見出し画像

高校受験体験記|東京都の「推薦」は受ける?受けない?うちはこう判断しました

東京都の高校受験で「推薦を受ける?受けない?」は、多くの親が迷うテーマです。
都立推薦・単願推薦・自己推薦の違い、集団討論の今の実情、そして我が家の判断基準まで。
親目線で“どの子にも道がある”推薦の選び方をまとめました。


この記事は 「葉月家×高校受験プロジェクト|長男編」シリーズ第10話です。
▼前回はこちら


推薦を受けるかどうかはケースバイケース

今回は「推薦」をテーマに綴っていこうと思います。

推薦。

この言葉には、私の中でもいろいろな想いがあります。

なぜかというと……
「推薦を受けたほうがいい」
「受けないほうがいい」

これは、本当に ケースバイケース だから。

受験情報としては「推薦はチャンスが広がる」と言われることが多いけれど、親としては、そんなに単純なものでもないなと感じています。

なぜなら、推薦には 準備が必要 で、受験直前の1〜2カ月を推薦対策に使うから。

小論文(作文)、面接、志望理由書(面接シート)……
これらを仕上げるには、かなりのエネルギーも練習も必要。

つまり、
推薦を受ける=一般入試の勉強時間が削られる
ということでもあるのです。

だからこそ、私は
「その子に合わせて慎重に判断したほうがいい」
と考えています。

我が家の場合

私が慎重になっている理由。

それは……
長女が推薦を受けて落ちた経験があるから。

当時の私は、完全にこう思っていました。
「推薦と一般入試、2回受けられるならチャンスが2回ってことだよね?」

……今思えば、本当に安易でした。

現実は違いました。

推薦対策に2カ月近くかけたことで、一般入試の勉強が手薄になってしまった。

結果として……
推薦も一般も、両方不合格。

この経験は、私の中でずっと大きな反省として残っています。
だから長女のあと、我が家では方針を変えました。

【ステップ1】
一般入試でもしっかり合格できる実力をつける

【ステップ2】
ステップ1がクリアした子だけ、推薦を受けてOK

この順番にしました。

そして、この方針を今、実践しているのが長男。
長男はまず一般入試の実力をしっかり固め、そのうえで 「自己推薦を受ける」という選択 をしました。

ここからは、まず 代表的な推薦の種類 をやさしく整理していきましょう。

代表的な「東京都の推薦」の種類

東京都で代表的な推薦は、この3つ。

① 都立推薦(都立)
② 単願推薦(私立)
③ 自己推薦(私立)

まず、①都立推薦③自己推薦は、ちょっと似ています。
大きな違いは、都立で行われるか、私立で行われるか という部分です。

一方で ②単願推薦は、私立高校独自の制度で、
「この学校が第一志望です」
という意思を伝えて受ける、安心度の高い方法です。
※「専願」と呼ばれる地域もありますね。

ではここから、この3つの推薦の仕組みや特徴を、ひとつずつ紹介していきます。

①都立推薦|面接+小論文(作文)+内申点+(集団討論)

東京都の都立高校の推薦は、複数の評価項目を“合計点”で判定する入試 です。

例えば、こんなイメージです。

● 内申点(調査書) … 〇点
● 小論文 or 作文… 〇点
● 面接 … 〇点
(● 集団討論 … 〇点)
※実施校のみ

見てわかるように、内申点もしっかり合否に関わります。
だからこそ、コツコツ積み上げてきた子が強い というイメージがあります。

集団討論は“減少傾向”

学校によっては「集団討論」を実施するところもあります。

コロナの期間は多くの学校で中止されましたが、近年、復活した学校も一部あります
とはいえ、コロナ以前と比べると“実施校は減少傾向”ではあります。

都立推薦は“学校によって内容が全く違う”

都立推薦は「都立だから共通で同じ」というものではなく、「学校ごとに入試要項が大きく違う」のが特徴です。

● 面接の形式
● 作文のテーマ
● 集団討論の有無
● 評価の配点

すべて学校によってバラバラです。
推薦を視野に入れている場合は、学校説明会や公式サイトで必ず確認しておきましょう。

②私立の単願推薦|いちばん安心度が高い推薦

私立の単願推薦の特徴は、とにかく“安心感”です。

「この学校が第一志望です」
という子におすすめの推薦方法で、
合格に最も近い入試方法のひとつです。

併願優遇に比べると、内申点のハードルが低く設定されている学校も多く、ここも安心材料のひとつです。
併願優遇について詳しくは、
▼こちらをご参照ください。

③私立の自己推薦|内申条件+人物評価の推薦(付属校に多い)

そして最後は、私立の自己推薦
これは、大学付属校に多い制度です。

長男もこの「自己推薦」から受験がスタートします。

応募条件として“内申点”が使われる

私立の自己推薦は、都立推薦と同じく「人物評価型」ですが、内申点の扱いが少し違います。

● 都立推薦:内申点が“合否の点数”に入る
● 自己推薦:内申点は“応募するための条件”として使われる

この違いが大きいです。

例えば、応募条件としてはこんなものがよくあります。
● 内申点:40以上
● 主要5科/9科の合計が一定ライン以上

まずは、この基準をクリアしていないと、出願そのものができません。

選考の中心は「小論文(作文)・面接」

応募条件を満たしたうえで、

● 小論文(または作文)
● 面接
を通して、その子の興味・意欲・人柄を見ていきます。

付属校の場合、高校→大学の“先の進路”まで見据えているため、人物評価が重視される傾向があります。

まとめ|推薦は受ける?受けない?その子に“合う”道を選ぶだけ

ここまで、都立推薦・単願推薦・自己推薦の3つの推薦について紹介してきました。
それぞれに良さがあり、それぞれに向いている子・向いていない子がいます。

「推薦は受けたほうがいい」
「受けないほうがいい」

このどちらかが正しいわけではありません。

推薦はあくまで “選択肢のひとつ”

● 内申点が強い子
● 面接が得意な子
● 小論文や作文が好きな子
● 校風に合う学校が明確にある子

それぞれに、合いやすい推薦があります。
そして、推薦を受けないという選択も、もちろんあります。

大切なのは、
「この子にとっていちばん伸びる道はどれか」 を、本人と一緒にゆっくり考えることだと思っています。


この記事は「葉月家×高校受験プロジェクト|長男編」シリーズ第10話でした。
▶次回、第11話は こちら
▶第1話は こちら


興味のある記事を探しやすく、まとめています。
▼このシリーズの全体像はこちら



「これ、ちょっと聞いてみたい」があれば、質問箱からお気軽にどうぞ。※匿名で質問できます。
我が家の経験でお答えできることなら、ゆるっと回答します。



★こちらのシリーズもお読みいただけると嬉しいです★


最後までお読みくださり、本当にありがとうございます!
またお越しいただけると嬉しいです。


いいなと思ったら応援しよう!