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視点が変わると、人生を"収穫"できる 〜「転職」は人をどう豊かにするか〜

ファームノートに転職して約1ヶ月が経過しました。人生2回目の転職です。

1回目の転職の時は完全に「暗中模索・五里霧中」という感じで、1ヶ月後の時点ではまだ「???」でした。

一方、今回は全く別の感覚に襲われています。

それは、「過去の自分の肯定」です。

大袈裟な言葉で言えば、「生きてきて良かった」
普通に言うと「これまで頑張ってきて良かった」

今回の転職は外圧(自分の外、という意)もあっての”想定外”のものでもありました。ですが、その結果、“想定外“にこの1ヶ月で間違いなく私の人生の「豊かさ」は増したので、今回はそんな話を綴ってみたいと思います。

人生を「収穫」しないと前にはいけない

“収穫”、そして“ギャップ”とは

人生を語るにあたり、あまり「収穫」という言葉を使うことは少ないと思いますので、まずそれを説明します。

これは、私のバイブルの一つである「10倍成長」という本の表現であり、それをそのまま使わせてもらっています。

この本では、「将来の可能性」について以下のように考えています。

「将来の可能性は、過去に成し遂げたことの評価で決まる。これまでどれだけ進歩したかを認識し、収穫物を適切に評価しない限り、前進できない」

つまり、「未来を見据える前に、自分がこれまで歩いて来た道を振り返り、適切に評価しなさい。そして、自分の人生に対して“納得”して初めて、歩き始めなさい」ということです。

そして、「収穫」の対立概念として「ギャップ」という表現を用いています。ギャップは以下を意味します。

「そうなって欲しかった状態と、実際の状態を比較し、“今自分は理想の状態にいない”と思ってしまう」こと

まとめると、私で言えばこれまでの38年間の人生を「肯定」するのが、「収穫」。「否定」、乃至は「後悔」するのが「ギャップ」ということです。

「今日の自分」は独立した存在ではなく、生まれた時に与えられたDNAに全ての経験が掛け合わされて存在している、「連続性のある存在の一部」です。

ということは「過去と今日」を収穫しない限り、「未来」には繋がらないというこの考え方は、私の人生においてとても大切な考え方の一つになっています(もう一つは、稲盛さんの「運命を縦糸、因果応報の法則を横糸として、私たちの人生という布は折られている」)

大前研一さんの言葉は「今の自分」を変化させる方法がベース

高名なコンサルタントとして知られる大前研一氏は「人生を変える3つの方法」として、以下の3つを挙げています。

「時間配分を変える」「住む場所を変える」「付き合う人を変える」

「これらを変えることでしか人は根本的に変わらない」と述べていますが、これはあくまで「今の自分を変化させる」ことを前提にしていると理解しています。

例えば、

・新しい人に出会うことで「新しい生き方を知り」、刺激を受ける。
・新しい場所に出会うことで「社会の見方が変わり」、思考が変化する
・時間配分を変えることで、「やれることが変わり」、結果が変化する

ですが今回、私は「自分の人生を視る角度」が変わるだけで、人は変わると確信しました。

上から見れば直線でも、横から見るとアップダウンに富んでいるかもしれない。横から見ると平坦な道でも、実は路面がボコボコかもしれない。

言い換えると「視る角度」を変えない限り、これらの違いには気付けない

「これまでの自分の人生はどんな人生だったのか」を視点を変えて診て見ると、自分の人生の彩りが大きく変わります。

新しい角度で視て、何が収穫できたのか

①思考回路、思考パターンが大幅に増えていることに気がついた→「絶対に手を抜かず、必死に試行錯誤を繰り返していた自分」の収穫

私は今、取締役と全従業員との個人面談を行なっており、70%ほどが完了しました。また、株主MTG以下、重要会議の資料や関連文献に目を通し、多面的な角度からこの会社を理解しようと試みています。

そのプロセスを経れば経るほど、当然のことながら沢山の課題が出て来ますし、CHROとして多数の問題・課題の相談をいただいています。

前回の転職直後の自分であれば、そういった「問題・課題」に出会った時に無手無策だったので、常に少し慌て、急いで「どうしたら良いか」をイチから考えていました

ですが今はいきなり解決策を考えるのではなく、極めて落ち着いて、俯瞰してその問題・課題を見つめ、「本当にそれは解決すべきなのか」「解決すべきだとしてその問題・課題は上流・中流・下流のどこに位置しているのか」から常にスタートし、その上で各問題・課題を受容出来ている自分がいました。

これは、セルソースという余りにも変化が激しすぎる&頼るものがあまりない環境において、必死に試行錯誤を繰り返していたことで、多様なタイプの問題・課題への「受容力」が上がったと理解しています。

「あ、あの時の頑張りや努力って意味があったんだ」

先週そう思えた時に、「収穫」した実感を強く持ちました。

②友人たち皆が助けてくれた→「ヒトに好奇心を持ち、打算なくヒトと接してきた自分」の収穫

ファームノートはとても新卒採用を大切にしている会社で、90名強の社員のうち、20名弱が新卒です。すでに執行役員になった新卒社員もいます。

ですが、私は新卒採用の経験もノウハウも何も持ち合わせていません。
(セルソースは何もしなくても新卒採用が出来ていた)

一方、既に27卒採用は始まっており、私がイチから勉強して、拙いPDCAを回している場合ではありません。

そこで、私の友人たちにお願いをして、一人一人にアドバイスを貰いに行きました。そして、何のメリットの無い話なのに、全員気持ちよく助けてくれた。

お陰で、当初描いていた優先順位とは全く違うアクションプランが出来上がりました。

私は何故か知りませんが、本当にホモサピエンスが大好きで、ホモサピエンスへの好奇心が常にMAXです。なので、何かしらで袖が触れ合った方々とは一切の打算なく仲良くなりたい、と思ってしまいます。

そういう形で触れ合った、全く利害関係の無い人たちが、この10数営業日で沢山助けてくれた(そして、それが継続中)。決して、そのために付き合ってきたものでは無いですが、

「これまで紡いで来た関係は、本当にありがたいものなんだな」

と思えた時に、より皆さんとの関係(対角線)を愛おしく思うことができました。

自主開催の「細田くん大感謝祭」の様子笑

「なんかよく分かんないけど、大丈夫」と思えている

泰然、という言葉が1番近いか

自分の過去を「肯定」・「収穫」出来た瞬間に、色んな焦りや恐れが消え、とておも穏やかな精神状態になりました。

生きるだけでも、色々あります。さらに資本主義社会の中では、更に色々しかありません。

ですが、「きっと明日からの自分の人生も意味がある。肯定出来る」と思えていると、不要な恐れや焦りが消えていくのを感じます。

これは、私の大好きな言葉である「たゆたえども、沈まず」ともほぼ同義だと思っています。溺れそうになったら、まずは力を抜く。たゆたう。そうすると体は自然に浮いてくるので、そこでまた考える。

これが出来ていれば、「勇ましく高尚な人生」は送れるのだと思っています。

注:「転職すれば豊かになる」訳ではない

尚、このnoteで言いたいことは「転職など、視点を変える動きをすると、人生が豊かになる可能性が大いにある」であり、「転職したら豊かになる」ではありません。転職という行為を斡旋しているものでもありません。

「収穫」の必要条件は「真摯に、真剣に生きて来ていること」です。

これは仕事に限らず、例えば「真摯に育児をしてきた」や「約束を必ず大事にしてきた」、「自分に嘘をつかずに生きて来た」とかも含まれます。

そうでないと、角度を変えても何の気付きもないかもしれません。そんな悲しいことはありません。

まずは真摯に生きること。その上で、定期的に角度を変えて見ると、それが収穫できる。そんなサイクルを回していけるといいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
こちらが本年最後のnote記事になりますが、また来年の新記事でお会いしましょう。

細田 薫


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