迷走しながら個人HPを作っている話|「私は何者なのか」が言えない
個人HPを作っている。それはそれは迷走しながら作っており、一歩進んで二歩下がる感じの真っ最中だ。
作り始めて半年が経つけれど、まだできていない。完成までの道のりがあまりに遠くて笑えてきた。
なので、せっかくだから、なにに悩んでいて、どう決めようとしているのかを公開記録しておこうと思ってnoteを書くことにした。
これから個人でHPを作ろうと思っている人の参考になればうれしい。コメントなどもあれば、ぜひお願いします。
そもそも、なんで個人HPを作るのか
独立してから4年、過去のつながりと紹介だけで生き延びてきた。ありがたいことだ。声をかけてくださる皆さん、ありがとうございます。
会社員時代の私は「その過去のつながりとか紹介ってなんやねん。どう仕事になるんじゃ!」と思っていたので、そのあたりについてはまた別で書きたい。
個人HPを作ろうと思ったのは、紹介以外で始まる仕事の道を作りたいからだ。紹介をいただけるのはありがたいけれど、いつか途切れるかもしれない。だから自分で獲得できる方法を持たないといけないと思った。
とはいえ、自分のなにを売りにしたらいいかがわからなかったので、HPを作りながら言語化しようと試みた。(そしてそれに失敗して、いまに至る)
なにを売りにしたらいいかがわからない。最初からずっとここで止まっている。自分の売りポイントがわからない理由を突き詰めると、私には特にやりたいことがないからだと思うに至った。
だって「こんな仕事をしたい」という強い思いがあれば、そこから逆算して売りは作れるはずだもの。そういう拠り所がないから、えっ、なにから考えていけばいいの??となってしまうんじゃないかなあ。
▼ 特にこだわりがないので、カジュアル面談で固まったことすらある
やりたい仕事がある人って、どれだけいるの?
私には、仕事で果たしたいような大きな目標は、ない。
大きな目標というのは、社会に対してこういうインパクトを与えたい!みたいなのとか、売上何億!みたいなやつ。
そういえば新卒時代、先輩に「お前は1年目からこれだけ大きな金額を動かす仕事をしてるんだぞ、すごいことだぞ」と言ってもらったのだが、まっっったくピンとこなかった。そもそも動かす金額の多寡に興味がないのかもしれない。
でも、働くうえでの願望は、たくさんある。
自由でありたい。
家族との時間を大切にしたい。
明日のご飯に困らず、子ども達の可能性を広げられる体験をさせられるくらいには稼ぎたい。
一生働き続けられる基盤を作りたい。
でも不幸せになるような働き方はしたくない。
胸を張れる仕事をしたい。
ワクワクしながら働きたい。
社会に対しても「私の体験談をこうして書くことで誰かの役に立てたらいいな」とか「学びながら働く楽しさを教えられたらいいな」みたいな、うっすらした願いはある。大々的に口に出すほどの勇気は、まだないのだけれど。
つまるところ、やりたくないことはたくさんあるのに、やりたいことはないのだ。
だから、お仕事の話をいただいて「おもしろそうだし、お役に立てそうだな」と思えばやる。過去にやって消耗した仕事は、基本もうやらない。いまはそんな感じで選択の精度を上げている最中だ。
自分は「何者なのか」が、うまく言えない
この半年でいちばん悩んだのは「私は何者なのか」だった。「私ってこんな人です」が、うまく言えないのだ。
私のやっている仕事はひとことで言いにくい。「企画」「マーケター」「ライター」「ウェブ解析士」みたいに、職種としてわかりやすい言い方ができない。どれもあてはまっているけれど、職種として言った瞬間に私の強みがなくなってしまう気がするのだ。
ここ半年のうち2か月は「企画プランナー」を名乗ったりしてみたけれど、なんかしっくりこなくて、スーッとやめた。わかりやすいけど本質じゃない感じがして、途中からむずむずしてきたのだ。
特定の職種がしっくりこないからといって、大きな言葉でくくろうとすると「マーケティング支援全般」とかになって、さらにわからなくなる。全般ってなんだよ、みたいな。いちばんわかんないよ。
仮にある案件でやっているのが「企画」だったとしても、私は別に企画の人ではないと思っている。その案件で求められているのが企画という役割だから、企画をやっているだけなのだ。
だから、たとえば人事異動があって、同じ案件で企画は足りるようになったから永田さんサヨウナラとなるとする。でも今度は分析の人が足りない!とかが起こるわけで。そうなったら「あ、じゃあ今度は私、分析の人になりましょうか?できますので」という感じなのだ。
私は自分の守備範囲の広さが特徴だと思っている。
やろうと思えばだいたいできることが強みのひとつ。企画だけ、分析だけで食べているわけではない。ひとつの職種にしばられたくないだけなのだ。
こういう人間がひとりいると、お客様にもメリットがあると思っている。
企画の人と分析の人を2人それぞれ契約するよりも、まとめてやれますよっていう人がひとりいると、ちょっと便利じゃないですか?特にまだ立ち上げ時期の混沌としている時期なら、なおさら。
やったことがなくても「やったことはないですけど、やってみます」スタンスだし、なにかとサポートできるんじゃないかな。どちらかといえば足りなくなりがちなのは自分のリソースの方なので、意識して線引きをするよう頑張っている。
そんな感じの人間なので、案件に応募するときに、ちょっと困る。
特定の職種を募集している場合には「できるはできるけど、別にそれだけを専門的にやってきたわけでもないし、それだけをやりたいわけでもないんだよな」となる。
逆に「横断的にやる系」の案件なら条件は合いやすいけれど、そういうのはだいたい正社員とか、ほぼ社員じゃね?くらいの稼働量になる。でもそこまでのリソースはないので、うーん…となるのだ。
そんな感じで、さんざん悩んだ。フリーランスになってからの4年、ずっと悩んでいたけれど、この半年間は10倍くらい濃く悩んだ気がする。しんどかったし、いまもまだしんどい。
で、肩書はなにかしらいるんだろうなと思って、いったん「思考の伴走者」という、よくわからないものをつけてみた。少しの間、HPのファーストビューには「思考の伴走者」という言葉があった。1週間くらい。
▼ その頃のnoteはこれだ
でも「思考の伴走者」というのも、なんかよくわからなくて、モヤモヤしていた。第三者として見たときに、なんかうさんくさい気がしたのだ。綺麗な言葉だけど、自己満っぽくない?
でもGeminiやChatGPTは、1年以上前から「思考の伴走者」とか「意味の翻訳者」と言っていたし、何回聞いてもそう言われるので、そうなのかなあ?いったんそんな感じでいってみるかと思ってつけてみたけど、ファーストビューに入れて見てみたら「やっぱりなんか違う」と実感した。
何者かを名乗るのを、やめた
HPを作り始めて5ヶ月くらい迷走したところで、ようやく私は「肩書をつけようとするから苦しくなるのかも?」と気づいた。
そして、
名詞じゃなくて、動詞でよくない?
と思った。
「〇〇する人」ではなく、
「〇〇します」でよくない?
と、思ったのだった。
そもそも、なんで「〇〇者」って言わないといけないと思い込んでいたんだろう。たぶん無意識に「〇〇する人」って言えた方が、わかりやすくてかっこいいと思っていたんだろうな。
でも、いまの私は少なくとも「〇〇する人」と言おうとすると苦しくなる。だから、いったん離れることにした。その代わり、自分がやっていることを動詞で伝えようと思った。
私のやっていることでお役に立っていると感じることと、やっていると楽しいことを抽象化させて、動詞で表現すると、
思考の整理をお手伝いします
だった。
お客様の「考える」をお手伝いする仕事をしていると思うし、これからもしていきたい。
特定の職種を代行するのではなく、特定の職種をやりながら、お客様の環境をよりよく整えていきたいのだ。思考の整理と言っているけれど、ここには脳内整理も、業務整理も含んでいる。
私独自の強みは、見えていないものを言語化することだと思っている。
ちょっと意味が分からないと思うけれど、「そんなことに、そんな意味づけする!?」みたいなことに気づき、言葉にするのが得意だと思っている。
忘れてしまいたいような過去の失敗のなかに、次回に活かせる視点はないのか?を見つけることが得意だし、それを会社の資産になるように言語化してまとめることができる。まとめないともったいなくない!?となる。知見をまとめたくて仕方がない「もったいないおばさん」なのだ。
属人化してしまっている仕事をフローやマニュアルにして可視化するとかも得意だ。特徴的なアプローチは、いったん私自身がその仕事を代行しながら可視化していくことだ。徹底的な現場主義を大切にしている。実務をやらないとわからないことがあると思っているからだ。
ヒヤリングだけで作るフローやマニュアルは、結局よくわからないものになると思っている。実際にやって「ああ、こことここがつながっているのね!」「だからこの順番なのね」みたいなのがわからないと、意味あるものにならないと思っているのだ。
2026年3月時点のHPはこんな感じ

先日のパーソナル編集者さんのセッションで、
お客様の困りごとに業務の形を変えてフィットして対応していける順応性の高さと、守備範囲の広さをもっと強く打ち出した方がいいと思う
と言ってもらったので、3月はそのあたりを言葉にして追記していきたいと思っている。見せ方に悩んでいる。HP作りは、まだまだ続く。。
▼ 続編はこちら
▼ 私が作っているHPはこちら
以上、毎日note、161日目でした。
“数字にならない過程”を、意味のある言葉に整えるお手伝いをしています。立ち上げ期の企画や、言語化の整理が必要な場面で一緒に考えます。
小さな工夫や気づきを、日々ちまちまと記録しています💡
▼ もしこの記事を読んで「思考の整理、ちょっと手伝ってほしいかも」と思った方がいたら、お仕事のご相談はこちらからどうぞ。(Googleフォームに飛びます)

▼ メモ魔の40歳が学びノートを30冊作っている話
▼ このnoteに書いてあること
