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君島大空のRam’s Headと、(かつての)僕のMAYONAISE FUZZ

同じBig Muffクローンなのに、なぜこんなに違うのか

ファズの世界にはいくつかの大きな流派があります。

その中でも特に有名なのが
Electro-Harmonix Big Muff Pi というペダルです。

1969年に登場して以来、この回路を元にしたファズは本当にたくさん作られてきました。

そして僕はかつて、
MAYONAISE FUZZを持っていました。

一方、シンガーソングライターの
君島大空が使っているのは
Stomp Under Foot のRam’s Head系Big Muff。

どちらもいわゆる「Big Muff系ファズ」なのですが、
実際に調べてみると、どうも方向性がかなり違うようなんです。


SUF Ram’s Headというペダル

Stomp Under FootのRam’s Headは、
1970年代前半のBig Muff、いわゆる「Ram’s Head」と呼ばれるモデルを再現したペダルだそうです。

つまりコンセプトとしては、

ビンテージの音を再現する。

これが一番大きいポイントなのだと思います。

実際、このブランドはビンテージBig Muffを研究して、
パーツの値などもかなり細かく再現していることで知られているようです。

音の印象を言葉にすると、

・サステインが長い
・ハイがきれい
・厚みのあるファズ

そんなタイプの音だと言われています。

ただし、この時代のBig Muffにはよく言われる弱点もあります。

それは、

バンドの中で少し埋もれやすいこと。

これはRam’s Headというモデルの特徴でもあるようです。


MAYONAISE FUZZというペダル

一方で、Umbrella CompanyのMAYONAISE FUZZは、
Big Muffを元にしているとはいえ、完全なコピーではありません。

むしろ方向性は逆で、

Big Muffを現代のバンドで使いやすくする

という発想で作られているようです。

そのためにいくつか特徴的な仕組みがあります。

例えば、

・ミッドが出やすい設計
・音抜けを意識したチューニング
・スイッチでキャラクターを変えられる

などです。

特に有名なのが「DOPINGスイッチ」。

これは簡単に言うと、
Big Muffが苦手とされてきたミッドの部分を補う仕組みです。

さらに「1979モード」というスイッチもあり、
音の雰囲気を少し変えることができます。

つまりこのペダルは、

ビンテージ再現というより、現代向けに調整されたBig Muff

と言ったほうが近いのかもしれません。

あと中にはDIPスイッチがあり更に凶悪なモードにできるという。。。


そもそも、なぜBig Muffは埋もれると言われるのか

ここで少し気になることがあります。

Big Muffは昔から、

バンドで埋もれる

と言われることがあります。

理由はいくつかあるようですが、
よく言われるのはトーン回路の特徴です。

Big Muffのトーン回路は、

・低音
・高音

を強調して、

ミッドが少し引っ込む

傾向があるそうです。

この音は単体で弾くとすごく気持ちいいんですが、
バンドの中ではボーカルや他の楽器とかぶってしまうことがある。

そのため、

「Big Muffは埋もれる」

と言われることがあるみたいです。

もちろん、実際には使い方やアンプにもよると思うので、
必ずそうなるわけではないと思います。


この2つのペダルの違い

ここまで見てくると、
Ram’s HeadとMAYONAISE FUZZの違いは、
わりとシンプルに説明できる気がします。

Ram’s Headは

1970年代のBig Muffの音を再現するペダル。

MAYONAISE FUZZは

Big Muffを現代のバンドで使いやすくするペダル。

つまり、

同じBig Muffをルーツに持ちながら
進んだ方向が違う、という感じです。


君島大空のギターが面白い理由

君島くんのギターは、
ファズなのに輪郭があります。

あれがどういうセッティングなのかは分かりませんが、

・ゲインを少し抑えている
・アンプの歪みと混ぜている
・オーバードライブを使っている

そんな使い方なのかもしれません。

Ram’s Headは、
設定次第では「太い歪み」に近い音にもなるようなので、
そのあたりがあのサウンドにつながっているのかな、と勝手に想像しています。

あとどうもZ.VEX FUZZ FACTORYを直列で繋いでるっぽいところもミソかなと思ったり。

これは今のバージョンのですけど、君島くんのはちゃんと(?)ペイントされてるものでした。


まとめ

同じBig Muff系のファズでも、

Ram’s Headは
ビンテージの音を再現する方向。

MAYONAISE FUZZは
Big Muffを現代向けに調整した方向。

同じルーツを持ちながら、
意外と違う進化をしているペダルなのかもしれません。

Big Muffは半世紀以上作られ続けているペダルですが、
こうして比べてみると、まだまだいろんな解釈が生まれているんだなと思います。

J・マスシスのシグネチャーバージョンも出てる本家エレハモのビッグマフ「ラムズヘッド」ですがこの2つ中身はほぼ同じなんだそうです💦

限定版ですけどね、あんまり売れてる感じがしないのがJ・マスシスバージョン😭


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