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4歳児の死生観・祖母の葬儀の後日談

◾️死の存在に気づいてしまった娘

先日、4歳児に焼香も、献花も
火葬もお骨上げまで
フルコースで体験させてきたharukaです。


当日の娘は「楽しかった😊」と
無邪気な感想を漏らしていて、
それはそれで衝撃的だったのですが





数日が経ち、「死」の概念が
じわじわ形になってきたようで
メンタルにも言動にも変化が出てきました。


今回は



・娘と生前の祖母の距離感
・葬儀を経て娘に起きた変化
・親としてどんな声かけをしたか


を、後日談としてまとめてみます。



未就学児を
葬儀に参加させることについて
悩まれている方に
少しでも参考になりますと幸いです。






◾️前提:娘と生前の祖母の関係

今回亡くなったのは、私にとっての祖母。
娘にとっての曽祖母です。



娘が生まれたのは、ちょうどコロナ禍。
会えるようになってからも
祖母はすでに介護施設に入っていました。


そのため、娘と祖母は


・祖母が一方的に写真でひ孫の成長を眺める
・実際に会えるのは、年に数回のお見舞い


というくらいの距離感でした。



祖母も衰弱が進んでいて
ひ孫ににこやかに話しかける余裕はなく



表情の少ない祖母と
ほの暗いホームの個室を
どう楽しい時間に見せるか
ひそかに苦心していました。



左端から時計回りに
祖母、母、娘、私の4世代グー。



私にとっては大好きな祖母だったので
「大好きなひいおばあちゃん」として
もっと関係を築けてあげられていたら
というのが、心残りの1つです。




◾️葬儀を経て娘に現れたメンタルの変化

▶︎最初の変化:天国と地獄の概念ができた

そんな祖母が亡くなったと聞いても
娘は特に動揺もなく
そもそも「誰が亡くなったのか」
あまりピンときていない様子でした。


ただ、葬儀の前後での
4歳らしい「なんで?」攻撃に
一つひとつ答えていった結果



目の前の現実と結びついて
4歳児なりの死生観が
出来上がっていったようです。




最初に彼女の中で
しっくりきたらしいのは
「天国」と「地獄」という概念。




いい人は死んだ後に天国に行く。
悪い人は死んだ後に地獄に行く。



天国には神様や天使がいて
今回亡くなったひいばあちゃんや
娘が生まれる前に鬼籍に入った
パパやママの親戚が待っている。




地獄には閻魔様や鬼がいて
死んだ後も辛いことが待っている。




当然、「娘ちゃんは天国がいい!」
「天国に行ったらひいばあちゃんと会える?」
と、天国派を全面アピールし始めました😂



この辺りまでは、まだ平和な感じでした。




人間にも四季がある



▶︎「人は歳をとり、いずれ死ぬ」を理解した

今回、祖母は90歳で亡くなりました。



それくらい長生きしたら
亡くなることもある、と
4歳の娘は強烈に学んだと思います。



それまで、娘は
「娘ちゃんが40歳になったら、ママ何歳?」
「パパが90歳になったら、娘ちゃん何歳?」
と算数のような会話をよくしていました。



8月生まれの娘と
9月生まれの私では
娘の方が先に誕生日を迎える
ということも知っています。



しかし、今回祖母の死を
目の当たりにしたことで



自分が80歳になる頃には
「親が死んでいる可能性がある」
という事実に気づいてしまいました。




葬儀から数日経って
娘に「娘ちゃんがおばあさんになったらママは?」
と聞かれました。




「天国に行ってるかなぁ」と答えたら
「ママが先に死ぬのは嫌だ」と顔をしかめました。




「ママは娘ちゃんが先に死ぬ方が嫌だよ」
「でも誕生日は娘ちゃんの方が先だよね?」
「誕生日は先でも、ママの方が先に90歳になるよ」
など、押し問答が続き




ついに娘は
この世界の自然の流れとして



「自分より先に親が死ぬ」
「自分の親もいつか死ぬ」
そんな可能性に気づいてしまいました。




この事実に気づいた娘は
えんえん泣き始めました。




可哀想だとは思いましたが
いつかは知らなければならないこと。




むしろ、今の話で
悲しくなって泣けるくらい
「死」を理解してくれたことに
親としては少し誇らしい気持ちになりました。




◾️じゃあどうするか? その後の声かけ

とはいえ



誰もに訪れるバッドエンドを
ただ手をこまねいて悲しむだけでは
芸がありませんから。



やがて死が訪れることは
避けられないことではあるけれど
少しでもポジティブな気持ちになるように
あれこれ声掛けしてみました。




①これからたくさん旅行に行ったり、素敵なホテルに泊まったりしよう
②栄養のあるものをたくさん食べて、丈夫な身体を作ろう
③娘ちゃんがおばあちゃんになってもママはいる(高齢出産だから相当厳しいけど🥲)
④天国ではひいばあちゃんやみんなが見守ってくれている



月並みですが
大体こんなことを伝えました。




最初は娘のために伝えていましたが
これはそのまま
自分も大事にしたい考えだな
と話しながら感じていました。




▶︎死を恐れないために① これからたくさん楽しい思い出をつくろう

娘にはまだ世界一周の話はしていませんが
これまでも娘とはたくさん
いろんなおでかけをしてきました。




箕面大滝!
万博は娘連れで7回行きました!
吉野で紙漉き体験!




そして、これからもたくさん
「生きているからこそ楽しめること」
娘と積み重ねようと思います。




歳をとると、昔のことは
よく覚えているというもの。
その「昔」が「今」です。




育児は大変ですが
将来、おそらく同級生より早く
親に先立たれるであろう娘に
少しでも多く親子の思い出をつくるため




私も身が引き締まる思いです。




▶︎死を恐れないために② 丈夫な身体を作ろう

これまで野菜嫌いにならないよう
それなりに色々工夫をしてきて
結局、野菜嫌い傾向な娘なんですが😂




お骨あげを体験させたことで
「ちゃんと栄養を取らないと骨が脆くなる」
「歯を磨かないと、自分の歯が減る」

リアルに理解できるようになってきた模様😂



前に私の実母が口腔がんになった時も
「歯磨きをしないと手術になる」
と、親を教材(ダシ)にして
娘の教育に利用させてもらいましたが




(早期治療のお陰で母は元気な癌サバイバーです)
(母の口腔がんと歯磨きは多分あまり関係ありません)




身内の病気や死の話題は
内容にもよりますが
タブーにするより、学びにする方が
渦中の人のためにもなる気がします。




人の死をそう簡単に
食卓の話題にしようとは思いませんが
ここぞというときに
ネタにさせていただこうかなと思います。




◾️終わりに

当日は祖母に「楽しく寝られますように」と
別れの言葉を告げていた娘。




やはり「楽しかった」だけでは
終わりませんでした。




4歳なりに
「死」は理解できます。




もしかするとこの先
何かの機会に思い出して
自分の死や親の死を恐れて
泣くこともあるかもしれません。




でも「死」を知らないまま



おとぎ話に出てくる架空の死
花や虫など、身の回りの小さな命
食卓にのぼる、命を繋ぐための命
能天気に扱う人になってほしくありません。




早ければいい
というものでもないと思いますし




特にうちの娘の場合は



故人との関係性が薄かったからこそ
「死」をドライに受け止められた
という部分もあります。




そこは本当に
ご家庭の様子や考え方次第
だと思うのですが




もし、お子様が精神的に
人の死を受け止められると
思われたなら




思い切って全部体験させてみても
いいかもしれません。






以上、いかがでしたでしょうか?




祖母の死を通して
また久しぶりに葬儀というものを経験して
大人目線でもあれこれ思うところは
あるのですが




娘の葬儀体験談は
ここで一区切りにしたいと思います。




普段は、元・研究者視点を活かした
ライトな教養エッセイや
知育・子育て系エッセイ




来年2026年4月に予定している
世界一周旅行の準備の様子など
書き散らかしております。



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それではまた
次の記事で
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