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6月を急がず終える― できなかったことより、戻れた場所を見てみる ―

ハイサイ。
ととのえ職人、五木田穣ごきたゆたかです。

このnoteでは、心と体と思考のズレをやさしくととのえる話を、日々書いています。

6月も、今日で終わりです。

梅雨の重さ。

夏至の光。

慰霊の日の祈り。

noteを書き始めて丸8年という節目。

人に合わせすぎる疲れ。

やさしさで自分を置き去りにしてしまうこと。

少し離れることで戻ってくる感覚。

体が知らせてくれる違和感。

五感を取り戻すこと。

そして、沖縄の梅雨明け。

今月も、色々なことを書いてきました。
気がつけば、50本以上書いていました。

ひと月の中に、
たくさんの季節と、
たくさんの感覚がありました。

6月は、
ただ暑くなっていくだけの月ではありません。

湿度に包まれ、
光が長くなり、
祈りの日があり、
夏へ向かって体が少しずつ切り替わっていく月。

6月の終わりも、
急いで締めくくらなくてもいい。

今日は、
6月を急がずに、終える。

できなかったことより、
戻れた場所を見てみる。

そんな話をお届けします。



月末になると、できなかったことを数えやすい

月末になると、
できなかったことを数えがちかもしれません。

あれが終わらなかった。

これも進まなかった。

予定通りにできなかった。

習慣が続かなかった。

思ったより休めなかった。

人に合わせすぎた。

また無理をした。

もっと書けたはず。

もっと動けたはず。

もっと整えられたはず。

そうやって、
月の終わりに、
自分を採点してしまう

もちろん、
そうやって、振り返り、
反省することは大切です。

何ができて、
何ができなかったのか。

どこで無理をしたのか。

どこを調整した方がいいのか。

それを振り返ることは、
次の一歩につながります。

でも、
できなかったことだけを見てしまうと、
6月を責めるように終えてしまいます。

自分を責めながら、
次の月へ入っていくことになります。

それは、
ちょっと苦しい。

だから、今日は、
できなかったことではなく、
できたことを見てみたいのです。

さらには、戻れたことも見ていきたいのです。


戻れた場所は、見落とされやすい

できたことは、
わかりやすいです。

記事を書けた。

To Doをこなせた。

仕事が進んだ。

運動できた。

掃除できた。

人と会えた。

何かを達成できた。

そういうものは、
結果として見えやすい。

では、
戻れた場所は、どうでしょうか。

疲れていたけれど、
少し休めた。

人に合わせすぎたけれど、
帰ってから自分の呼吸を戻せた。

違和感をなかったことにしそうになったけれど、
少し立ち止まれた。

やさしさで疲れたけれど、
自分にも少しやさしくできた。

近づきすぎて苦しくなったけれど、
少し距離を置けた。

頭で考えすぎていたけれど、
五感に戻る時間を持てた。

光に急かされそうになったけれど、
自分の体の速度を思い出せた。

これは、
大きな達成ではないかもしれません。

誰かに見せる成果でもないかもしれません。

でも、
自分にとっては、
とても大切な回復です。

戻れた場所は、
外からは見えにくい。

だからこそ、
自分で見てあげる必要があります。


6月は、体に残りやすい月だった

6月は、
体に残りやすい月です。

梅雨の湿度。

気圧の変化。

雨の日の重さ。

晴れた日の明るさ。

夏至の光。

急に強くなる日差し。

梅雨明けの空気。

そういう季節の変化を、
体はずっと受け取っていました。

頭では、
いつも通りに過ごしているつもりでも、
体は季節の影響を受けています。

眠りが浅かった日。

体が重かった日。

呼吸が浅かった日。

気分が内側にこもった日。

人に会うのが少ししんどかった日。

予定をこなすだけで精一杯だった日。

そういう日が、ありませんでしたか。

6月を振り返る時、
ただ「できたか、できなかったか」だけで見ると、
体が受け取っていたものを見落としてしまいます。

今月は、
体も頑張っていた。

湿度の中で、
光の変化の中で、
日々の暮らしをなんとか過ごしていた。

そう思うだけでも、
月末の見え方は少し変わります。


感じたものを

体が知らせてくれる違和感を、
なかったことにしない。

五感が鈍ると、
体の声が聞こえなくなる。

人に合わせすぎた日は、
自分の呼吸を戻す。

やさしさで疲れた日は、
自分にもやさしくする。

少し離れることで、
戻ってくる感覚がある。

6月は、
「自分に戻る」というテーマで、
いろいろな角度から書いてきました。

体に戻る。

呼吸に戻る。

五感に戻る。

自分の境界線に戻る。

暮らしに戻る。

6月の終わりに見てほしいのは、

どれだけ完璧にできたかではなく、
どれだけ戻ってこれたか。

あなたは、どれだけ戻ってこれたでしょうか。


戻ることは、小さくていい

戻ることは、
大きなことでなくていいです。

しっかり休めた。

完全に元気になった。

全部片づいた。

気持ちが前向きになった。

きれいに整った。

そういう状態だけが、
戻ることではありません。

少し深く息を吐けた。

今日は早めに寝ようと思えた。

本当は疲れていると気づけた。

少しだけスマホを置けた。

自分にやさしい言葉を一つかけられた。

人に合わせすぎたあと、
一人の時間を取れた。

空を見た。

風を感じた。

お茶の味を少し味わえた。

それくらいのことでいい。

戻ることは、
派手な回復ではありません。

少しだけ、
自分の感覚が戻ること。

少しだけ、
呼吸が戻ること。

少しだけ、
今の自分に気づけること。

その小さな戻りを見落とさないこと。

それが、ととのえるということです。


できなかったことを、責める材料にしない

できなかったことがあってもいいのです。

続かなかったこと。

先延ばしにしたこと。

言えなかったこと。

休めなかったこと。

やりすぎたこと。

合わせすぎたこと。

また無理をしてしまったこと。

それらを、
なかったことにしなくてもいい。

でも、
責める材料にしなくてもいい。

できなかったことは、
自分を否定するためのものではなく、
今の自分の状態を知るための情報です。

なぜ、続かなかったのか。

なぜ、休めなかったのか。

なぜ、合わせすぎたのか。

なぜ、無理をしたのか。

その奥には、
疲れがあったのかもしれません。

不安があったのかもしれません。

期待に応えたい気持ちがあったのかもしれません。

体の重さがあったのかもしれません。

季節の影響があったのかもしれません。

できなかったことを見る時には、
そこにある背景も一緒に見る。

そうすると、
できなかったことは、
自分を責めるものではなく、
次に自分をととのえるための手がかりになります。


6月の終わりに、自分へ聴いてみる

6月の終わりに、
少しだけ自分へ聴いてみてください。

今月、何ができなかったか。

それも見ていい。

でも同時に、
今月、戻れたことはないか。

そこも見てみる。

疲れた時、
少し休めた日があったか。

呼吸が浅いことに気づけた日があったか。

人に合わせすぎたあと、
自分の時間を取れたか。

体の違和感を、
少しでも拾えたか。

季節の変化を、
少し感じられたか。

自分にやさしくできた瞬間があったか。

離れることで、
戻ってこられた感覚があったか。

もちろん、全部できていなくていい。

ひとつでもあればいい。

少しでも、戻れたならいい。

戻れた場所は、
小さくても、ちゃんと意味があります。


急いで7月に入らなくていい

月末になると、
すぐに次の月の準備をしようとします。

7月は何をするか。

どんな目標にするか。

何を整えるか。

何を始めるか。

それも大切です。

でも、
6月を急がずに、終えることも大切です。

終わっていく月に、
少し目を向ける。

走り切れなかったとしても、
ここまで来た自分を見てみる。

できなかったことだけではなく、
戻れた場所を数えてみる。

梅雨の重さの中で、
夏至の光の中で、
梅雨明けの空の中で、
自分がどう過ごしてきたのかを、
少しだけ受け取り直す。

それから、
7月に入っていけばいい。

次の月に向かう前に、
今月の自分を置き去りにしない。

6月を急がずに、終える。

ゆっくりと、振り返り、
ゆっくりと、一歩を踏み出しましょう。


今日の小さな実践

今日の小さな実践は、
「戻れた場所を一つ書く」です。

できたことではなく、
戻れた場所。

たとえば、

呼吸に戻れた。

体の重さに気づけた。

一人の時間に戻れた。

五感に戻れた。

祈りに戻れた。

自分のペースに戻れた。

休むことに戻れた。

本音に戻れた。

誰かとの距離感を見直せた。

村に戻れた。

どれでもいいです。

一つだけでいい。

6月の終わりに、
自分が戻ってこられた場所を、
一つだけ書いてみる。

それは、
7月へ向かうための小さな灯りになります。


今日の小さな問い

最後に、
今日の小さな問いを置いておきます。

6月、できなかったことは何ですか。

そのできなかったことの背景には、
どんな疲れや事情がありましたか。

6月、戻れた場所はどこですか。

呼吸でしょうか。

体の感覚でしょうか。

祈りでしょうか。

静けさでしょうか。

自分のペースでしょうか。

誰かとの関係でしょうか。

今月、
自分に少しやさしくできた瞬間はありましたか。

今月、
体の声を聞けた瞬間はありましたか。

今月、
離れることで戻ってこられた感覚はありましたか。

7月に向かう前に、
6月の自分に何と声をかけたいですか。

全部に答えなくていいです。

ひとつだけでいい。

6月を、急がず終えるための問いです。


6月を急がず終える

6月を、急がず終える。

できなかったことより、
戻れた場所を見てみる。

今月、
うまくできなかったことがあってもいい。

続かなかったことがあってもいい。

休めなかった日があってもいい。

人に合わせすぎた日があってもいい。

疲れを隠した日があってもいい。

でも、その中で、
少しでも戻れた場所があったなら、
それはちゃんと意味があります。

呼吸に戻れた。

体の声に戻れた。

五感に戻れた。

自分のペースに戻れた。

少し離れて、
自分の輪郭に戻れた。

きれいに整理できなくてもいい。

できなかったことより、
戻れた場所をひとつ見てみる。

そこから、
7月へ入っていけばいい。

6月の終わりが、
自分を責める時間ではなく、
自分に戻る時間でありますように。

また、来月も一緒にととのっていきましょう。

ととのえ職人
五木田穣


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