余裕がなくなると、人は自分にいちばん厳しくなる ──頑張っている人ほど、気づきにくいこと
自分に余裕がないママやパパほど、
実は、自分自身にいちばん厳しくなっているように感じます。
余裕がない理由は、決して怠けているからではありません。
仕事にも、育児にも、家事にも、真面目に向き合っているから忙しい。
だから私もこれまで、
「やらないことを決める」
「タスクを手放す」
そんな話を書いてきました。
タスクを減らすことで、時間的な余裕は確かに生まれます。
でも、実はそれだけでは足りないことがある。
今回は、時間ではなく、心理的な余裕の話です。
時短でも、心には余裕がなかった
私は以前、時短勤務をしていました。
時間だけを見れば、フルタイムの頃より余裕があったはずです。
それでも、心はいつも張り詰めていました。
時短であることへの引け目。
「少しでも貢献しなきゃ」という焦り。
自信のなさ。
その結果、
仕事では常に100%以上の力を出そうとしていました。
「全部自分でやらなきゃ」が招いた失敗
あるとき、通常業務に加えて規程改定の仕事が入りました。
慣れない仕事。
全体像が見えないまま進める作業。
上司からの修正が何度も入り、手戻りが続く。
本来なら、
・他の仕事を誰かに頼む
・優先順位を上司に相談する
そうするべきだったと思います。
でも当時の私は、
「普段ですらちゃんとできていないのに、これ以上迷惑はかけられない」
そう思い込んで、すべてを抱え込みました。
結果、
組織長だけが出席する重要な会議の準備を、すっかり忘れる。
今思い出しても、苦い失敗です。
余裕がないとき、人は自分に一番厳しくなる
あの頃の私は、
もっと成長しなきゃ
もっと上手くやらなきゃ
ちゃんとした親でいなきゃ
ちゃんとした子どもに育てなきゃ
そんな思いに、知らず知らず縛られていました。
余裕がなくなると、
人は周りだけでなく、自分自身にも厳しくなる。
そして、その厳しさは連鎖します。
夫の姿を見て、気づいたこと
同じようなことが、夫にもありました。
息子の勉強を、必要以上に厳しく見ていた時期があります。
息子は勉強が得意ではなく、理解の仕方も独特です。
それでも、
「できなければゲームはなし」
「終わるまで寝かせない」
付きっ切りで向き合う姿は、正直かなり大変そうでした。
きっと夫も、
「ちゃんと育てなきゃ」という不安で、余裕を失っていたのだと思います。
余裕がないと、
大切にしたいはずの相手にも、自分にも、厳しくなってしまう。
それでは皆幸せから遠のいてしまいます。
少し厳しくなっている自分に気づいたら
もし、
最近、言葉がきつくなっている
自分を責める思考が止まらない
周りにも自分にも余裕がない
そんなサインを感じたら。
いったん、立ち止まってほしいと思います。
「もっと頑張らなきゃ」ではなく、
「今、私は余裕を失っていないかな?」と
思ってみてもいいかもしれません。
余裕は、力を抜くことで取り戻せる
心理的な余裕は、
タスクを減らすだけでは生まれないことがあります。
そんな時に必要なのは、
自分に課している厳しさを、少しだけ緩めること。
完璧を目指さない。
うまくできない日があってもいい。
肩の力を抜いた状態を、意識的につくる。
それも、立派な選択です。
私も含めてですが、余裕がないときほど、
自分に厳しくなりがちだからこそ。
まずは、自分を追い込みすぎていないか。
そこから見直していきたいですね。
●自己紹介とかいろいろ
