【中学受験】息子小4編 クラス落ち寸前、崖っぷちの母
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我が家にとって、クラス昇降はアップすると言うより、常に現状維持を目指すしかなかった。
今いるポジションにしがみつかないと、すぐに転げ落ちてしまいそうだった。
その上、時折塾側からもクラス落ちリーチを知らされ、気を緩めることが出来なかった。
クラス落ちリーチを知らされた時、まず私が動揺した。
息子は「なんとかなるっしょ」と動じなかった。楽観的なのか状況がよくわかってないだけなのか、あっけらかんとしていた。
息子と話していても埒が明かない。
私は、まず夫に相談した。
「いいんだよ。落ちるのなら落ちれば」
「それが悔しければ、自分で這い上がればいい」
まるで、我が子を谷底へ突き落とした獅子のような夫。
変に楽観的すぎる息子。
相談できる相手はいないと悟った私は、息子の成績表とテストの解答用紙を穴が開くほど眺めた。
成績表、解答、正答率、息子の態度、夫の言葉…。
やはり、演習や勉強時間を増やすしかないか。
そんなことをぐるぐる考えている内に、私はふと思った。
クラス落ち対策としてのテコ入れはせず、これまで通り基礎中心の学習をやるしかない。
これ以上何かをやれているのなら、とっくに出来ているはずだ。それが出来ないからこそ、今クラス落ちリーチなんだ。
「落ちるのなら落ちればいい。そこが息子の居場所ならば。」
その時、私は夫と同じ言葉を思い浮かべていた。
中学受験開始から初めて2人の考えが一致したような気がした。
とは言え結局、夫や息子のように完全に他人事とはいかなかった。
次のテストで何かしら爪痕を残したい私は、なんやかんやで息子のサポートを頑張ってしまった。
息子も、さすがに何か思うところはあったのか「クラスは落ちたくないな」と宣言した。
そして、渋々取り組み私とバトルしながらも、かろうじてクラス落ちを免れた。
安堵の結果に、夫は「残留してしまったか」と複雑そうに言った。
「なんとかなったね」と得意になる息子を見て、次なるクラス落ちリーチの時こそ、見守りに徹しようと心で思う私であった。
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