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ぐるぐる製作所|エアコンの除湿機能は、実は遠回りだった

梅雨になると除湿を使う。

夏になると冷房を使う。

でも、

「除湿って何をしているの?」

と聞かれると、意外と答えられない。

私も答えられなかった。

なんとなく、湿気だけを吸い取っているのだと思っていた。

でも調べてみると、除湿はもっと力技だった。


除湿の正体は「一度冷やす」


まず驚いた。

除湿は、空気中の水分だけを器用に取り除いているわけではない。

一度、空気を冷やしている。

例えば、冷たいコップを机の上に置く。

しばらくすると、コップの表面に水滴がつく。

あれと同じである。

空気を冷やすと、空気中に含まれていた水分が水滴になる。

エアコンは、その現象を利用している。

つまり、湿気を取るために、まず冷やしている。

思ったより原始的だった。


ところで、あの水はどこへ行くのか


除湿をすると、エアコンは大量の水を作る。

では、その水はどこへ行くのだろう。

私は今まで考えたこともなかった。

実は、ドレンホースという管を通って外へ流している。

夏になると、室外機の近くの地面が濡れていることがある。

あれである。

今まで何度も見ていた。

でも、理由は知らなかった。

見たことはある。

でも、知らない。

こういうのが結構好きである。

製造業にはそういう話が多い。


せっかく冷やしたのに、また温める


ここからがもっと面白い。

一部のエアコンには「再熱除湿」という機能がある。

名前からして強そうである。

やっていることは、もっと強引だった。

空気を冷やす。

水分を取る。

もう一度温める。

部屋に戻す。

意味が分からない。

私は最初、説明を読み間違えたのかと思った。

せっかく冷やしたのに。

また温める。

小学生なら先生に怒られる。

完全に二度手間である。

でも、これによって湿気だけを取れる。

部屋を寒くしすぎず、ジメジメだけを減らせる。

人類は快適さのために、かなり遠回りをしていた。


そして、

その遠回りを実現するために、

実はたくさんの会社が関わっている。


実は、この仕組みを支えている会社がある


製造業を見ていると面白い。

エアコンメーカーは有名である。

ダイキン。

三菱。

パナソニック。

名前を聞いたことがある人も多いと思う。

でも、その中に入っている部品を作る会社はあまり知られていない。

例えば、熱交換器。

空気を冷やし、水滴を作るための重要な部品である。

私たちは除湿ボタンを押しているだけ。

でもその裏側では、多くのメーカーや工場が関わっている。

普段は見えない。

でも確実に存在している。

私はそういう裏側を見るのが好きである。


今度、誰かに聞いてみてほしい


「エアコンの除湿って何してると思う?」

たぶん、私と同じ答えになる。

湿気だけを吸っている。

そう思っていた。

でも実際は、一度冷やしていた。

しかも場合によっては、もう一度温めていた。

思ったよりずっと遠回りだった。

そして、思ったよりずっと面白かった。

次に除湿ボタンを押した時、

少しだけエアコンを見上げてみてほしい。

あの中では今日も、

意外と大掛かりな仕事が行われている。


今日もどこかで、

案件がぐるぐるしている。

― ぐるぐる製作所


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