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慰安婦論23):小野沢あかね・公娼制度の民衆史・国際関係史と日本人慰安婦

小野沢あかね『近代日本社会と公娼制度: 民衆史と国際関係史の視点から』

日本の公娼制度という歴史上の制度を、従来の政治史や制度史とは異なる、二つの独特な視点から深く掘り下げた研究である。


この著作は、以下の二つの主要な視点を組み合わせることで、近代日本の公娼制度の多層的な実態を明らかにしようとしている。

民衆史(People's History)の視点:

概要:

民衆史は、為政者やエリート層の視点から歴史を見るのではなく、声なき人々、周縁化された人々、名もない庶民たちの生活、経験、意識、行動に焦点を当てる歴史研究のアプローチである。

本書における適用:

本書では、公娼制度を、そこで「働く人々」(主に女性だが、経営者や周旋業者なども含む)や「利用する人々」(男性客)といった、制度の「下部」や「周辺」にいた人々の視点から捉え直している。

遊女たちの実態:

遊廓で働かざるを得なかった女性たちが、どのような背景(貧困、借金、家族のためなど)を持ち、どのような経路で遊廓に入り、そこでどのような生活を送ったのか、劣悪な環境や暴力の中でいかに生き延びようとしたのか、あるいは抵抗を試みたのか、といった個人的な経験や感情に迫っている。彼女たちの主体性やエージェンシー(自ら状況を変えようとする力)の可能性も探っている。

家族・出身地:

娘や姉妹を遊廓に売らざるを得なかった家族の苦悩や、遊女を供給した農村や漁村などの地域社会が、この制度とどのように関わっていたのかも民衆の視点から考察している。

男性客の多様性:

遊廓を利用した男性客もまた、エリートだけでなく様々な階層の民衆であった。彼らが遊廓に何を求め、どのような意識で利用していたのかといった、需要側の民衆の心理や行動にも光を当てている。

周旋業者など:

遊女の募集や送り込みに関わった周旋業者(善根など)も、必ずしも単なる悪徳業者としてだけでなく、当時の社会経済構造の中で特定の役割を担った人々として、その実態に迫っている。

意義:

この視点からは、公娼制度が単なる国家の規制する性産業というだけでなく、当時の社会の貧困構造、家族制度、農村の窮状、そして一般民衆の生活や意識と深く結びついていた社会現象であったことが明らかになる。

国際関係史(International Relations History)の視点:

概要:

国際関係史は、国家間の関係、国際的な規範や運動、そしてそれが各国の国内状況や政策に与える影響を研究するアプローチである。

本書における適用:

本書では、日本の公娼制度が、国内の問題であると同時に、当時の国際環境や他の国々との関係の中でどのように位置づけられ、影響を受けていたのかを考察している。

欧米からの批判と国際圧力:

明治以降、日本の公娼制度は、特に欧米のキリスト教系団体や人道主義者から「奴隷制度」であるとして強い批判を受けていた。国際的な廃娼運動や人身売買反対運動が、日本の公娼制度廃止(公娼制度そのものの廃止は戦後だが、近代における制度改革や規制強化に影響を与えた)を求める圧力となった。本書は、こうした国際的な「まなざし」や批判が、日本の国内政策や世論にどのように影響したのかを分析している。

国際条約と国内法:

人身売買禁止に関する国際条約などが締結されていく中で、日本がそれにどのように向き合い、国内の法制度や政策に反映させていったのかを追う。

植民地との関連:

近代日本が朝鮮台湾などを”植民地”とする中で、公娼制度やそれに類する制度が”植民地”でどのように展開されたのか、また、日本人女性や現地女性がどのように関わったのかといった、国際的な支配・被支配の関係の中での性の問題も視野に入れられる(ただし、慰安婦問題に直接的に特化しているわけではない)。

戦後占領期:

第二次世界大戦後、GHQの指令によって公娼制度が廃止されたことは、国際関係(占領という特殊な形での)が国内制度に直接的に影響した最も顕著な例である。本書は、この廃止決定の背景にある国際的な思想や力学についても考察している。

意義:

この視点からは、公娼制度が単なる日本国内の閉じた問題ではなく、グローバルな人道・人権を巡る議論、国家間の規範形成、そして国際的な力関係の中で捉え直されるべき課題であったことが明らかになる。

本書の全体的な貢献

小野沢あかねのこの著書は、民衆史と国際関係史という二つの視点を組み合わせることで、近代日本の公娼制度が、国家の政策としての上部構造であると同時に、多くの人々の生活がその中に組み込まれた下部構造を持ち、かつ国際的な影響を受け、また与えるという、複雑で立体的な実態を持っていたことを示している。

単に「悪い制度だった」と断じるのではなく、なぜ民衆がその制度に関わらざるを得なかったのか、またなぜ国家は国際的な批判を受けながらもその制度を維持・管理しようとしたのか、といった問いに対して、多角的な分析を提供している。

公娼制度を、近代化、貧困、ジェンダー、人権、そして国際関係といった幅広いテーマと関連付けて論じることで、近代日本社会の構造をより深く理解するための重要な視座を与えてくれる著作と言えるだろう。

この本を読むことで、公娼制度を巡る議論が、いかに多様な側面を持ち、今日的な問題(貧困と女性、人身売買、性の商品化、国家責任など)にも繋がる普遍的なテーマを含んでいるのかを理解することができる。

小野沢あかねの著作

共著・『日本人「慰安婦」: 愛国心と人身売買と』

amazonレビュー

サトぽん ★★★★★
玉の井遊郭の場合
2015年6月18日に日本でレビュー済み

本の帯に、『「売春婦」なら被害者ではないのか』とあるのが、本書の内容を象徴している。おそらく、大半の人は知らないだろうが、「売春婦」でない日本人が、海外で「慰安婦」になることはできなかった。海外渡航に当たって、内地警察がそのような制限を設けたからだ。「売春婦」でない日本人女性が慰安婦であったとしたら、それは警察の渡航証明書を偽造するか、警察をダマして渡航証明書を出させたかどちらかである。むろん、悪徳周旋業者が軍とつるんで、軍用船で渡航させたといった例も存在するだろうが、これは発覚したら犯罪である。慰安所の楼主は、日本人の場合、身元の確かな人間を選んで当てると言う原則もあった。

日本国籍を持った現地在住の女性が、慰安婦となる例も理屈の上からは考えられるが、これも多かったとは思えない。自由意思で身を売るのなら、普通の「娼妓」となることを選んだのは確実だ。慰安婦の一回当たりの接客料金は、内地の私娼か公娼の最下層の金額に抑えられていた。敢えて慰安婦になることを選択する金銭的なメリットは全くないからである。つまり、合法的に慰安婦になった日本人女性は、ほとんどすべて売春経験者であったと言うことだ。もちろん、このことは違法に慰安婦にさせられた日本人が、いなかったと言うことにはならない。

実際、日本人慰安婦女性に、比較的高齢な、職業的な娼婦然としている女性達が多いことは、元日本人慰安婦の証言、兵士の見聞からも裏付けられる。有名なのは、漢口慰安所の管理者であった山田清吉の「武漢兵站」の記述だ。日本人慰安婦女性が、インテリの山田を手玉に取るような言動をし、山田が困惑する様子が読み取れる。

これは、本書にも紹介されている、大林清の「玉の井挽歌」と言う本の中の記述とも一致する。一章を割いて、玉の井の銘酒組合の国井組合長の元に、陸軍から中支に慰安所を開設する依頼が来た話で、内容については、千田夏光の本のレビューを書いた時に少し触れたが、
http://www.amazon.co.jp/review/R3V6N6WOUAQ9NS/ref=cm_aya_cmt?
遊郭と言っても通称で、玉の井は私娼街である。国内での娼婦としての生活に嫌気がさし、軍から無理強いされた国井の必死の説得に応じて、前借金を増額を条件に一念発起して戦場の慰安婦となることを決意した女性達の話だ。

彼女達は現地に着いて、慰安所の前に行列をなす兵士達に驚くが、元々、承知で渡った身であるから、開き直って前借金を返すことに専念する。

戦場に渡った彼女達は、三ヶ月か半年で、すぐに千円以上の前借金を返すことができたという。前借金を返した後、少し余分に働き、廃業後も現地で飲食店を開いたり、完全に足抜けできた例も多いと言うが、慰安所では、相手にする客の数が、内地とはケタが違う。毎日十人程度、土日で三十人程度を相手にすると、多額の借金もすぐに返済できるのは、単純に金額を計算してみれば、まったくその通りなのである。業者の国井にとっても、カスリの率は内地と変わらない条件ながら、客の絶対数が全然違うので、現金はガバガバ入ってきたらしい。

いかにも結構な話と思われるかもしれない。特に慰安婦の実入が良かったと主張する人達にとってはそうだろうが、話にはウラがある。三ヶ月や半年で足抜けされたら、次の慰安婦のリクルートが間に合わない。軍の命令では、慰安婦の確保は業者に義務付けられた絶対条件である。本の中では明記されていないが、日本人慰安婦の追加補充がうまく行ったとは思えない。慰安所で働くことは、福島原発の炉心近くで働く下請け労働者のようなものだ。相手にする数と比例して性病の罹患の可能性も高くなるし、酒を飲んで暴れる兵隊に、刀で斬りかかられたなどと言う話はいくらでもあるのだ。国井は結局、数年で慰安所の経営から手を引くことになる。

つまり、慰安婦を内地を上回る前借金の額を提示して募集をかけたとしても、内地と同じ取り分比率に応じて女性達にカネを渡していると、慰安所システムは絶対に立ち行かない。日本人慰安婦達は、苦労して連れてきても、すぐに足抜けしてしまうのである。

だが、これはあくまで慰安婦達が、「ものを言う」ことができる、日本人女性達であった場合の話である。玉の井の女性達の話は日本人慰安婦の置かれた境遇の一例に過ぎない。団結して楼主に当たることができず、慰安婦として個別に戦地に渡って行った場合、朝鮮人慰安婦と同等の扱いを受けたと思われる例も少なくない。この典型が、千田夏光の「従軍慰安婦・慶子」のモデルとなった女性である。彼女は、日中戦争の開始時から終戦まで、なんの希望も持つことなく、戦局の拡大に合わせて、流されるように各地を転々とする。名乗りでた日本人元慰安婦は、元々が公娼制度の最下層で呻吟していた女性達だから、その体験は、本書に記述されているように、飛び抜けて悲惨な印象を受ける。だが、このような女性、兵士の性欲の処理を、黙々とこなす女性が軍にとって、一番、都合のよい女性であったのは間違いないのだ。問題はそんな女性は、合法的に慰安婦を集めている限り、あまり集まらなかったと言うことなのである。

この軍に都合のよい慰安婦予備軍が、朝鮮人であり、台湾人という植民地の女性であったのは疑いがない。慰安所を多数抱えた沖縄の場合も、日本内地とは事情は異なる。彼女らもまた、植民地の女性達に準じた扱いを受けたと言ってよかろう。

目次をコメントに転記した。内容は扇情的な部分を排した、手堅い論文の集まりで、初心者向けとは言えないが、いずれも、慰安婦問題の研究が進展していることが確信できるものばかりである。

つくしん坊 ★★★★★
多くの史実や聞き書き、現地調査から、日本人「慰安婦」の実像に迫る
昨今のジャーナリズムでは、「慰安婦」問題に関して、朝鮮人「慰安婦」、しかもその「強制連行」の有無という極めて狭い範囲の議論が多い。本書は、多くの史実や聞書き、現地調査から、日本人「慰安婦」の実像に迫ったものである。昨今のジャーナリズムの議論があまりにも矮小化されたものであり、より広い視野からこの問題を捉えることの重要性を示している。戦後70年を経て証言者も少なくなる中、この困難な仕事をやり遂げた「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)の皆さんに敬意を表したい。

本書の「はじめに」にもあるように、日本人「慰安婦」についてはこれまで、「公娼制度下の女性たちが駆り出されたものであり被害者とはいえない」という誤った認識の下にほとんど無視されてきた。これは一部の極右政治家や評論家がしばしば発言する「慰安所肯定論」とも通じている。本書では、このような認識が根本的に誤っていることを実証的に論じている。本書のポイントを要約すると次の通りである(冒頭の、小野沢あかね氏論考による)。

(1)日本人「慰安婦」徴集は軍や内務省の国家機関の命令で行われたことが各種の資料から明らかになっており、国家の責任は免れない。
(2)実際に女性徴集に当たったのは公娼業者や周旋業者などの民間人であったが、当時においても買収目的で女性を人身売買することは国内法や国際条約で禁止された違法行為であった。そのことを実証する判例も存在する。
(3)上記のような経緯で「慰安婦」にさせられた女性はもともと人身売買され、自由を奪われた人たちだったので(ここは色々なケースを配慮する必要があるのでは?特注(2)と(3)が矛盾していて、話がうまく繋がっていない)「自由意思」で「慰安婦」になったとは言えないし、詐欺で徴集された女性もいた。

特注:

本書には、上記を裏付ける各種論考が含まれる。強制的な「慰安婦」徴募を誘拐と認定した大審院判決性奴隷を正当化した戦時ナショナリズム慰安所業者の聞き取り沖縄慰安所の事例日本人「慰安婦」の数少ない実名記録、および匿名の体験記など歴史的記録として貴重である。

戦時の「慰安婦」制度は、戦後の占領軍向け慰安所にほとんど連続的に繋がっていった。さらに、日本人、朝鮮人、中国人を問わず、元「慰安婦」の人びとは、肉体的・精神的後遺症に苦しめられ、激しい恥辱感から故郷に帰れず、幸福な家庭生活とは縁遠いという具合に、戦後も厳しい生活を強いられた。

本書を読み痛感したのは、日本人・朝鮮人・中国人等の「慰安婦」問題の根本には、暴力的・権威主義的国家体制と、全体的な貧しさの中で存在した貧富差により、最底辺の階層の女性たちにしわ寄せがいく、という構造的な問題があるということである。最近の日本の右傾化に伴い、「慰安婦」をめぐる歴史修正主義的妄説や暴論が顕著になってきた。本書は、この「慰安婦」を巡る言説に対して、実証的な視点から解明を行なったものである。なお、「慰安婦」を巡る妄説・暴論に対しては、本書と同じ編者の、「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター編『「慰安婦」バッシングを越えて-「河野談話」と日本の責任』(大月書店、2014年刊)において、研究者やジャーナリストが完璧な反論を行なっている。併せて一読をお奨めする。

田舎の隠居 ★★★★☆
問題追及の第一歩
「慰安婦」問題は、朝鮮人が中心に議論されているが、それはそれとして理由のあることだと思う。だからと言って、日本人「慰安婦」についての議論が乏しいことは理解に苦しむ。存命の当事者も少なくなっているが、もっと豊富な資料を発掘できないものか。この本を第一歩として、ぜひ資料を積み上げてほしい。

共著・『「慰安婦」バッシングを超えて:「河野談話」と日本の責任』

「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター, 西野 瑠美子他

amazonレビュー

田舎の隠居 ★★★★★
 誠実さの限界
「慰安婦」問題は、日本人と韓国人にとって、人間の根本にかかわる問題を提起している。すでに膨大な量の議論が洪水のように溢れていて、しかも問題は解決していない。日韓百年の関係が生み出したこの葛藤を丁寧に考えることは、日本人にも韓国人にも避けられない。世間で行われている議論の多くは、時事評論や政治談議のような水準だが、日本と韓国で、生き残った「慰安婦」と当初からかかわりを持ち、問題を提起してきた人々が、「慰安婦」問題の原点を吟味した文章をこの本に書いた。

筆者たちは、全力を傾けて「慰安婦」を支援してきた人びとでもある。その誠実さに疑問の余地はない。しかし、誠実であるが故に、彼らは袋小路に入り込んだように思える。彼らは、「慰安婦」を救うものは正義の回復だと主張する。犯された犯罪が政治的なものである以上、正義もまた政治的な性質であるべきだ、と考えている。ところが、政治は人間的な誠実さだけでは動かない。彼らの主張は、正しいが故に現実から拒否されている。これは悲劇だ。誠実さから離れることなく、現実と妥協することなく、しかもよりしなやかで、より風通しのいい回路を発見しなくてはならない。

「慰安婦」だけの正義ではなく、戦争、植民地、性差別、暴力など複数の視点を持って、複合的な正義を発見すべきではないか。「慰安婦」が被害者として一方の当事者である時、日本の兵士は、加害者としてもう一方の当事者だった。だが、兵士は、単なる加害者ではない。朝鮮人「慰安婦」が植民地主義の犠牲者だったように、兵士は天皇制国家の犠牲者だった。「慰安婦」が「慰安婦」の悲劇を生きたように、兵士は兵士の悲劇を生きた。両者の関係は、暴力を加えるものと暴力を受けるものではあったが、単純な被害者と加害者の関係ではない。双方に人間がいて、それぞれ血の通った人間の心が悪戦苦闘していた。後世の私たちは、彼らの心の中に立ち入る努力をすべきではないか。

この本に収められた文章は、誠意だけを頼りに正義を追及する、息苦しいまでの努力の結晶として大きな説得力を持っているが、「慰安婦」たちが、生き延びるためにもがき苦しんだ様々な葛藤を丸ごと受け止める感受性が、いくらか希薄ではあるまいか。妥協なく正義を求める結果、「慰安婦」の矛盾に満ちた人生の一部が切り捨てられているのではないか。

いずれにせよ、この本は、「慰安婦」について考える時に、出発点として何度でも立ち返るべき原点をきちんと整理して、更に問題を深める姿勢を保っている基本書のひとつだと思う。

ボス  ★★★★☆
想像だが…
貧乏
が背後にあったことを認識してその時代を想像して読むことだ。あの時代に人権意識があっただろうか?現代についても同様な人権蹂躙がある。私は売春を好きでやっている風俗嬢を知らない。シングルマザーが経済的弱者として人権を捨てている。知的障害がある女子が人権を知らずに売春している。人権がいまだにそこここで踏みにじられている事実に思いをいたす。
戦争中軍隊が威圧的に振る舞い売春宿を間接的に経営していたのを嘘だということはあばたもえくぼあるいはひいきの引き倒しのように思う。過去も現在も貧困が女性の人権を踏みにじっている事実を虚構だとするレビューに賛同しかねる。従ってこの本の一読を薦める。

Saito, Lichteins ★☆☆☆☆
残念ながら
ぜひ彼女にはベトナム戦争でのあの地獄を書いていただきたいものです。この本の目次を見てもらえれば明らかだが、自称慰安婦の声ばかりでその正当性や根拠に乏しい内容なのは明らかである。既に見聞が広い方にとっては周知の事実ではあるが、慰安婦というのは現在問題になってるような形態とは全く別物であるのにも関わらず、今名を挙げている自称元慰安婦はその歪曲された方の歴史の内容を語ってばかりで話にならない。女性蔑視の問題は今日重く受け止めなければならない課題であるばかりに、その正義感を煽るような、騙すようなこの本は真実を見極める能力に自信がない人にとっては悪影響であり、ただのフィクションの映画やアニメを見て一喜一憂することとなんら変わらないものになるだろう。

nazoo  ★★★★★
「慰安婦」問題など無かったという人に読んで欲しい
多くの論者によって、様々な視点から記されています。日本軍「慰安婦」問題の本質が良く分かります。また、慰安婦が公娼ではなく、まさに軍事的性奴隷であったことがよく分かります。朝日による吉田証言の誤報のあるなしに関わらず、日本軍「慰安婦」問題は存在するのであり、その悲劇と責任に対して、日本は大きな責任があります。朝日の誤報問題を利用して、いかにも日本軍慰安婦問題など無かったかのような虚偽の報道が一部の右翼メディアや極右知識人、極右政治家によってなされていますが、そのような方々こそ、本書を読んで、自分の頭で良く考えて欲しいと思います。

NETPLAZA   ★☆☆☆☆
中身が既に「左側」の視点だけで事実確認すら出来ないものばかり
読む価値は無いです。事実かも確認出来ない、それどころか慰安婦そのものが「売春婦」として成立していた事が明白になりつつある今、こんな本は読むだけ時間の無駄です。細かく書こうとしたら他の方(一番評価を低くなさっている)が書いてますので割愛します。けど、一つ言える事は「存在しない事をさも存在したような言い回しをする本は信憑性すら無い」という事。
その程度の内容。ついでにレビューで最高点を付けている方はどうやら日本人じゃない韓国人か中国人の可能性がある。またはそれに毒されてしまいまともな思考が出来ない方の評価。という事であまりこの本はおすすめしません。

吉川春子著・『日本人「慰安婦」を忘れない』

著者について:1940年、東京生まれ、中央大学法学部卒業。埼玉県八潮市議、日本共産党参議院議員(4期)。DV法、児童買春ポルノ処罰法、「慰安婦」問題解決法など、女性の人権にかかわる立法を他党の議員とも協力して取り組む。現在、「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナール代表。

日本人「慰安婦」が名乗り出ないのはなぜか?
独自調査と警察庁資料から政府が女性を前線に送出する実態を暴き、その背景にある遊郭の暗い歴史を辿り、敗戦後も米進駐軍に多くの女性を差し出した日本の、ジェンダー平等を問う。
推薦:藤目ゆき|大阪大学人間科学研究科教授。

◾️目次◾️
序 章 日本人「慰安婦」はどこにでもいた
第一章 ビルマ従軍の日本人「慰安婦」調査
第二章 政府はこうして、日本人「慰安婦」を集めた「警察庁資料」は語る
第三章 遊郭へ私の旅
第四章 米兵のための「慰安所」と国民の知る権利
第五章 日本人「慰安婦」はジェンダーの根幹

慰安婦問題Wikt:2007年2月21日、マイク・ホンダアメリカ合衆国下院121号決議を成立させる動きに連動し、米議会の公聴会で慰安婦を名乗り証言した李容洙を招いて開催した集会に参加。円より子は「現在、『促進法案(戦時性的強制被害者問題解決促進法案)』が(審議されず)吊るしっぱなしになっている。法案を通過させ被害者の名誉を回復したい。そのために通常国会で審議されるよう努力していく」と述べた。岡崎トミ子は『(被害者の証言は)日本の国会がすべきこと。米国で先に実現し恥ずかしく思う。日本がアジアで尊敬される国になるには戦争加害責任をきちんととって周辺の国々と友好を深めていかなければならない』と述べた。参加者は民主党の郡和子 (衆議院議員)と、岡崎トミ子円より子千葉景子江田五月那谷屋正義と、社民党の福島みずほと、日本共産党の吉川春子(以上、参議院議員)。集会後は、浅野勝人外務副大臣と李容洙を引き合わせて、促進法案の早期成立を求めた。』

慰安婦論1)慰安婦問題に関する日本国政府の公式見解の韓国語への試訳
慰安婦論2) いわゆる「河野談話」への曲解を正す
慰安婦論3)談話後の記者会見でも河野は…
慰安婦論4)河野談話・英文テキストの分析
慰安婦論5)日本警察による朝鮮人悪徳業者検挙の新聞記事
慰安婦論6):慰安所設置の目的
慰安婦論7):慰安婦の証言の信憑性〜イ・ヨンス
慰安婦論8):慰安婦の証言の信憑性〜キル・ウォノク
慰安婦論9):兵隊やくざと慰安婦
慰安婦10) 慰安婦は性奴隷だったのか?
慰安婦論11) 賃労働と奴隷労働
慰安婦論12) 日本軍慰安所朝鮮人管理人の日記
慰安婦論13) 朴裕河・『帝国の慰安婦』著者のスタンス
慰安婦論14):李栄薫・『反日種族主義』編著者の歴史実証研究
慰安婦論15):朝鮮における妓生と公娼制度の導入
慰安婦論16):公娼制度の歴史と遊郭文化
慰安婦論17):公娼制度・慰安婦制度と女衒の手口
慰安婦論18):藤目ゆき・『性の歴史学』著者の学術研究と国際的支援活動
慰安婦論19):千田夏光・『従軍慰安婦』著者の功罪と"慰安婦問題"
慰安婦論20):ラムザイヤーによる慰安婦制度のゲーム理論的合理性の分析
慰安婦論21):C・サラ・ソー『慰安婦問題論』〜タイトル詐欺!?
慰安婦論22):倉橋正直・従軍慰安婦の売春婦型と性的奴隷型の2類型論
慰安婦論23):小野沢あかね・公娼制の民衆史・国際関係史と日本人慰安婦
慰安婦論24):吉見義明の強制連行論
慰安婦論25):ネット上に流布するコピペに対するAI評価+二日市保養所
慰安婦論26)慰安婦関連公文書の解釈論争
慰安婦論27):有村治子議員の慰安婦問題啓蒙政治活動と河野談話曲解
慰安婦論28):辻元清美議員・慰安婦問題国会質問
慰安婦論29)元慰安婦の算術、サックを知らない?あり得ない!
慰安婦論30):「従軍慰安婦」等の表現に関する質問・政府答弁のAI分析
慰安婦論31):オーラルヒストリー、元慰安婦らの証言と元兵士らの証言
慰安婦論32)日本共産党・従軍慰安婦強制論へのAI反論
慰安婦論33):貧困⇒女衒⇒娼婦
慰安婦論34):文玉珠、慰安婦は高給売春婦だった!?
慰安婦論35):AI女衒・遊郭・売春・立ちんぼ考

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