃ混ぜ。
こうした体験から感じたのは、AIの数字やデータほど慎重に扱うべきということです。
一見正確そうに見える数字こそ、出典や時期を確認しないと簡単にミスリードされてしまう。
便利なツールだからこそ、最後に責任を持って見極めるのは人間側だと痛感しましたね
4. 生成AIに出す指示は「ざっくり」では通じない!
ダメな指示:
「食品業界の動向まとめて」
良い指示:
「経済産業省や業界団体の公開データをもとに、 食品業界の市場規模と直近の動向を、 出典付きでまとめてください。 不明な場合は“データなし”と書いてください」
その他の修正例:
「出典付きで最新データを使うこと」
「曖昧な情報は生成せず、分からない場合は未記入にする」
「数字を提示する際は必ず一次情報のURLまたは書籍名を明記する」
5. まとめ
AIに丸投げせず、前提や条件を明確に指示することが成功の鍵
「もっともらしい数字」に惑わされず、出典や根拠の確認は必須
次回以降も、日常業務で起こりがちなAI部下の失敗例を通して、使い方のコツを紹介します
次回予告:
「AIに任せた契約書要約、重要ポイントが抜けて大ピンチ!」
賢そうに見えるAI部下でも、文脈の“判断ミス”は日常茶飯事。
現場で起きがちな“AIの要約事故”をリアルに解き明かします。
この記事が
「なるほど」と思えたら、
スキをもらえると嬉しいです♪
関連記事はこちら!
#生成AI #ChatGPT #プロンプト #初心者向け #時短 #効率化 #仕事効率化 #勉強法 #AI活用 #プロンプト設計
いいなと思ったら応援しよう!
この記事が少しでもあなたのお役に立てたなら嬉しいです。いただいた応援は、より詳しい情報や実践的なノウハウをお届けするための励みになります。一緒に、デジタル人材を目指していきましょう!