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100日後にスタートアップ起業日記その12

【未来のコンパウンド経営をAI視点から想像する】


こんにちは。しまゆずです。
現在、医療×AIテクノロジーのスタートアップを目指しています。
今日も起業日記を訪問していただきありがとうございます。

前回記事はこちら。

https://note.com/imp0820/n/n7ef9a26d9782

なぜこの連載記事を書くのか?

「始動」の目的は、Thinker to Doer - つまり、考えるだけの人から、実際に行動を起こす人を育てること。

私自身、これまで「いつか起業したい」と思いながらも、結局行動に移せなかった経験があります。きっと、この記事を読んでいるあなたも同じような経験をお持ちではないでしょうか?

  • 「どの分野で起業すべきか分からない」

  • 「失敗が怖くて一歩を踏み出せない」

  • 「アイデアはあるけど、実現可能性に自信が持てない」

そんな方向けの連載記事です。


はじめに

今日は、先日始動の講義でミツモアの石川彩子さんから学んだ、スタートアップが大きく成長するために必要な「コンパウンド経営」について、新たな学びを共有したいと思います。

スタートアップの"100億の壁"

「シングルプロダクトで100億円以上の売上を達成するのは難しい」

これスタートアップ界隈でよく言われる話だそうです。では、どうやって100億、1000億規模の企業に成長していけばいいのでしょうか?

その答えの一つが「コンパウンド経営」です。

コンパウンド経営とは?

コンパウンド経営とは、複数の事業を組み合わせて、それらの間でシナジー効果を生み出しながら成長していく経営手法です。実は、私たちがよく知る大企業の多くがこの手法を実践しています。

例えば、Amazonを見てみましょう。ECサイトから始まり、AWSというクラウドサービス、Amazon Primeという会員サービス、そしてKindleなどのデバイス販売の展開。これらは別々の事業でありながら、相互に強め合う関係を築いています。

日本企業では、マネーフォワードの例が分かりやすいかもしれません。会計ソフトから始まり、給与計算、請求書作成、経費精算と、バックオフィス業務全体をカバーする複数のサービスを展開。一つ一つは独立したサービスでありながら、連携することでより大きな価値を生み出しています。

なぜコンパウンド経営が必要なのか?

1. 日本市場の特性

日本のスタートアップがグローバル展開で苦戦する中、市場でスケールするためには複数の収益源が必要です。

2. 顧客との関係性強化

一つの商品だけだと「ワンオブゼム」の関係となってしまい可能性があります。そこで複数の商品・サービスを提供することで「なくてはならない存在」になることが可能になります。

3. 交渉力の向上

単一商品では限られる交渉力も、複数サービスの提供で、顧客との関係性が深まり交渉力が向上ことがあります。

この複数の重要なサービスによる「なくてはならない存在」は、前回のノバセル田部さんの指名検索にも言えることですが、〇〇ならこの企業、になることで当然収益源の掛け算が生まれるわけです。

コンパウンド経営で重要な3つのシナジー

これらの成功するコンパウンド経営には3つの共通点があります。

1. 顧客の共有

  • 同じ顧客に複数のサービスを提供

  • クロスセルによる効率的な成長

  • 顧客あたりの単価向上

2. 技術の共有

  • 開発リソースの効率的な活用

  • 既存技術の応用による新サービス開発

  • セキュリティや基盤技術の共通化

3. 人材の共有

  • 各事業の強みを活かした人材配置

  • ノウハウの横展開

  • 組織全体の成長

といったメリットをそれぞれ活かすことで新たなシナジーが生まれるわけですね。

Claude 3.5 sonnetで生成

よく、起業の決算説明書などでも見かける事業成長のシナジーをグラフ化したものが以下です。

Claude 3.5 sonnetで生成

スタートアップがコンパウンド経営を目指す際の注意点

ここで大切なのは、最初から複数の事業を始めようとしないことです。

まずは1つの事業でPMF(Product Market Fit)を達成すること。その過程で得られる顧客理解や市場知見が、次の展開のヒントになります。

資金調達の観点からも、段階的なアプローチが重要です。初期は少額でスタートできる事業から始め、実績を作ってから次の展開のための資金調達を行う。この繰り返しで、着実に成長を遂げていくのです。

将来を見据えた事業設計のコツ

1. 創業時からの視野の広さ

  • 最初は1つの事業に集中しつつも

  • 将来の展開可能性を意識した設計を

2. 顧客の声に耳を傾ける

  • 現場の課題から次の事業機会を発見

  • 既存顧客のニーズから自然な展開を模索

3. 段階的な成長戦略

  • 無理のない範囲で着実に

  • 資金調達と既存事業の利益から新事業へ

  • 各ステップでの成功体験を次に活かす

というのが、これまでの考え方でした。
しかし、AIにずっと触れている身としては、ツール自体があまりの進化のスピードが速いため、つい想像することがあります。

AI使うと、可能性無限じゃない??

生成AIで広がる新しい可能性を想像する

従来のコンパウンド経営では、新規事業を始めるたびに、新しい技術スタック、人材、ノウハウが必要でした。しかし、生成AIプラットフォームを核にすることで、この構図が大きく変わる可能性があります。

以下にその可能性を挙げてみました。

1. 技術的シナジーの革新

  • 基盤となる生成AIモデルの共有

  • プロンプトエンジニアリングの知見の横展開

  • 業界固有のデータを活用した専門AIの開発

2. クロスインダストリーの展開

  • 異なる業界のナレッジを組み合わせた新たな価値創造

  • 業界の垣根を超えたソリューション提供

  • データの相互活用による競争優位性の確立

3. スケーラビリティの向上

  • AIによる自動化で人的リソースの制約が減少

  • 新規事業の立ち上げスピードの向上

  • カスタマイズと標準化の両立

例えば、文書作成支援AIを考えてみましょう。最初は契約書や業務マニュアルの自動生成からスタートし、そこで学習したAIを活用してマーケティングコンテンツの作成、さらにはクリエイティブ領域や人材育成まで。データと知見が循環し、より強力なプラットフォームへと進化していく。

これは単なる機能の追加ではなく、異なる領域の知識を組み合わせた新しい価値の創造です。例えば、契約書作成で得た法務知識をSNSコンテンツの法的リスク管理に活用したり、マーケティングで学んだ効果的な表現を社内文書に応用したり。

これまでのコンパウンド経営の事業のスケールとはまったく異なる速度や方向が見えるかもしれません。

まとめ:

起業家として大きな夢を持つことは大切です。ただし、全てを一度にやろうとするのではなく、

  1. まずは1つの事業で突破口を開く

  2. そこから生まれたキャッシュで次の事業に投資

  3. 段階的に夢を実現していく

という戦略が現実的です。

私自身も医療×テクノロジーからスタートしようと考えていますが、生成AIという新しい可能性も見据えると、これまでと異なる自分なりのコンパウンド経営の形を一緒に探っていこうと思います。

みなさんも、ぜひ自分の事業の将来像を、コンパウンド経営の視点で考えてみてはいかがでしょうか?

それではまた次回!

フォローとフィードバックのお願い

というわけで、11回目、いかがでしたでしょうか?

連載となりますので、ぜひフォローいただき、通知をONにしていただけると嬉しいです。

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それではまた!

過去回

https://note.com/imp0820/n/nea5aaf4e85b0

https://note.com/imp0820/n/n8f5e8b90b2ca

https://note.com/imp0820/n/nfda8f150b399

https://note.com/imp0820/n/n093e03b21b76

https://note.com/imp0820/n/nf4cc597a3610

https://note.com/imp0820/n/n6839e27fbf03

https://note.com/imp0820/n/nbf426ffb1970

https://note.com/imp0820/n/ne4745fd1ebce

https://note.com/imp0820/n/n3ee10606990e

https://note.com/imp0820/n/n5df17b7b6a1f

著者プロフィール

医療×テクノロジーのスタートアップを目指すDoer。2023年からAIに取り組み始め、現在は経産省主催のスタートアップ支援プログラム始動10期に参加中。この記事は、実際に起業を目指す中で学んだ知見を、同じ志を持つ仲間と共有したいという思いで書いています。


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