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ゼーリエがフリーレンを帝国編の任務から遠ざけようとするのはなぜ?『葬送のフリーレン』第140話 舞踏会

現時点での最新話(第140話 舞踏会)の考察です。コメント歓迎です。それなりに前提の考察があっての話になるので、興味を持たれた方はこの記事で紹介している別記事の考察も読んでいただけるとありがたいです。


ゼーリエの成り行き任せの態度

第140話「舞踏会」での、フリーレンからゼーリエへの問いかけです。

なんで私達を任務から遠ざけようとするの?

『葬送のフリーレン』第140話「舞踏会」

ここからわかるとおり、ゼーリエは本心ではフリーレンに今回の任務に参加して欲しくないと考えています。フリーレンたちを今回の任務に巻き込んだことについて、ゼーリエは「私の意思ではない」、「ゼンゼが勝手に」等と言います。

けれども、フリーレンたちを任務から外すような積極的な動きは見せません。指揮官的役割のゼンゼにフリーレンたちを外すよう厳命するとか、フリーレンに旅を続けるよう強く促すといったことはしないのです。結局の所、この状況を容認して、受け入れています。

この、自分の意思を貫徹せずに成り行きに身を任せようとするゼーリエの態度には見覚えがあります。

一級試験のフェルンの面接です。

フェルンの面接時も同じ態度だった

面接前、ゼーリエはフェルンを不合格にしようと考えていました。フェルンの実力とは無関係に、です。(「ゼーリエはなぜ面接前からフェルンを不合格にするつもりでいたのか?」は考察しがいのある謎ですので、是非考えてみてください。私の考えは後述します。)

にもかかわらず、面接でフェルンの突出した才能を認めたゼーリエは、当初の意思を貫徹せずにフェルンを合格させます。

ゼーリエは才能ある魔法使いが好きですから、フランメの再来と目されるフェルンを合格させること自体に不思議はありません。

不思議なのは「では、最初の意思はどうなったのか??」です。

何か懸念があったから不合格にしようとしていたはずなのに、懸案には特に何の手当てもせず合格させるだけで成り行きに任せてしまいます。ここが不思議なところです。

このゼーリエの態度は一級試験編と帝国編で共通しています。

では、ゼーリエがこの態度を取る背景には何があるのでしょうか?

ゼーリエの隠し事

もう一度、第140話「舞踏会」に戻って、フリーレンからゼーリエへの問いかけです。

  • なんで私達を任務から遠ざけようとするの?

  • ゼーリエにはどんな未来が見えているの?

  • 私の役割は何?

フリーレンが幾つも質問を重ねますが、ゼーリエは正面から答えようとしません。ゼーリエにはフリーレンに隠していることがあります。

そして、この「ゼーリエの隠し事」もフェルンの面接とつながります。

ゼーリエが面接前からフェルンを不合格にするつもりでいた理由は、「フリーレンをエンデに行かせたくないから」です。(詳細は別記事を参照)

そして、ゼーリエが「フリーレンをエンデに行かせたくない」と考えていることからは、ゼーリエが「エンデに何があるか?」をフリーレンに隠していることがわかります。

ちなみに、ゼーリエがフリーレンに隠しているエンデの秘密とは、まず一つには、「勇者一行が魔王討伐に失敗して、魔王を封印していること」です。

ゼーリエがフリーレンを帝国編の任務から遠ざけようとする理由

ここは私の「なんとなく」(Just a feeling.)が含まれますが、ゼーリエの態度の共通性から、次のように推測します。

ゼーリエがフリーレンたちを帝国編の任務から遠ざけようとするのは、帝国編の任務が「エンデに何があるか?」と関わるものになるからでしょう。

なぜそう推測するか、ですが…

まず、ゼーリエの態度を「本心ではフリーレンをエンデから遠ざけたいが、積極的に妨害しようとまではせず、成り行きに任せてしまう」ものだと見れば、一級試験編と帝国編で全く同じ心情が表れているときれいに理解できるからです。

次に、フリーレンたちだけを任務から遠ざけて、今回の他のメンバー(ゼンゼ、ファルシュ、ユーベル、ラント)なら任務に参加しても差し支えない理由は何なのか?と考えると、これは「フリーレンたちだけがエンデを目指している」他にないからです。(たとえば「危険だから」は理由になりません。)

最後に、メタ的な観点からです。帝国編には今のところ魔族が登場しません。帝国編が物語の本筋に組み込まれているとすれば、帝国編のストーリーがエンデと何らかの形で関係してくることが自然だろうと考えるからです。


※他の考察についてはこちらを参照してください。