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夢の境界線は、メキシコシティからマラケシュの街へ──iza tkm、『i Music Listen』から「cuídame de mi」MV公開。市場や路地を巡るポップな旅の中で歌う、“自分を大切にすること”。


iza tkm、デビューアルバム『i Music Listen』から「cuídame de mi」MV公開

 モロッコのマラケシュの街とデビュー作『i Music Listen』が刻んだ”今の自分”

 モロッコのマラケシュの街、鮮やかな青い壁の街並みや伝統的建造物、市場を舞台に、青髪のizaが歌い、街を歩き回る構成。映像には音符やグラフィックなどのデジタルエフェクトが重ねられ、幻想的な雰囲気を演出。歴史的建物やサボテンなどの植物が映り込む異国情緒あふれるロケーションに加え、ネオングリーンのジャケットやイエローの衣装などスタイリッシュなファッションも見どころとなっている。感情的な楽曲と北アフリカという新しいロケーション、アーティスティックな映像演出が融合した一本。

 「cuídame de mi(私を私から守って)」というタイトル通り、自己不確かさをめぐる内省的な歌詞が展開される。冒頭では、朝目覚めたときの思考や、離れた相手への想いを断ち切れない胸の内が綴られ、“忘れないでいてほしい”という願いが繰り返される。

 サビでは、限られた時間への漠然とした焦り、そして「これだけのものを受け取るに値するのか」と自問する自己肯定感の揺らぎが描かれる。何も持っていないのに急いでしまう自分と、実際にはゆっくりとしか進めない自分との矛盾、そんな二律背反の感情が軸になっている。後半では一転、いつか再会できる日を待ち望む相手への希望が滲み、待っていてくれるはずだという確信めいた願いで締めくくられる。

Magnolia Mag(magnoliamag.mx) の音楽/ポップ系インタビュー記事。2026年7月18日掲載AI日本語訳/要約

 iza tkm が『I Music Listen』を“過去との和解”“幼少期の音”“インターネットの記憶”という視点から語った、かなり内面的なインタビュー

先日メキシコシティで行われたリリース記念イベント。

 アルバムタイトルの書かれた巨大なビジュアルの前に立ち、路上をジャックしたiza tkmを囲むファンの熱狂ぶりは、彼女がもはや一インディー・ガールではなく、街のアイコンへと変貌を遂げたことを物語っていた。
SNSで「このアルバムが私の人生を変えた」と感極まった様子で語る彼女の姿は、本作に込められた並外れた熱量を象徴している。

@izatkmm

no puedo esperar más

♬ sonido original - iza tkm

最新リリース デビューアルバム

i Music Listen     2026/02/27

 メキシコ発、Z世代の孤独をドリーミーに塗り替えるオルタナ・ポップ

 メキシコ・モンテレイ出身のiza tkm(イザ・ティーケーエム)が、キャリアの到達点とも言える待望のフルアルバムをドロップした。
 2021年のデビュー以来、ベッドルーム・ポップとエレクトロニカの境界線を彷徨ってきた彼女だが、本作ではその歩みをさらに力強く、かつ実験的な地平へと進めている。

都市の喧騒と、個人的な独白の交差
 本作を象徴するのは、客演陣との鮮烈な化学反応だ。
チリ・サンティアゴのアイコン、AKRIILAを迎え、時代遅れにならない愛を誓う「nos keremos tanto」 は、国境を越えた新世代オルタナティブ・ネットワークの証左と言える。

 また、Ménéとの「tiempos violentos(暴力的な時間)」 では、タランティーノ的な映画的オマージュを背景に、スリリングな心理描写が生々しいリズムで描き出される。

■ サウンド・プロダクション:Berdu × kenzzo の共振
 本作の核は、初期からの盟友 Berdu が構築するデジタルな「骨格」と、新機軸 kenzzo が吹き込む「体温」の融合にある。
• Berdu:ハイパーポップとDnBの構築美
• 電子音の粒立ちが際立つクリーンな制作で、Z世代特有の疾走感を演出。
• 複雑なリズム・プログラミングを骨格に据え、彼女が切望した「より深いエレクトロニックな領域」へと導いている。
• kenzzo:生楽器がもたらす「Raw」な質感
• 「piezas de ti」に象徴されるように、ギターの歪みやピアノの静謐さを加工しすぎない状態で配置。
• デジタルの完璧さに対するカウンターとして、あえて楽器の鳴りや空気感を残し、アルバムにオーガニックな実在感を与えた。

 Berduによる「夢/デジタルな独白」という背景に、kenzzoが「現実の痛み/楽器の感触」という肉体性を与えた。この二人の共存が、本作を単なるポップスの枠を超えた、映画的で立体的なオーディオ体験へと昇華させている。

そして「悲しいのに踊れる、そして眠れる。この矛盾こそが現代のリアリティだ。
FaceBrooklyn を迎えた『incondicional』 のようなジャンルレスな挑戦は、彼女がもはや単なるインディー・ガールではなく、ラテン・オルタナシーンのハブであることを確信させる。」

メキシコのカルチャーメディア MTY360 のインタビュー

メキシコのカルチャーメディア MTY360 のインタビューAI翻訳/要約
「完璧じゃなくても出すこと」iza tkmが『i Music Listen』で学んだこと 


メキシコのカルチャーメディア MTY360 のインタビューで、iza tkmは『i Music Listen』について「世界への名刺代わりになる作品だった」と語っている。

アルバムは何度も延期された。当初の予定から少しずつ発売日を後ろへずらし続けた理由は、自分自身が納得できなかったからだ。

「これは私を世界に紹介する作品だった。全部を完璧にしたかった。でも途中で学んだのは、完璧になるまで待っていたら、一生アルバムを完成させられないということだった。」

結果として『i Music Listen』は、完成を待つのではなく「完成させる決断」をしたことでようやく世に出ることになった。

また彼女は、本作が単なる楽曲の寄せ集めではなく、一つの世界として成立することを強く意識していたという。

AKRIILA、EMJAY、FaceBrooklyn、Méne、Berduら、メキシコやチリのオルタナティブ・シーンを代表するアーティストたちが参加しているが、それでもアルバム全体には不思議な統一感がある。

「曲は別々の年、別々の国で作られた。でもアルバムとして聴くと全部が同じ世界に存在しているように感じる。それが私が作りたかったものだった。」

さらに彼女は、コラボレーションに対する考え方も興味深い。

「私は誰の世界にも入りたくなかった。みんなに私の世界へ来てほしかった。」

一般的な客演作品のように相手のスタイルへ合わせるのではなく、iza tkmの世界観へ客演アーティストを招き入れる。その結果として『i Music Listen』は、14曲を通してひとつの映画のような没入感を持つ作品になった。

また彼女は、自身の楽曲が支持される理由についてもこう語っている。

「私が歌っているのは18歳から20歳の間に経験したことばかり。誰もが通る人生の危機や不安。だからみんな共感してくれるんだと思う。」

「私は特別な人間じゃない。ただ普通の女の子として感じたことを歌っているだけ。」

その”普通の女の子”の視点こそが、iza tkmの音楽を特別なものにしているのかもしれない。

15歳でスタジオに入り音楽を作り始めてから6年。彼女は自分のサウンドを少しずつ磨き続けてきた。

「私は自分にすごく厳しいし、すごく野心的。でも人が私の音楽に共感してくれることが本当に嬉しい。」

そしてデビューアルバムを完成させた今も、彼女は止まるつもりはない。

「この作品にお金も時間もエネルギーも全部使った。もっと大きな予算があれば、もっと自由に、もっと大きなアイデアを実現できると思う。もっと友達と音楽を作りたいし、もっとたくさんの国を見たいし、もっとライブをしたい。」

実際、『i Music Listen』のリスニングパーティーには1000人以上のファンが集まり、Spotifyでは数百万回再生を突破。さらにSpotify RADAR Méxicoのカバーアーティストにも選出された。

iza tkm『I Music Listen』インタビュー要約
Rolling Stone en Español(2026年3月6日)

https://es.rollingstone.com/i-music-listen-el-debut-sonado-de-iza-tkm/

iza tkm『I Music Listen』インタビューAI翻訳/要約
『I Music Listen』は、iza tkmが2年かけて完成させた”夢のアルバム”だった

Rolling Stone en Españolのインタビューによると、『I Music Listen』は当初2025年11月、そして2026年1月にリリースされる予定だった。しかしiza tkm自身が納得できず、何度も発売を延期。「私はいつも自分に厳しすぎる。この状態では絶対に出せないと思った」と語っている。結果としてアルバム完成までには約2年が費やされた。

制作期間中には創作の壁にもぶつかった。3か月近く毎日のようにスタジオへ通いながらも、アルバムに入る曲は1曲も完成しなかったという。さらに制作終盤にはプレッシャーからスタジオで涙を流したこともあった。しかしプロデューサーのKenzzoとZeneiから「アルバムのことは忘れて、ただ音楽を作ろう」と声をかけられ、スマートフォンで録音した即興セッションからアルバムのアウトロが誕生。その瞬間から流れが変わり、最終的に複数の楽曲が一気に完成したという。

アルバムジャケットに描かれた少女と扇風機にも大きな意味がある。幼い頃、祖父母の家で扇風機に向かって歌って遊んでいたizaにとって、その羽根を通して変化する声は”人生最初のオートチューン”だった。「あれが私の最初のオートチューンだった」と本人も語っており、『I Music Listen』は現在のiza tkmと、音楽と出会った幼い頃の自分を繋ぐ作品でもある。

また、18歳になった翌日に故郷モンテレイを離れメキシコシティへ移住した経験もアルバムの重要な背景となっている。Luis DíazやBerdu、そしてLatin Mafiaのメンバーたちとの出会いは彼女の音楽観を大きく変えた。「友達は私が選んだ家族」と語るように、本作には彼女を支えてきたコミュニティの存在が色濃く反映されている。

アルバムにはAKRIILA、EMJAY、Méne、FaceBrooklynら親しい仲間たちも参加。AKRIILAとの「nos keremos tanto」は二人の友情そのものを歌った楽曲であり、EMJAYとの「vivamos juntas」は世界中で偶然再会を繰り返した二人の関係から生まれた。さらにMéneとの「tiempos violentos」には故郷モンテレイへの想いが込められている。

プロデューサーのBerduによれば、アルバム制作中に作られた楽曲は実に500曲以上。しかし最終的に残ったのは14曲だけだった。「実験し続けなければ、自分たちのサウンドには辿り着けない」という言葉通り、本作にはDnB、ハイパーポップ、オルタナティブ・ポップ、シューゲイズ、エレクトロニカなど様々な要素が溶け込んでいる。

そしてiza tkmは、このアルバムを「ヘッドホンでひとり聴いてもいいし、ライブで飛び跳ねてもいい作品」と表現する。「何も考えずに聴けば気持ちいい。でも歌詞をよく聴くと”うわ、何これ…“となる」。『I Music Listen』は、そんなポップさと痛み、親密さと実験性が同居したデビューアルバムなのである。

iza tkm が Boiler Room 出演、そして待望のデビューアルバムへ!

 メキシコシティを拠点に活動する iza tkm(イザ・ティーケーエム)が、国境を越えてその勢いを加速させる。

 「Boiler Room: Santiago」への出演に加え、ついに彼女の音楽キャリアにおいて大きな節目となるデビューアルバムのリリースが発表されました。

チリ・サンティアゴの夜を揺らした「Boiler Room: Santiago」。
 そこで目撃したのは、シンガーとしての枠を超え、DJとしてフロアを完全にコントロールする iza tkm の姿でした。

 DJとして開花した新境地
 今回のセットで彼女が披露したのは、自身のボーカルではなく、ビートで語るストイックなDJプレイです。
 ガラチャやラプターハウスを繋ぎ、現場をビルドアップさせる「DJ iza tkm」としての圧倒的なスキルが際立っています。

Guaracha(ガラチャ)って何?
▶ 南米クラブ発の高速ダンスミュージック
・BPM 145〜155くらい(かなり速い)
・重低音ドンドン系
・レゲトンやクンビアのリズムをハード化
・エフェクト強め、ドロップ強烈
最近は
コロンビア、チリ、メキシコのクラブで大流行

Raptor House(ラプターハウス)
▶ レゲトン+ハウス+アンダーグラウンド電子音楽のミックス
・チリ/アルゼンチンの若手シーン発
・ダークでセクシー
・ビートはレゲトン系
・でもクラブ向けに変形
レゲトンをクラブの暗いフロア仕様にした音


そして2年の歳月をかけた渾身のデビュー作

 iza tkm は自身のSNSで、今回のアルバム制作に2年間という長い時間を費やしてきたことを明かしています。

リリース日: 2026年2月27日

• 本人のコメント
 「ついにあなたのものになりました」「今の気持ちを言葉にするのは難しいけれど、心を開いてあなたに届けます」と、ファンに向けて情熱的なメッセージを綴っています。
 投稿された幼少期を思わせるノスタルジックな写真は、彼女のルーツと今回の作品が深く結びついていることを予感させます。

ジャンルを超越する次世代の才能
 Boiler Room のセットでも見せた多彩なサウンドが、アルバムの中でどのように昇華されているのか。2月末、世界中の音楽ファンが彼女の「心の中」に触れることになります。
 サンティアゴのストリートからグローバルなステージへ。2026年、iza tkm から目が離せない。

 基本プロフィール モンテレイから世界へ

https://www.instagram.com/izatkmmmm?igsh=MWQydXVvNjd3NjBsbg==

活動名
iza tkm(イザ・ティーケーエム)

「iza tkm」というアーティスト名は、2008年から2009年にかけてニコロデオン・ラテンアメリカで放送されたベネズエラの人気ティーン向けドラマ『Isa TKM(Isa, te kiero mucho)』に由来している 。
 このドラマは、養子であることを知った少女イサの成長や恋愛、音楽活動を描いたもので、ラテンアメリカの若者たちの間で熱狂的な人気を博し、社会現象となった 。
 アーティストとしてのiza tkmは、このミレニアル世代やZ世代にとってのノスタルジーの象徴である名前を意図的に採用し、それを現代の不安や依存、自己否定といった重たい感情を吐露するためのキャンバスへと転換させているのである 。
 ただし本人はそのドラマを観たことがない…と語っています。  

本名
Iza Ximena Rodríguez Alemán

  出身地
メキシコ・モンテレイ

活動拠点
メキシコシティ

  活動期間
2021年〜

 主要ジャンル
オルタナティブ・ポップ
ドリームポップ
ドラムンベース(DnB)
テクノ
エレクトロニック

 音楽遍歴 15歳の衝動と「睡眠」のキーワード

 iza tkmの音楽的旅路は、15歳の時に訪れたメキシコシティでの生活から始まりました。

• キャリアの出発点

2021年、15歳で書いたデビュー曲「Mi Cama」を発表。
 恋人がいながら別の人に惹かれる葛藤を歌ったこの曲が、彼女の快進撃の始まりでした。

改名前「Iza」名義で発表された初期楽曲

 iza tkm は現在の活動名に改名する前、
「Iza」名義で楽曲を配信していた時期がある。

 この時期の作品は、現在も一部プラットフォームでは「Iza」や本名 Iza Rodriguez / Iza Ximena Rodríguez Alemán 表記で登録されており、ブラジルのアーティスト「IZA」と混同されやすい状態になっている。

 しかしクレジットを見ると、作家・プロデューサーはメキシコの制作陣で統一されており、
現在の iza tkm と同一人物であることが確認できる。

• Mi Cama (2021)
• Ruido (2022)
• Otra Vez
• Humo
 「Iza」というシンプルな名義で発表されたこの4つの断片が、現在の「iza tkm」へと進化していくための重要な種だったことが分かります。

• キーパーソンとの出会い

人気ユニット「Latin Mafia」を支えるプロデューサー、Luis Díazに見出され、本格的なレコーディングを開始。

https://www.instagram.com/luisdiazz?igsh=MWcyMGNzamw1NmljcA==

 以降、プロデューサーのBerdu Beatsと共に独自の音像を作り上げていきます。

https://www.instagram.com/berdubeats?igsh=MW0ycHJyMWs3ZTdnNQ==

• 睡眠と夢

 彼女の楽曲には「Dormiré(眠る)」「Soñando(夢見る)」という言葉が頻繁に登場します。本人は「意図的ではないが、なぜか歌詞に睡眠が入り込む」と語っており、ベッドルーム・ポップの親密さが彼女の表現の核となっています。

• 映画的美学

映像へのこだわりも強く、ガスパール・ノエ(Gaspar Noé) をフェイバリットに挙げ、その色彩や心理的極限をMVにも反映させています。

フランスの映画監督
• 生年:1963年(アルゼンチン生まれ、フランス育ち)
• ジャンル:アート映画/実験映画
• 特徴:
・強烈な色彩(ネオン、赤、紫)
・長回しカメラ
・幻覚的映像
・心理的極限状態の描写
・観客を不快にさせるほどリアルな演出

Gaspar Noé
日本語表記は主に2パターンあります:
• ガスパール・ノエ(映画メディアで一般的)
• ギャスパー・ノエ/ギャスパー・ノエ(英語読み寄り)

https://www.instagram.com/gasparnoeofficial?igsh=MTdwc2QydGp6c3Izdw==

 父の影響(クンビア/ノルテーニョ)+ロックの洗礼

 父親がクンビアやノルテーニョを演奏していた環境で育ちつつ、家族から Guns N’ Roses / Metallica / Nirvana / Alejandra Guzmán などを勧められて音楽の射程が広がった。  

現在はDNB/テクノ志向が強まっている

 本人は「今は drum and bass と techno、もっとエレクトロニックに深く入っていきたい」と明言

これまでのリリースから5曲ピックアップ

 iza tkmのこれまでのキャリアから、彼女の多面的な音楽性を象徴した、5曲をピックアップ。

1. nos keremos tanto (feat. AKRIILA)

 この楽曲は、チリの若き才能AKRIILAをフィーチャーし、Heartgazeがプロデュースを手掛けた、Z世代のアンセムとも言えるラブソングである 。

 歌詞の中では、「君を忘れない。君は去らなかったし、僕たちは時代遅れにもならなかった」という強烈な愛着と、それとは裏腹な自己喪失感が描かれている 。iza tkmは本作において、整理されない独白のようなボーカルを通じて、依存と自己否定の境界線をさまよう感情を見事に表現している 。この曲は、チリとアルゼンチンのオルタナティブ・シーンの交流を象徴する作品でもあり、多くのZ世代リスナーから熱い支持を受けている 。  

 AKRIILAとHeartgazeはこちら⬇️


2. t escucho al pensar

 2025年にリリースされたこのシングルは、より「生(なま)の楽器」の質感と電子音を対比させた挑戦的な一作である 。

 タイトルは「考えるときに君の声が聞こえる」という意味を持ち、歌詞は「君が僕の視線を避けているように感じる。本当のことを話してくれ、君の顔を正面から見たいだけなんだ」という、パラノイア的な不安と切実な対話を求めている 。Coca-Cola Flow Festでのインタビューにおいて、彼女自身がこの曲を「常に聴いてほしい楽曲」として挙げており、彼女の現在の音楽的関心が、より生々しく剥き出しの楽器音に向けられていることを示唆している 。  

3. dormiré sin ti

 2023年にリリースされたこの曲は、iza tkmの名を広く知らしめるきっかけとなった、Spotify等でのストリーミング再生数が非常に高い代表曲の一つである 。

 低バレンス(悲しみや憂鬱)な情緒を湛えたこの曲は、失恋や喪失の後に訪れる静かな絶望を描いている 。シューゲイザー的な音の厚みがありながらも、メロディ自体は非常にキャッチーであり、ラテン・ポップの感性とオルタナティブ・ロックの融合が見事に果たされている 。  

4. le hablo a la luna de ti

 2025年9月リリースの最新シングルの一つであり、Apple Musicのデジタル・マスターとしても配信されている本作は、彼女の「映画的な美学」が音像として結実した楽曲である 。

 タイトルの通り「月に君のことを話す」というセンチメンタルなモチーフを扱いながらも、そのサウンドは単なるバラードに留まらず、洗練された電子音のレイヤーが重なり合う複雑な構成を持っている 。この曲のリリースは、彼女がインディ・シーンからより広範な音楽マーケットへとその翼を広げつつあることを証明している。  

5. soñando despierta (with Berdu)

 プロデューサーBerduとのコラボレーションによる本作は、ハイパーポップとEDM、そしてトラップの要素を色濃く反映したエネルギッシュなトラックである 。

 歌詞に漂う浮遊感と、「白昼夢を見ている」という現実逃避のテーマが、激しいビートと対照的に配置されており、クラブ・アンセムとしての側面と、内省的なインディ・ポップとしての側面を同時に持ち合わせている 。

 現在地と2026年への展望

 2025年、メキシコ最大のレゲトン・フェス「Coca-Cola Flow Fest」でオープニング・アクトを務めるなど、ライブアーティストとしての実力も証明しました。

 初のフルアルバムリリース予定

 2026年初頭(バレンタイン前後)に初のフルアルバムのリリースを予定。本人は「ドラムンベースとエレクトロニカに深く入り、生楽器の粗削りな質感も大切にしたい」と語っています。

• 南米ツアー 
 2026年にはチリ、アルゼンチン、ペルーを巡るツアーを計画。
 彼女の音楽は、デジタル化された冷たい世界の中で、整理しきれない「人間の独白」を音像化しています。メキシコから届くこの新しい波は、日本のリスナーにとっても、自身の内面を見つめ直すためのサウンドトラックになるはずです。

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