薄力粉パンは自分好みで何を加えるとよりバランスがとれるかお試し中
はじめに
常識とは疑ってみるものなのかもしれない。しばらく前までてっきりパンは強力粉、しかも例のブランドのものを選んでつくるものと思い込んでいた。
ところが切らしてしまい薄力粉で代用してみた。これがふんわりできて遜色なくおいしい。先日それを記事にした。
ここしばらく口に入れつつ、さらにおいしく長く薄力粉パンを味わい続けられるようにしていきたい。それにはどうすればよいか。
きょうはそんな話。
発想をかえる
パンは手づくりするより店で市販品を買ったほうが安いと思い、買いつづけてきたものの、もっと自分の口に合うものを食べたい。それで手づくりするのだが強力粉は購入してもその用途が限定されがち。おそらくさまざまな使いみちがあるのだろうが、そんなにレパートリーがあるわけでない。いったん使い切るとなかなかつぎを買う気にならない。
たまたま手作りしたくなり、そんな強力粉が中途半端に足らなくなった。そこでまだじゅうぶんストックのある薄力粉で一部を代用。それでいつものようにイーストを加え、発酵させて焼いた。その結果、なにも薄力粉で補ったことの影響を感じられなかった。
あるいは
パンづくりには強力粉に多く含まれるグルテンの寄与が欠かせないのかと思い続けてきた。もしかしたらわたしの持ち続けていたこの「常識」はいまや通用しないのかもしれないと、思いきってすべて薄力粉でつくってみた。
するとほかの材料は何も変えないままつくったが、なにも影響を感じない。むしろ安定してふっくら仕上がる。いずれにしても残りをレンジで温めて食べるのでいつでもふっくら。それならばなにも強力粉にこだわらなくてもよさそう。市販のように冷めてもやわらかにする必然性はない。なんだそんなものなのかと知った。
理由がありそう
わたしのパン作りは独特かもしれない。手を使わず木のしゃもじでかるく混ぜるだけ。「混ぜる」と書いたのは「こねる」ではないから。ズボラなわたしは、とくに暑い時期にこねる作業をやりたくない。まずは強力粉でこねずに混ぜるだけでつくってみた。ふっくらおいしく仕上がった。どうもわたし好みにする限り、こねる作業は必須でないとわかる。
そこで今度は薄力粉で同様にやってみたところ、やはりふっくら。ようやく理屈がわかりかけてきた。こねるあいだにグルテンのあの粘りが生じるらしい。わたしはいっさいこねないであっさり発酵へまわす。おそらくグルテンのねばりはほとんど生じないまま。したがってグルテン含量のちがう強力粉と薄力粉でもあまり関係しないのかもしれない。そう考えるとなにも高価な強力粉、しかもあの「ブランド」のものでなくて構わないのも納得できる。
相乗効果
結局、手づくりするからには私の好みでありさえすればいい。ならば安い薄力粉をズボラして混ぜるだけのいまのやり方が理にかなっている。
こんなことが家事全般、いや生活のなかでいろいろまだありそう。こんな小さなズボラ視点の「発見」が生活を豊かで楽しくさせてくれる。
おわりに
このところ、この手づくりパンにかなりの割合で代替できつつある。おそらく以前の市販品よりもメリットが多い。毎日食べるものだから、塩分の調節や余分に加えられているものを手づくりのおかげで減らせている分も大きい。家計に影響するほどでないとも確認できた。
あっさりしているので飽きにくく、いっしょに手づくりする甘夏マーマレードやブルーベリージャムなどをつけるとまた格別。定番の干しブドウ、さいの目のさつまいもをまぶしたり、砂糖を控えてソーセージを包んで焼いてもおいしい。
週に1回こうしてつくりストックしておく。慣れてしまえばそれほど苦にならない。おかげで続いているし、支障が出ることもない。発酵の機能のあるオーブンレンジを選べたのは大きい。何もセットや洗う手間のかかる製パン機を必要としないのでなおさら気軽にできる。
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