【上海カフェ視察 #0】世界一のカフェ激戦都市・上海で見たいこと|中国カフェ市場の最前線へ
来週、上海へ行く。
今回の主目的は上海のカフェ・ティードリンク市場を現地で観察することにある。
なぜ上海か
上海を選んだ理由はカフェの密度にある。
上海のコーヒー店舗数は2025年時点で10,336軒となり、世界で初めて1万店を突破した都市となった。
カフェの絶対数において上海は現在「世界一のカフェ都市」になっている。
カフェが多いということはそれだけ消費者の選択肢が多いということで、選択肢が多いということは埋もれる店も多いということだ。
過密市場の中で人気があり選ばれている店には何があるのかを見たい。
それが今回の視察の中心テーマだ。
また、中国では飲料ビジネスが多様化している。
かつて台湾発のタピオカミルクティーが日本に広がりゴンチャが定着したように、中国の新茶飲やカフェ業態の一部も時間差で日本に流れてくる可能性はある。流行が来てから追いかけるのではなく、源流に近い場所で先に見ておきたい。
見たいもの
日常型チェーン:何を削っているのか
Manner、Luckin、Cottiのような日常使いのチェーンは、価格・スピード・注文導線・立地・アプリを組み合わせて日常の一杯を取りに行っている。
見るべきポイントは、席の有無、テイクアウト比率、待ち時間、価格帯、商品数、注文のしやすさ、会員施策である。
日常使いされるカフェは、何を削り、何に集中しているのか。
広い席や長時間滞在を前提にしなくても、カフェとして成立する条件はどこら辺にあるのか。
GAFUCAFEを将来小さく始めるなら、最初から大きな空間を持つ必要があるのかという問いは避けられない。
小型店、事前注文、テイクアウト、短い滞在、繰り返し利用。
このあたりの設計は、中国の日常型チェーンから学べる部分があるはずだ。
空間・景観・ブランド型カフェ:コーヒー以外の何にお金を払っているのか
M Stand、Blue Bottle、Starbucks Reserve Roastery、Seesaw、% Arabica。
これらの店ではコーヒー以外にどんな価値が設計されているのか。
空間なのか、物販なのか、店舗ごとの個性なのか、写真を撮りたくなる要素なのか。
消費者がコーヒー以外に何にお金を払っているのかを見たい。
個店・独立店:チェーンが強い中で何を武器にしているのか
今回の視察で最も気になっているのは、個店・独立系カフェかもしれない。
Metal Hands、OPS Cafe、村口大樹、YEAST、BLACKSHEEP ESPRESSO、SHIMMER、三又二分之一、Honky Tonk Coffee、CUBIC3、Oaks19、など、上海には気になる個店が多い。
チェーンがこれだけ強い市場で、個店が選ばれる理由は何か。
店主の個性・シグネチャードリンク・豆へのこだわり・季節性・空間の密度・チェーンには出せない余白、ここは将来のGAFUCAFEに直結する。
特に上海の個店カフェでは、コーヒーがカクテルのように多様化している印象がある。果実、茶、スパイス、発酵、乳製品、ハーブなど、どのような素材の組み合わせが出ているのかを見たい。
新茶飲・ティードリンク:コーヒー以外の主役は何か
CHAGEE、茉莉奶白、HEYTEA、Nayuki、Charlie Town、さらにLuckinやCottiの茶系商品も含めてコーヒー以外の飲料がどこまで主役になっているのかを確認したい。
商品名の設計、香りの訴求、甘さ調整、カップのブランド体験、注文導線などを見てきたい。
スイーツ:ドリンク以外の主役は何か
野人先生、新しく登場したCHAGEEのジェラートなどドリンク以外でもカフェの主役となりうる商品を見ていきたい。
カフェが多すぎる街で店はどう選ばれるのか、記憶に残るのか
絶賛、来週の計画を事前調査中でお店やエリアを調べているところで、中身の予定も変わるかもしれないが、テーマの「カフェが多すぎる街で店はどう選ばれるのか、記憶に残るのか」は変わらない。
視察後は各領域などに区切って記事化をする予定。
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次に読む一本
上海という街でどのようにカフェ市場が発展していったのか、視察前にその全体感を知る記事です。
租界時代から始まり、スタバが変えたもの、Luckin Coffeeの登場、% Arabicaの影響、個人店の創作コーヒーの進化まで描いています。
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