日本代表の快進撃でアニメ『ハイキュー!!』が想起する、泣きながら飯を食うシーンで大号泣した話
バレーボールネーションズリーグ、観てますか?
男子日本代表が世界ランク1位のポーランドを下しましたね!
17年ぶりの金星だそうです。
本当にすごい、すごすぎます。
SNSでもものすごく盛り上がっていて、その中で「日本代表の選手たちも好きらしい」と噂されているアニメ『ハイキュー!!』の話題をよく見かけました。
ちなみに、本日、2026年6月24日、フランスにて日本vsセルビア戦です。
頑張れニッポン!!
ハイキューのアニメはすでに視聴済み。
色々と語りたいシーンは山ほどあるのですが、最初にこれだけは言わせてください。
試合に負けた後、泣きながら無言で飯を食うシーン。
あそこは流石に泣いちゃいました。
あんなの、一生その飯の味が心に刻まれるに決まってる。
本当に、真っ直ぐに青春している作品だなと強く心を打たれました。
今回は、そんな『ハイキュー!!』の熱すぎる魅力と感想を、余すことなく語らせてください。
『ハイキュー!!』ってどんなお話?
ふとしたきっかけでバレーボールに魅せられた少年・日向翔陽は、中学最初で最後の公式戦で「コート上の王様」と呼ばれる天才セッター・影山飛雄に惨敗する。
リベンジを誓ってかつての強豪・宮城県立烏野高校に進学した日向だったが、なんとその排球部(バレー部)で、因縁の影山と再会してしまう。
反発し合う二人だったが、日向の類稀な運動神経と影山の正確無比なトスが合わさった「変人速攻」という武器を手に、個性豊かな先輩たちと共に全国大会を目指していく——。
「とりあえず全国出場を掲げる所はどこでもあります」というリアルな現状から、「安心しろ、ちゃんと本気だ」と本気で全国を狙う烏野高校の、泥臭くて熱いバレーボール物語です。
最強の敵が最強の味方になるアツさ
烏野高校に入学した日向が体育館の扉を開けると、そこには倒すべき相手だった王様・影山の姿が。
「なんでいる!?」と驚く日向のリアクションから、二人のバチバチの共同生活がスタートします。
これからチームメイトになるって言うのに、とにかく反発し合う二人。
教頭先生のカツラをサーブで吹っ飛ばすハプニングを起こし、キャプテンの澤村(ダイチさん)をマジギレさせます。
チームメイトの自覚ができるまで体育館への出入りを禁じられた二人は、先輩たちとの3対3の勝負に勝つため、朝5時からの秘密の特訓を開始します。
鍵を開けてくれる田中先輩、優しくていい人すぎる。
そして試合当日。
影山は、中学時代に「自己中トス」をしまくってチームメイトから見放されたという触れられたくない過去を抱えていました。
だからこそ、日向の「どんなトスでもありがたい」という純粋な思いが影山を変えていきます。
目を閉じている日向のフルスイングに、影山がピンポイントでトスを合わせる「変人速攻」。
信じる以外の方法がわからないから、影山に全ベットして飛ぶ。高い壁があるならかわして、飛んだ先が一番高いところ。
これが、日向が見たかった「頂の景色」なんだなと、一気に鳥肌が立ちました。
最強の敵だった男が、最強の味方になる。王道の展開ですが、これがたまらなく面白いんです。
先輩たちの葛藤と、頼もしすぎる背中
烏野高校はかつて強豪でしたが、今は「落ちた強豪、飛べない烏」と呼ばれています。
そんなチームを支える先輩たちが、とにかく魅力的です。
影山という天才セッターが入部してきたことで、正セッターである3年の菅原さんは微妙な立場になります。
でも菅原さんは、自分のプライドや意地よりも烏野高校が強くなることを優先するんです。
めちゃくちゃ大人だし、偉い。
影山も、そんな菅原さんにちゃんと筋を通すために「次は実力でセッターを取りに行きます」と宣言する。
中学で精神的な挫折を味わった影山が、ちゃんと礼儀を身につけているのがいいんですよね。
そして、謹慎明けで戻ってくる2年の「烏野の守護神」西谷(ノヤっさん)と、バレーから離れてしまっていたエースの東峰(アサヒさん)。
ノヤっさんの「俺が烏野に来たのは女子の制服がかわいかったからだ!」というやかましさとは裏腹に、プレーはびっくりするくらい静かで正確。
彼がスーパーレシーブを上げるたびに、チームがワッと盛り上がり、前を向かせてくれる最高のムードメーカーです。
一方で、伊達工業との試合でトスを呼ぶのが怖くなり、心が折れてしまったアサヒさん。
ノヤっさんとの倉庫での大揉めを経て、町内会チームとの練習試合でついに叫びます。
「すがぁぁぁぁ! もう一本っ!」 ああ、エースが待ってる。
一人で戦ってるんじゃない。
打ち切ってこそエース。
アサヒさんの復活シーンは、胸が熱くなりすぎて思わずガッツポーズしてしまいました。
因縁のライバル、音駒高校との「ゴミ捨て場の決戦」
ゴールデンウィーク合宿後、因縁のライバルである音駒(ねこま)高校との練習試合が組まれます。
猫とカラスで「ゴミ捨て場の決戦」。
ネーミングセンスが秀逸すぎます。
合宿所で日向が出会う、音駒のセッター・孤爪研磨(ケンマ)。
天才がいるわけでもないのに、なぜか強い音駒。
その秘密は「俺たちは血液だ、滞りなく流れろ」という言葉に表れるような、チームとしての圧倒的なレシーブ力と繋ぎにありました。
相手はしなやかな大人の猫で、こっちは粗削りな小鳥のカラス。
それでも、日向がスパイクの軌道を変えたり、視野を広く持ったりと、実力以上の力を出して急成長していく姿はまさに好敵手です。
「強いスパイクを打てるから勝つんじゃない、ボールを落としたら負けるんだ」 がむしゃらでもいいから落とさない。
その思いがぶつかり合う練習試合。
最後は音駒に負けてしまいますが、「もう一回!」と叫ぶ日向の姿と、猫又監督の講評の温かさに、スポーツの良さが全部詰まっている気がしました。
インターハイ予選。勝者と敗者のリアル
いよいよインターハイ予選が開幕します。
ここで描かれる「負けた側の感情」が、本当に苦しくてリアルでした。
烏野の初戦の相手、常波高校。
そこにはキャプテン澤村の中学時代の同級生・池尻がいます。
「とりあえず全国出場」を掲げる普通のチームである常波と、本気で勝ちに行こうとしている烏野。
「俺たちだけは、それを言ったらダメだろ」と自らを奮い立たせる池尻たちですが、やはり地力の差で烏野が勝利します。
負けて悔しい人たちのスライドショーが流れる演出。
「私たちもやってたよ……バレーボール」という女子部員の言葉。
もっとあの時こうしていれば、と後悔する背中。
勝負の世界だから当然なんですが、負けた人の背中を見つめる日向は、中学時代に惨敗した自分自身を重ねていたのかもしれません。
鉄壁の伊達工業を打ち抜くエース
そして迎える、アサヒさんの心を折った「鉄壁のブロック」伊達工業との試合。
伊達工業のブロックは、トスを見てから飛ぶ「リードブロック」。
日向の囮になかなか引っかかってくれません。
伊達工業の意識が日向(10番)を止めることに集中し、相手のブロックの目がくらんだその瞬間。
日向が囮の機能を完璧に果たし、エース・アサヒさんのバックアタックが炸裂!
「今決めたの俺じゃないのに、すげえゾクゾクした」と震える日向。
エースの前の道を切り開く「最強の囮」も、エースに劣らずかっこいいんです。
試合終盤、マッチポイントでの攻防。
間に合わないと思われたボールを、ノヤっさんの足がギリギリで上げる。
「もう一本! 決まるまでだっ!」
弾かれたボールがネットを転がり、伊達工業のコートに落ちた瞬間、画面の前で「いけぇぇぇ!」と一緒に叫んでいました。
試合後、伊達工業の青根から日向に握手を求めるシーンも、男同士の認め合いって感じで最高に良かったです。
⋱⠢ 伊達工スペシャルビジュアル⠔⋰
— アニメ「ハイキュー!!」 (@animehaikyu_com) August 30, 2024
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大王様・及川率いる青葉城西との死闘
3回戦の相手は、影山の先輩であり「大王様」こと及川率いる青葉城西高校。
及川の強烈なサーブ、そしてチームの100%を引き出すオーケストラの指揮者のようなトス回し。
いきなりツーアタックで裏をかかれたり、徹底的にノヤっさんや田中を狙って心を折りにきたりと、本当に厄介な相手です。
焦りすぎて「孤独な王様」に戻りかけてしまった影山は、一度ベンチに下げられます。
代わりに入った菅原さんのプレーが、ここで光るんです。
顔が怖くてピリピリしていた影山に対し、菅原さんは常に周りを見て、笑顔でチームの雰囲気を変えていく。
月島や日向にひそひそと作戦を伝え、相手の思考を読んで流れを引き寄せる。
「俺は俺なりのベストを尽くす」というスガさんの覚悟に、思わず拍手したくなりました。
そしてコートに戻った影山は、月島に真っ向からコミュニケーションを取るなど、セッターとしての素直さを獲得していきます。
最強の囮をちゃんと機能させるのは、やっぱり影山にしかできない。
デュースにもつれ込む極限の集中力の中、BGMが消えて選手たちの息遣いとボールの音だけになる演出には、見ているこちらまで息が止まりそうでした。
最後の最後、日向の渾身のスパイクが青葉城西のブロックに止められ、ボールが落ちる。
青葉城西の勝利。
烏野高校の敗退。
影山も日向も、そして私も、しばらく呆然としてしまいました。
⋱⠢ 青葉城西スペシャルビジュアル⠔⋰
— アニメ「ハイキュー!!」 (@animehaikyu_com) July 30, 2024
【#ハイキュー!!応援団 寄せ書き部屋】
“繋がる”青葉城西寄書きビジュアルが完成🏐
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一生忘れない、強くなるための飯
激戦の末に敗れ、這いつくばったまま立ち上がれない日向たちに、鵜飼監督が声をかけます。
「メシ行くぞ」
ちゃんとした飯を食う。
強くなるために。
食堂で出された温かいご飯を、涙をボロボロ流しながら、みんな無言でかきこむシーン。
ここが、私がこのアニメで一番熱量を感じて、そして泣いてしまったところです。
敗戦の悔しさ、自分の不甲斐なさ、すべてを噛み締めるように飯を食う彼らを見ていたら、涙が止まりませんでした。
勝負事で本当に楽しむためには強さがいる。
這いつくばったままなのが弱さの証明ではなく、立ち上がって飯を食う彼らは、これから絶対に強くなる。
あの日食べた飯のしょっぱい味は、彼らの心に一生刻まれるんだろうなと思います。
3年生たちは引退せず、春高を目指すことを選びました。
「時間ない。止まってる時間ない。行くぞ、春高!」
全員が体育館に集合し、有り余るエネルギーで走り出す姿は、真っ直ぐすぎるほどに青春でした。
目の前に立ちはだかる高い壁。
その向こうの「頂の景色」を見るために、彼らはきっとまた飛び立ちます。
日本代表の試合を見た熱のままに記事を書いた『ハイキュー!!』でしたが、バレーボールというスポーツの面白さと、泥臭い青春の輝きをこれでもかと教えてくれる最高のアニメでした。
この熱量、ぜひ皆さんにも味わってほしいです。
私はこれから、春高予選の続きを観に行ってきます!

