見出し画像

オーストラリアへ海外旅行に行ったつもりで美術展に行ったら、シャーマニズムの裏ツアーになった!

わーい、オーストラリア旅行だ―!

実際に行ったのは美術展ですが、オーストラリアへ海外旅行ってことにさせてください。いや、行きました!(強気)

わたしは物理的には行けないのですよ、パニック障害だから。飛行機に乗れない。死ぬ気にならないと無理。

この話くらい追い込まれないと、飛行機に乗れない。このときは本当によくやったと思うよ。今よりもずっと症状がひどかったのに……(パニック障害は地獄です)

でも実際、美術展は、海外旅行にかなり近いところがあると思う。

異国の景色を観る。
異文化に触れる。
多様性に触れる。

これは強がりじゃない。

本当なんだから!

わたしがこの展示を選んだのは、心の隙間を埋めようと思ったところがあるのかもしれないね。外国の地を疑似体験できるから。

心の声
アーティゾン美術館(東京)で開催中の「彼女たちのアボリジナル・アート(~9/21)

アボリジナル・アート、響きがいいね!

アボリジニーとは、オーストラリアの先住民たちのこと。

みんな、そもそもオーストラリアってどんなところだと思う?

ふむふむ。

いるよな、カンガルー!

わたしの独自解説を足すね。

わたしは数年前に地球儀を見ることが趣味になった。

地球儀を見ていて、気づいたことがたくさんある。

そのひとつ、地球はほとんどが海なんだ。特に、太平洋がやばい。

海しか見えないじゃないか!

北半球はともかく、南半球はマジで大陸がない! アフリカ大陸があって、ほかにはオーストラリア大陸があるくらい。

存在感あるね!

独自文化が育つ理由が、地球スケールで理解できる。

オーストラリア、それからニュージーランドは移住先として世界中から人気がある。

カナダや欧州(の一部)も人気があったと思うけど、日本が沈没する事態になったら、わたしはオセアニアに飛ぼうと思うよ。

そんなこんなで、憧れの地を旅行する感覚で「アボリジナル・アート展」に行ったんだけどね、

ちょっと違った。


ひとことで言えば、ディープ……。
もうひとこと加えるなら、ミステリアス……。

ディープな、ハード・ミステリーツアーだった!

そりゃそうか。

アボリジニー、つまり先住民の物語は迫害の歴史だからね。

作りかけのたくさんの槍に、よく見たら名前が書かれている……

こういうのを観たらオシャレな展示だと思うじゃない?

これ……、同化政策とかなんとかで、アボリジニーの子供が親元から強制的に引き離された歴史に対して怒ってるんだよ。(そりゃ、怒るでしょ)

この作品も見て! アーティゾン美術館さんの展示のセンスが素晴らしくてね、周期的に特殊な光を受けてこうやって光る。

あまりの幻想的な光景に、しばらくこの場を離れられなかった。間違いなく、展示のハイライトのひとつ。

でもね、

これも根本にあるのは怒りなんだ。


ウラン。核爆弾や原子力発電の燃料になる資源。オーストラリアはウランの世界最大の産出国だ。ウランの採掘、そして核実験を、先住民の住む場所の近くで行ったために多くの健康被害が出た。

美しく光っているオブジェクトをよく見ると、ヒビが入っていたり、穴が開いたりしている……。(かける言葉が見つからない)

今回のオーストラリア旅行は、美しい観光名所を回るだけの、正規の旅行ルートではなかった。

裏ルートだ。


葬られようとしている歴史を、そうはさせまいとするレジスタンス。

こいつは、とんでもなくディープな裏オーストラリア旅行だった。

どこに行ってもそう。どの土地にも光と影がある。旅行には、表ルートと裏ルートがあるものなんだろうね。(下の記事は福井県の裏ルートの話↓

今回の展示には、批判精神以外の側面もあった。

それはシャーマニズム

こちらは、あるアーティストの写真。

すごいシャーマン感!


わたしはスピリチュアルな世界とは距離を置いているつもり。だけど、表現領域になったときに、シャーマニズム的な世界観はとても魅力的に映る。

シャーマンキングが大・大・大好きだからね。

そして今回、衝撃的すぎて、衝撃的すぎて……。

聞いてくださいよ。

一瞬、別の展示の話をする必要がある。

これまでの美術展で、一番心をつかまれたのはヒルマ・アフ・クリント展。

これは今でも変わらない。このお方はスピリチュアル・アーティストと言われている。

だが、もともと彼女は商業アーティストの出身で、デザインの圧倒的な基礎力がある。

達人が、スピリチュアルの力を借りて、さらなる極みに達したのがアフ・クリントだと思っている。

これならよくわかるんだ。

それなのに、わかっていたはずのものをひっくり返されてしまった。

◇ ◇ ◇

今回の展示で、飛びぬけている人がいた(上の写真のお方ではない)。

理解不能。


なんで、こんなにいい絵が描けるのか意味が不明……。

はたして写真でその魅力が伝わるか。

展示されていたうちの一点

そのアーティストの作品は、どれも現地で異色のエネルギーを放っていた。

なぜだ? なぜ、この人の絵画はこんなに胸に迫ってくるんだ?

解説を読む限り、地形を描いているようだが……。

わたしは立ち尽くす。

立ち尽くすがわからない!

本当のミステリーはここからだ。

前述のアフ・クリントならわかるんだよ。生涯にわたって技を磨き続けてきた人だから。

でも、でも、

このアーティストが絵を描きはじめたのって、

80歳を超えてからなんだよ!


うわあ、わかんない。

そんなことってあるの!

天才と言われる人たちって、はじめから天才だったわけじゃなくて、ちゃんと修練を積んでるだよ。

ピカソもそうだし、モーツァルトもそう。

物理法則を無視しないでくれ。

なんで、なんでこんなにすさまじい絵が描けるんだー!

これこそ、「霊的な力があふれ出した」としか言いいようがないんじゃないかな……。

そのあと、常設の展示にも足を運んだが、今回はさっと眺めるだけになってしまった。みんな、巧いんだ。絵をわかっている人の描き方だ。

アーティゾン美術館は常設展もあってお得(名画多数!)

もちろん、それが悪いわけじゃない。だけど、あの野性味のあとでは、どうしてもインパクトが薄まってしまった。

わたしは呆然とした気持ちのまま展示をあとにした。

このカルチャーショック。
既成の価値観を揺さぶられた感じ。

美術館の建物から出ると、むっとした東京の熱波に包まれ、日常に戻ってきた感覚があった。

わたしは正しかった。

アート体験はやはり、海外旅行と言ってよさそうだ。

読んでくれてありがとう!
スキ・シェア・コメント大歓迎

▼記事を書いたのはこんなひと▼

▼Xでも絶賛発信中▼

Xをやってる人はフォローしてね。
けっこういつでも会えるから(笑)

いいなと思ったら応援しよう!

焔ふぁい|FIREの精霊 クリエイターであり続けたいー! が、整体に行かないと死ぬ。ポンコツゆえ、ポンコツゆえ、300円よろしくお願いしまーーす!