梅雨前の体は、少し早めに休ませていい
ハイサイ。
ととのえ職人、五木田穣です。
このnoteでは、心と体と思考のズレをやさしくととのえる話を、日々書いています。
梅雨が近づいてくると、
体の感じ方が少し変わってきます。
(沖縄は、すでに梅雨入りしていますが)
まだ、本格的に雨が続いているわけではない。
まだ、大きく体調を崩しているわけでもない。
まだ、動けないほど疲れているわけでもない。
けれど、なんとなく重い。
朝、起きた時に体がすっきりしない。
呼吸が少し浅い。
頭がぼんやりする。
肩や背中に、いつもより力が入っている。
気持ちも少し内側にこもる。
何かが大きく崩れているわけではないのに、
いつもの自分より、少しだけ鈍い。
そんな日が増えてくるころ。
それは、怠けているわけではありません。
気合いが足りないわけでもありません。
体が、季節の変化を感じているだけです。
体は、少し先に季節を感じている
私たちは、梅雨というと、
雨が降り続くようになってから、意識するかもしれません。
天気予報で梅雨入りを知る。
洗濯物が乾きにくくなる。
傘を持つ日が増える。
外に出るのが少し億劫になる。
そうして、ようやく
「梅雨が来たんだな」と思う。
でも、体はもう少し早く感じています。
空気が湿ってくる。
風が重くなる。
肌に空気がまとわりつく。
汗が乾きにくくなる。
呼吸が少し入りにくくなる。
眠っても、どこか回復しきらない感じがする。
数字で見れば、まだそこまで暑くないかもしれません。
頭では、「まだ大丈夫」と思うかもしれません。
でも、体は先に知っています。
季節が変わりはじめていること。
空気の質が変わってきていること。
少しずつ、負担の種類が変わっていること。
体は、いつも先に感じています。
だからこそ、梅雨前の体は、
少し早めに休ませていいのです。
疲れてから休むと、戻るのに時間がかかる
多くの人は、限界が近づいてから休もうとします。
本当に疲れたら休む。
動けなくなったら休む。
体調を崩したら休む。
気持ちが折れたら休む。
でも、そこまでいってから休むと、
戻るのに時間がかかります。
体が重くなってから休む。
心が苦しくなってから立ち止まる。
頭がいっぱいになってから予定を減らす。
それでももちろん、休むことは大切です。
けれど本当は、
崩れてから戻すより、
崩れる前に少しゆるめる方が、ずっとやさしい。
疲れきる前に、早めに休む。
詰まりきる前に、余白をつくる。
重くなりすぎる前に、少し軽くしておく。
それは、甘えではありません。
自分の状態を感じ取って、
先に調整する力です。
「まだ大丈夫」が、ズレをつくる
体は少し休みたい。
でも、思考はこう言います。
まだ大丈夫。
これくらい普通。
みんなやっている。
もう少し頑張れる。
ここで休んだら遅れる。
今止まったら、あとが大変になる。
こうして、体の声よりも、
思考の声が前に出てきます。
もちろん、頑張ることが必要な時もあります。
踏ん張ることで越えられる場面もあります。
でも、いつも思考だけで進み続けると、
心と体と思考のバランスが少しずつズレていきます。
体は止まりたい。
心は落ち着きたい。
でも、思考だけが先に進もうとする。
そのズレが積み重なると、
休んでいるのに休まらない。
寝ても疲れが抜けない。
何もしていないのに重い。
少しのことでイライラする。
考えようとしても、まとまらない。
そんな状態になっていきます。
だから、体が小さく知らせてくれているうちに、
少し立ち止まってあげることが大切です。
早めに休むとは、大きく休むことではない
早めに休む、と言っても、
何日も予定を空けるということではありません。
もちろん、それが必要な時もあります。
でも、日々の中でできる「早めに休む」は、
もっと小さなことです。
少し早く寝る。
予定をひとつ減らす。
返信を急がない。
情報を入れすぎない。
スマホを見る時間を短くする。
いつもよりゆっくり歩く。
湯船につかる。
窓を開けて空気を入れる。
冷たいものを摂りすぎない。
深呼吸をひとつ入れる。
何もしない時間を少し置く。
ほんの少しでいいのです。
大きく休めない日でも、
小さくゆるめることはできます。
完全に止まれない日でも、
少し速度を落とすことはできます。
すべてを整えられない日でも、
今の自分に合う力加減に近づけることはできます。
ととのえるとは、
完璧な状態にすることではありません。
今の自分に合うように、
少しずつ調えていくことです。
梅雨前は、余白を奪われやすい
梅雨前の体は、
思っている以上に、体の余白を使っています。
湿度が高くなると、
体は熱を逃がしにくくなります。
空気が重くなると、
呼吸も少し浅くなります。
雨が増えると、
外に出る機会も減り、気持ちも内側にこもりやすくなる。
洗濯物、移動、予定、体調管理。
小さなことに、いつもより少し手間がかかる。
そのひとつひとつは小さくても、
積み重なると、少しずつ、心と体の余白を奪っていきます。
だから、この時期は、
いつも通りにやろうとしすぎない方がいい。
いつもと同じ量をこなそうとしなくていい。
いつもと同じテンションで動こうとしなくていい。
いつもと同じスピードで進もうとしなくていい。
季節が変わっているなら、
自分の動き方も、季節に合わせて、少し変えていいのです。
体が重い日は、深掘りしすぎない
体が重い日ほど、
私たちは理由を探したくなります。
なぜこんなにだるいんだろう。
何が悪かったんだろう。
何を変えればいいんだろう。
どうしたら元気になれるんだろう。
もちろん、自分の状態を見つめることは大切です。
でも、体が重い日に、
思考だけで深掘りしすぎると、
さらに疲れてしまうことがあります。
体は休みたいのに、
頭だけが原因探しを続ける。
心は安心したいのに、
思考が自分を責める材料を探してしまう。
そんな時は、
考えるより先に、少し休ませてあげる。
理由を探す前に、体をゆるめる。
答えを出す前に、呼吸を戻す。
反省する前に、水を一口飲む。
変えようとする前に、少し横になる。
それだけで、
見え方が変わることがあります。
疲れている時の思考は、
少し厳しくなりやすいものです。
だから、梅雨前の重さを感じた時は、
深く考えるより先に、体を安心させてあげてください。
休むことは、遅れることではない
休むことに、
どこか罪悪感を持ってしまう人もいます。
休んでいる間に、誰かが進んでいる気がする。
自分だけ止まっているように感じる。
もっと頑張らないといけない気がする。
でも、休むことは遅れることではありません。
休むことは、
戻るための時間です。
自分の呼吸に戻る。
自分の感覚に戻る。
自分の速度に戻る。
心と体と思考のバランスに戻る。
無理に進み続けて崩れてしまうより、
少し早めに休んで、また動ける状態に戻る方が、
結果的には、自然に進めることもあります。
前に進むためには、
止まる時間も必要です。
外へ向かうためには、
内側に戻る時間も必要です。
満たすためには、
空ける時間も必要です。
梅雨前の体は、
そのことを教えてくれています。
早めに休むことは、自分を信じること
早めに休むというのは、
自分を甘やかすことではありません。
むしろ、自分の感覚を信じることです。
まだ大きく崩れていないけれど、
少し重い。
まだ動けるけれど、
いつもより負担がある。
まだ頑張れるけれど、
今日は少し余白を残した方がいい。
その小さな違和感を、
なかったことにしない。
「これくらい大丈夫」と押し切るのではなく、
「少し早めに休ませておこう」と受け取る。
その積み重ねが、
自分を大切に扱うことにつながっていきます。
大きな不調になる前に、
小さなサインに気づく。
それは、とても大切な感覚力です。
梅雨前の体に、少しやさしくする
これから雨の日が増えていくでしょう。
湿度が高くなり、
空気が重くなり、
体も心も、少しゆっくりになる日があるかもしれません。
そんな時に、
「ちゃんとしなきゃ」と急かしすぎないでください。
動けない日があってもいい。
重たい朝があってもいい。
予定を少し減らす日があってもいい。
早く寝るだけの日があってもいい。
季節が変わる時、
体もまた、変化に合わせようとしています。
その体を、
少し早めに休ませてあげる。
それだけで、
梅雨の入り口を、少しやさしく通れるかもしれません。
ととのえるとは、
頑張り続けることではありません。
崩れないように、
少し早めに気づくこと。
重くなりすぎる前に、
少し軽くしておくこと。
自分を責める前に、
体の声を聴いてあげること。
梅雨前の体は、
少し早めに休ませていい。
その小さなやさしさが、
これからの季節を過ごす力になっていきます。
また、次の記事でお会いしましょう。
ととのえ職人
五木田穣
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